2016年12月 1日

panda01.gif WiFI付きArduinoの Wemos D1(ESP8266)を動かす

中国ではWemos D1というArduino基板にWiFiシールドをくっつけた一体型の基板が20元(大体320円)で売っておりまして、遊びに用にはもってこいの代物だったりします。(現在、後継機のWemos D1 R2が28元位で出回っております。)
Wemos D1

Arduino UNOで外部機器のコントロールをした事はあるのですが、今回はWiFi機能をどうしても使う必要があったのでWemos D1の互換機を調達しました。公式サイトで見ても、Arduino IDEからどのようにして動作させるのかが分からなかったので、ググってみると・・・Wemos D1を動作させているNyacomさんのブログが引っかかりました。そこを参考にしながら、まずはコンパイルしてプログラム転送するところまでやってみました。

基板にUSB刺したら自動的にドライバがインストールされた気もしたのですが、念のため、Wemosの公式サイトに入り、ドライバをダウンロードし、インストール。

その後、Arduino IDEを立ち上げまして、「ファイル → 環境設定」とクリックしていき、
Wemos Arduino 環境設定

環境設定の中にある「Additional Boards Managers URLs」の部分に「http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json」を書き込みます。
Wemos Arduino 環境設定

次に、「ツール → ボード → ボードマネジャ」と移動すると、esp8266の項目が追加されているので、インストールを実行します。すると、遠隔地からダウンロードが実行されるとともにWemos用パッケージがインストールされます。
Wemos Arduino ESP8266

すると「ツール → ボード 」の所に「WeMos D1(retired)」が追加されるので、それを選択します。
Wemos D1 select

これで、開発するための環境設定が終わりました。実際に書き込めるかどうかについては、「ファイル → スケッチの例 → 01.Basics → Blink」を選択し、マイコンボードに書き込みを行ってみて、基板のLEDがフラッシュすれば成功となります。

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2016年11月28日

panda01.gif ミュータンス菌も乳酸菌、乳酸菌で虫歯を防ぐ

虫歯の元になるミュータンス菌。Wikipediaで調べると、「スクロースやマルトースなどの糖類を代謝することにより乳酸を産生する」と書いてある。これって、立派な乳酸菌。ミュータンス菌の他に虫歯の原因となるのに「ラクトバチラス菌」があるらしいのだが、これも虫歯の原因となるらしい。

ミュータンス菌が特に虫歯に影響していると言われるのは、グルカンというネバネバ成分を作り、そのネバネバがプラーク(歯垢)の形成を促進し、普段は歯にくっつけないラクトバチラス菌もその中にグルカンの中に入り込んで一緒になって口内フローラを形成して濃厚な乳酸を作って虫歯を作っているようです。

今では、親から子に虫歯が感染るのを防ぐために、親の食べたスプーンを一緒にしないようにしていたりするのですが、それでも知識のないお婆さんが自分が食べたスプーンで子供に食べさせたり、キスをしたりと感染行為をバリバリしてしまい、感染リスクは高まっております。

感染が高まっている以上別の方法を考えなければいけません。「目には目を、歯には歯を」的に「乳酸菌には乳酸菌を」といった方法が無いものかと探していると、既に研究はされているようでして、現状てに入る虫歯を防げる可能性のある乳酸菌は4種類あるようです。考え方は簡単でして、グルカンを作るミュータンス菌が口腔内で減るように働く乳酸菌が活発化すれば、虫歯の可能性を減らすことが出来る可能性があるという事です。

ネットで虫歯予防効果があると謳っている乳酸菌は以下の通り。(薬事法の関係からか、実際には虫歯予防効果があるとは謳ってはおらず、研究結果としてミュータンス菌等の数が減少しているデータを提示していたり、口臭予防効果を謳っていたりですね。)

●L8020 [ラクトバチルス・ラムノーザスKO3株(Lactobacillus rhamnosusKO3)]
和歌山大が発見した乳酸菌で、ヨーグルト、マウスウォッシュ、タブレットが販売されております。私はタブレットを購入して、息子と自分でパクパクと食べて実験中です。


ロイテリ菌(ラクトバチルス・ロイテリ菌 Lactobacillus reuteri)

WB21

●LS1(ラクトバジルス・サリバリウスTI2711株)
こちらは虫歯予防を歌っているというよりは、口臭予防や歯周病予防を謳っている感じです。

●BLIS-M18(ブリアン菌)
ウィステリア製薬が販売している。菌を配合した歯磨き粉として販売。海外のEBAY等から買った方が安く買えることも。

以上見ればわかるように、虫歯の原因となるもなるラクトバチルス菌を利用して、ミュータンス菌の生成を抑制し、結果として、虫歯の発生確率を減らそうとしている模様。ちょっと言い方は悪いが、毒を持って毒を制す的な感じです。一般的な乳酸菌でもミュータンス菌の抑制効果はあるようなのですが、虫歯予防を考えていくと上記の菌から選んで、定着を狙ったほうが良さそうです。

コストパフォーマンス的には、L8020がお特そうでして、私と息子で実験をしている最中です。

投稿者 cazper : 13:13 | コメント (0) | トラックバック (0) | 日記2016 | b_entry.gif
     

2016年10月25日

panda01.gif 資本主義下の労働と対価

世の中には、傍から見ても大変な労働をしているなぁという人は一定数いるのだが、その全員が高い給料を貰っているわけでは無かったりします。例えば、たまに過労により事故を起こすトラックやバスの遠距離ドライバーは労働時間からすると相当な時間労働をしております、一方で、商社や外資系コンサルの方々も深夜までバリバリ働いていると言われます。しかし、こと給料という面で見ると、圧倒的に商社や外資系コンサルの方が貰っているというのが一般的な認識です。

何故、同じように身体にムチを打つような長時間労働をしている両者の間に大きな賃金格差が生まれるのでしょうか?この手の質問をすると多くの人は、トラックやバスの運転手は誰でも出来るけれども、大手商社や外資系コンサルの仕事をこなせる人は能力も高く、このような人は希少なので給料が高いのであると。

ある側面では、この答えは正しいでしょう。しかし、それでは、商社と同じような給料を貰えながらも、そこまでの激しく労働をしなくても良い業界もあります。その給料の差は何から生まれるのでしょうか?

その答えは、結局のところ「高い資本効率を生み出すところで働いているのかどうか、働けているかどうか」に依るのだと思います。では「高い資本効率を生み出す」とはどういう事でしょうか?

そもそも経済成長に於いて重要な鍵となってくるのは資本効率や労働効率といった効率性の高さになります。例えば第2次産業が勃興している際には、ものづくりの新たなメーカが世に求められているし、大企業ほど効率良く世に必要とされる物を供給できるので、一般的には小企業よりも大企業の方がお金が儲かるので大企業に勤めた方が賃金も高めになります。また、企業が成長する際には多くの資金が必要とされている一方で、市場では資金が不足していたので、銀行が各家庭を回って預金してもらい世の中の資本効率を上げていきました。そのため、銀行は利益を上げて賃金も企業群の中で高くなりました。

しかし、時代が代わり第2次産業も競争が激しくなると、第2次産業の分野によっては市場供給の過程において十分効率が高くなり、売上を延ばすことが難しくなり賃金の伸びも落とさざる得ない業界が出てきました。銀行も同様で、金余り時代になると資本調達が楽になり、更にフィンテックが発達すればするほど、資本調達に於ける効率化に対して銀行の果たす役割が低く成っていくので、銀行も高い賃金を支払い続けるのが少しずつ難しくなるのは見えております。(既に地銀では、その傾向が出てきております)

そう考えていくと、資本主義に於いて高い賃金を貰うには、これからの世の中において「高い資本効率を生み出す」業界に入り込む事が必要条件とされてくるように見えます。当然ながら、「高い資本効率を生み出す」業界は時代とともに変遷していきますので、自分が学ぶ能力が、これらの業界で必要とされる能力であれば高い賃金にありつける確率が高いとも言えます。

話は代わりますが、専業主婦(主夫)が生み出す価値はどれだけなのか?というのを考えていきたいと思います。経済の発達の歴史というのを見ますと、経済が発達するというのは各業界が専門性を持って分業化していき、それに携わる人々も分業化された仕事に専門性を持って携わる事で効率を上げる事を意味します。

この観点から、主婦業(主夫業)を見ていくと、主婦業とは家庭の全ての事をなんでもこなして行く必要がある一方で、何でも屋ということは資本市場において効率化がされていないという事を意味するので、主婦業その物は資本市場に対しての効率性の向上にそれほど貢献していないと見なせます。

それでは専業主婦業(主夫業)が資本市場の効率向上に貢献しているのは何かといえば、夫もしくは妻が会社等で働くことに専業し、家庭における負担を無くすという分業が進むことで、(資本市場に対する)労働効率が上がるという点にあります。そう見ていくと、資本主義下における専業主婦業(主夫業)の価値は、主婦業(主夫業)そのものよりは、外で働く夫や妻の給与次第で決まってくるとも言えます。

日本では、現在、子供を保育園にあずける共働きが増えて来ておりますが、その背景には夫や妻の給与だけでは足りないという側面もあるのですが、日本における労働力が不足してきている中で、労働効率を上げるには、夫も妻も分業化された仕事を持ち、子供は保育園等の分業化された効率的な世界で面倒を見てもらう事により資本市場における効率を高めているという側面も持っていると思います。

人の幸福感と経済的効率性が何でもかんでも一致するわけでは無いところが、資本主義下での労働にはらむ矛盾点であったりするわけですが。

投稿者 cazper : 12:53 | コメント (0) | トラックバック (0) | 日記2016 | b_entry.gif
     

2016年7月11日

panda01.gif オーナーシップと当事者意識は違う

まだまだ経験は薄いのだが、徐々に分かってきたのが「オーナーシップ」とは「逃げられない」という事。オーナーシップというと「当事者意識」と訳されたりするが、オーナーシップは当事者意識よりも深い意味があり、なけなしの自己資金と自分の時間を投入して、失敗が許されない情況に追い込まれないかぎり真のオーナーシップというのが出てくるのは不可能なんだろうなぁと思ったりする今日此の頃。

これは、日本電産創業者の永守氏も同じような事を言っているようなので間違いないんだろう。

ちなみに、上場企業に対する株式投資というのは、回転している資金に対して、現在の市場価格が将来の回転力を見込んだ現在価値よりも安い場合に於いて株式を買う行為であり、創業投資というのは回転が始まっていないビジネスに対して資本というガソリンを注いでビジネスを回転させる行為である。

創業に焦点を当てると、最初は回転も遅く、回転が遅いコマのように安定感が無いし、ブランコのように大きな動きを生ませたくても徐々にしか動きを大きく出来ないし、マーケットの風を読んでいなければ浮上すらできないので、創業投資というのは上場企業への株式投資よりも困難が伴う。

一度、ビジネスが回転し始めると、そこには売掛金や買掛金が発生し、信用関係が発生。更に、資金もそこそこなのに従業員も拡充させなければならないし、在庫も厚くしていかなければならない。優先にするべきは企業の客への信用に加え、経営者本人の従業員・客への信用も厚みを増していき、どんどんと逃げられない情況へ追い込まれていく。この柵の中で皆を引っ張れるかどうかが真のオーナーシップなんだろうなぁと。

幾ら「当事者意識を持て」と言われても、もし、そのビジネスが失敗した場合に逃げられるのであれば、それは真のオーナーシップでは無いんだなぁと。


以上のような事を考えていくと、軽々しく「オーナーシップを持て」なんてことを他の人には言えないんだなと思うと同時に、身近なステークホルダーへの責任を感じて行動する意識は持っていないと、どんな時にでも駄目だなとも思う次第。

投稿者 cazper : 12:12 | コメント (0) | トラックバック (0) | 日記2016 | b_entry.gif
     

2016年7月 1日

panda01.gif 車載には非冷却赤外線カメラが爆発的に使われるだろう

今自動車の自動運転化において、様々なセンサー・カメラが利用されているのですが、株式マーケット的に注目を浴びているのは、ADAS(先進運転システム:高級運転補助システム)のコアチップを開発している企業でして、Mobileyeテキサス・インスツルメンツTIルネサス エレクトロニクスFreescaleがメインプレイヤーです。全志科技やら大唐電信やらが追っかけで研究開発しようとしているようです。

その周辺のADASシステムを作っているのは、WABCOAutolivContinental AG、Robert Bosch、DelphiデンソーMAGNAValeoTWRてな感じのようです。中国勢を見てみると、 苏州智华汽车电子有限公司锦州锦恒汽车安全系统有限公司北京经纬恒润科技有限公司纵目科技輝創電子股份有限公司前向启创数码技术有限公司となるようです。

また、ADAS周辺のセンサー系で注目を浴びているのはNXP Semiconductorsです。

コアチップを開発している企業は既に株価も火がついて結構上がってきてしまっております。一方、自動車の自動運転で必要なのはビジョンでして、一般的に思いつくところでは可視光のカメラセンサモジュールを制作しているSONYや超ワイドダイナミックレンジでSONYの牙城を崩そうとしているchronocamだったりします。レンズに関しては舜宇光学科技(集团)有限公司(サニーオプティカル)。当然、市場は見ておりまして、サニーオプティカルも携帯電話向けに加え車載用レンズが売れて株価も右肩上がりを続けております。

ただ、私が注目をしているし、まだ伸びが無いのが赤外線の分野です。自動車の自動運転を考えるに当たり、人間の目よりも優秀なシステムを作ろうとしたら、どのような天候でもある程度の視界を確保してくれる近赤外(SWIR)や遠赤外の照明やカメラ・レンズは外せません(所謂ナイトビジョン用)。車載用で赤外線カメラセンサー(ビジョン・チップ)の最大手は、ULISでして、ついでFLIRが食い込もうと頑張っていたりします。

車載用カメラの需要予測を見ても、自分で将来の自動運転を推測しても、非冷却赤外線カメラに搭載される赤外線センサーは必須だと思われるのに、どうも需要にも火が付いていないし、これらの企業の株価にも大きく影響を与えていないようです。

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2016年6月28日

panda01.gif メディア戦略で民主主義を利用してきたが、ネットの時代になり制御できなくなったでござる

今回のイギリスのEU離脱の件を眺めていると、「民主主義の弊害」「衆愚政治」と言った言葉が踊っている。他方、自民党系の方々からも「その身勝手な個人主義に基づく投票行動が政治を衆愚政治に向かわせ、政治は大衆迎合するようになっていった。」といった言葉が聞かれるようになった。だからこそ、衆愚政治にさせないためにも参政権をエリートのみに絞るようにしていくべきだという主張をしている人が増えつつ有るようである。

それなりの期間続き、広まってきた民主主義なのに、今頃になって弊害が現れるというのも変だと思うのである。もし今弊害が大きくなってきているとするならば、今の人々は昔の人に比べて愚かなのか?という疑問に答えられなければならない。

私が予想するに、昔のメディアは新聞やテレビという形で中央集権的な情報の流布が行われ、やろうと思えば、意図的な情報を流すことも出来、主流派(既得権益者)の方々が上手に世論を形成させて、自分たちの思うように世の中を動かすことができたからだと思うのである。しかし、特にインターネットが出来てからは、非主流派(新興勢力)の方々でも、自分で大衆に向けて情報を発信できるようになった。もちろん、その情報は時にはショッキングな真実であることもあるし、時には偽の情報でもある。時勢に乗っかった時には、非主流派の情報に大衆が靡いてしまう事が多くなってきているのであろう。

ここでは、主流派、非主流派的な対立構造で話を書いたが、このような対立構造が無くても、誰でもセンセーショナルな事をネット上に書いたりアップしたりして、(正しいかどうかは別として)大衆を導ける可能性が出てきたというのが今の政治に携わる人たちの懸念であることは間違い無いだろう。

だからと言って、エリートだけで政をやっていくというのはエリートの特権が確立されやすく、例えば、戦争が生じてしまった際には、文官としてのエリートは頭脳なのだから戦争には行かず、エリート以外が行くべきであるといった事が生じる危険があり、変えていくにしても(過去の失敗の)歴史を踏まえた上での制度改革をしていくべきではある。

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2016年6月24日

panda01.gif 供給過剰時代の超デフレ戦略

2012年2月26日(日)の邱永漢氏のブログにて「工業の豊作貧乏を考慮に入れる必要が」と書かれて久しいのですが、日本の中に居ても電子・電機業界ではいよいよ色々な分野でその影響を感じることが出来るようになりました。

中国国内に限って言えば、鉄鋼・繊維といった古い産業が先に飽和していき世界にデフレを撒き散らしたのですが、今では電子・電気産業でも中国国内マーケットが飽和をしてきた状態となり、格安スマートフォンを武器に成長してきた小米もインドなど他の国へ拡販しないといけない自体となっております。

第2次産業に限って言えば、古い産業は圧倒的に供給が過剰になり、新しい産業も直ぐに新規参入が相次いで製品がコモディティ化し投資回収が終わる前に過当競争が始まる状態になってしまっております。更にネットショッピングや価格比較サイトが発達したことにより、製品の実売価格を知ることが用意になり、性能比較も用意だし、なによりも消費者は一番安い価格をつけた所から購入することが出来るような環境になりました。

「供給過剰」・「比較的早い段階での製品のコモディティ化」・「最安値での購入のしやすさ」のために、商品・サービスを享受する側にとっては嬉しい情況が来た反面、商品・サービスを提供する側には厳しい世の中に成ってきております。

中国メーカの多くは、この状況で生き残るために、最新鋭の機械の導入よりは、コストパフォーマンスの良い機械を中古だろうが新品だろうが買い揃え、設備投資も投資計画に則って揃えるというよりは、受注ベースで強引に整えるという事をやり、無駄が出ない投資をしてきました。また、圧倒的に工場を拡張し、生産量を上げてコストを下げるという前近代的な方法により、マーケットシェアを取ってきました。(そして、マーケットシェアを取ったにも関わらず、利益率の低さから倒産した会社もチラホラと有りました)

このようなマーケット情況にて利益を確保していくためには、そもそも中国系・韓国系が得意とする低付加価値の組立、モジュール生産に手を出さないことが必須になります。この分野に手を出しても良いのですが、従来の日本企業のようなやり方では太刀打ちができません。(中には日系企業でも低付加価値商品を圧倒的な生産をすることで大きな利益を作っている企業が無い事は無いのですが、この手の企業は日系企業の中でも少し特異な感じがします。)

一方で、コモディティ化された商品マーケットでも、マスマーケットを狙わず敢えて値段を高くしてニッチな層をターゲットにすれば高い利益を実現させることは出来そうです。バルミューダのオーブンやダイソンの掃除機が良い例です。ちょっとした使い勝手やちょっとした技術により差別化されている一方で、マーケットが大きくないので、新規参入する企業が来にくいのです。

農業の豊作貧乏と同じで、工業の豊作貧乏が起きてきているので、他の人たちが大規模にやらない物を狙って作って高価格で売るのが供給過剰時代に生き残る術となるような気がします。

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2016年6月20日

panda01.gif 失敗の数が多い程、成長のスピードは上がる

子供の面倒をしてもらうために義父母と共に生活を既に3ヶ月以上続けているわけですが、この義父母は上海に来る以前は50年以上ずっと中国のド田舎で生活をしてきました。ド田舎というと、水道は辛うじてあるけれども浄水場はあるの?ってな状態ですし、電気は辛うじて来てるけれどもガスは来ておりません。

日本でも田舎者が都会に出てくると「都会は怖い、冷たい」という感想を言う人がおりますが、中国でも同様です。更に言うならば、中国の場合にはド田舎と都会は日本のインフラ格差よりも大きいので、田舎者は都会のインフラに慣れるだけでも一苦労があります。

義父母も基本的には同じ状況に置かれております。しかし、義父の方が都会に慣れるスピードが劇的に速いです。それは、性格に起因する事でもあるのですが、義父は積極的に外の世界に触れ失敗を繰り返しながら方向修正するのに対し、義母は比較的家に篭りがちで、寧ろド田舎の生活習慣を家の中に持込み、自分の安全領域の中で安静に暮らそうとするのです。いつも外に行くのはお金の無駄と言い張っているのですが、心の底には都会の他の人に会うと習慣の違いから色々と恥ずかしい目に合うので怖いという感覚があると見受けられます。

良く「若いうちに多く失敗しろ」と言われますが、それは若い時の方が失敗して恥をかいても、周囲が温かい目で見守ってくれるからに他なりません。もちろん、大人でも多く失敗した方が良いに決まっています。ただし、大人になればなるほど、周囲の目を気にしやすいので失敗をする以前に、試行する意欲が低くなりがちです。

年を取れば取るほど「出来て当たり前」で見られてしまうので、恥をかきたくない反面、自分が今までやってきて慣れたことに固執しやすくなります。それを敢えて壊すには、日々に飽きてきたら(マンネリ感が出てきたら)、住んでいる場所を変える、仕事を変えるといった強制的に変化が生まれる事を敢えてやる必要があるかと思います。

試行の回数を増やす → 失敗の回数が増える → 自然と成長していく

行動経済学は「運がいい人っているの?」という問いにこう答えた」にもありますが、運を上げるには試行の回数を増やして、運を呼び寄せるしか無いんだなぁと思う次第。


P.S.「子供に対して叱るのではなく、褒めて伸ばせ」と言われますが、この言葉の本質は「全く叱るな」ではないんだなぁと。何でもかんでも叱ると子供が萎縮してしまい、試行する意欲を失わせてしまいかねない訳です。子供には試行を繰り返させ、それに依る失敗には寛大に見てあげる必要がある一方で、わがままになってしまっている部分に対してはきちんと対処をしていかないといけないのです。

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック (0) | 日記2016 | b_entry.gif
     

2016年6月18日

panda01.gif 時間厳守行動がストレスを生み出す

[晴@上海]
よく言われるのは、インド人は約束の時間の3時間後位になって現れる一方、日本人は約束の時間きっちりに現れると。インドは極端だとしても、日本人も実は世界的に極端だと思うわけです。

少し前の記事で「「会議に遅れる」電車飛び降り線路へ...他の客大迷惑 JR常磐線」というのがありましたが、これなんてのは極端な例だとしても一種の日本の闇だったりします。

Navitimeは主要各国で展開しようとしているけれども、例えば中国本土・香港でも電車に乗るぐらいで何時に乗って何時に目的地に到着するといった行動を取る人を見たことがないです。もっとも、日本とちがい、電車以外のバスの交通網が発達しており、通勤時間帯にはバスのタイムテーブルは役に立たない事が背景にあるのかもしれませんが。

しかし、日本では小さい頃から5分前行動を叩きこまれ、大人になっても基本的に約束の時間には現れるのが当たり前という世界になっており、更に悪いことに日本人は比較的他人の事を気にしない民族ではない事も手伝い、時間通りの行動を性格的にやりたくない人でも、村八分になることを恐れて、必死になって食らいつくしかないのです。

そんな情況で社会が安定化してしまったので、サービスの利用者側からしたら安心できるのですが、一方のサービスの提供側からしたら人一倍ストレスが掛かっている情況になってしまっております。そして、サービスの提供者側が何らかの都合で約束の時間に提供出来ないと、苦情の嵐になるし、吊し上げにあう情況になってしまったのです。

サービス提供者とサービス享受者のバランスだけが重要なのだけれども、日本の場合には過度にサービス提供者側に負担が掛かる世の中になって安定してしまったようです。今、妊婦やお年寄りがシルバーシートの側に行っても悪態を突かれて席も譲られない事が度々ニュースに上がってきますが、日本のように時間厳守によるストレスにさらされると、皆の行動が似てしまうため特定の時間帯に電車も過度な満員状態になり、乗るだけで心身共に疲れる事になります。そんな中では自然の優しさも失われて当然だと思うのです。

便利な世の中を作るために、人々が相互にストレスを受けてしまう。何だか世の中って変だなぁと思ったり思わなかったりする今日この頃です。

投稿者 cazper : 13:27 | コメント (0) | トラックバック (0) | 日記2016 | b_entry.gif
     

2016年6月 8日

panda01.gif システムを作ってきたつもりが、システムに使われる人々

日本と中国を行ったり来たりすると、中国はまだまだカオスだなと思う一方で、日本は秩序立ち過ぎているなと思えてしまいます。

日本の経済は既に失われた20年と言われてきていますが、何故浮上できないのでしょうか?私の考え方としては、浮上出来ないのではなくて、あまりにも秩序立ち過ぎているので変化が起こせない状況にあるのが原因だと思っています。

そもそも経済がよくなるとは、金回りが良くなることです。金回りが良くなるということは、次々に手元のお金が次の人にわたって動く状態です。多くの人が欲しい物が増えれば、どんどんお金は動くようになります。

どんどんお金が動く状態としてふさわしいのは、世の中がカオスな状態から綺麗になっていく時です。日本の場合、既に高度経済成長期で世の中が発達してしまったため、世の中を綺麗にするためにお金が流れません。むしろ綺麗を維持するためにお金が流れます。

ここでは綺麗という言葉を使いましたが、綺麗ということは世の中が秩序だって居る状態とも言い表せます。日本は戦後のカオスの状態から秩序だった世の中を時間を掛けて構築してきました。護送船団方式という言葉があるように、政府の保護という側面もあるのですが、成功する体系を組織的に構築して、秩序だった世の中を構築してきました。

この世の中を引いためで見ると、システムの側面を見出すことが出来ます。例えば、満員電車。効率よく満員にするために、駅には規則立った列が暗黙のように作られ、先に降りる人が優先され、電車の中にいる人はどんどん奥に入り、所狭しとぎゅうぎゅう詰めにされていきます。これ、日本人的には当たり前の行動だと思っているのかもしれませんが、他の国に行けば当たり前ではないのです。

つまり、日本の満員電車の乗る際には、乗車効率を上げるために、人々が暗黙のルールを作り、それに人々がしたがっているのです。これは、まさにシステムです。日本人は効率の良いシステムを至る所に作ってきたのです。

しかし、弊害がありました。それは、時間の効率、その時の経済的な効率を優先したために、人間的(動物的)な部分を圧迫してきたのです。そのためにストレスが生じてしまったのです。一度作られたシステムは中々壊れません。というよりも、一度システムを作ってしまうと、そのシステムを維持するために人々はシステムを維持する駒となってしまうのです。これは細胞が身体や器官を作り上げている一方で、器官を維持するために器官というシステムに細胞が駒扱いされるのと同じです。

人間は主体的に効率のよいシステムをつくり上げることが出来る一方で、いつの間にかシステムに使われるようになっているのです。これに気がつけるか気が付けないかというのは、生き方に差が生まれて行くと思うのです。

投稿者 cazper : 12:58 | コメント (0) | トラックバック (0) | 日記2016 | b_entry.gif
     

●他人が慎重さを欠いているときほど、自分たちは慎重に事を運ばなければならない
●買うのは企業、株ではない
●ルール その1:絶対に損をするな。ルール その2:絶対にルール1を忘れるな。
●貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両(邱永漢 氏)
●仕事をやるなら、陽の当たるところに動け(邱永漢 氏)
●時代の移り変わりが見える位置に自分をおく(邱永漢 氏)
●聖なる好奇心をもちたまえ。人生を生きる価値のあるものにするために。(アインシュタイン)