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2010年1月18日

panda01.gif 工業製品の需給ギャップは未だに開きがある

工業製品に対する世界の需要力よりも、まだまだ供給力の方が大きいと感じるこの頃です。供給力が大きい中でも企業は生き残らなければならないので、今でも起こっていて、今後も加速していくのが低コスト国への生産シフトです。(一時期は、海外の工場の閉鎖が起きてましたけども・・・)

こんな中でとばっちりを受けるのが、先進国における輸出向けの工場労働者となります。確かに、直近では需要が回復傾向にあるので、工場も忙しくなってきておりますが、これは金融危機時に大量のリストラを実施したために、需要の回復局面で忙しくなっているに過ぎず、危機前の水準には遠かったりします。需要不足の中で企業が利益を求めるには、結局、先進国の工場を開発途上国等に移さざる得ず、先進国の工場労働者は職を失うことが多くなります。

金融危機前の世界の需要のピークに対して工場設備が開発途上国を中心として用意されてきたわけですから、需給のギャップは当面埋まらないでしょうし、需要不足の中で企業が利益を出す方法は低コスト化か、政策等によって新たなる需要を生み出す以外ないでしょう。一方で・・・万が一需要が回復すると、今度は資源価格が再度高騰していくという罠なんですよね。

うーん・・・

投稿者 cazper : 01:44 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年12月 8日

panda01.gif 国がダメ会社を救済するとは...税金でデッド側を救済するということ

金融危機以降、大きな会社が倒産の危機に追い込まれて、国からの資金注入で何とか生きながらえてたりします。

銀行に対しての資金注入には経済を混乱させないという大義名分が存在します。しかし、一般企業の救済となると雇用の確保という大義名分になってきます。

倒産の危機に瀕している企業の一労働者の立場で考えれば、雇用の確保は大切です。だからといって、雇用の確保のために実質超債務超過企業を国が税金で延命させるべきかどうかは別問題だと思ったりします。

というのも、税金で延命するということは、労働者の雇用が確保されると同時に、デッド側(負債側)の人々が救済されているからです。デッド側の人々がマトモであれば、企業が債務超過になる前にデッド側から圧力が掛かって企業の抜本的なリストラが実施されるべきです。

が・・・そうならないということは、ある意味で経済原理が働いていない企業だという事になります。

そんな経済原理が働かない企業を国が救済しようとするわけですから、将来も見えてしまいます。もし救済するのであれば、デッド側の責任は追及してしかるべきでしょうね。そうなれば、デッド側の圧力が効いてきて、労働者・経営者・株主のバランスが取れた企業になっていくでしょうから・・・。

投稿者 cazper : 07:29 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年5月24日

panda01.gif 経済指標を合わせる為に政策を打っても駄目なんじゃないか?

GDPが下落したから、消費を刺激するためにエコポイントを創設されたりしておりますが、何か腑に落ちない点があります。

今の政策を見ていると、経済指標を合わせる為に何らかの政策を打っているだけのような気がしてくるのです。

公共事業しかりです。指標を合わせる為に凍結気味だった公共工事を復活させております。もちろん、日本経済を長期的に回復させるためのシナリオ上に乗っている公共工事を前倒しして実施するのであれば問題ないとは思います。しかし、今の不景気を回復させるためだけの公共工事であれば無駄な工事になるので、将来このつけを払わなければならなくなります。


よく経営書には、会社の存在意義、ミッションステートメント、行動規範等々、長期的な視点を決めるべきであると書かれていたりするのですが・・・、国とて同じような運営をしていかないと駄目なような気がするんですよねぇ。(例えば、日本の世界に対する存在意義とかをしっかり国民に浸透させていくべきのような・・・。 これらは義務としてではなくあくまでも意思の共有と言う形で浸透させていくことが大切だと思います。)

投稿者 cazper : 13:23 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年5月11日

panda01.gif 【仮説】花の開花時期を遅らせるには根の冷却が必要なんじゃないか?

ちょっと以前に、東北の方の大学で桜の開花時期を遅らせるための研究の様子が行われておりました。冷却水を幹の周辺に流して幹や枝を冷やすことで桜に勘違いを起こさせて開花を遅らせようとしておりました。

しかしながら、結果は失敗していたようです。


一方、個人的に「奇跡のリンゴ」を読んでいまして、植物にとって大切なのは人間の目には見えない土であり根っこの周辺の環境なんだなぁと理解したわけです。

そして、本の中でも林檎の色付きを良くするためには収穫時期に下草を刈って土の温度を下げてやる必要があると書いてあったのです。


そんなある日、この二つの情報が頭の中で繋がりました。「そうか!桜の開花時期を決めているのも根っこ周辺の土の温度なのではないかと!!」 てなわけで、桜の開花時期を制御したい方は根っこ周辺の土そのものを冷却してみたら良いのではないかと思うんですね~。

といっても、実験環境が私には無いので仮説は立てれても、検証は難しいわけですが・・・(誰か検証してみてくださいぉ)

投稿者 cazper : 12:23 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年5月10日

panda01.gif 高い粗利益率を維持している企業は競争優位性がある

ホンダが200万円を切るハイブリッド車を発売した後に、トヨタが旧型プリウスを値下げしてきており競争が激化しております。

値下げするには、COGS(Cost of goods sold)を下げるか、粗利益率そのものを下げるかしかないわけですが、競争が激化してくれば当然ながらCOGSを下げるよりも早く売値を下げるわけでして、粗利益を犠牲にするしかなくなります。


こうした様相を見ていると、需要の減退は、競争優位性を持っていた企業の優位性を剥奪する事もあるんだなぁと感ぜざるをえません。

バフェットの財務諸表を読む力
 企業が高い粗利益を稼ぎ出せるのは、永続的競争優位性の存在によって、売上原価をはるかにうわまわる価格設定の自由が与えられるからだ。対照的に、永続的競争優位性を持たない企業は、自社の製品もしくはサービスを値下げすることで競争するしかない。当然、この値下げは利ざやの低下につながり、最終的には収益性に悪影響を及ぼす。
 ごくごく一般論で言うと(もちろん例外はあるが)、粗利益率が40%以上の企業は、なんらかの永続的競争優位性を持っている可能性が高い。反対に40%以下の場合は、所属する業界のきびしい競争によって、企業の利ざやが圧縮されている可能性が高い。20%以下の企業は、たいていの場合、競争激烈な業界に属しており、このような業界では、どの会社も持続可能な競争優位性を構築することができない。そして、競争優位性から恩恵を受けられずに、業界の激しい競争に巻き込まれている企業は、決して長いスパンでわたしたちを金持ちにはしてくれないのである。(p.51-52)

投稿者 cazper : 08:36 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年5月 4日

panda01.gif 大不況時代は職業訓練よりも起業訓練や発想力訓練を提供するべきじゃないか

ニュースウォッチ9の「大失業時代を生きる・地方の工場閉鎖で地域の雇用は...」という特集を見ておりました。そこでは、ハローワーク(職安)で情報提供されている公共職業訓練に人が殺到して、受講できない人も出ているという話が出ておりました。

しかし・・・ふとした疑問が生じます。

通常の景気循環型の不況であれば、あるセクターが不況になっても他のセクターは不況になっていないので職業訓練を国が提供して雇用の調整をする事には意義があるわけですが・・・現在の大不況の状況では、そもそも商品・サービスへの需要総体が減ってしまっているので雇用の調整をする意味がありません。

したがって、全産業の需要が減ってしまっている大不況下では、国が幾ら職業訓練を提供したとしても意味が無いと思うのです。(ただ、不況の間に訓練という名で訓練者に対して国が生活費を提供している事にはある種の意味はあるのですが・・・)

それじゃ、大不況時代に何が必要なのかというと、新たなる需要の発掘であり、それらを探り当てる能力のある人を育てる事だと思うのです。

したがいまして、大不況時代には起業訓練や発想力訓練を国が提供していくべきだと思います。(まぁ、こんな訓練を国がやるべきなのか?という議論も必要なのですが・・・)


雇用の受け皿が無い時代に汎用的な職業訓練しても失業率は改善されないのです、大不況の時代に必要とされているのは雇用の受け皿そのものを作ることなんですよねぇ。(くれくれ人間には厳しい時代になってしまったなぁ)

投稿者 cazper : 21:29 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年4月30日

panda01.gif 豚インフルエンザは陰謀か!?

豚インフルエンザがメキシコで発生した後、公式発表で感染者数に対する死亡率が10%を超えており、WHOがすぐに「フェーズ4」に引き上げた段階で怪しいなぁと思って周りの人に豚インフルエンザは「豚(トン)でも無いウィルスかもよ」と言っていたのに、周りの人は公式ニュースを信じていて「これは感染率低いから大丈夫」とか反論されまくっていました。

しかし、ついにWHOも「フェーズ5」に引き上げて、人から人への感染を警鐘しはじめました。

(公式発表とは裏腹に、裏方で感染を防ごうとする人々の動きが活発だったので尋常じゃないなぁと感じたんですよね。)


さてさて、裏情報を探っている方々が次に発信しているのは「この豚インフルエンザは人為的であり陰謀だ」という事。

前回SARSの発生のときは2003年。実は世界的にも一時的な不景気に陥っています。そして今回も不況に陥った後の感染拡大です。ん~偶然なのか必然なのか・・・

陰謀説とかを信じたくはないですが、そういう可能性もあるんだろうなぁという程度には気に掛けておきますかね。

投稿者 cazper : 22:56 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年4月29日

panda01.gif 【植物工場】野菜工場は農業の救世主とはならない!?

本日の日経新聞を見ていると・・・

地方の中小、「野菜工場」で相次ぎ増産 栽培を厳格管理

 コンピューターで温湿度や養分を管理する「野菜工場」を手掛ける地方の中小企業が、相次ぎ増産する。消費者の食の安全に対する意識が高まり、食品業界からの需要が拡大。製造業が軒並み設備投資を抑制するなか、10億円を超す大型投資に踏み切る企業もある。新規参入を検討する大手も増えており、今後は競争激化に備えコスト削減などの取り組みも加速しそうだ。

 発芽野菜大手の村上農園(広島市、村上清貴社長)は15億円を投じ、山梨県北杜市に床面積2万平方メートルの大規模栽培施設を建設する。2013年に稼働予定で、成長に合わせて室温や湿度、養液濃度などをコンピューターで自動管理する。 (NIKKEI.NET)

とありました。

記憶に新しいところでは、三菱化学やLED機器製造メーカのCCSが株式会社フェアリーエンジェルの株式を保有して野菜製造に乗り出したことでしょうか。

色々な企業が野菜工場に参入する理由は、「野菜の安定供給が出来ること」や「野菜の栄養価を高めることが出来ること」や「完全無農薬にできること」であったりします。

たしかに、水耕栽培であったり、栄養素や光の管理が行われているので無農薬で栄養価の高い野菜を安定供給することは可能だと思います・・・しかし、気に掛かる事があります。自然の中で育たないで甘やかされて育った野菜に全く問題が無いのか?と・・・何せ植物工場はかの有名な「永田農法」と真反対の事を行っているわけですから・・・。

栄養面で見た場合、問題はさほど無いように思います。甘やかされて育とうが厳しい環境で育とうが野菜は全て食べられてしまうので、野菜の遺伝云々という問題は生じません。どんな農法だろうが栄養価を管理・コントロールできれば良いのです。(とはいえ、歯ごたえといった部分では差が生まれると思いますが・・・)

しかし・・・エネルギーという面では野菜工場は一般的な農法に比べてエネルギーを多く必要としているように思います。スプラウト系はまだ良いと思うのですが、工場内で効率的に成長させようとすれば光や熱が余計に必要になりますし、更に人工的に製造された栄養が必要になります。更に更に、水や空気も管理しなければなりません。

したがいまして、トレーサビリティ等の面から野菜工場は一部でもてはやされる気がしないでもないのですが、エネルギーが余計にかかるこの農法は既存の農法を置き換えるほどの影響力は持たないような気がします。


PS
人としての良さを通信簿(人間が定めた評価軸だけ)で評価出来ないと同じで、(人間が気にする)栄養価の面でどんだけ良い野菜を作れたとしても、それが本当に良い野菜なのかというのは別次元だという事を注意しなければならないでしょう。

投稿者 cazper : 10:58 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年3月21日

panda01.gif 行動・考え方は直ぐに変えられるが、性格は直ぐには変わらない

誰かの影響を受けると「行動・考え方」を変えることは直ぐ出来ます。

例えば、体育会系のサークルに入れば、「性格」が引っ込み思案であっても「行動」はそのサークルの規則に直ぐに影響されて、明朗・快活といった「行動」が見受けられるようになります。

しかしながら、過去からの蓄積で形成されてきた「性格」は実はすぐには直りません。


この原理を理解できずに、自分の性格に不正直になって不幸を呼んでいる人が世の中にはいるようです。


もちろん、子供の"強がる"「行動」が子供を成長さていくように、「行動・考え方」と「性格」の乖離(スプレッド)があるからこそ人間は成長できるわけでして、この乖離によって「性格」は時間をかけて徐々に変化していくものなのです。しかしながら、「行動・考え方」と「性格」の乖離(スプレッド)が埋まらなければ精神的な破綻を迎える事がありえます。


そして、大人になればなるほど性格は直りにくくなるので、社会的な制約によって自分の「行動・考え方」に制約が加えられて「行動・考え方」と「性格」の乖離が生じると、慢性的なストレス状況に陥り、精神的な病を患ったり身体に支障が出てきたりしてしまうことがあるようです。


というわけで、自分に正直に生きるのが一番だと思うんですね。(まぁ自分を理解するのが難しかったりするのですが...)

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2009年2月22日

panda01.gif グリーン・ニューディール政策で世界的な電力供給過剰になる

オバマ政権がグリーン・ニューディール政策を推進させて、自然エネルギーの利用強化に走るのは経済的にも環境的にも良いことだとは思います。

ただ↓のニュースのように立て続けに自然エネルギー産業への企業参入を見るにつけ、一つの懸念が私の中で出てきております。

東電・昭シェルなど、米で自然エネルギーに参入

 日本の大手企業が米国の自然エネルギー市場に相次ぎ参入する。東京電力は太陽光発電所を建設、昭和シェル石油は6月にも太陽電池の販売を始める。風力発電では三菱重工業が米向け設備を国内で増産する。米国ではオバマ政権が環境分野で新たな需要や雇用を創出するグリーン・ニューディール政策を推進、大規模な財政支出で自然エネルギー市場の拡大が見込まれている。政策転換を好機ととらえ、日本企業が強みを持つ環境技術で市場開拓を急ぐ。 (NIKKEI.NET)

それは、自然エネルギーへの転化の段階で電力供給過剰になるんだろうなぁという事です。


というのも、今までは電力も需要と供給の関係で、電力需要が大きくなるから発電設備を増設したり、大規模発電所への切り替えを行ってきていたわけです。しかし、今世界で政策的に行おうとしている行為をみていると、需要力に関係無く供給量を増やしていこうとしているわけです。(政策的には「転換」と言っていますが、既存設備を破棄しない限り設備増加になります。)

電力需要を無視して供給量を増やせば次に起こることは明らかです。それは、電力価格の下落です。発電コストから考えれば一時的には電力価格は高くしていかなければならないでしょうが、先進国では発電需要はそこまで大きく増えていかないと考えられるので、発電量はダブつき価格が下落していくことになるでしょう。


もちろん、それでは困るので、次に起こる動きは化石燃料ではなく電力を利用する設備・機械・装置が作られる事になります。というよりも、国の政策的に化石燃料を使う設備を電力を利用する設備へ転換するための政策が打たれることになります。(すでに、車の世界では起きつつありますけれども)


先回りをして話をしておくと、自然エネルギーによって一番恩恵を被るのは電池関連でしょう。というのも電気は貯められませんから。ここで気をつけなければならないのは、電池=二次電池となるとは限らないことです。余剰電力が出来てしまえば、水から水素を製造したりするような化学的な高エネルギー物質製造プロセスが流行り始めると思えるからです。


P.S.
そういえば、以前、僕がここで水素自動車はエネルギーの観点からみると全く"エコ"では無いと書いたのですけれども、自然エネルギーの普及によって電力供給過剰の世界になれば水素自動車というのは案外"エコ"な物なのになるかもしれません。(過剰になった電力で水素を製造し、それを自動車に利用するわけですから...)

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2008年11月22日

panda01.gif 【Simple is best】単純が一番

後で編集・加筆
世界でもっとも美しい10の科学実験

ラザフォードは立派な体格をもつ自信満々の人物で、顔は血色が良く、口にはアシカ髭をたくわえ、けたたましく笑い、あたりに響き渡る声の持ち主だった。彼は常々助手や共同研究者らに向かって、ものごとは単純にすべしと言っていた。自分が成し遂げた数々の成功について語るときも、彼は好んでこう言った。「私はいつだって単純さを何よりも重んじてきた。私自身、単純な男なのでね」。この言葉は嘘でもはったりでもない。彼は、自然のもっとも奥深い秘密を暴くには、単純な装置にこそ威力があることを知っていたのだ。(p.242)

金融関係もデリバティブ商品が発達しまくってまして、複雑な計算が行える事が優秀であると考える傾向になっています。しかし、今回の金融恐慌を引き起こしているのもデリバティブ商品の発達に他ならないわけです。

複雑にしてしまったからこそ正常化にも時間が掛かるわけでして、科学実験に限らず経済だって単純な構造を保つことが大切だと思います。

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2008年11月 2日

panda01.gif 遺伝子組み換え大麻を拡散させれば良いじゃんね【カンナビノイド・フリー】

ここんところ、大麻を所持する大学生が逮捕される事件が相次いでいますが...逮捕がニュースになる方が珍しく、一部の大学生の間では「前からあったよなぁ」という感じだと思うのです。


警察が大麻所持する人を逮捕するのは、ある意味で正義なのかもしれないのですが...理想的な世の中とは警察を必要としない世の中だと思うわけです。


そう考えていくと、法律で大麻を取り締まるのに注力するくらいならば、大麻そのものを根絶させる方に注力すれば良いと思うわけです。


でも、人間なんて欲に勝てるわけがないわけでして、「大麻を根絶せよ」と叫んだところで陰でコソコソ作る人が居るわけだし、取締りを強化すればするほど闇の世界での取引量が増えていくだけなのは見えているわけです。


それならば、この問題を解決させる方法はどうすべきなのでしょうか??


一つの解は、大麻が"自然"と世の中から消えてしまう方向に仕向けてしまえば良いと思います。もちろん大麻そのものを世の中から消してしまうのは不可能でしょう。それならば...カンナビノイドを生成させない大麻を遺伝子組み換えによって作ってしまえば良いと思うわけです。


作物というのは幸か不幸か...花粉によって交配していきます。したがって、遺伝子組み換え大麻を作ったうえで大量の花粉を採取し、自生している大麻にまず広めて、世界的に広げてしまえば、自然と大麻成分の供給量が減っていくと思うんですね。


どうして、こうした研究をやる人が出てこないんだろう...。不思議です。

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2008年10月28日

panda01.gif ザ・パーム → ザ・ワールド → ザ・ユニバース → ザ・ビッグバン

中東系の資本も世界に向かわなくなり始めているようですが...世界的な信用収縮において気になるのはナキール社が作っていたドバイの人工島です。


そもそもリゾート目的で、住居率が低かったわけですから...今後の価格はどうなるんでしょうね? そして開発元のナキール社は痛手を受けないのでしょうか?


ザ・パーム・アイランド(The Palm islands )

 ↓

The World(ザ・ワールド)

 ↓

The Universe(ザ・ユニバース)...(構想中)

 ↓

ザ・ビッグバン (笑)


てな冗談を書きたくなるわけです(笑


P.S.
ドラゴンボールでもそうですが...話を面白くするにはどんどんスケールを大きくしていかなければならず...それでもいつかは話が面白く無くなってストーリーの終焉を迎えるんですよねぇ。

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2008年10月12日

panda01.gif 【ゴシップ】ブッシュショックで1ドル60円、そしてウォン安→韓国デフォルト、そして戦争?

以前「 ワロス曲線-韓国ウォンが熱い(ウォン高ドル安)」でウォンが異常に高いことを指摘していましたが、今度は急速なるウォン安!(チャートはこちらで)

この水準は、以前の経済危機以来じゃないでしょうか?

そりゃ、貿易輸出国の韓国なのでウォン安になるのは嬉しいのでしょうけれども、そもそも商品の売り先が無いのですよ。実体経済は結構ヤバクなると思われます。(通常の状態ならこの方向性を変化させられるんですけど、急激なる引潮の勢いは止められないわけでして...) ヤバイ状態で踏みとどまれるのか、一線を越えてデフォルトしてしまうのかは注目していきましょ。(万が一デフォルトしてしまったら、それこそウォンの買い時になるわけでして...)


それに関連して、信用収縮によるドルの引潮が大きいと言ってきてますが、どうやら現実にドルの現物が市場から姿を消しているようです。前から言ってますが、ドルの現物が市場に十分供給されるまで一時的なドル高が演出されるような気がします。一方で、十分に供給されてしまえば逆にダブつき始めるので別の動きが生じるでしょうね。
NoDollar
そう思っていたら、先ほどT氏から「ブッシュ・ショックで1ドル60円時代が来る」と言われましたが、個人的には万が一ドルの切り下げが行われたとしてもダブついた後に行われるような気がします。


てか...ここんところの全ての指標のボラティリティが大き過ぎます。大きくなれば大きくなるほど、銀行は市場の下落を多めに見積もることになり更なる信用収縮がおきて...実体経済にヒビが入りそうです。こんな時は、純現金資産リッチなネットネット株を見つけるのが吉だと思います。まぁ、最悪解散しても現金資産で多く戻ってきますからね。(そもそも、資金繰りに困らないですし。)

これに関連して、信用収縮が大きいわけですから有利子負債の大きな企業の倒産が考えられます。そして、銀行そのものもやばい状況。T氏曰く「日本のS社はアウトじゃないか...。そして、そこに貸し出ししている銀行もアウト、そして商社も危ない」と。商社もレバレッジが高いので、企業によっては急激なる商品市況の変化と為替変動にはついていけない可能性がありますね。(とはいえ概ねの日本の銀行は問題なさそうですが...)

そういえば、先日私のところに外資系○銀行の人が大量に資金を持っている可能性のある○氏を紹介して頂けないかという電話がありましたけど、考えてみると、○銀行は手元の資金に窮している可能性があるんだろうなぁと思うわけです。そしてネットでは○銀行は危ないという噂があります。ここ以外にも外資系のメガバンク数社はOUTなんじゃないかとも言われていますね。


一方で、世界的な経済危機を救うには戦争しかないという声も聞こえています。それじゃ、どことどこが戦争をするのかという話になりますが...ネットがここまで発達した世界で政府主導で扇動するのは難しいような気もするわけです。となると、朝鮮戦争か中東戦争しか思いつかないんですけども...都市を破壊しないと特需は限定的ですし。どうなることやら。


P.S.1
一方で、中国は意外や意外で強気でいいような気がします。
ジム・ロジャーズ:東京セミナー、中国への強気姿勢は不変
外需ではなく内需です。そして、日本はアメリカではなく中国との良好な経済関係により力強くなるかと。

アメリカは相当だめですね。ドルも最後の引潮の歪の際に売るのが吉かね
ジム・ロジャーズ氏:米国の金融危機は短期では終らない
ちなみに、バフェットが最近買っているアメリカの株は消費市場が中国だったりします。


P.S.2
この危機が去っても次に待っている動乱はインフレでしょうから、投資が好きじゃない人でも(今回の金融危機の終焉)時期を見て現金を株・土地等といった形に換える必要があるでしょうね。その時期が予測できないのが悲しいですけれども。

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2008年9月15日

panda01.gif 汚染米こそバイオエタノール生産の原料にすべき

遅まきながら…汚染米について少々言及しておきます。

農薬等による汚染米のニュースを見てるんですけど…保管コストが1トン1万円かかるそうです。

一方で、太田農林水産相はテレビ番組で「人体に影響がないことは自信をもって申し上げられる。だからあんまりじたばた騒いでいない。ただ、これでいいというわけではない」という発言をしたそうです。


マスコミを含めて多くの方が汚染米を広げた犯人や無責任発言を行った人を吊るし上げようとしているようですが、過去の事を反省して未来を作る事の方が大事だと個人的には強く思います。


で、既にネットでも色々と意見が出ていますけれども、私が思うのは汚染米でバイオエタノールを生産してしまえば良いと思うわけです。

人体に影響の無い程の汚染度であれば、酵素を使ったエタノール生産はもちろんのこと、菌類を使った米の発酵でアルコールを作る事もできるわけです。そして、MA米を計画的に削減できるので保管コストも大幅に削減できることが予想されます。


デュポン等の大手化学メーカではトウモロコシの茎等の"自然"廃棄物から何とかしてバイオエタノールを生産しようと頑張ってますけれども、MA米等の"人工"廃棄物から効率的にエタノールを作る方が技術的にも簡単だし、地球に優しいと思うのですよ…。 役人の方にはこういうアイデアを積極的に実行していってもらいたいものです。

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2008年3月31日

panda01.gif Sell Side(売り方) と Buy Side(買い方)

先日、M&A関連を行っている金融関係者と話す機会がありまして、その方が「Sell SideはLoser、Buy Sideは楽だよ。結局お金を持ってる奴の勝ち」と言っておりました。

これはどういう事かといえば、Sell Sideはサービスを売っているわけですからBuy Sideの言われた事は聞かなければ商売になりません。そのためBuy Sideから理不尽な事を言われても素直に聞いて仕事をしなければならず、理不尽な事をやったからといって給与には反映されないという事です。

もちろん、仕事をしている以上は、誰かから受注し誰かに発注するので、誰でもBuy SideでもありSell Sideでもあります。しかしながら、仕事の種類によってBuy Side色が強かったり、Sell Side色が強かったりしますので、上記で発言した人はSell Side色が強ければLoserであると言いたかったのでしょう。

具体例をあげると…テレビ局はBuy Side色が強いと言えます。テレビの製作会社に対してお金を払うから期日までに映像を仕上げるように発注するわけです。例え、製作日数的に厳しかろうがBuy Sideであるテレビ局側はSell Sideである製作会社に対して無理をいう事ができます。製作会社は受注を拒否してしまえば次から仕事を請けれなくなる恐れがありますので、多少の無理を聞いてしまいがちです。

世の中を俯瞰すれば"一般的"には、Buy Side色が強いほど金回りが良く、Sell Side色が強いほど金回りが悪くなっています。そして、"一般的"には学校教育で教えられるのはSell Sideで生き残るためのスキルです。悲しいことに、特に理系…。

それじゃ、Buy Side色が強い仕事とは何なんだ?と思えてくるのですが、世の中をよ~く観察していれば少ないですがBuy Side色が圧倒的に強い仕事というのは確かに存在します。そこまでBuy Side色が強くないけれども、ある程度強いのはブランド力のある大企業だったりします。一般的な親がブランド力のある大企業に子供を入れたがるのはある程度合理的なんでしょうね。

仕事をするからにはヤリガイというのは大切ですから、Buy Side色が強いのかSell Side色が強いのかを判断基準として仕事を選ぶのはどうかとは思いますが、逆にBuy Side色が強いのかSell Side色が強いのかを知らないでヤリガイのみで仕事を選ぶのは問題があるような気はします。


P.S.1
バリバリのSell Sideに居ながら、給料が安いだとか仕事が忙しすぎるだとか言っている人がいるのですが、まずは自分の立ち位置を把握する事が大切なんでしょうね。たまたま、居る位置が悪いだけだったりしますから。(結構、自分の立ち位置を把握できてない人って多いんですけども…)

P.S.2
Buy Sideへの立ち居地を確保する方法は大まかに二つあって、一つはガツン型、一つはコツコツ型です。後者だと時間を味方にするので敷居は低いんですよね~。

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2008年3月28日

panda01.gif 傘差し運転禁止で駅に近い土地の価値は更に向上する

今年、具体的には平成20年6月19日から自転車に乗りながら傘を差していると5万円以下の罰金となります。(車が殆ど通らない裏道や田舎道ならばこの限りでは無いですね) 自転車を使っている人から見ると、とんでもな法律改正です。法改正をしたい人々の主張は、「傘差し運転は危険運転である」という事なので、ごもっともなんですけどね。

彼らの主張は、「雨の時はカッパを着ろ!」と言っているわけです。もちろん、海外を見ていると傘差し運転をしている国は少ないように感じます。ただし、海外と比べた場合、日本で自転車を運転する人は、自宅から会社・学校等の目的地へ直接自転車で乗り込む人は少ないと思います。多くの人は、自宅から最寄駅に自転車を用いているのです。そして、その後は満員電車に乗るわけです。

濡れたカッパのまま満員電車に入れば周りの人に迷惑がられて喧嘩になる事は必至ですし、かといって濡れたカッパをしまうにも収納に困ってしまうわけです。

庶民感覚では↑の不満が出てくる事は容易に想像がつきます。でもでもでもでも…逆に考えると、この法改正によって駅前の土地の価値が上昇する事が分かります。(価格があがるかは微妙です。) 何故ならば、降雨時に自転車の利便性が悪くなる事を受けて、歩いて駅に行ける場所に住もうと考え始めるからです。土地は1にも2にも立地と言いますが、法律改正も利便性の良い土地の価値向上に貢献しているのです。(立地による土地の2極化を法律改正が促進しているとも見てとれますね)

ちなみに、安いビニール製のカッパは収納に困るので…着たまま電車に乗る事が出来るであろう撥水性の超良いゴアテックス製等のレインコートは売れるでしょうね。
レインコート

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2008年2月 1日

panda01.gif 分別ゴミに学ぶサブプライムローン問題

サブプライムローン問題は証券化手法を使用して複数種類の証券を組み合わせた商品を作ることで1種類のサブプライムローン債権よりも高い格付けをもらえるようにしたのが問題の一つだったりするわけです。


ポートフォリオ理論とか何とか言いますけれども、結局のところ複数のゴミを組み替えて同じ袋にいれたところで、ゴミはゴミでしかないのです。


それよりもむしろ、分別ゴミのように統一した種類のゴミを同じ袋に入れた方が処理方法が明確で価値があります。生ゴミなら燃やせば良いし、プラゴミなら埋めるかリサイクルすれば良いのですから。

そして、忘れてはならないのが、ゴミを捨てれば環境に影響を及ぼし巡り巡って自分に戻ってくる事です。サブプライムローンを証券化して販売しまくって儲けた人、それにヘンテコリンな格付けを付けた人、何も考えずに格付けを信じて高利回りを得ようとした人…目の前の事だけを追い求めるがゆえに世界を混乱させられているのです。それによって万が一、金融恐慌が起きてしまえば儲けた現金はGOLDにでも変えておかない限り紙屑になってしまうわけですし。

個々人が未来に起きうることに対する責任を感じていれば、こんなゴミ債権を作ったり、組み替えたり、売買したりする事なんて無かったと思います。(まぁ、社会で生き残るには競争に勝ち続けなければならないという考えを多くの人が持っている限り、何らかの形で歴史は繰り返されるでしょう)


P.S.1
自然界を見れば分かると思うのですが、共生の中に競争があるのであって、競争の中に共生があるわけじゃないんですよねぇ~

P.S.2
ゴミ債権の中にもお宝はあるわけでして、そのうちお宝発見ビジネスに(短期的に)陽があたりそうですね

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2007年12月14日

panda01.gif 【ネットワーク経済学】ハブが変化する瞬間を読み、先手を打つ

そろそろ読み終えるのが橘玲氏の最新の著書↓です。
亜玖夢博士の経済入門
この中で【ネットワーク経済学】の章を紹介しつつ、これをどう生かすべきなのかについて言及したいと思います。

「われわれの世界を構築するネットワークは、自然発生的に生まれた複数の中心を持つランダムな網の目だと考えられている。この中心をハブと呼び、航空会社の航路図にその典型を見ることができる。東京やニューヨーク、ロンドン、フランクフルトなど、飛行機は主要なハブ空港を経由して世界じゅうの都市を結び付けている。そしてこの十数年、科学者達は同じハブ型ネットワークを脳の神経組織やインターネット、地球の生態系や生物の遺伝子、そしてわれわれの人間関係のなかに発見してきた。すなわちネットワークの構造こそが、ミクロの世界から大宇宙まで、自然と社会の神秘を解き明かす鍵となるのだよ。どうだ、すごいことだと思わんか」(pp.107-108)
人間社会でいえば、必ず社会には様々な組織が存在し、その組織同士が連関しながら物事が進められていきます。その組織を支えているのは個々の人間であり、その組織内の人間関係も権力や地位や発言力の強い人を中心として幾つかのクラスターに分かれています。

「やっかいなことに、ハブ型のネットワークは非常に強い耐性をもっている。たとえばテロリストがインターネットを攻撃したとしても、全世界の八割以上の通信施設を破壊しなければネットワークを寸断することはできない。インターネットに複数のハブがあり、たとえ一本の回線でも生き残っていれば、ハブを介して世界中と交信できるからだ。すなわち僕がハブであるかぎり、いじめっ子のリーダーを説教して反省させたとしても状況はなにひとつ変わらない。他の子供達によって、いじめはこれまでどおり続くじゃろう」(p.114)
社会のなかで一度出来上がった組織というのは、組織の一員が少し居なくなったところで殆ど影響がありません。大企業において、従業員が1人いなくなっても業績が悪くなることは無いし、組織体制が変わることもありません。

それじゃ、一度出来上がった組織の業績や組織体制を劇的に変化させるにはどうしたらよいでしょうか?

「フィードバックを止めるもっとも有効な手段は、ハブを破壊することだ。ようするに、ぼく(君)がいなくなればいじめはなくなる。」(p.115)
劇的に変化させる方法は、戦国時代で言えば一騎打ちで将軍の首を取れば良いし、会社でいうならば経営陣を一掃して一新させてしまえば良いのです。

「ネットワークは、外部からの衝撃によってその姿を変えることがある」(p.128)
組織の上部(ハブ)が何らかの影響で変化してしまうと、組織内部が一度混乱状態に陥ります。そして、一定の期間をかけて新たな組織体制が築かれていくのです。

テロリストや革命家などは、自らがある組織に対して外的衝撃を加えていくのですが、革命家のようにアクティブに動かなくても組織というのはある瞬間に外的な衝撃が加わる事があります。

「フィードバック効果が特定のハブの地位を強化するだけならば、いちどネットワークが成立するとその構造が固定化され、永久に変わらないことになってしまう。だがこれでは、生物は環境の変化に対応できずに死に絶えてしまうだろう。そこで自然は、遺伝子のネットワークに外部から衝撃を与え、突然変異を生み出すという知恵を生物に授けた。ネットワークの構築と破壊、そして再生としう自然の知恵によって生物は進化し、われわれはいまここにこうして生きているのだよ。わかるかね、この素晴らしさが」(p.128)
世の中を生き抜くにしろ、投資をするにしろ、大切なのは外的衝撃によってハブが変わる瞬間を見抜き、先手を打っておくことだと思います。例えば、会社で出世したいのならば、コツコツと出世街道を歩むのではなく、外的衝撃によって会社組織が変化する瞬間に先手を打って動く事だと思うんです。投資をするのならば、サブプライムローンのような衝撃波が世界の流れを変化させる先を読んで動く事だと思うんですよ。

(殆どの人は、ハブが変化して体制が変わっても、新体制に直ぐに適応できないのです。当然ですが、旧体制にどっぷり漬かった人ほど適応性に劣ります。だからこそ、ハブが変化する際には若い人がいっきに年老いた人を追い抜くチャンスなんですよねぇ~)


P.S.
年功序列に代表されるような「年齢によって得られた地位」というのは、ハブの変化によって"特に"崩れやすい事は認識すべきでしょうねぇ~(政変があると意外な人が上位にのし上がってくるのも、ハブの変化を利用した良い例ですね)

投稿者 cazper : 21:58 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年11月15日

panda01.gif 自分を劇的に変える方法

[晴]今聞いてる曲:Four-Mod Love Shot …曲自体はイマイチかな

今日は何も無い1日だったなぁ。とはいえ、下落相場になると家での作業が増えてくるんで、遊んでられまへん(/_;)


さて、今日ふと思ったのが…ついに!手元にデータを保存するという行為をしなくなってきた人が増えてきたのではないかなぁ~ってこと。

ちょっと前までは、WinMXやWinnyやBitTorrentといったファイル共有ソフトが産業界から敵視されて、警察による取締りも盛んに行われていました。そして、一部のプロバイダーによって転送ポートが遮断されたり、転送量の大きな人へは転送制限が掛けられたりしていました。

しかし、ここんところファイル共有ソフトに関してのニュースが減っているような気がしませんか?

もちろん、ファイル共有ソフトを使っている人は減っていないのかもしれません。でも、それ以上にインターネットユーザーの行動様式が変わってきているような感じがするのです。

今までデータファイルと言えば、ダウンロードできる時にダウンロードしておかないと入手困難になってしまう事が多かったのですが…最近ではYouTubeや英語圏以外の動画共有サイト等の普及によって、欲しい映像・音楽を簡単に探し出せてストリーミング状態で聞く事が出来るようになってきました。容易に探し出せるようになれば…お金を出してHDDを購入し、データをダウンロードして手元に保有する必要性がなくなります。

もちろん、業界はこうした事態を見逃すはずはないでしょう。ただ…業界がいくら違法行為を取り締まったとしても、初音ミク等のツールの発達によって、今後は素人が気軽に素晴らしい音楽・映像を発表し始めるため、業界が今まで通りの商売をしていたんじゃどんどん苦しくなっていくような気がします。

ちなみに、手元にデータを保有しない習慣を作ったのもGoogleのような気がするんですよね。(GMail使って以来メールは手元に保存してないですし、グーグルドック使ってるとついついネット上にデータ保存してしまいますし…)


んでんで、昨日読み終えた本から興味深い部分を紹介しておきます。
夢をかなえるゾウ

「せや、不幸や。人間が変わるにはな、もうでっかい不幸が必要やねん。悩んだり、苦しんだり、もう死んでまおうかなて思うくらいのでっかい不幸や。そういうとき、人はやっと、それまでのやり方を変えんねん。人間なんてほっといたら楽な方、楽な方へ流れてまう生き物やからな」(p.290)
山一證券の倒産劇を思い出してみてください。幾ら倒産しそうな会社に勤めていようが、給与がきちんと払われている限り勤めている人たちの多くは転職しようとはしません。多くの人間にとって、今までの習慣を変えるためには外部環境が劇的に変化して自分の境遇が不幸になる事が必要なのです。

ただし、劇的に変わるという事は犠牲にしなければならない部分も多く生じるわけでして、犠牲を少なくするためには徐々に自分を変化させていく事が大切なんでしょうね~。


くだらなすぎて、ど~でも良い事なのですが…教えてgooを見ていたら「尻の穴に電池を突っ込んだら抜けなくなりました」なる質問が投稿されてんじゃん…ちょオマェなにやっとるの?(゜-゜) しかも、この質問が役に立ったと思ってる人が257人って一体どうなっとるんやぁああああああ!

しか~し、こういうのって本人は結構必死なんですよね(^_^;)

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年10月14日

panda01.gif 作業は嫌い(゜-゜)

私の理想はリラックマです。

リラックマの何が凄いのかといえば、あんだけ怠けてるのに愛されてる事です。

今日読み終えた本に次の一説がありました。

起業家精神に火をつけろ!
「真の起業家とは、アイデアを生み出すことに時間を使いたいと考えて、作業を嫌う。だからこそ、職人には不可能なワールドクラスの企業を作ることができるんだ。真の起業家は、自分ではやりたくないような戦術的な仕事を従業員に任せるために、システムを作り研修を行っている。見込み客を創出するプロセスでも、きみは作業に終われてはならない。情熱を開放することで想像力を働かせてチャンスを発見することがリーダーの役割なんだよ。」(p.437)
で、起業家を見ると…作業を嫌っているわけです…。つまり、リラックマと紙一重…\(◎o◎)

というわけで、もっと怠けなければならないなぁ~と思う今日この頃(゜-゜)


P.S.
2chのひろゆきなんてのは、典型的な起業家なんでしょうねぇ~

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年9月16日

panda01.gif 限られた時間でどんな情報を得ているか?

1日24時間、寝ている時間を除くと起きている時間は18時間程度

結構短いものです。

そんな時間でどんな情報を得ているのでしょうか?

どんな情報を得ているのかで脳が鍛えられているとするならば、鍛える方向性を間違えないように情報取得をしていかないといけないんでしょう~


P.S.
SNSで"ぶらっと"他人のブログばかり読んでいるのは時間の無駄としか思わないのは私だけでしょうかね?(もっとも、無駄が悪いとは思いませんけどね)

ときどき、他人の行動が気になるという理由だけでブログを読んでいるような人がいるような気がするんですよね…(私もひろゆきのブログは定期チェックしてますけどぉー)

投稿者 cazper : 07:33 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年9月 5日

panda01.gif 願望を現実に変える行動を日々とっているか?

人それぞれ、何らかの願望があると思います。

・野球選手になりたい
・お菓子屋さんになりたい
・泳げるようになりたい
・外国語が話せるようになりたい
・外国で暮らしたい

And so forth....

こうした願望を単なる願望で終わらせるのか、現実に叶えるのかは日々の行動次第なんでしょうねぇ。

例えば、泳げない人が幾ら泳げるようになりたいという願望を持っていたとしても…少しでも泳ぎにいかなければ願望のままで終わってしまいますから…

日々を大切に生きていこうっと♪

投稿者 cazper : 01:19 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年8月19日

panda01.gif 為替FXと追証と自殺

私が旅行していてニュースなんて見てもいない9日間の間に為替の急激な変化があったみたいですね。

スワップ金利欲しさに為替FXを最近始めた人の中には大きな痛手を被った人がいるのではないでしょうか?

そして帰国した今日、電車における人身事故が目立っていたと聞きました。

単なる思い過ごしならよいのですが...今回の為替の急激な変化と自殺が関連していない事を祈るばかりです。


P.S.1
ライブドアの株価急落の時も電車における人身事故が増えたんですよね...

P.S.2
為替は場合によっては100倍までレバレッジ掛かるので為替の10%の変化は、投下資本の10倍の変化がかかるんですよ。ということは、例えば5%のスワップ金利を享受している場合、2年前に始めた人は今回の急激な変化でも耐えれたでしょうけれども、ここ2年以内に始めた人は追証が確実に掛かる事になりますね。

まぁ、私のBlogでもスワップ金利狙いでこれから為替FXはじめる人には警告出してますんで...これから為替FXやる人は気をつけてくださいね

投稿者 cazper : 02:33 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年8月 5日

panda01.gif 確実性か、射幸性か

株式投資や投資信託のような元本が保証されない金融商品に手を出さない人は、確実性(or安全性)を求める傾向にあります。

銀行の利子のように、預けたら1年後には確定利回りで1%でも良いから帰ってくる事を期待します。


一方、ギャンブルばかりやる人は、射幸性を求める傾向にあります。

競馬・パチンコのように、トータルで見れば負けるとしても、勝ったときのリターンが大きい事がこの上なく幸せと感じてしまうのです。


しかしながら、前者は前者で確実性の定義を間違えているように思えるし、後者は後者で幸せを感じるべき点が間違えてるような気がします。

2%のインフレが起きてしまえば、いくら1%の利子がついたとしても自分の預金価値は1%目減りしているのです。しかも確実に目減りしているのです。

一方、幾ら万馬券が当たったとして100万円をゲットしたとしても、今までに競馬に投じた額が100万円以上だとしてらトータルで見てマイナスなので、喜ぶべきじゃないわけです。


したがって本来ならば我々は、個人の資産価値が目減りしないように確実性を求めるべきですし、投資をするにしろギャンブルをするにしろ総投資額に対してのリターンが出ているのかどうかで幸せを感じるべきだと思います。

確実性を求める心は人間の恐怖心から生じており、射幸性を求める心は他人よりも優位に出たいという自負心から生じておるわけでして、これらの心を自制する事が大切なんでしょうね。

日々是精神修行ですわ…。


P.S.
ちなみに、食料品等の日々購入する末端価格が10%あがったとすれば、保有資産の価値は10%目減りしたという事を意味します。その影響を受けたくないのならば、保有資産は10%以上の値上がりをする資産に変換しておかなければなりません。(気にすべきは日々の消費財のインフレよりも資産インフレなんですけどね…)

投稿者 cazper : 16:15 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年8月 4日

panda01.gif 都市への人口集中と星の一生の類似性

先日TN氏と都市への人口集中の話をしていた際に感じた事です。

それは、「都市への人口集中と星の誕生の仕組みは非常に似ている」のでは???


現在、日本でも中国でもベトナムでも大都市へどんどん人口が集中していっています。一方で、地方では過疎化がどんどん進行していっています。

それじゃ、この都市への人口集中は永遠に続くのか?

どうやら、そうじゃないようです。TN氏曰く、歴史的にみれば、都市への人口集中の最後は…急激なる都市人口の希薄化が起こるそうです。


話は変り、星の話。

皆さんは星がどのようにして出来るかご存知でしょうか?

宇宙空間には多数の塵が存在しています。その塵の濃度が濃い所では、塵同士がくっついていきます。ある程度塵が集まると、塵の塊の重力が増していくので、加速度的に塊に周りの塵が集まり始めます。

塵が多く集まった塊の中心部は、自重が大きくかかっていき熱が発生します。この熱が熱くなっていくと核融合反応が生じるようになり光り輝くようになっていきます。お星様の誕生です。

より多くの塵を集めたお星様は、結果的に中心部の圧力が大きくなり過ぎてしまいます。そうなると、自重を自分自身が支えきれないので、突然爆発してしまいます(超新星爆発)。

爆発してしまうと、星を構成していた塵は再び宇宙空間に飛び出していくんですね。そして、散り散りになった塵が、長い時間をかけて集まり始め…新たなる星を作り始めるわけです…。(星の一生を詳しく知りたい方はこちらへ)


将来がどうなるのかは知りませんが…今のまま都市への人口集中が進めば、超新星爆発ならぬ超都市人口爆発が起きて都市人口が急減する現象が起きるかもしれませんね。


P.S.
爆発と名前がついている位ですから、都市の人口急減が生じる場合には何らかの犠牲が出てしまう気がします…

投稿者 cazper : 09:11 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年8月 2日

panda01.gif 「好きな人のタイプを導き出す」質問から学ぶ商品開発

大分前から存在していたようなのですが、「好きな人のタイプを導き出す」質問方法があります。

Q:「どんな人を好きになるか条件を3つ挙げて下さい。」

例)
① かわいい
② 目が大きい
③ 明るい

Q:「それでは、今挙げた3つの条件を満たす人が目の前に二人現われました。あなたは、どちらを選びますか。選ぶ際の条件を挙げて下さい。」

例)
スタイルが良い

これによって何がわかるかと言うと、この人が誰かを好きになる上で"本当"に重要視している事は"スタイルが良い"となるわけです。

この手の質問方法って、実は商品開発にも応用できると思います。

Q:「企画中の子供用品が持っている特徴を3つ挙げて下さい」

例)
① かわいい
② 大きさが丁度良い
③ 価格がお手頃

Q:「それでは、今挙げた3つの特徴をもつ同じような商品が目の前に二つあります。あなたは、どちらを選びますか。選ぶ際に重視した商品の特徴を挙げて下さい。」

例)
汚れが落ちやすい

つまり、この手の商品に求められる本当の特徴は「汚れが落ちやすい」だったりするわけです…。

潜在意識を導く質問方法、是非とも商品開発の現場に取り入れてみたいですね♪


P.S.
好きな子のタイプはあくまでも例ですよ…例…

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2007年7月18日

panda01.gif 発展途上国の発展の仕方

今日は↓を読み終えました。近年のアジアの様子がざっくりと書いてありました。
チャイナ・プラスワン

この本の中で参考になるのが、「発展途上国の発展の仕方」でした。

①首都のインフラから整備される
②首都に人口が集中する
③首都の土地が値上がりする(参考p.59)

そのため、発展途上国では首都の中心部が真っ先に工場建設の候補地になるようです。

この考え方をするのは海外から発展途上国に進出する企業ばかりではなく、その国の国営企業とて同じです。例えば、ベトナムは最近でこそ郊外に工業団地がどんどん作られていますが、首都ハノイやホーチミンの市内には国営工場が残っていたりします。

という事は…

首都やその他の都市が発達して郊外の工業団地が整備されると、都市に作られた工場は都市の発達に邪魔になります。そのため、次のように発展していく事になります。

④郊外の工業団地が整備される
⑤首都の工場を郊外に移す必要が出てくる
⑥首都の(値上がりした)工場跡地の再開発が行われる

工業団地が整備される前に首都にいち早く工場を進出させれば、本業で稼ぐだけではなく工場を郊外に移転させる際の跡地の再開発で更に稼ぐ事が出来るんですね。

工業団地が整備されていない発展途上国に進出するのはリスクが高いですが、それなりに儲けのチャンスも大きいようです。

投稿者 cazper : 12:46 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年7月11日

panda01.gif まず火種を作り、火を起こす

昨日、机の上で読みながら寝てしまい、今朝方読み終えたのが↓の本です。
ロバート・アレンの大富豪への道
不動産の本なのですが、この手の本は不動産の本というよりは創造力を養う本という感じがします。

さて、不動産や株式投資やらをやる場合には、資産を持っていない人はまず火種(資金)を作るところから始めなければなりません。しかしながら、多くの人は目先の消費に熱を上げてしまい火種を作ろうとはしません。

そうした誘惑に負けてしまう人が使うのは、財形貯蓄といった天引きです。これであれば、銀行口座に残っている資金を全額使ってしまったとしても個人資産の全部がなくなるわけでは有りません。しかしながら、財形で貯える資金というのは多くて月数万程度であり、利子も低いので火の粉程度にはなるのですが、火種にはなりえません。

それじゃ、どうやって火種を作るのかという事になると・・・消費を抑えるしかありません。一般家庭の場合にはこれしか方法が無いわけです。(他に、給料の良い会社への転職や遺産を貰うといった事はありますが・・・)

最初に生活水準を落とし、それによって生じた余剰を将来のリターンの原資にする。これがどうやら資産形成の王道のようですね。

 最終的に経済的な自由度を高めようと思うなら、当面は支出を切りつめなければならない。その点をよく自覚して欲しい。下の図を見る通り、個人事業を始めると、往々にして生活水準を隣人よりも切り下げなければならなくなる。隣人は貯蓄や投資をせず、消費を続けている。けれども、あなたが学ぶべきことは、目先の快楽を犠牲にし、お金持ちになって将来の満足を得るということである。他に道はない。今、犠牲をはらうのか(そして、以降の人生をお金持ちとして送る)、それとも後で犠牲を払うのか、そのどちらかである。後で犠牲を払おうとすると、退職年齢に達したとき、銀行口座はほどんど空っぽということになる。残りの人生をささやかな公的年金に頼って生きたいと思うだろうか?それはあなたの選択次第である。(pp.166-167)

P.S.1
しかし、消費を抑え過ぎると、それはそれで副作用も大きいですね。例えば、出会いの場としての飲み会に行かなくなれば、交友関係が狭まるし…、旅行に行かなくなれば、世界観を広げる事もできなくなりますから…。

P.S.2
起業をしようとしている人や起業してる人の中に、「今の生活水準は落としたくない」と考える人がいるのですが、どうなんでしょうか? 生活水準を落とさないことが優先事項ならばそのまま会社員やってた方が良いと感じてしまうのは私だけですかね。

投稿者 cazper : 12:04 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年7月10日

panda01.gif 本当に嫌いなことはやらない

私は自分の人生を利用して実験をしています。

例えば、「迷う選択肢が目の前に来たらどうするか?」といった場合に、ある時期は「迷ったらやらない」という決定をしつづけました。

そうしたらどうなったのかというと、面白い事が起きなくなったのです。例えば、泊りがけで温泉に誘われたとします。温泉に入るのは気持ちが良いのですが、集団で行くとなると自由が失われるので面倒くさくなったり、カツカツの生活をしていれば温泉に行くとお金が無くなると思い、どうしようかと迷い始めます。

そこで、やらないという選択をとると・・・誘ってくれた人が次に誘ってくれる可能性が低くなります。当然、やらないという選択をしたので、出会いの場がなくなります。出会いの場がなくなることによって、出会っていれば声が掛かったであろう事も無くなってしまいます。

一方、ある時は、逆に「迷ったらやる」という決定をし続けました。そうすると上記例の逆の事がおき始めました。(「やらない理由が無い限り、やる」という決定をし続ける経営者の方もいます。)

それなら、「迷ったらやる」という決定をした方が良いじゃないかと思えてくるわけですが、そう一筋縄じゃないような気もします。というのも、「何となく嫌だなぁ」と感じる事もやるようになるわけですから、その予感通りの結果が待ち受けている場合もあるわけです。

そう考えていくと、心から嫌だなぁと感じた場合には「やらない」という選択をした方がいいけど、原則的には「迷ったらやる」という決定をし続けると良い結果が得られそうな気がします。

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (西村博之 著)
小飼:僕が『オン・ザ・エッヂ』の取締役になったのは、会社全体で何をやればよいのかということが全部分かったからです。だから、自分がどうやれば、あがれるのかもわかりましたよ。ちなみに僕がオン・ザ・エッヂで一番学んだことは、人に任せること。それ以前は、問題が発生しそうになると、問題解決の方向に向かって自ら走っていた。オン・ザ・エッヂに行ったことで、問題解決を自分でしないということを始めて真剣に考えました。
西村:僕が人に任せることができるようになったのは、20代中盤くらい。営業の仕事で、僕以外の人が営業したら、想像していた見積りの10倍の金額になったんですよ。そのときに、他人に任せることのメリットを感じました。でも、その契約はボッタクリだったので、すぐ切られましたけど(笑)。今30歳になったので、5年前にできるようになった。

(中略)

西村:僕、本当に嫌なことを請けたとき、断ることが大切だって悟ったんですよ。小飼さんは違うんですか?
小飼:僕は、嫌なことに出会うと、「さぁ来た!」という感じになって、片付けるのが楽しくなっちゃうから。
西村:その心境わかります。本当に嫌なことに対して頑張っている自分は、どういう経験を得て、どういう感情を持つんだろうと、自分のことに置き換えてしまうんですよね。心から嫌なことをやっている自分の心境を、知りたい欲望に駆られる。そして、予想どおりの結果になって後悔するんですよ。(pp.210-212)

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2007年7月 8日

panda01.gif Google型ビジネスに追随しても駄目

Web2.0といった流行のキーワードがありますが、私は以前からWeb2.0ビジネスを高く評価する世の中に疑問を呈していました(参考:「WEB2.0バブル 名付けてバブル2.0(笑」)

しかしながら、未だにビジネスの肝が何であるかも分からずに、GoogleAPIのようなAPIを利用したサービスを立ち上げたりする人々が後を絶ちません。それらのサービスの収益源をみると結局アフィリエイトだったりするわけで、ビジネスモデルの目新しさを少しも感じることが出来ません。

さて、今日読んでいる本で2ちゃんねるの管理人ひろゆき氏が鋭い文章を書いていたので紹介しておきます。

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (西村博之 著)

 グーグルのAPI公開が発展に繋がるのかというと、かなり微妙です。無料のサービスを増やし続けても、既存のサービスを拡大しても、それは前進しているように見えるだけで大きな発展には繋がりません。サービスの一つである無料電子メール『Gメール』の容量が増えればユーザーは便利になりますが、追随する他メールサービスとの競争になり、その先に待っているのは莫大な設備投資だけです。
 では、なぜグーグルはサービスを展開し続けるのでしょうか?それは、広告収入や株式市場で集めたお金の使い道がないからです。

 (中略)

 上場企業は、お金を集めて何もしないのは許されていません。だからグーグルは新しいサービスを買ってくる。その結果、株価が上昇する。どんどん進化するだろうと思われているときに、ダラダラすることは、許されないのです。サービスや検索結果をユーザーに還元することは富の再配分にあたり、画期的なモデルだと言われていますが、それは株式会社が株主に配当することと同じ。別に目新しいことでもなんでもないのです。(pp.27-28)


Googleは既に十分な広告収入を上げているので、ユーザーにとって無料のサービスを次々立ち上げていっても困る事はありません。しかし、他の人々がGoogle型ビジネスに憧れて同様のサービスを立ち上げようとしても収益見通しは暗いでしょう。

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2007年7月 3日

panda01.gif 何をしてくれるかではなく、何ができるか?

テレビからは毎日事故・事件や政治・経済のニュースが流れてきます。こうしたニュースを見ながら、怒りを顕わにする人って意外と多いのではないでしょうか?

乗り物の事故が起きれば「そのような事故は予測出来ただろ!」と怒り、政治関連の事件が起きれば「権力を使って、そんな汚い事をしては駄目だろ」と怒り…

しかし我々一人一人が気づかなければならないのは、テレビに怒っていてもしょうがないという事ですよ。当事者や支援者ならば行動する立場ですから怒っても良いとは思います、しかしテレビに怒っても世の中は何も変わらないのです。

むしろ、我々一人一人がやらなければならないのは将来同じ事が起きないような枠組みを考えて提言したり、作ったりと、行動を起こす事だと思います。

パートナーシップ・マネジメント
 ジョン・F・ケネディは、1961年1月10日の大統領就任演説で有名な言葉を述べた。
 "Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country."
 (国があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるかを考えて欲しい)

 この言葉は、他者依存、ミーイズムを強烈に批判し、自己責任へのパラダイムシフトを強く求めたものだ。この言葉の中で、「国」という組織と「あなた」という個人とは、対等のパートナーシップの関係にあるのだと言うことができる。国に依存するのではなく、まず自らの足で立ち、自らがどんなかちを提供できるかを考える。パートナーシップの要諦がこの言葉の中には含まれている。(pp.133-134)

P.S.1
行動をするという意味では、祭りになると現実世界に対して何らかのアクションを起こす2ちゃんねるの住人の一部は偉いんですよね。

P.S.2
私も、もっと、もっと行動していかないと駄目ですね。反省の日々です。

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2007年7月 2日

panda01.gif 二つの恐怖心

生きていく上では常に何らかの恐怖と付き合っていかなければなりません。受験をしにいけば試験に落ちるかもしれないという恐怖と付き合わなければなりませんし、戦争に行かされれば常に物陰から命を狙われているという恐怖と付き合わなければなりません。

このように色々な事に対して恐怖は存在するのですが、恐怖のタイプは大きく二つに分けられると思います。

一つ目は、よく知らない事が原因の恐怖
二つ目は、知っている事が原因の恐怖

前者の恐怖心は、経験したことがなかったり、知らなかったりする事から生じる恐怖心です。子供が一人でおつかいに行く様子を撮った「はじめてのおつかい」という番組がありますが、家から中々外に出られない子供が出てきたりします。これなんてのは、初めて一人でおつかいに行くと言う経験が無いために恐怖心が先に出てきてしまう典型例だと思います。ただ、面白い事に一度経験してしまえば次からは子供たちが自分で行きたがったりするんですよね。

後者の恐怖心は、経験したことがあったり、良く知っているからこそ生じてしまう恐怖心です。雷教師・上司の前では下手に逆らわないようにしようと考えるようになるのも、過去に怒られたという恐怖を味わっているからこそ生じているわけです。

通常人間は、できるだけストレスがかからないように行動をしていきます。つまり、過去の経験に照らし合わせて後者の恐怖心が生じないように賢く行動し、前者の恐怖心が生じないように新たな事にはあまり挑戦しないのです。一方でわがままなもので、日々の生活が変わり映えしなければしないで、つまらないと愚痴をたれます。

そうならないためにも、日々小さな事でもいいから未知なる事への恐怖を振り切って新たな事をやっていきたいですね♪

投稿者 cazper : 06:19 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年6月29日

panda01.gif 【マインドが大事】パートナーは大切にする

出張する新幹線の中は暇なので橋口さんが書いた↓の本を読んでみました。(帰るまでには読み終えました)
パートナーシップ・マネジメント
この本を読んでいると、何をするにも志が大切ですし、パートナーを尊重する事が大切だという事を再認識させられます。

 本書の中では、パートナーを「共に何事かを成す仲間」と定義したい。何でもよい。何事かを共に成す仲間である。

(中略)

 我々は、日々の生活の中で多くのパートナーシップを組んで暮らしている。我々は、誰しも多くのパートナーが存在する。
 配偶者はパートナーである。
 友人もパートナーだ。
 ペットもパートナーだ。
 ビジネス上のパートナーもいるだろう。
 スポーツのパートナーもいるかもしれない。
 それぞれが、我々にとって欠くことのできない大切な存在である。

(中略)

 重要なのは、箱ではない。重要なのは、箱の内部にいる人々のマインドなのだ。組織の生み出す価値はすべて人が生み出している。自動化された製造工程やサービス工程が、人の手を離れて価値を生み出しているように見えるのは錯覚に過ぎない。最終的にはすべては人によって生み出されている。
 そして、人が生み出すものの価値は、すべて人の心によって決められる。人の心が心地よければ、よきものを生み出す。人の心が心地よくなければ、悪しきものしか生み出せない。

(中略)

まことに対等な関係として、相手を尊重するということこそが、パートナーシップの要諦である。(pp.26-30)

パートナーシップは人生においては切っても切れないものであるので、相手を尊重した行動をとっていかなければビジネスだけではなく、日々の生活もどこかでうまくいかなくなるのかも知れませんね。


P.S.
来月中旬の伊豆旅行は橋口さんが"旅のしおり"を作成しているということで、深謝です♪

投稿者 cazper : 23:28 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年6月23日

panda01.gif 未来に影響を与える微小な変化を見逃すな

以前、「円キャリートレードの果て…」と題して、今後の円高と景気について書いたのですが、「今のところは円安にしたほうが良い」といった意見を頂戴しました。

もちろん当面は円安になることはわかっています。しかし、永遠につづくのでしょうか?? 私が指摘しているのは、そう遠くはない未来に影響を与える、今の世の中の微小な変化についてなのです。

世の中の現象は殆どの場合、ごく少数の人が指摘はするものの、それは殆どの人にとっては感じることが出来ず、ニュース等のメディアも騒ぎ立てない状況下で進行していきます。そして、ある段階を過ぎると一気に表面化してきて、皆が騒ぎ立てるようになります。しかし、その段階で動いてしまっては遅すぎる事が多々あります。(逆に早く動きすぎて損をすることもあるわけですが・・・)


さて、板倉雄一郎氏が私と同じようなスタンスで金利と為替動向について書いています。板倉氏も肌で感じる微小な変化から未来の大きな変化を予見しているのです。今後の世の中はどうなっていくでしょうね(笑 

<金利と為替>

円安です。
最も大きな原因は、諸外国との「金利差」です。
マーケット関係者の見方は、
「しばらくの間、日本と諸外国の金利差は解消されない」
ということで、
ユーロ/円相場も、170円は行くだろうといわれています。
彼らの言うところの「しばらくの間」とは、
一体どれほどの期間なのかさっぱりわかりませんが、
おそらく、彼ら市場関係者の予測より早く、金利が引き上げられると思います。
なぜなら、
「物価上昇」を肌で感じることが、ここ数ヶ月多くなってきたからです。
エネルギー資源は言うまでもなく、
労働賃金も上昇を始めています。

以上の点、投資において注意すべきことだと思います。
資金が逆転を始めたら、早いですから。

2007年6月22日 板倉雄一郎

↑の考え方を数学的に獲得したい方は、エラーファンクションを勉強されると良いかと思います。

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2007年6月22日

panda01.gif 【白紙投票】議決権行使促進策の是非について

今月は株主総会がたくさん開かれています。単元株以上の株式数を持っている株主は、株主総会にて議決権行使をする権利があります。株主総会に参加できない場合には、郵送にて議決権行使書を送れったりすれば議決権行使ができます。

この議決権行使書にはたいてい「各議案について賛否の表示がない場合は、(会社側提案に)賛成の表示があったものとして取り扱わせていただきます。」と明記されています。

国政選挙等の場合、白紙投票は無効票として取り扱われます。しかしながら、議決権行使の場合には、白紙投票は現経営陣側の支持票として取り扱われるのです。

つまり、議決権行使書というのは現経営陣側に若干ですが有利にできています。

さて昨日、日経新聞を読んでいたら次のような記事が載っていました。

議決権行使で株主にQUOカード・モリテックスの提案波紋

 制御機器メーカーのIDECと委任状争奪戦を展開している画像処理機器メーカーのモリテックスが議決権を行使した全株主にQUOカードを進呈すると表明したことが議論を呼んでいる。委任状争奪戦中の企業が議決権行使を促す目的で株主に金券などを贈るのは異例。IDECは「会社法の利益供与禁止規制などに当たる行為で法律上問題」と批判、撤回を要求した。 (NIKKEI.NET 2007年6月21日)

議決権行使書が若干ではあるものの現経営陣側に有利に出来ているのですから(株主提案をしている)IDECが上記のように主張するのはもっともだと思われます。一方で、議決権行使率を上げるための施策は「できるだけ多くの株主の判断を仰ぎたい」という十分な大義名分があります。

それでは、今回の場合どうすれば良かったのでしょうか?

私ならば、現経営陣は「白紙投票は無効票とする」と明記した議決権行使書を配った上で、議決権行使率を上げる施策を行います。そうすれば、議決権行使書は誰にとっても有利になりませんので、フェアな投票が行われる事になりますからね。


P.S.
もっとも、議決権行使書の賛否欄に○をつけるためには、定時株主総会召集通知書を読まなければなりません。これが何気に面倒な作業だったりします。したがって、わざわざ議決権行使書を出す人が白紙で出すとは考えにくいです。

というわけで、白紙票が現経営陣側に有利に出来ていたとしても、そこまでの有利さがあるとも思えません。

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2007年6月20日

panda01.gif マネジャーの給与と平社員の給与

先日、K氏が次のような発言をしていた。

どこかで見かけたのだが、プロ野球では監督よりも多くの年俸をもらうスター選手がいるのだから、会社でもマネジャーよりも多くの給料を貰うスター社員がいてもいないのはおかしいという主張がある。
日本の旧態な企業では、長年勤めた人がマネジャーを勤めるという習慣が出来上がってしまった。さらに、年功序列も常識化してしまい、マネジャーは平社員よりも給与を貰えて当たり前という感覚を持っている人も多い。

本来マネジャーとはチームをマネージメントする事でチーム力を高める事を期待されている職位である。例えば10名の平社員がいたとして、各々が1の力しか発揮していないとしたら、そのチームのマネジャーはチームが11(=10名×1+1人×1)以上の力を発揮できるように振舞わなければ存在意味が無い。

したがって、マネジャーは、各々が持つ力を上手に組み合わせたり引き出した結果、チーム力がどれくらい強くなったのかで評価されないといけない。

一方、平社員はチームに対してどれくらい貢献できるかが期待されている職位である。したがって、平社員はチームに対して貢献できる行動をとらなければならないし、貢献できる能力を向上させていく事が重要である。しかし、イチローが幾らヒットを打っても、投手が弱ければチームが負けるのと同じで、幾ら一人の平社員の能力が高くても、他の平社員に足を引っ張られればチームの成績は伸びない場合もある。その際に、その能力の高い平社員をチーム全体の成績で評価してしまえば、その人は他へ移る気になってしまう。

したがって、チームが幾ら弱くても、チームの成績に貢献しているのならばその人は評価されるべきである。

まとめると、理想的な給与とは次のようになると思う。
●マネジャー:チーム力をどれくらい強くしたかで評価
●平社員:チームにどれくらい貢献したかで評価

じゃぁ、実際はどうかというと、Greeで指摘されたけど評価方法は難しかったりする。

それじゃ、上記の評価方法は完全に理想だけの話なのかというと、そうでもない。世の中には、よりベターな方法で評価している企業はある。その一例を紹介して今日のエントリーの締めとする。

 経営会議で役員クラスがプロジェクトをプレゼンテーションし、チームを持つユニットと呼ばれる座を争う。ユニットを得てユニットリーダーとなった人は社員を前にプレゼンテーションを行いチームリーダーを募り、選出。他の社員は希望チームへの参加を申し出るというシステムだ。
 さらに、プレゼンテーションには社外からの参加を積極的に認めているので、社外の者がチームリーダーになることもできる。チームは一年単位で再編成され、人事異動は自由と自己責任において自分で決めることになる。給与は個人の能力や実績をもとにした、その人の“市場価値”で決まる年俸制とチーム実績に応じて支給される利益配分による。 自由と自己責任という必要最小限のルールの中で、ミスミというリソースを使って自ら仕事を開拓していく人材(=イントラプレナー/企業内事業家)の組織をミスミは目指す。(流通商社の革命児・ミスミの企業理念

投稿者 cazper : 12:34 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 株価評価には数字よりも数字の背景を理解する事の方が重要

たまには企業価値(特に株主価値)・株価評価に関しての話題を書きます。

株価が高いか安いかを評価するために、PERやらPBRといった指標が良く用いられます。

PERが20倍だから妥当な株価だとか、PBRが1倍以下だから割安だとか…とか…色々言われるのですが、私は数字だけで語る人を疑います。

例えば、PERは企業の利益の何倍の株価が付いているかを示す指標なわけですが、利益ほどブレが大きいものはありません。四季報を無作為に何ページか開いてみてください、10社見れば少なくとも2社は過去3年間の利益が安定していません。

去年利益が20億出ていてPERが20倍だったとしても、今年2億円しか利益を計上できなければPERは200倍になります。つまり、PERを指標として使うのであれば利益(or利益成長)が安定しているかどうかが鍵となります。

一方、PBRは1株あたり純資産に対する株価の倍率を示す指標なわけですが、企業が毎年報告する純資産の内容を吟味せずに信じる事ほど馬鹿げたことはありません。企業が計上する資産には、買ったときよりも安くなってしまった土地や古くなった在庫や回収見込みの無い貸付金が含まれます。いずれ、これらの資産は特別損失という形で償却処分しなければなりません。


ちなみに、価値評価にDCF法を用いないと駄目だという人も居るのですが、DCF法を用いれば株主価値がより確実に評価できると思ったら大間違いです。DCF法を幾ら利用しても、未来に稼げるであろうキャッシュの量や利率は予測しかねるからです。(逆に言えば、未来に稼げるキャッシュを出来るだけ確実に予測できれば、本手法の確実性が上がります。)


それじゃ、何を見るべきかというと…
●利益であれば利益の安定性。あとは利益の信頼性(現金回収率が高ければ信頼性高し)
●資産であれば、資産の内容の確からしさ(現金性が高ければ信頼性高し)
●成長性であれば、営業キャッシュフローのみで成長性を確保できるかどうか
等々…

つまり、数字も重要なのだけど…その数字の背景を理解する事の方がより重要なんですよね…。

投稿者 cazper : 00:42 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年6月18日

panda01.gif 目標達成に忠実な手段を優先する

借りていた本を先ほど読み終わりました。
なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?
この本自体は1時間もあれば読めてしまうのですが、内容は簡単にして真理を突いていると思います。

その中で普段感じている事に関しての物語を簡単に紹介。

ボロボロのガレー船と3人の船長の航海術
●3隻の任務は、フェニキアの植民地カルタゴまで、積荷の商品を無傷で届けること。
●目的地手前の港に付いた段階で船はボロボロであった。
●目的地までの最後の航海が一番困難を極める。
●資金は限られているが、各船に必要な物資の購入は各船長に任せられていた。

こうした状況で各船長は次のような決定をしたようです。

一人目:船のイメージを良く保つために、デッキを片付けたり、船員の寝床を修理した。
二人目:出来る限り、すべてのものに少しずつお金を使った。
三人目:戦略上役立つことを優先し、取替え必要なオールと帆柱を固定するロープにお金を沢山かけた。

当然ですが、三人目の船長だけがカルタゴに商品を届けることが出来たようです。その商人は次のように語りました。

 「豊かな時期には、必要以上のものを手に入れても楽に暮らしていけますし、どのガレー船も十分にやれるだろうと思います。
 帆やオールはいつでも新しいものと取り換えられ、修理するお金も十分にあるという状況ならば、労力や資源の無駄使いをするかもしれませんが、いろいろな方法を使ってうまくやれるでしょう。
 船の管理が上手だろうが下手だろうが、たいていは最後には目的地にいけます。船の管理が下手な場合も、最後にいい結果がdれば、それが表に出ることはありません。
 一方、困難な時期には、生き残る方法は一つしかありません。まず、賢く仕事をしたときだけ最高の結果が得られるのだ、と肝に銘じます。それから、無事に港に着くための戦略を決めます。その戦略をじっこうするのに必要なことに反する言い訳は、どんなに苦しいときでも認めないようにします。
 適切な戦略を立て、賢く仕事をすることが、成功するための方法なのです。……(略)」(pp.134-141)

身なりに関しての消費の例でいえば3人の船長は次のように例えられます。
一人目:偽者のブランド品で身を固める人
二人目:低価格品よりも少しよい物で見を固める人
三人目:こだわりの部分にだけ高級品を購入する人

株式購入の例でいけば3人の船長は次のように例えられます。
一人目:企業内容は別として超有名銘柄を何社分か保有する
二人目:インデックスやその他の投資信託を保有する
三人目:価値に対して価格の安い良い企業の銘柄を保有する

消費だろうが投資だろうが短期的・表面的に見れば一人目が良いように見えてしまうのですが、長期的に見ると三人目が良いと思いますが、どうなんでしょうか?

投稿者 cazper : 12:27 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年6月14日

panda01.gif 単純作業をやらせると、その人の仕事感がわかる

[曇のち雨]
今日は、繰り返しを伴う単純作業を多くの人とやっていたのですが、人々を観察していると次のように分類が出来ます。

①効率が悪い方法であっても、地道に作業を続ける人
②効率の良い方法を用いて、高速に作業を続ける人
③作業はあんまりせずに、話し続ける人(笑

③は作業員としては戦力外なので何も言うことはないのですが、私が問題視をするのは①のタイプだったりします。

①のタイプは目の前の作業が非効率であっても、作業をした分だけ仕事をしたと思い込む傾向が強いです。この手の人がマネジャーになると厄介だと思います。何故ならば、この人は効率的に作業を進めるにはどうしたら良いかという事を考えることなく、非効率なやり方であっても目の前の作業を終わらせる事にやりがいを感じてしまうからです。

①のタイプの人は職人気質の並の技術屋に多いですね。

②のタイプは目の前の作業が非効率だと、何とかして効率的な方法がないかと探します。この人にとっては目の前の作業を黙々とこなす事は仕事だと思っていません。より効率的に作業が捗る仕組みを作る事こそが仕事だと思うわけです。

②のような人がいないと、組織・社会は効率的になっていきません。


さて、ここで次のような質問をしてみたいと思います。

あなたは砂漠にある町に住むことになりました。町は乾燥地で、1km離れた場所にオアシスがあります。用意された家にはバケツが1個あり、1日に必要な水量はバケツ3杯分です。

水を得るためにあなたならどういう行動をとりますか??

①のようなタイプだと、バケツで毎日オアシスに水を汲にみ行く事が「仕事」であり、その仕事をする事は当たり前だと思うわけです。

一方、②のようなタイプだと、できるだけ労働せずに手に入れる方法を考えます。例えば、何とかして資金を調達し、人を雇ってオアシスから町への給水管敷設工事を行います。この人にとっての仕事とは、より容易に水を得られるような仕組みを作る事なのです。


どちらのタイプが悪い・良いというわけではないのですが、私は②のタイプが好きですね。


P.S.1
水で思い出しましたが、中国では南水北調が大規模に進められていますね、北京に水を運ぶプロジェクトとして有名です。しかし、水に関して私が興味あるのは天津ですね…。天津は海岸に近いだけあって工業が発展しやすいからねぇ工業用水は必要なのです。


P.S.2
眠たいので文章が纏まらなかった…

今↓を聞きながら書いてるけど泣けてくるね (T_T)/
Golden Best 15th Anniversary

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 勝手に作られた壁の中で…

医者の子供が医者だったり、大学の教授の息子が研究者を目指しているのを見ると親の影響力というのは無視できないなぁと感じます。

でも一方で、人間は意外と狭い視野でしか世の中を見ていないし、自分のなりたい姿も描けないのだなぁ、とも感じます。

大金持ちをランチに誘え!
人生の早い時期に規程され、その後一度も見直しをしていない制約や行動によって、あなたは大人になってからの人生をずっとコントロールされている・・・そう、牛耳られているということになるのだ。(p.90)
「社会人」という概念も、最初に就職した会社によって変わってきます。激務の会社に勤めた人は、社会人とは激務の中を生きていく人であると考えるし、成果主義の企業に入った人は社会人とは成果を上げる人であると考えるようになるわけです。

そして、人生を生きていくと、たまたま所属した社会・コミュニティーの中での地位(ポジション)・スキルこそが全てであると思い込み始めます。

世の中はだいたい、本人がつけた価値評価を受け入れるのだ。それなのに、ほとんどの人が自分の貢献を過小評価し、低い値づけをしているのである。(p.108)
同じスキルでも別の分野に活かせば…高評価されるかもしれないのに…。

そして最後にやってしまうのが、目の前の事・あるスキルを極めれば誰かが救ってくれるだろうと思ってしまう事です。

誰かがみつけてくれないかなあ、認めてくれないかなあ、注目してくれないかなあ、指名してくれないかなあ、昇進させてくれないかなあ、とただ待っているなら、起こることはただひとつ、年をとるということだ。それだけである。(pp.175-176)
資格の取得に走ってしまう人なんてのがそうでしょうね。

こうなってしまうのは、しょうがないのだけど・・・それを敢えて破るように行動していかないといけないんだろうなぁ…日々是勉強だ!

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2007年6月12日

panda01.gif 自分の周りの幸福が自分の幸福

昨日読み終えた渋沢健氏の本に改めて教えられた文章を紹介

巨人・渋沢栄一の「富を築く100の教え」

出来るだけ多くの人に、
できるだけ多くの幸福を
与えるように行動するのが、
吾人の義務である。
【『渋沢栄一訓言集』一言集】

現代の言葉で言うと・・・
なるべく大勢の人が
なるべく多くの幸せをつかめるように。
常にそう考えて行動するのが、我々の義務だ。(p.200)

動物は多くの細胞で構築されていますが、一つ一つの細胞が協力し合っているからこそ動物が生きていけます。

もし、癌細胞のように他の細胞の役割を無視して生きていこうとすると…動物自体が生きていくことができなくなり、結果的にに癌細胞自体が死んでしまいます。

そう考えると、生きていく上で大切なのは、自分に関わる人・事に対してプラスの影響を与えていく事なんだろうなぁと思います。


P.S.
「吾人」で思い出しましたが、グロービスの堀義人氏が↓のような本を書いてますね。今度読んでみようかなぁ~
吾人の任務

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2007年6月11日

panda01.gif 経営者よりも事業内容

VC(ベンチャーキャピタル)PE(プライベートエクイティー)で勤めている方が投資を決定するかしないかを判断する材料として第一に挙げるのが「経営者の人となり」です。

学生の方で投資系の業界に就職したい人は、面接官に「投資で重要なのはなんだと思う?」と聞かれたら「経営者がどういう人かを見極めること」と答えれば合格点は貰えるでしょう…。

しかし、私はあえて言いたい。「投資で重要なのは、経営者の資質よりもその事業(or産業)の見通し」であると。

ウォーレン・バフェットは、かつて繊維業を行っていたバークシャー・ハサウェイ社を格安の価格で買収しました。しかし、後に繊維事業は努力の甲斐なく海外からの安い競合先に対抗することができず廃業に追い込まれました。(この過程で、繊維業における優秀なスタッフも手放さざるを得なかったようです。)

繊維部門は不運な結果に終わったようですが、この経験は無駄にならず、バフェットは、事業を転換させることはきわめて難しいという貴重な教訓を得たそうです。
バフェット投資の真髄(pp.29-30) バフェット投資の王道(pp.199-200)

つまり、幾ら優秀な経営者がいたとしても、斜陽な産業における企業への投資をしないようにしなければいけないという事でしょう。

P.S.1
経営者の人となりに注目してもしょうがないとは言っておりません。見通しの良い業界ならば、経営者の資質に注目して投資の決定をする事が重要だと思います。

…ただね、投資業界の方が口を揃えて「経営者が重要だ」と述べている割りには、彼らの投資先を見ると「エエェ?」てのもあるので二枚舌だなぁと感じる事も少なくないですね。


P.S.2
余談ですが、以前取り上げた中国の物流会社Mも波に乗ってきそうですね。次に私が注目しているのは地方都市の○○で大規模開発を行う不動産会社です。ただリサーチ不足なのでポジションとるかは微妙。営業キャッシュフローは大幅マイナス…。地方都市の○○は昨年急速に発達しているとのレポート有り。(不動産業は資産インフレのシェルターですね。)

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2007年6月10日

panda01.gif 良いレストランに行き、良いホテルに泊まる

結構他人に言われてから気にするようになった事にレストランとホテルがあります。

例えばレストラン。普段会うような人と大衆居酒屋で5000円使うくらいなら、そのお誘いは断り、新たなる発見がある方と高級店の5000円のランチを食べに行くようにしています。

ホテルも例え安い海外旅行をしていて泊まる余力がない場合にでも、5つ星ホテル内のレストランやサービスを利用しようとしています。(今後は無理してでも積極的に泊まっていきたいですね。)


お金を使う事で何を得られるのかに気をつけていきたいものです。物より思い出ですね。

お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか
あえて背伸びをして高級レストランに行く価値とは
 レストランで食事をする場合は、大衆的な店の一番高い料理よりも、最高級店の安い料理を頼むようようにするといいと思います。

(中略)
 コストパフォーマンスで比較すれば、高級店で「並」を頼んだほうがいいということがいえると思います。

 さらに、私が高級レストランをお勧めする理由は、料理のコストパフォーマンスだけではありません。料理というのは、味だけではなく、食器や椅子、テーブル、サービス、店の雰囲気、客層など、トータルで楽しむものです。これらのものを比較した場合、大衆店と高級店ではあきらかに違います。どちらの方が精神的な豊かさが味わえるかということを考えれば、おのずと答は明らかでしょう。

4つ星ホテルの最高の部屋よりも、5つ星ホテルの普通の部屋を
 ホテルを選ぶ時も、先ほどのレストランを選ぶ時と同じ理由で、どうせなら4つ星ホテルの最高の部屋よりも、5つ星ホテルの普通の部屋を選ぶほうがいいと思います。(pp.107-109)

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2007年6月 9日

panda01.gif AmazonのEDY決済は使いにくい!

最近遅ればせながら気づいたのだが、AmazonEDY決済を始めたようである。

しかし、実際に使ってみようとしたら…クレジットカードを普段利用する人にとっては使いづらい!!!

クレジットカード決済にしていれば、注文後は何もしなくても商品が届くのだが・・・EDY決済では商品が確保された後にAmazonからメールが届き、わざわざ決済処理をしなければならないのだ。

しかも、決済処理にはPasoriが必要なのだ。
非接触ICカードリーダー/ライター“パソリ” SONY RC-S320 PASORI

そもそも、Pasoriを使っている人はEDYチャージにクレジットカードを利用している。当然、クレジットカードを利用している人はAmazonのショッピングにもクレジットカードを利用していると考えるのが妥当であろう。

そんな人がEDY決済にするのだろうか。確かに、ANAマイレージが付くEDYカードを利用すればマイルが溜まるのだが…。

ちなみに、楽天ブックサービスなら一度ANAのお客様番号を登録しておけば、本を買うたびに自動的にマイレージが溜まるのだ。

Amazonにはこの不便さを改善してもらいたいものである。

【私が考える解決案】
これを解決する策としては、EDYプールサービスを作るべきではないだろうか?

EDYプールサービスとは、EDYのポイントを保管できる管理口座をネット上に用意しておき、そこから引き落としが出来るようにするサービスである。

投稿者 cazper : 08:41 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif お金が集まる場所の株と土地が上がる

今更?という感じかもしれないのですが、最近土地を探していたりしました。

もちろん、都心の土地は値上がりしてしまいました。そして地方でも利回り10%台の物件を見つけることは難しくなってきているようです。(訳あり物件は別として…)

ただ今の時代だからこそ利回り10%以上という基準を下げてはいけないと思っております。というのも、これからの時代は、貨幣価値毀損による悪性の資産インフレは来るでしょうが、国力が増したことによる資産インフレは来ないと思うからです。

国力が増している間は全国的に土地も上昇しますからインカムゲインが多少減ったとしてもキャピタルゲインでその分を補うことが出来ます。しかし、悪性の資産インフレの時代は全国の土地が上がるのではなく、本当に必要とされる場所しか土地価格が上がらなくなります。ということは、インカムゲインが減った分をキャピタルゲインで補うという期待が薄くなると思われるからです。

もっとも…悪性であれ資産インフレが急激に起これば土地価格も急騰することもあるでしょうが…

東京が駄目なら上海があるさ (邱永漢 著)
 工業生産や物品販売やサービスの提供でもらたされた付加価値は儲けとして手元に残りますが、付加価値そのものは財産ではありません。財産として手元にとどめるためには、土地とか建物とか、株などの有価証券とか、あるいは現金にして所有する必要があります。お金をとても儲けてくれる会社でも、所有権は株式になっていることが多いので、その財産価値は株価によって評価されます。(p.101)

 小さな地域に人が集中すると、お金がドッと集まって、人がどんなに欲しがっても生産することのできない土地は猛烈な勢いで値上がりします。(p.99)

投稿者 cazper : 03:55 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年6月 8日

panda01.gif 欠点を自覚して補う

自分を他人と比較すると、下を見ても上を見てもきりがありません。

しかし、自分が上に行きたいと思うのならば、長所を伸ばすか、短所を無くすかしかありません。

一般的には、短所を無くすことを考えるよりも、長所を伸ばすことを考えたほうが良いと言われています。

だからといって、自分の短所について対処しなくても良いのかというとそうも言い切れません。簡単に無くす事のできる短所ならば無くした方が良いに決まっています。

ところが、人間は自分の短所を他人に指摘されたくないし、短所を指摘されたとしても誤魔化したり、逆切れしたりしてしまうのです。そして、いつまでたっても自分の短所を治さなくなって…次第に習慣化してしまいます。

愚痴の多い人なんてのが良い例です。誰も愚痴の多い人に対して、「愚痴多すぎだよね」とは指摘してくれないのです。

したがいまして、少なくとも自分の欠点は自覚するように努力して、その欠点を補うように考えたり行動したりしていかないといけないなぁと思います。

東京が駄目なら上海があるさ (邱永漢 著)
 人はその生まれによって、人生の出発点で大きな違いが生じます。俗に言う「銀の匙」をくわえて生まれてきたような人と、食うや食わずの貧乏な家に生まれた人とでは、生きていくうえでのハンディがまるで違います。
 しかし、人生の面白いところは、恵まれた環境がその人を最後の勝利者にするとは限らないことです。むしろ、不足した部分をカバーしようとして努力したり、頑張ったことが、その人を大きく成長させる原動力になっています。負けじ魂は貧乏な家に生まれた者の特権といっても間違いではありません。

(中略)

 したがって、自分の生まれをはじめから悲観してかかることはありませんが、マイナスになっていることを自覚したら、いかにしてそれをカバーするか、工夫をすることを出発点にすべきです。
 たとえば、地方の名もなき寒村に生まれたとします。そうであることを自覚したとたんに、欠点になっていることを補うにはどうしたらよいかをまず考えることです。地方にいたのでは駄目だと思ったら、都会に出ればよいし、学歴がないと駄目だと思えば、学歴をみにつけるにはどうしたらよいかを考えることです。また、自分の才能はどんなところにあるかを自覚して、それをのばすにはどうしたらいいか、行動に現して実行すればいいのです。マイナスをマイナスと思って悲観する代わりに、プラスにするにはどうしたらいいのか、いい方へ、いい方へと動くように心掛けることです。(pp.80-82)

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2007年6月 4日

panda01.gif 限界利益になるまで売り切れ

製造業の現場を見ていると、(製造)原価の○倍で定価をつけないと基本的には商売にならないという思考を教え込まれます。

確かに、商習慣として原価の○倍をつけないと商売が成り立たないというのは分かるのですが・・・そう思い込んでいる人々は得てして会計に疎かったりします。

つまり、○倍をつけなければならないという思い込みは・・・根拠が無いわけです。

一方、会計に強い人はビジネスの内容を見極めた上で、最低限の販売価格は○円にしなければならないとズバズバ言い当ててきます。(元BLSメンバーのU社のTさんなんかがそうでした。)


そんな簡単な事が、もうそろそろ読み終える本に書いてあったので紹介。

イン・ザ・ブラック
 利益は大きく「限界利益」「営業利益」「経常利益」の3つに分けられる。
 ちなみに、「粗利」と「限界利益」は少し違う。粗利は、売上から仕入原価を引いた値をさす場合が多い。
 「限界利益」は、売上から仕入原価のほか、売上に伴う変動的な費用を全て引いた残りの額である。「営業利益」は、さらに会社の家賃や事務方の給与広告宣伝費など、一般販売管理費を引いた残りの額である。そこから営業害収益や費用を±して残ったのが、「経常利益」である。
 まずは「限界利益」について、しっかり理解しておく必要がある。
 具体例を示そう。あなたがオフィス街でお弁当屋さんを始めたとする。
 自分ではつくらずに、1個500円の弁当を100個仕入れて1個750円で売るとする。お店を始めるに当たって準備したものは、弁当を並べる台とその上に敷くおしゃれなカバー。合わせて2万円である。
 弁当をすべて売ると、売上は7万5000円。仕入れには5万円かかり儲けは2万5000円だが、そこから台とカバー代の2万円を引くと、5000円になる。台とカバーは明日もつかえるが、今日だけの売上と利益では、弁当ひとつ当たり50円の儲けという計算になる。
 さて、ここからが問題である。ランチの時間が過ぎても、弁当が7つ余った。返品もできないので、値引きして売ろうと思う。では、いくらまで値引きできるか。
 正解は、限界利益ぎりぎりまでねびきしてでも、機会損失をなくすべきである。7個余っている=93個売れたということは、6万9750円の売上で限界利益には250円足りない。ということは、あと250円以上売上が上がれば、7個の弁当はいくらで売っても良いと言う事になる。

(中略)

仕入れの際、営業利益にこだわりすぎると、せっかくの顧客を逃してしまうのである。

(中略)

利益が出ていない事業だからといって、その部門をなくしてしまえば経営危機に陥る場合も往々にしてあるのだ。(pp.151-153)

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2007年6月 3日

panda01.gif 投資をすることと、人を雇って何かをすること

昨日K氏が「最近、人を雇って何かすることと(株式)投資をすることは同じだと思う」という事を言っていました。

この感覚を持つことは私は非常に大事だと思います。

人を雇うには資金が必要です。当然ですが、資金提供者は提供した資金以上のリターンが来る事を期待します。そのためには、雇った人によって動かされるビジネスが優秀である事が必要となります。

株式投資をする際にも、投資家は投資額以上のリターンが来る事を期待します。株式投資の場合には株価が動く理由は二つあります、一つは市況、もう一つはビジネス(企業価値)の成長です。市況は投資先の企業がコントロールする事ができませんが、ビジネスの成長は企業に関わる人に大きく左右されます。当然ですが、リターンを追及するには投資先企業が優秀なビジネスを行っている事が必要となります。

つまり、自分で事業を行おうと、自分で株式投資をしようと、優秀なビジネスの存在が必要ですし、自分の目論見が外れれば投下資金を失うリスクを負わなければならないという点で同じ行為なんですよね。


P.S.1
「投資は博打」であると言う人もいますが、それは「人を雇って事業を行う事も博打である」と言っているようなものです。そういう人が行う事業には参加したくないですね。

不確定な要素が大きくても、出来るだけ確定的な状況を作っていくのが事業だと思いますし。

10年後の自分が見えるヤツ1年後の自分も見えないヤツ
オプティミストであれ!
 オプティミストというのは日本では、ただ単純なバカだと思われている。違うんだ。オプティミストというのは、非常に警戒心の強い男だよ。成功確立がフィフティ・フィフティの時、オプティミストは絶対やらない。これをいかに80:20にするか、その努力をするのがオプティミスト。
 ペシミストというのは最初から100パーセント駄目になっちゃう。こういう人種が日本では慎重派と言われるんだけれども、全然違うんです。オプティミストって最高です。(pp.249)

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2007年5月30日

panda01.gif 教育とは魂を設計することだ

以前から、私は「道徳・思想といった部分の教育」の大切さを書いていましたが、久々に読んでいる落合信彦氏の本にも同様の事が書いてあったので紹介。(実に10年ぶりくらいだなぁ)

10年後の自分が見えるヤツ1年後の自分も見えないヤツ
 第一、人間の心をマニュアルなんかで作れると思うか? 人間の魂というのは、辞書によると「人間の肉体の仲に宿るもの。その人間の心を動かすもの」とある。それをもっと突きつめていくと、魂というのは「気力であり、精神だ」と。

(中略)

 『魂』にも書いたが、大学時代の恩師から卒業のときに「真の教育とは魂の設計である」というはなむけの言葉をいただいた。魂を磨き、いかにのばすか--たんにメモリーマシンをつくるだけなら、教育なんかいらない。
 「自分で考える」ということから、すべてがはじまるんだ。自分の魂をつかむことも、磨くことも。学歴とかマニュアルだけを見て生きる人間というのは、一番怠慢だと思う。生きると言う事は、そんな楽じゃないし、そんなにつまらないことでもない。自分で考え、自分の道を探していこうと思った瞬間から、気力、活力、そして精神力が育まれていくのだから。(pp.42-44)

最近周りの人に指摘されたり、自分自身でも経験から感じるのが・・・幾らロジックや技術論で物事を語っても、魂の共鳴が無いと全く面白みも生まれないし、天外伺朗氏が言うような「フロー状態」にもならないなぁ・・・と。


私はまだまだ未熟です。もっともっと、魂を磨いて、忠実に生きないと・・・。


P.S.
先日お会いしたTさんは、親からきちんとした教育を受けていました。その親はバブル崩壊でも痛手を受けなかったそうです。 また、中高時代同じ教室だったY氏も親からきちんとした教育を受けていましたね。当然、Y氏は社会に入ってから驚異的な力を発揮していたようです。(最近会っていないので、会ってどうなったのかを見てみたいものですが・・・間違いなく一目置かれる存在になっているはずです。)

関連ブログ
教育ママの不勉強
目指すべきは教師たる存在

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2007年5月29日

panda01.gif 金が不要だということはない

最近「ファイナンシャル・インテリジェンスは最低限持つべき知識」のエントリーに続き、また、お金の話。

良くアカデミアの方とお話をしていると、「お金は持ったってしょうがない、それよりも自分自身が資本である」という主旨のコメントを頂くことがあります。

しかし、そのように言う方に限って何気にお金を持っているんですね♪ まるで、東大生が「東大生って大したこと無いですよ」と言っているようなものです。学歴が無いよりあった方が良いのと同じで、お金だって無いよりあった方が良いに決まっています。

ここで注意しなければいけないのが、学歴にしろお金にしろ、あくまでも「あった方が良い」という事です。決して、学歴が不要という考え方が正しいとは思えませんし、お金が不要という考え方が正しいとは思えません。

自助論〔改訂新版〕
 金をどのように扱うか? どのようにして金を手に入れ、貯え、使うか?
 これは、われわれが人生を生き抜く知恵を持っているかどうかの最大の試金石だ。
 もちろん、金を人間生活の第一の目的だなどと考えるべきではない。だが同時に、物質的安定や社会反映の大部分が金で支えられている事実を見ると、金など取るに足りないものだとはいえないし、聖人ぶって金を軽蔑するのも正しくない。
 実際、人間のすぐれた資質のいくつかは、金の正しい使い方と密接な関係を持っている。寛容、誠実、自己犠牲などはもとより、倹約や将来への配慮というような現実的な美徳さえ、金とはきっても切れない仲にある
 その一方で、金儲けに血道をあげる人間には強欲やペテン、不正、利己心がつきものだ。また、金という天からの授かりものを乱用する連中は、浪費や不節制、明日をも知れぬ放蕩の深みにはまり込んでいく。つまり、悪徳もまた金のなせるわざなのだ。(pp.165-166)
先ほどの話に戻すと、大切なのは「学歴があった上で何をしたいのか?」という事であったり、「お金があった上でどのような事をしたいのか?」という事なのではないでしょうか。


さらに言えば、学歴を獲得する過程やお金を獲得する過程こそが大切な教育となり、大切な機会となるようです。

 人生に成功し、何不足ない生活を手に入れようと努力することは、それ自体が一つの教育である。その努力は人間の自尊心をかきたて、実務能力を引き出し、忍耐や持久力という美徳を鍛え上げる。先見性があり注意深く心をくばる人間は、すぐれた思慮分別を持っているにちがいない。現在の生活のみにこだわることなく先を読んで未来に備える人間には、浅はかな考えの持ち主は一人もいないはずだ。(p.167)

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2007年5月26日

panda01.gif 【時間価値の大切さ】最高の知恵は、決断なり

先日EOY関連の部会の後の飲み場で、Uさんとの話の中で出てきたのは「時間の大切さ」。

時間だけは、どんな人間にも平等に与えられます。

しかし、何の気なしに日々だらだらと過ごしてしまう事って多いのではないでしょうか?

もちろん、だらだら過ごすという決断をしているのなら問題は無いのですが、大概は何の予定も入っていないからだらだら過ごしてしまっている事が多いのです。

そうやって過ごすと、「今日は1日横になっていたら1日が過ぎてしまった、何もしない間に土日が終わってしまった」と感じてしまいます。

こうならないためにも、何をやるのか? 何をやらないのか? といった事は最低限「決断」していかないといけないですね。

自助論〔改訂新版〕
 ナポレオンの好んだ格言の一つに「最高に真実なる知恵は、毅然とした決断なり」という言葉がある。そして彼の人生は、強い力と俊敏な決断力が何をもたらすかをはっきり示していた。

 ナポレオンは、身も心も軍務に捧げつくした男だった。愚劣な支配者やその国民は次に彼の軍門に降った。ある時、軍隊の行く手をアルプスがはばんでいるとの報告を受けると、ナポレオンは「それならアルプスを片付けてしまおう」とまで豪語した。そして、それまで誰も近づけなかったサンプロン峠に道を切り開いたのである。彼はこう語っている。
 「不可能という言葉は、愚者の辞書に見ゆるのみ」
 戦いに勝つには、すばやく決断し、敵の過ちに乗じて迅速に行動を起こすことが常道とされる。ナポレオンは次のように述べている。
 「アルコレの戦いでは、わずか25名の騎兵だけで勝利を収めた。敵(オーストリア軍)も味方も無気力状態に陥った一瞬の機をついて、余は騎兵たちにラッパを持たせ、相手陣に突撃をかけたのだ。それだけで勝利はわが軍のものとなった。戦いにおいては、両軍とも相手を威圧しようと必死だが、その最中に突如として敵が臆病風に吹かれる時がある。その一瞬をうまく利用するのが勝利の秘訣なのだ」
 さらに、ナポレオンはこうも語っている。
 「一瞬の機を逃すと、それが不幸な敗北につながる。オーストリア軍は時間の価値を知らなかった。やつらはいつまでもぐずぐず攻撃をためらっていたから、わが軍に打ちのめされてしまったのだ」(pp.111-112)

ちなみに、私はフリーの海外旅行(特にアジア圏)は決断力をつける練習になると思っています。というのも、言葉も通じない場所で、出来るだけ見所を巡ろうとすると、多くの決断を短時間にしなければならないからです。

●どんな場所を見学するのか?(限られた時間で、どこを見て、どこを諦めるのか?…とか)
●どんな食事をとるのか?(限られた日数で、地元料理をどれくらい食べるのか?…とか)
●そこまで行くのに、どんな交通手段を使うのか?(ぼったくりタクシーを利用するかしないか…とか)

ぼったくられるのを余りに恐れてタクシーを利用しなければ、目的地まで時間が掛かり見学する場所を減らさなければなりません。 逆に、タクシーを利用すれば悪徳タクシーに乗ってしまし、高いお金を払わざる得ない場合も出てきます。

現地滞在の残り時間、満足度、体力、気力を瞬時に判断して、次の行動を決定していかなければならないのです。そして、時間の使い方として一番もったいないのが、旅行ガイド等を読み込んでしまい迷いが生じている時間だったりします。

優柔不断な人にはフリーの海外旅行をお勧めします♪


P.S.
時間価値の大切さといえば、他人と共有する時間というのも大切ですね。

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2007年5月24日

panda01.gif 中国株はいずれ劇的収縮するか?

グリーンスパン氏が中国株ブームに対し懸念を表明したようです。

中国株、劇的収縮も・グリーンスパン発言に市場動揺

 米連邦準備理事会(FRB)のグリーンスパン前議長が23日の講演で中国株は「いずれ劇的な収縮が起きる」と懸念を表明、市場を再び揺るがせた。

 米メディアによると、前議長はスペイン・マドリードでの会合に衛星中継で参加。「最近の中国株ブームは明らかに長続きしない」と市場の過熱に警鐘を鳴らした。世界経済への打撃は避けられるとの見通しも示したが、市場は神経質に反応。中国石油化工など米市場に上場する中国企業の預託証券(ADR)が軒並み下落した。 (NIKKEI.NET 2007/5/24)

以前から指摘してはいますが、上海株や深圳株に関しては私は劇的収縮が起こる事もあるかとは思います。

というのも、殆ど利益を上げていない会社の株価が1年もしない間に100%も上げているような事例も見受けられるからです。

しかし、香港市場に目を向ければROEが30%企業というのが少なからずあります。ROEが30%あれば、たとえ今PBRが2倍だとしても、株価がそのままならば3年後にはPBRは1以下に落ちてしまいます。これを割高だと言うのは変でしょう。

グリーンスパンは中国株のインデックスのチャートを見て、値上がりのスピードが急すぎることを指摘したのでしょうが、それを言ってしまえばアメリカ株のインデックスの値上がりも急と言えます。また、中国株は上海・シンセン・香港の3市場があるわけで、これらを一括りで語る事自体がおかしいのではないでしょうか?

投稿者 cazper : 21:37 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif レバレッジ・ポイントを探し、上手に使う

株取引をやっている人ならばレバレッジという言葉はご存知でしょう。レバレッジとは梃子の事であり、株式の売買におけるレバレッジは(証拠金取引用の)借金を指します。

以前にも書きましたが、レバレッジは何も借金だけの話ではありません。

レバレッジは何も道具だけの世界ではない。例えば、人を雇って何か物事を成し遂げるのも、「雇用システム」を利用して一人では出来ない事を成し遂げているという意味ではレバレッジである。また、アパート経営をするにしても、「借金」をする事で自分の資本だけでは出来ない事を成し遂げているという意味ではレバレッジである。更に言えば、「知恵」を利用する事で正攻法では突破できない事をしてしまう事もレバレッジに入るだろう。

つまりだ・・・人生においては、何らかのレバレッジを利用する事を考えていく事が効率を出す際には重要であると言う事なのだろう。(引用元:レバレッジについて考えて、A-bikeに驚く

事業を起こす事に自信のある人のお話を聞いていると、次に立ち上げる事業のレバレッジ・ポイントがどこにあるのかを理解している事に気が付きます。

以前、出会い系システムを構築・販売して荒稼ぎしたという噂のある某氏は、キャバクラはキャバ嬢がレバレッジ(・ポイント)になると話していました。つまり、キャバクラの場合はキャバ嬢が複数の顧客を抱えるわけです。そのため、顧客が多くつくキャバ嬢を多く抱えれるかが繁盛するかしないかの分かれ目となるわけです。

金持ち父さんの起業する前に読む本
 彼は図を見下ろし、少しの間考えていたが、しばらくして「レバレッジはどこに入るんだ?」と聞いた。
 マイケルの言う「レバレッジ」とは、物的・人的資源を広げたり強化したりして最大限に生かすメカニズムのことだ。資源を最大限に生かす能力は、起業家には欠かせない資質の一つだ。レバレッジもまた、スモールビジネスとビッグビジネスの間の大きな違いだ。マイケルがレバレッジの話を持ち出すことを私は予想しておくべきだった。レバレッジは私たちが特に得意な分野だった。専門分野だと言ってもいい。長年にわたってマイケルと私は、このレバレッジという道具を使って数多くのビジネスの立ち上げを手伝ってきた。
 ビジネスに活用できるレバレッジの形態は無数にある。バックミンスター・フラー博士は、ある種のレバレッジを「エフェメラリゼーション(短命化)」と呼んでいる。これは、無形のアイディアを形にして道具や物を作り、本人が物理的にそこにいなくても教えなくても、作り出した道具や物を入手可能な状態にするだけで、その人のアイディアを伝えられるようにすることを意味する。

(中略)

 そのほかの形態のレバレッジもある。例えば、ビジネス内部でその知的財産にレバレッジを聞かせることもできる。システムの説明の時にマイケルに話したように、標準的なビジネスプロセスや手順を確立すれば、ビジネスオーナーやそのほかの熟練した労働者の専門技能を、より経験の浅い(より安い)労働者が利用することができる。また、ライセンス契約や合弁事業といった戦略的な関係を使えば、外の世界で知的財産にレバレッジを効かせることができるし、他人のお金や資源を活用して資金にレバレッジを効かせることもできる。(pp.295-296)


何かをやる際には、レバレッジが使えるポイントを探して、それを最大限活用する事を考えなければなりませんね。

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2007年5月23日

panda01.gif 信・義・仁

北尾吉孝氏の特集が組んである雑誌を読み終えるところなのですが、北尾氏の考えには惚れ惚れしてしまいます。

その中の一説を紹介。

中国古典から学んだブレない判断の仕方
: 中国古典から一番何を学ばれましたか。
北尾: 判断をする際のブレない判断の仕方です。三つの言葉で「信・義・仁」と言っています。「信」はそれを行って社会の信頼を失うことはないか。「義」は、それが本当に社会のためにいいことなのか、正しいことなのか。「仁」は、相手に対する思いやりを果たせているか。これらを判断基準にするとそうブレる判断はしません。(p.20)

先日、友人K氏がブログ上で発表した「ブログのアクセス数を増やすために試したい15の方法」の内容がネットの一部で議論を呼びましたが、「信・義・仁」の観点で考えれば、ブログの内容が多くの人に読まれるに値するのならばアクセス数を増やす行為も悪とは言えませんし、読まれるに値せずに単にアフィリエイト目的だとするのならばアクセス数を増やす行為は悪と言えるのではないでしょうか。


P.S.
そういや、最近判断がブレたなぁ。自分の未熟さに反省。いい経験になった。2度と同じ間違いはしまい。

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panda01.gif 中国の物流はこれからも伸びるよ

中国において、私は陸の物流が今後も伸びていくと踏んでいるのですが、あんまり誰も語っていないようです。

経済を身体に例えると、高速道路等のインフラは血管に例える事が出来ます。血管には当然ながら酸素を運ぶ赤血球が存在します。赤血球はトラックやバスのような物です。

さて、人間の活動が活発になると血流の速度が速まります。これは経済のスピードが速くなったことを意味します。多くのトラックが工場と都市の間を激しく行き来するのです。

物流の需要は経済の成長と連動します。つまり、経済が成長する限りは物流の需要は増え続けると考えても間違いないでしょう。(もちろん、供給側は常に注意する必要があります) 中国ではヤマトホールディングスや佐川急便のようなメジャーな運輸企業が生まれていませんが、物流需要が増える段階では企業規模が大きかろうが小さかろうがパイの拡大の恩恵を受ける事ができます。

去年度から中国は消費経済へ向かうように舵取りをしています。ということは、中国の物流企業に対しては強気で行っても良いと私は考えます。


というわけで、ポジショントークをすると…「8217 重慶長安民生物流股フェン有限公司」に期待してますぉ。まだ、騰がってないので集め時だとふんどります。(別にこの会社への投資を勧めているわけではありません。)

投稿者 cazper : 00:20 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif ファイナンシャル・インテリジェンスは最低限持つべき知識

あんまり、金、金、金…という事は書きたくはないのですが、貨幣経済下で生きている以上は貨幣とは何か?という事について理解する必要があるなぁと感じていたりします。

「金持ち父さん貧乏父さん」の本にも書いてあるのですが、大学で教わる知識は日々の生活に必要な知識ではありません。あくまでも産業界に貢献するための知識です。
金持ち父さん貧乏父さん

日々の生活に必要な知識を持たない若者が、社会人として毎年世の中に輩出されていきます。アコム、武富士、プロミスといった消費者金融やセゾンといったクレジットカード会社が莫大な利益を毎年上げているのが、その証拠です。

また、良い借金と悪い借金の違いや、融資や投資の違いを知らないために、「借金なんてとんでもない」と考えたり、「事業を起こして失敗したら首をくくらなければ成らない」と思い込だりして、縮小均衡な人生を送ろうとしている人も少なからず居ます。

日々の生活に直結している貨幣システムについては、社会人になる前に学ぶべき知識でしょう。(逆に言えば、貨幣システムを理解してしまえば、大半の社会人よりも社会的な人だということになると思います。)

投稿者 cazper : 00:10 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年5月18日

panda01.gif アンバランスな方が面白い

世の中的には何事においてもバランスをとる事は重要だと考えられています。

食事、生活習慣、運動、勉強、家計等々・・・

確かに、バランスの取れた食生活を送れば長生きできそうですし、バランス良く勉強できれば大学受験を無難にクリアできるような気もします。

でも、バランスの取れた食生活を送ってしまえばホンジャマカの石塚英彦のようにデブタレントとしてもてはやされる事は無いわけですし、バランス良く勉強していては数学オリンピックで入賞する事はできないわけです。

つまり、何らかの分野で面白い存在になるためにはバランスを気にしては駄目みたいです。

ビジョナリー・ピープル
バランスなど意味がない
 皮肉なことに、人生ではただひとつのことに専念しろと社会が働きかけてくるのと同時に、そうした社会での一般的な常識が、整然と小さな断片に切り分けられたバランスのとれた人生を送れと圧力をかけてくる。これは、時間と心に対する神業のように均整のとれたコミット面と、という意味だ。ここでまたしても生じてくる問題は、正しい答えがあると考えてしまうことだ。つまり、バランスとは、時間配分した表した保証つきの円グラフで定義できるという考えだ。そのグラフには仕事、家族、コミュニティが記されており、もし運がよければ、読者もそのグラフのどこかに入れられていることだろう。

ーーー
皮肉なことに、人生ではただ一つのことに専念しろと社会が働きかけてくるのと同時に、そうした社会での一般的な常識が、整然と小さな断片に切り分けられたバランスのとれた人生を送れと圧力をかけてくる。
ーーー

(中略)
 
 永続的に成功をおさめている人たちの中には、文字どおり世界への貢献そのものの人生を送っている人が数多くいる。こうした人たちはバランスを大切な課題として提起することはない。それは彼らがそれを巧みにさばいてきたからではなく、自分の生きがいに取り組みことに余念がなかったからだ。

(中略)

人が本当に切に望んでいるのは、自らの情熱のすべてを注ぎ込める場所であって、一般的に定義されたようなバランスではない。(pp.81-83)

P.S.
ちなみに、原美術館で売られていたアシンメトリーなシャツが何気に欲しいです。

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panda01.gif 単独記憶ではなく連想記憶

私は記憶力が無い方です。特に人の名前は覚えられず、毎日会ってる人であっても名前が出てこない事すらあります。(って…それはヤバいだろって言われるんですが…)

記憶力が悪いと中学・高校での勉強では辛い思いをします。中学・高校の勉強は記憶力を必要とするからです。古典では古語を覚えなければならないし、歴史では個々の事象の西暦・年号を覚えなければなりません。

しかし、現代においてはこれらの個々の単語や年号はインターネットで調べると直ぐに出てきます。Wikipediaで調べればどんな時代に何があったのかという事象でさえ一瞬で調べる事が出来ます。人間の記憶と違い、コンピュータやネット上の記録は劣化する事はありません。そのため、人間が個々の事象を記憶するメリットは減ってきています。

だからといって、人間が全く記憶しなくても良いという事にはなりません。外部に個々の事象の記憶を任せたという事は、そこへのアクセス法を新たに記憶しなければならないからです。アクセス法を学ぶためには、多くの個々の事象を脳にインプットし、多くの事象を忘却する必要があるようです。

先週読み終えた本に、ネット時代の記憶の在り方が書いてあったので紹介しておきます。

フューチャリスト宣言(梅田望夫/茂木健一郎)
茂木:「連想記憶」、つまり、あるものを思い出すときにそこから連想して別の物まで思い出すという事がありますよね。クエスチョン&アンサー方式に空白部分の穴埋めをして正解を出すというタイプの記憶力ではなくて、チェーン・リアクション的に、ネットワーク的に記憶を展開していく能力がこれから大事になっていくと思うんです。連想力です。村上龍さんにしてもフォトグラフィックにある動作を覚えていて、それを小説にするわけだから、そこからどういう言葉を想起できるか、どういう詩的な連想をできるかが勝負でしょう。そのたぐいの記憶力がこれからは大事になってくるんじゃないかな。
梅田:覚えていないと、脳内で情報処理ができない。
茂木:できないですね。経験が蓄積されていないと。その場合、アイテムの名前を一覧にして覚えておくような必要はないという気がします。記憶のダイナミクスというのは脳の中でもともと大変自由なものです。単に博覧強記にものごとをリストに並べて覚えているという機能だけではないんですよ。その記憶のダイナミクスには、何に感心を払っているのかという志向性が重要な役割を果たしていて……。
梅田:志向性がすべての始まりなんだ。
茂木:そう僕は思っています。特にネット時代においてはそこが非常にクリティカルです。結局、サーチ・アンド・チョイスのチョイスの場面で、どういう志向性を持てるか、ということが大事だという気がするんですね。そこにおける選択肢が「可能無限」になるのだから。梅田さんが休みの日に何をネット上で調べるかには、無限の自由がありますよね。何を志向できるか、自分の人生をこれからどういう方向に向けていくのかというビジョン。それを誤ると大変なことになる。(pp.107-108)

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2007年5月17日

panda01.gif SRI(社会的責任投資)への疑問

私は社会的責任投資をする投資ファンドが注目を浴びている際に、そんなのは投資ではないと感じていました。

テレビ等を見ているとファンドマネージャや経済評論家は次のように説明していました。「社会的責任を考えて運営している企業は、歴史的にも長く存続している。だから、社会的責任投資をすれば今後も持続的な企業発展の恩恵を受ける事が出来る」と…。

彼らの言う事が本当ならば、公共交通機関はまさしく社会的責任投資の対象となるはずです。しかし、アメリカを見てみれば鉄道会社も航空会社も倒産しているのです。別にこれらの企業は、社会的責任を放棄したわけではありません。

もちろん社会的責任が無ければ訴訟やブランド価値の毀損によって企業価値が下がる可能性は高いのでしょう、しかし、だからといって社会的責任の有る事自体が企業価値を高める事にはならないと思うのです。

ジム・ロジャーズは社会的責任について次のように述べています。

娘に贈る12の言葉 (ジム・ロジャーズ)
 近年、SRI(社会的責任投資)というのが出てきているのは、知っているよね。それは、あるポリシーを持って投資するということだ。たとえば、酒を社会的によくないと考える人がいる。そう考える人のために、運用会社は、アルコール関係の会社には投資しないというファンドを作るわけだ。けれど、私は好きでは無い。確かに、アルコールで問題を起こす人は多い。しかし、一杯のワインが健康によいことも知られている。何が正しくて何が悪いかは、立場や視座が違えば変わってくる。自分で判断することが大切なんだという事を覚えておいてほしい。(pp.78-79)
投資対象企業の社会的責任の有無を判断するのは個々人なわけでして、社会的責任投資が重要だから社会的責任投資を行う投資信託へお金を託す行為自体が無責任という事にもなりかねないわけですね。

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2007年5月14日

panda01.gif 読み書き、そろばんが出来ないと経済は発展しない

ゴールデンウィークの間にベトナム・カンボジアと旅行をしていたのですが、カンボジアに於いて人生で初めて識字が出来ない人と会話しました。(←どうやって?)

英語が通じない圏では、「旅の指さし会話帳」が唯一の頼りだったりするのですが、識字が出来ない人に対しては「旅の指さし会話帳」すら通じないのです。もちろん、彼らは識字が出来なくても会話は出来るので日常生活には支障が無いようです。
カンボジア

そこで感じたのは、識字率を上げなければ、その国の国民が永続的に豊かになっていく事が出来ないであろうという事でした。読み書きが出来なければ体系的な知識を得たり教えたりする事が出来ません。そうなると、識字ができない人は肉体労働等の単純労働しか職を得る事が出来ません。


また、「読み書き、そろばん」という言葉があるように、そろばんが出来ない人が多くても国は豊かになっていく事はできないでしょう。そろばんが出来なければ、あらゆる場面での資金繰りを計算出来なくなり、その日暮らしの生活から抜け出られなくなります。

したがいまして、「読み書き、そろばん」を出来る比率の多い(発展途上)国ほど発展する可能性が高いと思いますし、比率の低い国ほど発展する可能性が低いとみて良いと思います。

娘に贈る12の言葉 (ジムロジャーズ著)
 (前略)
 1億6500万人いる六歳から十歳の子供のうち、学校を卒業するのは約3500万人にすぎない。

 これではインドを買おうとは思わない。彼らはいまは正しいことを言っているが、それだって、もう何年も繰り返し聞かされてきたことだ。もし私が間違っていて、彼らが本当に変化すれば、それはインドにとっても世界にとっても素晴らしいことであり、ビックチャンスだ。(pp.48-49)


P.S.
当然ですが、カンボジアよりもベトナムの方が教育水準が高い事を実感しましたね。

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2007年5月13日

panda01.gif アメリカ市場のカネ余り

先週辺りの日経新聞に、次のような記事が載っていました。

「カネ余り」を米市場に警鐘

 米著名投資家ウォーレンバフェット氏は同氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの年次株式総会で「1998年に大手ヘッジファンドが信用収縮のあおりを受けて破綻した。今後、同じようなことが起こる可能性がある」などと述べた。
 株主からの質問に答えたもので、潤沢な流動性が米金融市場を押し上げる「カネ余り」の状況に警鐘を鳴らした格好だ。
 信用収縮のきっかけについては、金融当局による金利引き上げなどではなく「予想外の外的な要因」を懸念していると表明。
 98年に大手ヘッジファンド、ロングターム・キャピタル・マネジメントが巨額の負債を抱えて破綻した際はロシアでの金融危機が引き金となったことなどを念頭においたものとみられる。

アメリカ国内を見ると、サブプライムローン問題が発生しているように今までは土地に資金が流入していました。その土地の高騰を抑えようとすると金利を高くするしかありません。しかし、金利を高くすると国際的な金利差で利ざやを稼ぎたい人々が群がります。そうなると、資金はアメリカ国内にどんどん滞留しますので、土地以外の資産に資金が移動します。そうなると行き先は株式しかありません。

そうなると、アメリカの株式は「バブル再来」に書いてあるようにバブル状態に突入します。当然、バブルは弾けますから、弾ければアメリカ経済は世界的に弱くなります。でも、ドルは今のところ世界的に利用されている通貨なのでアメリカ経済が大きく変動すれば世界も影響を受けます。

政策金利と預金金利さんは次のように書いています。

アメリカのカネ余りと高金利 ⇒ バブル ⇒ クラッシュ ⇒ 円高 ⇒ 貿易不振 ⇒世界的な失業の増大 ⇒ 政治の混乱
ここ、二~三年は嵐の前の静けさか?
今は世界的に景気が良いのですが、私は世界的好景気はそう長く続くとは思いません。陰陽学的な考え方をすれば、絶好調の次に起こるのは混乱です。そして、その先に起こるのは安定です。この安定というのは、陽と陰がバランス良く定在する状態を指します。

投資をする立場に立てば、絶好調の時は一番注意する時期であり、混乱の時期が一番チャンスがある事になりますね。


P.S.
この記事を書いている間にRSSを見回っていたら、tonynさんも同じようにドルの下落について言及していてビックリ。考えてることは同じですね。

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2007年5月 8日

panda01.gif わけがわからない状態では行動をしない

何のゲームでもそうなのだとおもうのですが、勝ちたければ確信が出来るまで練習を積み重ねて、確信が出来たところで行動する事が必要だと思います。

小学校の頃、私はサッカー部に入りました。新入部員は、毎日体育館を雑巾で乾拭きさせられ、その後はリフティングの練習をさせられました。リフティング連続100回出来ないとグラウンドでの練習をさせられなかったのです。

当然、サッカー部に入る連中は運動能力が高い奴らばかりで、それらに比べれば遥かに劣る私はリフティング連続100回なんて当面出来ないと思われていました。最初のうちは、皆10回や20回で終わってしまいます。しかし、時を重ねるにつれて運動能力の高い人は50回を軽々越えていくようになりました。

そんな中、運動能力がそこまで高くない私は新入部員の中で2番目にグラウンドに出れたのです。

この意外な出来事は皆を驚かせたようです。でも、よくよく考えてみると私は他の人が試行錯誤を重ねて練習している中、練習をせずにリフティングが上手な人の動作をずっと見ていたわけです。そして、ボールを落とさないにはそれなりの理由がある事が分かったわけです。その後は、そのコツを再現すべく必死に練習し、他の人々よりも早くリフティング連続100回を達成したのです。

つまり、最初から試行錯誤して行動するのではなく、試行錯誤の前に成功の秘訣を丹念に調べた方が成功の確率を上げる事ができるわけです。

そろそろ読み終わる本にジムロジャーズの著書があるのですが、彼の主張は納得できますね。

娘に贈る12の言葉
 私は君を一人の独立した人間として扱っているから、他の誰かに幼すぎると思われても、自分の頭で考えて正しいと判断したことなら、思ったとおりにすればいい。
 でも、君が正しいと思うことをするときは、それが絶対に間違っていないと思えるほど徹底的に調べてからでないといけない。成功できない人は、常にわけもわからず何かをしている。そうやっているうちに時間とお金を失っていくものなんだ。(p.13)

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2007年5月 7日

panda01.gif ベトナム経済はかなり華僑資本への依存度が高いような…

1週間掛けてベトナム・カンボジアと4月28日~5月5日まで回ってきたのですが、ベトナムがだいぶ資本主義化しているのに驚きました。特にホーチミンに関して言えば中国の地方都市よりも都市化しています。ホーチミンがタイのバンコクのように都市化していくのは間違いないでしょう。

旅を通していて強く感じたのは、日本の資本よりも中国系・韓国系の資本が街に浸透している事です。

日本の経済通は、ベトナムは第二の中国であり、中国の次に発達すると言っています。その根拠の一つになっているのが、中国の政治的なリスク。そして、中国の人件費の高騰化。また、中国人に比べるとベトナム人の方が真面目さがあると言われている点です。でも、日本の資本が多く流れているのは、あくまでも(輸出拠点のための)工業地帯とODA関連施設であり、市民生活に直結した部分へ資金は流れていません。

一方、市民生活に資金を多く流しているのは華僑や韓国系の人のようです。例えば、滞在中にタイ式マッサージを受けてきたのですが、マッサージ師があんまり給料が良くないというので話を聞いていたらオーナーは中国人と言っていました。また、町中にあるホテルにも中国語が何気に目に付きます。また、町中のバイクは日本製も目立つのですが、中国製も同様に走っています。(ちなみに、ベトナム独自のオートバイ企業はありません。)

というわけで私の感覚では、ベトナムは第二の中国と言われているように独立して発達するのではなく、中国経済に依存する形で発達していくように感じました。逆に言えば、中国経済がクラッシュする事があれば、ベトナム経済も打撃を受けるだろうし、そうなれば、リスク回避で工場をベトナムに作った日本企業も打撃を受ける事になるだろうと思います。

中国経済が好調なうちは、ホーチミン、ハノイ共に急激な都市化が進むだろうと感じましたので定期的に訪ねると変化が楽しめる街である事は間違いないでしょう。

【関連記事】
ベトナム株の証券口座の開設の仕方【BSC証券編】

P.S.1
シュムリアップ(カンボジア)も中華系資本と韓国系資本が何気に目立ちました。アジアの中で唯一日本だけが庶民レベルの場所に資本を流してないですね。

P.S.2
ちなみに、資本の流れ方を見ると裏世界にも華僑や韓国系の資本は多く流れていますね。ベトナムの裏世界ではタイと中国が混ざったような形が見受けられますし。日本の資金が裏世界構築に目立っていないのは評価できるかもしれません。(見えてないだけかも知れませんが…)

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2007年4月28日

panda01.gif 小さな時間のLossを減らさないと…

今、成田(第2ターミナル)に居ます。無くなったと思っていたYahooカフェが復活してて嬉しかったり♪

駅まで歩いていたのですが、家を出る時間が1分遅かったために空港への到着時刻に20分近い開きが出てしまう状態になってしまいました。

これは、最初の1分の遅れが、電車によって増幅されて20分の時間Lossとなって発生したと考える事が出来ます。

これは、電車や自動車で通学・通勤している人にも当てはまります。

もちろん、電車に乗っている時間を有効に活用すれば良いじゃないかという考え方もあるのですが、乗換時には有効活用出来ないし、多くの人が居る環境では有効活用の仕方も制限されてしまいます。

それが毎日生じていると考えると…塵も積もれば山となり、1日では小さな時間のLossだと思っていても、1年経てばそれなりの大きな時間のLossになってしまいます。それが、10年・20年という期間になれば、莫大な時間のLossになってしまうわけです。

お金は失っても取り戻すことが出来ますが、自分の人生において時間というのは取り戻すことが出来ません。そう考えると、日々の定常行動で生じる小さな時間Lossを小さくするように意思決定していかないといけないのでしょうね。


P.S.
この考え方は、個人の行動に関する意思決定だけではなく、会社の意思決定でも必要な考え方のように思います。

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2007年4月25日

panda01.gif 成功者を真似る

[小雨]
今日は某大学で白衣を着てTHFを吸いまくる…明らかに身体に悪い。でも、久々に大学の学食で学生に混じって食事を摂った。学生は若いなぁ。

仕事終了後に数名で近くの居酒屋でほんの軽く飲んで、その後、私は日比谷へ向かう。丸の内線の霞ヶ関駅(B2口)から地上に出たのだけど…瞬時にここに来たことがある感覚が蘇る…。 ここは、日曜に行われるインラインスケートのシティーランで通る場所だった…。

Aさんに教わった貸し会議室の場所に向かうものの会議室は締まっていた(T_T)…どうやら別の場所で会合が開かれた模様。。Aさんも今日は外出先との事で場所の詳細が調べられないとの事だったので、そのまま帰宅。

帰宅途中で↓を読み終える。(山本伸氏から贈本されました。謝謝)
超・マーケティング【インターネットを使って自宅で1億円稼いだ!】金森重樹 著
金森重樹氏は非常に頭が良いと思う。2年前に出版された本なのでWebの技術的な内容は若干古い部分があるが、まだまだ利用可能だし、Web2.0の世界でも十分応用できる。

 技術力が高い制作会社が必ずしも高い収益をあげられないのには理由があります。
 技術力で評判の会社はデザインや技術に労力の大半を注ぎ込むため、マーケティングについて考える余裕が残っていないからです。
 それに対して、僕はビジネスモデルの構築、マーケティングプランの策定に労力の大半を注いで、制作はすべて外注ですから、いかにしたら高い収益があげられるかに専念できるわけです。(p.21)
技術系だと最初に物づくりありきで何かマーケットに探りを入れたがるわけです。そして、物づくりが完了すればビジネスも回り始めると思っている人が多い。でも、成功者の発言を見ていると全てが逆で…回るビジネスをまず考えて、その延長線上で物づくりをする。

何はともあれ、とりあえず成功者を真似る事が成功への近道である事は間違いないだろう。

Naokin氏から借りっぱなしの本に↓があるのだが、
個性を捨てろ!型にはまれ!
これを読んでいても、独自に試行錯誤する前に成功者の方法を学ぶべきとつくづく感じた。(ただし、知識を学んでも古くなるので応用の利く成功手段のみを学ぶべきだろう。)

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2007年4月23日

panda01.gif 稼働率と累積性

何かを買う際に気をつけなければならないなぁと最近感じるのが、稼働率と累積性だと思っています。

例えば、ゲーム機。

ゲーム機をする時間というのは自宅に居る間なわけで、引き篭もりでも無い限りは昼間はゲームが出来ないわけです。

それでも毎日ゲームをすればゲーム機の稼働率は上がります。しかし、面白いドラマがあればゲームはしないわけですし、家で宿題があればゲームは出来ないわけで、ゲーム機の稼働率というのは低くなります。

つまり、ゲーム機を買う際には、自分や自分の子供達におけるゲーム機の稼働率がどの程度なのかを考える必要があります。稼働率が低いにもかかわらずゲーム機を購入すれば、当然ながらゲーム会社の思うつぼです。

車を購入する際にも稼働率は考えなければならないですし、住居を購入する際にも稼働率の考えは持つべきでしょう。(車であれば、レンタカーを利用する方法もあるわけですし、住居であれば賃貸にする方法もあるわけです。)


一方、ゲームをし続ける事で累積的に溜まる事はなんでしょうか?

楽しみでしょうか。楽しみというのは累積しません。思い出でしょうか。確かに累積していきます。ボタンテクニックでしょうか。これも累積していきますが…ある程度のところで増えていかなくなるでしょう。

思い出の累積が重要だと思う人にとってみればゲームをし続ける事は意義があります。しかし、スポーツ大会で優勝する事が大切だと思っている人がスポーツゲームをしてもストレスの解消にはなるかもしれませんが、大会で優勝するスキルを累積的に蓄えていくことは出来ないわけです。


したがって、何らかの物を購入する際には、その物の稼働率とその物から累積的に得られる対価が支払う額に対して妥当かどうかを検討しないといけないのではないでしょか。衝動的に購入してしまうと、対価の無い物に大金を支払っていたりしがちなんですよね…。

気をつけなければなりませんね。


P.S.
当然ですが、一過性の楽しみやストレス解消が無駄であるとは思っていません。ただし、その一過性の物事に対して支払う総金額を自己資本の中で多く割いているとしたら考え直す必要性はありそうですね。

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2007年4月22日

panda01.gif 世界の金融を動かしているのはファンド!?

大分昔のことですが、世の中は誰かによってコントロールされていると感じたことがありました。

そうした疑問を持ったときに読んだのが広瀬隆氏が書いた赤い楯でした。
赤い楯―ロスチャイルドの謎〈1〉

この手の本を読むと、持てるものがコントロールしている世の中なんだなぁと感じたものです。しかし、最近はこうした旧財閥の陰謀説は必ずしも正しくないようです。

アメリカ経済終わりの始まり 松藤民輔 著
 ファンドの資金力に比べれば、ロスチャイルド銀行など小さなものである。日本の金融機関でいえば、地銀100位前後のボリュームでしかない。とくに日本ではブランドイメージが先行しすぎた感があるが、ある意味、これは「バブル」である。実像はかなり小さいのである。
 わたし地震、フィディリティ投信の動きには注目している。というのも、この金融会社は1989年8月、日本のバブル経済が崩壊する5ヶ月前に東京支店を閉鎖して、日本株を全額売却してアメリカに資金を移動させている"くせ者"なのである。それでいて、「失われた10年」が終わる2000年に、東京市場にさりげなく舞い戻っているのである。
 そして、どうしたか?いきなり数十兆円の資金を投入し、鉄鋼株など100円以下の株式を静かに、しかし大きく仕込んだのである。
(中略)
 ロスチャイルド家、ロックフェラー家、ビル・ゲイツ、ブルネイの王様がどうのこうのといっても、個人金融資産はせいぜい3兆円~7兆円くらいのものである。…(pp.51-52)
持つ者がある程度コントロール出来てしまうのが今の世の中です。持てる者がどういう動きをしているのかは注意しておく必要があるのでしょうね。

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2007年4月21日

panda01.gif 次なるエネルギーは石炭液化(CTL)・ガス化? 『石炭液化にマイクロ波を応用できないかな…』

石油が枯渇すると叫ばれている今日この頃、次なるエネルギーとして注目されているのは天然ガスです。しかし、それよりも長期的に枯渇しないだろうと考えられているのが石炭です。石炭は固体だから使い勝手が悪いだろうと考えたら大間違いです。液化して使おうという流れが出来つつあります。

アメリカ経済終わりの始まり 松藤民輔 著
 「タミー(著者の愛称)、金現物はもうないよ。世界の中央銀行は現物売りをやめたけど、もともと、現物を持っていないくせに空売りしていた国が多いんだ。だから、政治の力で金相場を下げようとしていた。もう、どこにも金現物を持っている人はいないよ」
 金の需給関係を調査すると、10年分以上は金が足りないことがわかっている。だから、金価格が下がり理由はないのだ。彼は、金のほかに原油、ウラン、石炭にも注目しているっという、
 「タミー、知っているか。原油の生産量は2005年がピーク。むこう10年ほど、原油不足は明らかだ。世界で2番目に原油を所有する国はどこか知っているかい?」
 「イラン?」
 「NO! メキシコだよ。ところが、メキシコの原油生産量がすでに減り始めているんだ。30パーセント以上の減少になるはずだ。世界は原油不足になる。いま、南アフリカでは石炭を液化しているんだ。原油よりコストは安くなると思う。だからいま、ぼくは世界の石炭とウランに投資してるんだ」(p.130-131)
たぶん、ここでいう南アフリカの企業は石油化学会社であるサソール社(sasol)です。

ちなみに、このサソール社は中国最大の石炭サプライヤーである神華集団公司などとの間で、CTL工場(CTL=石炭液化)を中国に増設するための研究を行っていくようです。(参考先) 2010年には神華集団のCTL生産量は、1000万トンに達する見通しだとのこと。(参考先)

余談ですが、神華集団公司傘下でH株メインボードに上場しているのが中国神華能源股フェン有限公司(1088)。何気に、日本のNEDOが石炭液化技術の研究に協力している模様

石炭液化技術自体は古くから存在しているようです。しかし、商用ベースに乗せるところが難しいらしい。

石炭を液化させるまでのプロセスには1913年すでにドイツで成功している。石炭も石油も炭素と水素の化合物だが、石炭は分子量が大きく水素の割合が少ないため、通常は固体となっているのだ。そこに触媒と水素、さらに熱と圧力とを加えると、高分子の結合が断ち切られて液体となる。固体から液体にするまでには、状態を高温、高圧に保つ大掛かりな装置が必要で、生産的ランニングコストが高いという問題がある。現在のところ、コストではとても石油に太刀打ちできない。今のところ、石炭と触媒の接触効率を向上させる研究が進められている。一つひとつの分子レベルで接触させるようにすれば効率は上がる。(参照:21世紀へのマネジメント

ちなみに、南アフリカのサソール社は上記手法とは違う液化技術で商用生産しているようです。
石炭液化技術には上記のように石炭を粉砕し,溶剤と混合して高温・高圧下で水素と直接反応させる直接液化法と,石炭を一度ガス化(石炭ガス化)し,生成ガスを分離・精製した原料を合成反応させ液化する間接液化法に大別される。間接液化法は直接液化と比較してコストが高いとされているが、南アフリカサソールが商業生産を行っている。(化学業界の話題)

NEDOとかが狙っているのは、当然コストが安い直接液化法でしょう。しかしながら、直接液化法で必要とされる高温・高圧環境を作り出すための反応槽は作るのが大変だったりします。それならば、マイクロリアクター分野や創薬業界で注目されているマイクロ波(マイクロウェーブ)技術を石炭液化に使えるような気がしてならないのですが…既にやられているのでしょうか?

投稿者 cazper : 14:32 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 金利が上がれば株価が上がり、金利が下がれば株価は下がる

今日は、松藤民輔氏の本を読み終えたのですが、大前研一氏の指摘と同様に、株価と金利の関係について書いてありました。

経済の教科書に書いてある内容は、以下のようなものです。
●金利が上がれば、株価は下がる。
理由は…金利が上がると、企業が資金を調達し難くなるので企業活動が鈍くなり、結果として株価は下がる。
●金利が下がれば、株価は上がる。
理由は…金利が下がると、企業が資金を調達し易くなるので企業活動が活発になり、結果として株価は上がる。

日銀の政策金利動向のニュースを聞いていても、景気が悪いのに金利を上げたら更に悪くなるという主張が出てきます。

しかし、そうした有識者達の思惑とは反対の事が現実社会では起きてきたようです。つまり、「金利が上がれば株価が上がり、金利が下がれば株価は下がる」のです。

アメリカ経済終わりの始まり 松藤民輔 著
 金利と株価の相関関係について、歴史を少し振り返ってみよう。
 1929年8月、当時、金利は6パーセント。NYダウは381ドルであった。これが1.5パーセントまで金利が下がってくると、NYダウは42ドルまで下落する。これがあの「金融恐慌」の瞬間である。さらにさかのぼると、1873年11月、金利が9パーセントのときには、株価は441ドルであった。これが2パーセントまで下がると157ドルまで下落する。この1873年の恐慌は、1929年のそれよりインパクトのある大暴落で、大企業のほとんどが破綻しているのである。
 金融経済の現実は金利が下がると株価も下がり、金利が上昇すると株価も上昇するのである。従来のエコノミストたちは、この「常識」を「非常識」と決めてかかっている。しかし、事実は事実。ボブ・ホイのデータを見れば一目瞭然である。(pp.64-65)

そうした観点でこれからの日本の金利動向、アメリカの金利動向、ユーロの金利動向を眺めると、どこの景気が今後伸びて、どこの景気が今後落ちていくのかが占えそうですね。

投稿者 cazper : 13:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年4月20日

panda01.gif 新興市場は総じて安いけど…

いやぁ、日経平均は上がってきてるんですが、新興市場が総崩れ状態な気がします。

もっとも…IPO時に割高になってしまっている企業も多く、総崩れというよりは、正常化プロセスだと考える事が出来ます。

そのため、この安い間にジャスダック、マザーズ、ヘラクレス及び東証二部を調べれば割安な企業を見つける事が出来る可能性が高いような気がします。

ただし、気をつけなければならないのは、最近の新興市場は怪しい企業も多いという事です。

ベンチャー「無法地帯」と化す大証ヘラクレス
簿外債務や架空取引、元暴力団組長の経営者……。不祥事のオンパレードで、「第二のライブドア」も出現か。
2007年4月号

大証ヘラクレスに上場する企業で、粉飾決算や架空取引などの不祥事が後を絶たない。実像とはかけ離れた業績を投資家に示して株価を釣り上げ、それをもとに資金調達やM&A(企業の合併・買収)に走る経営者たち。こうした「錬金術師」を財界や学者も持ち上げている。(FACTA

何気に名古屋セントレックスも酷く安くなってる企業がありますね。上場時に私は株価が高すぎる、この位の値段まで落ちれば企業内容を精査しようと思っていた価格帯にまで落ちてきています。当然ながら、株価よりも企業内容が重要なので安くなっても手は出しませんが…。


今朝読み終えた本において、SBIホールディング代表である北尾氏が良い事を言っているので紹介しておきます。

何のために働くのか

得ではなく徳を教えることの大切さ

 金融業界で働く人は金銭感覚には長けているけれど人間学なんて関係ない、知らないと、いう人が多いようです。しかし、私は当社で働いている社員に人間学の重要性をこんこんと説いています。月初に行う朝礼のときでも、必ず人間学に基づいた話をします。社員を採用したり登用するときも、「徳を重視する、徳のある者を選ぶ」とはっきり宣言しています。トップがそう言えば、社員は徳を磨かなければならないと思うだろうと考えているからです。(p.175)


P.S.
理系だって、特許で一獲千金とか考えている人がいるのですが、そんな事考えるよりも技術で何を社会に提供できるのかを考えた方が良いという事でしょう。

あ、以前私は徳が無いVCの経営陣にあったことがあります。その企業がどうなっていくのかは何気に私の興味がある所だったりします。(そこの経営陣に「投資するかどうかは経営陣を見ることが大切だよ」と言われましたが…ry )

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2007年4月18日

panda01.gif 「テーマの知恵」ではなく、「メソッドの知恵」の棚卸しをする

以前から、私はオブジェクトではなくシステムに興味があると書いてきています。

システム好きな人間にとってやられると辛い質問は、「何が好きなの?」だったりします。

車好きであれば「ホンダの○○」といった返答ができるのですが…

システム好きな人間だと「車が動くシステムが好き」となるわけです。車種が好きなわけでも、エンジンが好きなわけでもなく、それらの組み合わせが好きなのです…。更に言えば、車じゃなくても電車であろうが、ロケットであろうがシステムであれば好きなのです。

ただ残念なことに、「車が好き」というのは多くの人にとって納得されやすいようなのですが、「どんな物であろうがシステムが好き」というのは理解されにくいと感じます。

ところが…これからの時代は、このような嗜好をする人に追い風が吹いてきそうです。

その理由が昨日読み終えた「プロフェッショナル進化論」に書いてありましたので、紹介しておきます。

プロフェッショナル進化論 田坂広志 著
 自分のプロフェッショナル・フィールドを広げる安易な方法など存在しないが、一つ、心に置いておくべき、まったく違った発想の「フィールドの広げ方」がある。

 それは、何か。

 自分の仕事を「縦」ではなく、「横」にしてみる。

 その方法である。

 言葉を変えれば、自分のプロフェッショナルとしての力量を、「テーマ」から見るのではなく、「メソッド」から見るということである。

 分かりやすい例を挙げよう。

 例えば、いま、永年、化粧品の訪問販売を行ってきたセールスマンがいる。

 このセールスマンの仕事の「テーマ」は、当然のことながら「化粧品」である。

 従って、このセールスマンは、永年の仕事を通じて、「化粧品についての知恵」を数多く身につけている。

 例えば、お客の顔を見ただけで、肌の乾燥具合や荒れ具合が分かり、熟練のプロフェッショナルならば、さらには、体調や健康状態、精神的ストレスまで分かるかもしれない。

 しかし、このセールスマンの仕事を、もし「メソッド」という観点からみるならば、このセールスマンは、実は、まったく別な「知恵」を身につけていることが分かる。

 「訪問販売についての知恵」である。

 例えば、家の玄関の前に立っただけで、その家の家族構成や裕福さなどが分かり、玄関が開いてその家の主婦と挨拶を交わしただけで、相手の忙しさや、精神的余裕、人柄や気質、さらには好みやセンスまで瞬時に感じ取るかもしれない。

(中略)

 最も応用が利くのは、後者の「メソッドの知恵」なのである。

(中略)

 例えば、著者自身も、本来の専門分野は、「テーマ」の観点から見るならば、「エネルギー問題と環境問題」である。大学院で研究したテーマも、そのテーマであり、民間企業の仕事として取り組んだテーマも、そのテーマである。

 しかし、現在の著者のプロフェッショナル・フィールドは、「エネルギー問題」でも、「環境問題」でもない。現在の著者のフィールドは、シンクタンクとしての「新たな知の創造」であり、「ビジョンやコンセプトの策定」である。(p.126-128)

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2007年4月17日

panda01.gif なぜ、それをやっているのか?

LifeHacksでも紹介されていたストレスフリーの仕事術GTD(Getting Things Done)の元の本を読んでいます。↓↓↓
仕事を成し遂げる技術
ストレスフリーに仕事をするにはどうしたらよいかというのがこの本の主な内容なのですが、仕事を進める上で基本となる「目的」についても言及してあるので少々紹介しておきます。

仕事でもなんでも良いのですが、人が行動を起こす上では次のようなステップを頭の中で踏むようです。

あなたの頭は、何かを達成するために、以下の五つのステップを上ります。
1. 目的と原則を定義する
2. 結果を思い描く
3. ブレーンストーミングする
4. 整理する
5. 次の行動を明らかにする(pp.84-85)
しかし、最初の1ステップ目が不明確なまま何らかの行動を起こしている事って多いのではないでしょうか?

本書で紹介されているのは、「なぜ」という質問を通して目的の具体性を明確にする必要性を説いています。

●目的
「なぜ」と質問することは、決して害になりません。あなたが現在していることの殆どは、向上する可能性があります。いや、それどころか、最高の集中力でさらに詳しく調べれば、それを活気づかせることだって可能です。なぜ、そのミーティングに行くの?あなたに課された仕事の目的は何なの?なぜ、友達を呼んで裏庭でバーベキューするのよ?なぜ、マーケティング・ディレクターを雇うの?なぜ、予算を組むの?

(中略)

 私は、これまで多くの組織で、高い教養を備えた数多くの人たちと何千時間もともにしてきました。その経験から、この「なぜ」という質問は無視できないことを知っています。会議が多くていやになるな、と人がこぼすのを聞くと、「その会議の目的は?」と質問せずにはいられません。また、「企画会議に誰を招いたらいいでしょうか?」と聞かれたときには、「その企画会議の目的は?」と質問せずにはいられません。彼らがこの私の質問に答えてくれるまでは、彼らの質問に対して適切な返答ができないのです。(p.93)

後で加筆

P.S.
今日は、田坂広志氏の講演会を聞いてきます。

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2007年4月14日

panda01.gif ようやくガス銘柄に動意が

久々に株の話でもしますか。

以前から、新海能源(0342)について言及しているのですがようやく動意がみえてきました。鄭州ガス(8099)もそのちょっと前から動意がみえています。

さて、今日はフラフラと中国銘柄を探していたら、次なる銘柄を見つけました、ROEが30%以上という驚異的な企業です。この銘柄は、他の産業の成長に引っ張られて伸びていく性質があります。ちょっと前に安くなった際には、どこぞのファンドも買い漁ったみたいです。しかし、まだまだ安値圏にあります。(当然ですが増収増益です。) 複利で30%というのは3年で資産を2倍にしてしまう収益力をもっている事になるので、驚異的である事がわかると思います。

というわけで、月曜日に買い注文です。

実は、他方で別の銘柄にも毎日買い注文を出しているのですが買えていません。なにせ、売り物が0なんですから…。(逆の言い方をすれば流動性0です。) 当然ですがこちらも毎年増収増益でFCFもプラス。誰か売るまではしつこく買い注文です。

重要なのは、バブルになろうがなるまいが、実需がプラスになっていく分野で、FCFを常にプラスに保て、他社との競争が出来るだけおきにくい分野を見つけることですね。(とはいえ、割高な銘柄には手は出しませんが・・・)

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2007年4月13日

panda01.gif 現実を離れたところに魅力が生まれる

ニコニコ動画が徐々に復活してきており、そろそろ見だそうかと思い始めた今日この頃です。

さて、テレビでは毎年「子どもに見せたくない番組」調査が行われているのですが、これを見てると自分自身は、子供に見せたくない番組も、子供に見せたい番組も、子供が見たい番組も見ている事になり…つまりは、どーしょーも無い人だと実感します。 ○| ̄|_

それはさておき、人気が出る番組は大概くだらなかったり、現実離れしたストーリーだったりします。どうして、こういうのが好きなのか自分でも説明できません。

アースダイバー (中沢新一)
 商品には、たんなる実用の世界の価値をはなれたところがなければならない。ちょっと現実を離れた部分があってはじめて、人々の無意識の欲望に触れる、魅力的な商品が生まれるのである。こういう考え方は、商品というものがこの世に出現した、ごく初期の頃からあった。その昔の商品は市場に集められたが、市場というのはもともとが神仏の支配する遊びの庭だった。その遊びの庭へ入ったものは、いったんものとの所有関係から自由になって、神仏の持ち物になって(ということは、誰のものでもないもの)、はじめて自由に売り買いのできる商品に変身できたのである。
 だから商品というものは、そもそもの成り立ちからして、現実からすこしだけ遊離したところがなくれはならず、現実を離れた分、神仏の世界のものである人の無意識に触れている部分を持っていなければ、商品としては成功しない。(pp.180-181)

P.S.
アースダイバーを読み終えたので、次はビル・ゲイツ、北京に立つだなぁ。

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2007年4月11日

panda01.gif 鉱物高と資産インフレ

前々から言われていることですが、「鉱物高と(中国の)資産インフレ」は常に気になります。

中国当局は投資が更にすすんで不動産の値上がりや株高が起ることを極端に警戒していますから、金利の引き上げとか、貸出しの制限とか、次々と手を打ってきます。でも国内で流通する人民元がふえるのを抑制しない限り、こうした抑制策はすべて役に立たないことは目に見えています。したがって次に起るのは不動産と株の値上がりだということに間違いはなさそうです。(HIQ)
中国が輸出をし続ける以上は、中国元をどんどん刷らなければならないので資産インフレが生じてしまうのはしょうがないでしょう。もちろん、中国も元の後ろ盾となる外貨を還元すべく海外の資産を購入する政府系の会社を立ち上げたようですが…割安な資産を購入しなければ意味が無いので購入すべき資産は限られてしまうでしょう。

HIQでは不動産株を狙えと言っていますが、資産インフレを前提として不動産関連の株式を購入する場合、どのビジネスをしている企業の株を買えばよいのかはちゃんと考えておきましょう。一番恩恵が大きいのは、建物を保有して賃貸料を稼いでいる企業となります。次いで、大規模な開発区を保有してジワジワと上物を作っている会社となります。最後に、土地を都度購入して上物を開発している会社となります。資産インフレのときは、レバレッジを聞かせて保有資産を多く持っている企業の方が有利となるのです。

ちなみに、資産インフレの風を大きく受ける事は無いけれどもインフレ自体に強い企業は、消費財でフランチャイズ性の高いビジネスを行っている企業です。その一つは康師傅(0322)に代表されるような食料品です。ここら辺は色々ありますので、良いビジネスを行っている企業は注目しておきましょう。(ただし、高い株価で手出しをするのは無用です。)


さて、もうひとつ気になるのが、鉱物・資源高です。

 物質・材料研究機構は、銅や鉛、ニッケルといった多くの金属が2050年までに枯渇するというレポートをまとめた。その理由は、急激な経済成長を続けるBRICsの使用量の急増だ。

(中略)

2050年までの金属使用量の累計を算出した。 その結果、鉄やモリブデン、白金などは2050年までに、採掘が経済的に見合う「埋蔵量」を使い切ることが分かった。さらに銅や鉛、金などは、経済的には採掘できないが存在が確認済みの「埋蔵量ベース」までも使用量が超えてしまう。ニッケルやマンガン、インジウムなどに至っては、使用量が埋蔵量ベースの数倍に達するという予測をはじき出した。 (日経ビジネスオンライン)

ここで注目すべきはレアメタルやレアアースと呼ばれていない金属までもが枯渇しうる可能性が出てきたと言うことです。資源全体の需要が伸びる限り、枯渇が近い将来やってくるという悲観論が必ず出てきます。(悲観論ではなく現実論なのかもしれませんが…) 資源の枯渇に皆が悲観している限り資源は高値維持されます。

BRICs等の新興国の市場を注目するのならば、同時に新興国の影響で生じる資源市場にも注目するべきでしょう。

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2007年4月10日

panda01.gif 対中投資が減っても対中貿易は増える

日本の対中投資が急減しているそうです。

日本の対中投資が急減、日本企業の中国離れかと警戒する声も
 中国商務部の統計によると、2006年の日本の対中投資額が46億ドル(約5520億円)で、前年比29.6%と大幅に減少していることがわかった。対中投資額全体では4.47%の伸びを記録しているだけに、日本の対中投資の減少はいっそう目につくものとなっている。 対中投資額の減少と裏腹に、対ベトナム・対インドの投資額は急増している。(RecordChina)
対中投資が減った理由として挙げられるのが、中国に依存する事へのリスク回避です。しかしながら、一方で、2007年中に日本の貿易相手国として最大になる可能性があるのも中国だそうです。
日中貿易は順調に拡大、2007年に中国は最大の貿易相手国に
 日本貿易振興会(ジェトロ)は2006年日中貿易のレポートを発表し、2007年に中国はアメリカを抜き、日本の最大の貿易相手国になると予測している。 2006年、日中貿易は拡大を続け、その貿易額は2112億ドルに達し、初めて2000億ドルの大台を突破した。2007年には中国はアメリカを抜いて、日本の最大の貿易相手国になる見込みだ。(RecordChina)
リスク回避のために対中投資を減らしているのに貿易は増えているというのは何か腑に落ちません。それよりも、中国が外国からの投資が減っても自国内の資金だけで拡大再生産を行える段階に入ったと考えるのが妥当な気がします。2006年から中国は消費を意識した国家戦略を描いています。外部からガソリンをジャブジャブ注がなくても前に進めるだけの速度を持ったからこそ、このような戦略を描いたのでしょう。今後どうなっていくのかは注意深く見守っていきたいですね。

P.S.
ようやく体内を暴走していたウィルスが落ち着いてきた模様。やはり、インフルエンザだったかもな。

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2007年4月 7日

panda01.gif ブームの後のバーストを待て

ゴーログを読んでいたら「国家破綻研究ブログ」さんの「加熱するベトナム株に注意を喚起したい」が引用されていました。

有形無形の「富」の大移動が始まっています。アルビン・トフラーの「富の未来」でも、アジアの経済的発展と歴史的転換を予測しています。人口、地政学的要因、その他規模を考えると、やはり中国とインドなのだと思います。

ベトナムは、事情が違います。「株価が企業業績とかかわりなく上昇し続けている」という、変な市場にもかかわらず、一般市民までがベトナム株ブームに沸き、株券が手に入らないという事態になっているようです。さらに、ベトナム国民は「不動産を担保に借金をして株を買っている」ようです。一種の信用取引ですので、いったん歯車が逆回転すると、多くの市民が破産する可能性があるのです。

そのような異常事態なのに、作られたブームに乗っかって、調整と称して巻き上げられるのが日本人の常です。

私は、日本の一般市民がまたブームに乗せられて損をするのを見ることになるのが忍びないのです。3~4年ほど前に、作られた中国株ブームがありましたが、あの時もひどいものでした。ブームの後には必ずといって良いほどバーストが来ます。今回も、同じことの繰り返しになるだろうと思います。

以前にも書きましたが、企業のファンダメンタルを見ている限り今のベトナム市場は過熱しすぎている感じがします。

もし、国家破綻研究ブログが言うように借金をして株取引をしている状態ならば、いずれは逆回転をするときが来るでしょう。しかし、一度逆回転をしてしまえば今度は膿が無くなるまで行くわけです。そして、その時こそが良い株が割安で買えるときだったりします。

したがって、ブームに乗り遅れたらバーストを待つべきでしょう。しかし、バーストが来てから動いたのでは遅いわけで、そのための準備は今のうちにしておくというのが得策なのではないですかね?


P.S.
今日は伊東に来てますぉ。でも、38.5度という高熱の罠(゜o゜)

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2007年4月 6日

panda01.gif 結局、投資で重要なのは洞察力だと思う

昨日衝動買いをしたのが↓の本です。
M&A時代企業価値のホントの考え方
以前出席したRTCカンファレンスの主催者の一人である保田さんの著書です。

基本的には企業価値に関しての本です。その中の一説に、株価しか見ない個人投資家と企業のファンダメンタルを評価する機関投資家の話が出てきます。

 株式投資をするときに、このように理論的な企業価値を算出し、それをもとに株主価値と株価を引き出す作業をせずに、市場でついている株価の動きや株価チャート(グラフ)のみを頼りに株式の売買を行っていると、企業価値を算出するという作業には違和感を覚えると思います。特に最近の個人投資家にはその傾向が強いようです。しかし、市場における売買金額で多数派を占める機関投資家はこの手法を基本としています。株価とはあくまでも企業価値の一部を表す一つの形でしかありません。企業経営陣がよく株価を上げたい、と言いますが、それはやはり企業価値、すなわち企業の収益性を上げるということを意味するべきです。(p.57)

では、株価しかみない個人投資家よりも企業価値を評価して株式投資を行う機関投資家の方が優れているのか?というとそうでも無い気がします。と言いますのも、次の一説を見れば明らかです。

 売上一つを予測するにも、予測しなくてはいけない項目が多岐にわたります。費用も同様に、一つの項目を予測するには、その土台としていくつもの項目を予測しないといけません。
 したがって、向こう5~10年間の収益予測を作成したとしても、それは仮説の上に仮説をいくつもたてた結果としてのものであり、どれか一つの仮説が異なれば最終的な予測結果も違ってくるのです。逆に言えば、どんなに一生懸命緻密に予測を作っても、その性質上どの予測もブレの大きいものになってしまうのです。(p.52)
つまり、幾ら機関投資家が企業価値を評価しようとしても、そこには仮説が多くなり、仮説が重なれば当然本質から遠のくからです。競馬に例えるならば、倍率だけを見て馬券を買うのが株価だけをみて株を売買する個人投資家で、馬の状態・過去の実績を評価して株を売買するのが機関投資家であると言えるでしょう。(株式売買を競馬と同じに土俵で比べるのはあまり好きでは無いですが…)

つまり、経済原理を教科書的に知っていたり、いち早く情報を入手できる地位にいる機関投資家といえども仮説に仮説を重ねて株価予測をしている以上、個人投資家よりも優れているとも言えないと思うわけです。(注:ここで言う個人投資家は株価だけみている投資家では無いです。)

今の時代では教科書的な知識は誰でも手に入るわけで、そうなってくると、投資をする上で重要なのは仮説の精度を高める洞察力かなぁと思うのですが、どうなのでしょう?


P.S.1
機関投資家が優れているのならば、小損する事はあっても大損する事は無いはずなのです。しかし、現実はヘッジファンドでいえばLTCMのように破綻するファンドもあるわけですし。粉飾状態であったり虚業状態である企業にも、手を貸す機関投資家はいるわけですし…。

P.S.2
最近、ぶっ倒れてるので、書く気力が…。今日は微妙に回復中。でも、夜遅いし、明日は朝早いし(*o*)

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2007年4月 2日

panda01.gif 「確実な今」を差し出して、「不確実な未来」を受け取る

今朝板倉雄一郎氏の最新刊である本を読み終えたのですが、投資の概念を上手に表現していて感心しました。

真っ当な株式投資
 人生は広義の投資そのものである、と述べました。たしかに私たちは、常に何かを差し出して、何かを受け取っています。この場合、とても重要な原則があります。
 それは、差し出すものの価値は常に「確実」なものであり、受け取るものの価値は常に「不確実」なものだということです。なぜならば、差し出すものの多くが「現在」のものであり、受け取るものの多くが「未来」のものだからです。
 「確実」な何かを差し出して「不確実」な何かと交換すること。「現在」の何かを差し出して、「未来」の何かと交換すること。これが、投資活動の本質なのです。(p.18)
さて、この本を読んで思ったのは、環境要因によって自分達の将来の見通しが悪くなると人間はどういう行動をとるのか? という事だったりします。

たぶん、次の三つの考え方があるように思います。
 ①将来の見通しが悪いのだから、今を楽しむべき
 ②将来の見通しが悪いのだから、将来に備えて今は蓄えるべき
 ③将来の見通しが悪くても、未来を作るための行動をとるべき

言い換えれば、①が消費行動、②が貯蓄行動、③が投資・起業行動となります。人間の心理としては自分達の将来置かれる環境の見通しが悪くなれば悪くなるほど①や②が多くなる気がするわけです。でも、③の数が少なくなればなるほど③のチャンスが増えてくる気がしてなりません。

例えば…なんとなく株安傾向になると出来高が少なくなるわけですが、そうした時ほど株式投資をした方がチャンスが多くなりますし。

それじゃ、日本の将来が高齢化社会・年金によって悪化すると思われている現在、我々は①、②、③のどの行動をとるのが合理的なんでしょうかね。(その答えは一つに絞られる気がするのですが…)


P.S.
①、②、③の他に国を捨てて海外で暮らすってのも選択肢としてはありますね。

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2007年3月30日

panda01.gif マネジャーに贈る十章

ここ数日、公私共に自由時間(=ネット時間)が取れなくて…情報のアウトプット時間(=ブログ書き)は減らしても、情報のインプット時間は確保しているため、睡眠不足が続いたり、蕁麻疹気味だったりと酷い日々が続いているのですが…

今日から読み始めた本はリクルート創業者の江副浩正氏が書いた本だったりします。
リクルートのDNA(ディーエヌエー)

この中のマネジャーに送る十章が大変参考になるのでメモを書き残しておきます。(後で編集します。)

1.希望・勇気・愛情
2.ネットワークで仕事をすること
3.高い給与水準
4.人は仕事を通じて学ぶ
5.プレイングマネジャー
6.まず周囲に自らを語ること
7.数字につよいこと
8.努力の継続
9.脅威と思われる事態の中に隠された発展の機会がある
10.リクルートは社会とともにある。

数日分の書き途中記事は、週末にまとめて追加です。って週末も自由時間あんまり無いんだけど…

P.S.1
今日は飲み会だ

P.S.2
全然関係無いけど、ドルを取り巻く動きが世界的に面白くなってきていますね。

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2007年3月28日

panda01.gif 習慣・慣行・常識を破るとチャンスが来る

昨日寝る前にマネーボールという本を読み終えました。この本は、プロ野球、メジャーリーグの球団であるオークランド・アスレチックスとそのGMであるビリーのノン・フィクションな話なのですが(引用レビュー)、結局他のメジャーリーグからは統計を利用したビリーの勝利の方程式は理解されなかったようです。
マネー・ボール
幾ら貧乏球団のアスレチックが勝利を物にしようが、「運がいい」だけだと決め付けた球団関係者が多かったようです。

なぜ、そのように考えてしまうのでしょうか。それは、人の常識や習慣が直ぐに変更出来ないからなのです。


バイアブル・ビジョン
 こうした業界に埋め込まれた方針や慣行を変更することを、競合他社が真似ることは、製品機能で追従するよりも、はるかに難しいことです。今日、多くの会社は、あっという間に、競合会社の製品をリバースエンジニアリングすることができます。しかし、通常、多くの会社は定着した方針や慣行を変更する事はなかなかできません。多くの会社は、これらの方針や慣行を、事業を運営する唯一のよりどころだと考えています。この概念、すなわち、業界に埋め込まれた方針や慣行を変更し、顧客の問題を解決することで競争力を得ようとする考え方が、最初に導入されたとき、ゴールドラットは、この概念を導入して会社を変えた企業は、これにより、2年間くらいは競争優位を得られるだろうと予想しました。しかし、いくつかのケースでは、競合企業は、5年経っても追従してきていません。(p.116)
田坂広志氏が 「情報革命」によって劇的な「権力の移行」が起こると仰っているのですが、こうした革命が起こる理由の一つにも人々の習慣・慣習が影響しているのだと思います。
これから何が起こるのか
というのも、本来ならば情報の在り方が変わったら、我々の情報に対する接し方も変える必要があります。例えば、情報がゆっくりしか入らなければ人間はゆっくり決断・行動を取ればよかったのですが、情報が適宜入ってくるようになれば、それに合わせて決断・行動も適宜行う必要が出てきます。しかし、人間は習慣を変えることが出来ませんから決断・行動は昔の時間スケールでしか行いません。

その証拠に、未だに会社内の予算の決裁を1年・半年単位で取っている企業が多いのです。このために、駄目だと分かってしまったプロジェクトでも年度末を迎えるまで継続するといった無駄な事がまだまだ行われているのです。

このように、世の中の環境が変わっても人間が習慣・慣行・常識に縛られてしまうからこそ、柔軟な思考の若者やベンチャー企業にチャンスが回ってくるのでしょうね。

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2007年3月26日

panda01.gif あるべき姿と現実のギャップを埋める原則

子供の頃は大きな夢を抱きます。野球選手、サッカー選手、お菓子屋さん、花屋さん…素晴らしいことです。しかし、年を重ねるにつれて現実と夢のギャップに気が付き始め、大人になってしまうと夢やなりたい自分のイメージを抱くことを諦める人が増えてきます。

ギャップに気が付いたのならば、その差を埋めるように日々の行動を積み重ねていけば良いのですが、人間は日々の小さな変化では満足しません。宝くじにあたって一獲千金を得るような劇的な変化を追い求める方が好きだったりするわけです。

もちろん持つべき運が良すぎる人は良いのですが、そんな人はほんの一握りです。それならば、殆どの人がやるべき事は現実の自分を見つめ、あるべき姿を描き、そのギャップを日々埋めていく事なのだと思うのです。

さて、長らく読み途中だった「マネーボール」という本を今読んでいるのですが、お金の無いアスレチックスが優勝できるまでになった背景が書いてあり大変面白いです。そして、この本の内容は野球だけに限らず、生き方の指針、投資思考、会社経営にも通じるところがあります。

マネー・ボール
プレーオフ進出に必要な選手を集める段階だ。バーゲンセールへ出かけるに当たって、肝に銘じている簡単な原則がある。

1.たとえ現状うまく行っていても、改善はつねにプラスになる。現状維持などしょせん不可能。懐がさびしいからには長期的改善は無理なので、短期的改善をめざすしかない。てこ入れしつづける必要がある。てこ入れを怠ると痛い目に会う。

2.はっきりと必要に迫られてしまったら、既に手遅れ。条件が悪くても、呑まざるをえなくなる。余裕を持って見送るぶんには、またあとで取り返しがつくが、あせって高井買い物をすると、取り返しがつかない場合がある。

3.うちにとって各選手がどれくらい価値があるのか、性格に把握せよ。正確にわかっていれば、きめ細かく値段をつけられる。

4.自分たちが本当に必要とするものを探せ(相手がうりたがっているものに釣られるな)。

5.どんな取引をしても、メディアはどうせ好き勝手に騒ぎ立てる。(IBMのCEO)ルー・ガースナーなら、人事異動をするたびにトップ記事で報じられるなどという、ばからしい事態には直面しないだろう。貴社全員が、「コンピュータについて知り尽くしている」と自負するはずがない。ところが、バットを一度でも握ったことがある人間は「野球について熟知している」と思い込む。新聞は無視するに限る。(pp. 292-293)

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2007年3月25日

panda01.gif バフェット銘柄とスループットの関係

バフェットが特に重視している事とは、企業が売上高利益率や在庫回転率を高めることによって利益を上げることです。(p.45)

麗しのバフェット銘柄
 これについてレモネードスタンドを例に取って説明しよう。例えば、一杯二ドルの経費をかけたレモネードを三ドルで売ったときの差額が売上高利益率あり、これが大きいほど利益は増大する。しかし、一杯のレモネードを一ドルで販売するとすれば、同じ利益を上げるには多くの在庫を用意していっそう多くのレモネードを売らなければならない。例えば、砂漠の通行人10人に10杯のレモネードを販売したとすれば、その利益は10ドルである。もっと多くの利益を上げるには利益率を高めるか、在庫回転率を向上させる必要がある。もしも広大な砂漠にレモネード店が一軒しかないとすれば、その独占的な地位を利用して高い値段で売ることができる。またそれほど高価な売値をつけなくても、多くのレモネードを売れば大きな利益を上げられる。(p.45)
売上高利益率とは、売上高に対する利益の比率であり、企業が提供する商品またはサービスの競争力と販売活動・財務活動を含めた、企業の総合的な収益力を測る指標でもあります(Wikipedia)。
●売上高利益率 = (各種)利益/売上高

一方、製品や商品が在庫として眠っていないかをチェックする指標であり、次の式で与えられます。
● 商品回転率(回)= 売上高(売上原価)÷ 平均在庫高

これらの式を見るとバフェットが理想とする企業であるためには、売上高の伸び率に対して利益の伸び率が高くし、売上高が伸びたとしても在庫(仕掛り・流通在庫等)が増えないようにしなければなりません。そのために必要となるのがバイアブル・ビジョンの展開に整合する新しいフレームワークとなります。そのために必要なパラメータは「スループット」「投資」「業務費用」の3つとなります。

バイアブル・ビジョン (pp.86-87)

・スループット(T)
・投資(I)
・業務費用(OE)

 スループット(T)は、ある組織が、その組織の目標をなんらかの単位で表現したとき、それを単位時間あたり、どれくらい生成しているかを示すレートです。営利を目的とする会社の場合は、その単位は金額です。スループットは、ある期間の中で、顧客から受け取った売上げから、販売した製品やサービスのために、外部に支払った原材料費と真の変動費を差し引いて計算されます。したがって、生成されたスループットは、原材料費と真の変動費を支払ったあとに、会社の銀行口座に残っているお金です。

 スループットを生成するために、会社は、建物、機械設備、コンピュータシステムなどの資本という形で、また、原材料、仕掛品、最終製品の在庫という形で「投資( I )」を行います。

 会社は、毎月、上で定義した投資をスループットに変えるために、お金を支出しますが、このお金を業務費用(OE)と呼びます。このお金は、給料、減価償却費、物件費、光熱費、電気などの動力費、地代などへの支出を、すべて含みます。

これらの三つのパラメータを使うと、純利益とROI(投下資本利益率)は、下記のように表現されます。

・純利益 = スループット ー 業務費用 [NP = T- OE]
・ROI = 純利益/投資 [ROI = (T - OE)/I ]

商品回転率を上げるための一つの手法はスループットを上げる事です。スループットを上げれば純利益が向上します。しかし、スループットの向上に伴い業務費用が高くなってしまっては純利益が減ってしまい、売上高利益率も下がってしまいます。そのためスループット向上に伴う業務費用の増加は防がなければなりません。

もう一つの方法は、在庫高を減少させる事です。在庫というのはバイアブル・ビジョンでいうと「投資(I)」の項になります。在庫を減らすと投下資本利益率(ROI)が高くなります。しかし、「投資(I)」はスループットを生み出すのに必要な項目ですから、スループットが減ってしまう程に「投資(I)」を減らさないように注意しなければなりません。

これを踏まえると、バフェットが好む企業というのは、バイアブル・ビジョン上では事業を維持するための毎年の投資が小さく、スループットが大きな企業という事になります。


■関連する書籍
ザ・ゴール ザ・ゴール(2)


P.S.
毎年の研究費を莫大に費やしているにも関わらず、研究が企業のスループットの向上に貢献していない研究開発型企業を多々見かけますが、そんな企業はバリュー投資の対象にはならないという事になります。(研究は大切ですが、多くの研究者の発想はビジネスとはかけ離れてますから…彼らに主導権を握らせるのは疑問だったりします。1研究が1事業になるなんていう発想は時代遅れですし・・・。)

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2007年3月22日

panda01.gif ウォーレンバフェットの長期投資スタイルが好きでも…やらない人々

投資をしている人ならば、ウォーレンバフェットを知らない人はいないでしょう。ウォーレンバフェットは、事業が優れている企業の株式を割安な価格で購入し、長期的に保有することで大きなリターンを得るという投資スタイルをとる事で、今では世界で第二位の富豪となりました。

ウォーレンバフェットのバリュー投資のスタイルが好きであるというという人は少なからずいます。しかし、ウォーレンバフェットの投資スタイルが好きであるという割りには、1年といった比較的短期のスパンで売買を繰り返している人が意外と多いのも事実なのではないでしょうか?

例えば、特定口座で株式を売却していない人は税務署に確定申告に行かなければなりません。しかし、毎年この季節になると、株式の売却益の税金を払うのに四苦八苦している人がいるとしたら…その人は間違いなく長期投資はしていない事になります。

もちろん、長期投資が投資の基本であることがわかっていても長期投資をしていない人の主張も理解できます。「バフェットだって昔は比較的短期的に売買を繰り返していた」「幾ら事業が良くても、結局人気が無い銘柄はいつ上がるのか分からない」「今の時代は昔と違いトレンドが大きく変わりやすい」…等々

投資信託を運営するファンドマネジャーも同じでして、短期的な利益を出すのに日々努力していたりします。

麗しのバフェット銘柄
数年前、われわれ(筆者)は西海岸のある大手銀行の資金運用部で数百億ドルの運用を監督している中年の投資信託ファンドマネジャーとディナーを共にする機会があった。そのときかれらが使っていると言う2000社以上の企業を分析した分厚い資料を見せてくれた。それをパラパラめくると、そこにはバフェットが買っていたキャピタル・シティーズ・コミュニケーションズがあった。

(中略)

このファンドマネジャーは彼のファンドが購入している企業の株式リストも見せてくれたが、そこにはキャピタル・シティーズノ名前はなかった。われわれは「この会社はバフェットが最近買っている会社ですよ」と話したところ、彼は「この会社が素晴らしいのはよく知っています。でもその株式がこれから六ヶ月間に上がるとは思われないので、われわれはその株式を保有していないんですよ」という返事だった。(p.32-33)

投資の世界では自分が編み出した儲かる手法を広めてしまうと、その手法が広まった事自体が相場に影響をしてしまい儲からなくなってしまうのが一般的です。しかし、バフェットは違います。彼は自分の投資スタイルを公にしているのです。それにも関わらず未だに世界第二位の富豪で居続けています。

バフェットは知っているのでしょう、幾ら自分の投資スタイルを広めたとしても多くの人は生理的に実行できないという事を…。

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2007年3月21日

panda01.gif 持続的な競争力を持つ企業

経営に携わる役員・執行役員の方々の中にも、全く経営のセンスを感じない人が居ます。そういう人々は事業の将来を自分で描いてなかったり、事業の成功がまるで宝くじのようにアンコントローラブルなものであるかのように思っていたりします。

そういう人が一番読むべき本は経営書でもビジネス書でもなく、ウォーレンバフェットに関する株式の本だと思う今日この頃だったりします。

さて、昨日衝動買いをして、もうそろそろ読み終わる本があります。この本から学ぶべき事が多いので一部を紹介しておきます。

麗しのバフェット銘柄
持続的な競争力を持つ企業とは、次のようなビジネス分野に存在する。
1. 繰り返し使われるブランドのある消耗品を扱うビジネスで、その範囲はクッキーからパンティーストッキングまで多岐にわたる。
2. 企業が自社製品をPRするときに利用する広告媒体。ブランド商品や生活必需品をPRするときはさまざまな広告媒体が必要となるため、この業界の利益率はかなり高い。
3. 個人や企業が繰り返し利用するもので、税務代行、清掃、保安、害虫駆除などのサービス。
4. 多くの人々が日常的に使用する必需品(宝石、家具、カーペット、保険など)を廉価で提供するビジネス(pp.104-105)
ウォーレンバフェットが優秀なビジネスと見ている分野の特徴は売上高利益率が高く、更に在庫回転率の高いビジネスです。幾ら受注額の大きなビジネスを行おうとしても受注がコンスタントに入らなければインキャッシュフローが安定せず余計な出費に見舞われる事が多くなります。また、誰でも出来るような特長の無いビジネスに手を出せば価格競争に直ぐに突入をして粗利率が直ぐに落ちてしまいます。

投資家として企業を見るのならば当然ウォーレンバフェットが気に入るような企業の株式を買うべきなのですが、経営者として企業を経営するのならばウォーレンバフェットに気に入られるような事業を構築すべきでしょうね。

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2007年3月16日

panda01.gif 視点は金なり

板倉事務所の高村氏が「知識は金なり」と題するブログを記載していたので、ちょっと借用します(笑

知識というのは持つか持たないかで有利にお金を運用出来たり、税金を還付をしたりする事が出来ます。しかし、知識に加えて重要だと思うのが視点です。

円安を例に取りましょう。
●給料取りという視点だと…輸入企業に勤めてるとボーナス減を覚悟することになるし、輸出企業に勤めている人だとボーナス増を期待する事になります。

●消費者という視点だと…海外のブランド物が高くなる。電気が値上がる。海外旅行で買い物が割高になる。

以上の視点は、多くの人が基本的にもつ視点です。勤めている企業なんてのは直ぐに変えるわけでも無いので円安が起ころうが起こるまいが給料の増減は運命的に受け入れざるえません。また、円安による物価変動も受け入れざる得ません。

つまり、多くの人にとって円安とは…運命と一緒で受け入れざる得ない現象なのです。それが自分にとって有利ならばラッキーと思うし、不利ならばアンラッキーと思うだけなのです。

しかし、そう思わない人々も存在します。

●国内株式を売買する視点…輸出業の株価は伸びるし、輸入業の株価は下がる。

●為替取引をやる人の視点…日本円を持っていれば対外貨で相対的に損をする。外貨を持っていれば対日本円で相対的に得をする。

●国外株式を売買する視点…海外の企業が日本の企業に比べ成長している。成長国の外国株を持っていれば円安効果と企業成長の効果が期待できる。

つまり、円安という現象一つでも、視点を変えるだけで受け入れざる得ない運命という事ではなく、利用できる機会(チャンス)と捉える事が出来るのです。

「視点は金なり」なんです。

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2007年3月15日

panda01.gif システムよりも人間性

不動産の通販大家さん」のサイトを運営している事でも有名な金森重樹氏が翻訳した本を読み終えました。

大企業になると目が輝いている人が少なくなってくる(大企業病の蔓延)とよく言われますが、その理由が端的に書いてあります。

自分の小さな「箱」から脱出する方法
「 (前略)人々をあるがままの人間としてまっとうに扱うから、みんなそれに応えようとする。しかもルー(ザグラム元CEO)は、そういう見方が出来る人間が、他の会社と比べてはるかに多い会社を作る方法を見つけ出した。
 これがザグラムの成功の秘密なんだ」

(中略)

「 別にザグラムの成功にとって、ほかの事はまったくどうでも良かった、などと言うつもりはない。
 頭の切れる人々や、経験豊富な人や長時間懸命に働く人、そういった人々をはじめとするさまざまなことにまったく価値が無いだなんて、そんなことはありえない。
 ただ一つ、これだけはいえる。
 ザクラムとおなじように頭の切れる人や経験豊富な人を集めている会社はたくさんあっても、ザグラムほどの業績をあげている会社は、ほかにはない。なぜか。
 それは、自分をあるがままの人間として見てもらえるとなると、頭の切れる人はさらに頭を働かせ、スキルを持った人はさらにそのスキルを発揮し、よく働く人はさらに懸命に働くという事実を、知らないからなんだ。
 それに、これは肝に銘じておいて欲しいんだが、自己欺瞞というのは非常に難しい問題だ。
 この病に冒されていない会社などないといってもいいくらいだが、自己欺瞞に冒されている会社ほど、その問題が見えなくなっている。ほとんどの会社は、箱の中にとらわれているといっていい。」(p.70)

中小企業の場合は、人数も少ないため大企業のように一つの事だけやっていればよいという事にはならず一人が何役もやらなければなりません。常にマンパワーが足りないので助け合わなければいけない場面が多く存在します。

一方、大企業になってくると一人が何役も兼ねるよりは、一人が一つの事に集中させて効率化を図ろうとします。また、人数も増えてくるので管理体制(or内部ルール)という内部システムをしっかりする事で容易に統率がとれるようにしていきます。

しかし、問題は管理体制をしく過程で、働く人々の人間性を否定しがちになってしまうという事です。

例えば、タイムカードでの勤怠管理なんてのが良い例です。管理のし易さから言えばタイムカードで遅刻や欠席を管理し、決められた出社時間に間に合わなければ問答無用に遅刻にするのは合理的だと考えがちです。 でも、もしかしたら、その人は出社の途中で困っているお年寄りを助けたがために遅れたかもしれませんし、途中で気分が急に悪くなって遅れたかもしれないのです。

もし、遅刻しても人助けをしているのが評価されれば彼はもっと働く意欲が出るでしょう。また、気分が悪くなってしまって遅刻してしまった人に対しても、まず最初に彼の身体を心配すれば、彼は元気になった後で思いっきり働こうと考えるわけです。

以前から、個々の商品・サービスを売ることよりも、商品・サービス群が売れるためのシステム構築が重要であると書いてきていますが、そのシステムよりも人間性の尊重が重要だと思うんですね。

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2007年3月14日

panda01.gif アメリカ発の連れ安

ここ数日、ニュースでも「アメリカのサブプライム住宅ローンの下落」が大きく取り上げられるようになりました。

今日も次のようなニュースが発信されています。

GM、系列金融会社に10億ドル注入・住宅ローンが不振

 【ニューヨーク=武類雅典】米ゼネラル・モーターズ(GM)は3月末までに、系列金融会社GMACファイナンシャル・サービシズへ約10億ドル(約 1160億円)を資本注入する。GMACは米住宅市場の減速を受け、住宅ローン事業の採算が悪化。GMはGMAC株の51%を米サーベラス・キャピタル・マネジメントなどに売却したが、その後資産内容が悪化したため、資本増強に迫られた。(2007年3月14日 NIKKEI)

今日の日経新聞の夕刊に「今度はアメリカ発の株安云々」と書いてあったのですが、この前の上海の下落もアメリカの経済の不安定さの表れであり、「今度アメリカ発の株安云々」というのが正しいわけです。

神田昌典氏が訳したバブル再来にも書いてあるのですが、アメリカの土地バブルが弾けるのはある程度予測されていました。(ただ、この本が言っているような株バブルは起きてないのですが…)
バブル再来
土地景気の転換点として気付くべきは、アメリカ西海岸の高級住宅街が売れなくなってきている時期でした。この状況は、NHKの特番でも放映されていました。最初は、今まで転売できていた家を売れない人々がポツポツと現れるのです。この段階では、土地価格が目立って下落しないので近隣住民達も売ろうともしません。しかし、売ろうとしても売れないわけですから、売り手はどんどん増えていきます。それが顕在化し始めると一気に価格は下落するし、転売目的で家を持っていた人は担保価値の毀損によって予定していた支払いが出来なくなるのです。

私は、こんな現象論はどうでも良いと思っています。興味があるのは、この経済の流れによって何が生じるのか?という事です。

結論から言えば、絶好のチャンスが訪れると思います。

と言いますのも、今回アメリカの土地バブルがはじけたと皆が騒ぐことによって、貸し渋りが既に起きていると聞いています。貸し渋りが起きなければ、バブルが弾けたといっても徐々にはじけていくはずなのです。しかし、皆が騒ぐと、皆が売りたくなるし、金融機関は貸し渋りに走るしで…バブルがはじける速度に勢いがつきます。

当然ですが、速度がつき過ぎればオーバーシュートします。土地で言えば、実態価値以下に土地価格が下落する可能性が高まるし、株で言えば企業価値以下に株価が下落する可能性が高まります。海外で言えば、アメリカと全然関係ないのに下落する株が増える可能性が高まります。

■関連記事■
アメリカのサブプライムローンの下落が意味するもの


P.S.1
ちなみに、松藤民輔の部屋でも指摘されていますが、アメリカはこの土地バブル崩壊を防ぐために利下げをする可能性があります。しかし…大前研一氏が指摘するように今のグローバル経済下では金利を下げると資金が国外に逃げてしまいます。すると…景気が悪くなるんですね…。ここ暫くは難しい舵取りをアメリカはしないといけないでしょうね。

P.S.2
余談ですが、今日は↓を読み終えました。
ベトナム株
確かに株価が高い銘柄が多いのですが、とりあえず4銘柄程が狙い目で、その内2銘柄が今の株価水準でも悪くはないなぁと感じました。(で、どこだよ?ってのは、そのうち…)

投稿者 cazper : 12:39 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月12日

panda01.gif ゆとりはレーダーの役目を果たす

人間一心不乱に突き進むことも大事なのですが、「忙」しいとは心を亡くすと書くとおり、忙しく生きていると失うものもあるんですね。

仕事一筋で生きている叔父さんが若者の流行も知らない世間知らずの人になってしまい疎まれる存在になってしまうのなんて良い例だと思います。


さて、この現象は会社でも存在するようです。例えば、株主ばかりみていて、常に余剰キャッシュを株主にとって最適な状況にしようとすると、従業員の間のゆとりが失われ次なるチャンスを発見する能力が失われていくようです。

グローバル企業の成功戦略
 差別化のための距離と能力を保つには、"余剰容量"への投資が欠かせないという事。企業の内部に"余剰容量"を抱えておけば、将来チャンスが訪れたとき、現在の活動範囲外への分野へも、すばやく進出する事が出来るのだ。この"余剰容量"を、企業は様々な形態で表現する。例えば、現行製品の進化の延長線上では必要とされないような研究をしたり、今までアウトソーシングしてきた分野(もしくは、将来アウトソーシングされそうな分野)で必要以上の技術者や研究者を常備したり、現状のキャッシュフローで許されないほどの経営資源を使って、自社の活動から派生するかもしれない新事業の芽を探したり、現状でも100パーセント利用できていない従業員の技能をさらに向上させたり・・・・。"余剰容量"はレーダーの役目を果たし、絶好調のシグナルを早期に発見してくれるため、企業は中核ビジネスと隣接する分野で、拡大の可能性を現実化することができる。また、競合相手が地歩を築く前に、万全の体制で新領域へ乗り込むこともできる。(p.314-315)
昔、ソニーにはエスパー伊藤エスパー研がありましたが、あそこまで余裕をかまさなくてもあれくらいの余裕を持たなければいけないんじゃないですかね。

ということで、私はコリラックマ的生活を理想にしているのですが、どうなんでしょ。

投稿者 cazper : 18:41 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月10日

panda01.gif アメリカのサブプライムローンの下落が意味するもの

T氏から朝一でメッセが飛んできたので紹介します。

どうも、アメリカの不動産市場が危ないというのです。

この図を眺めれば、いかにサブプライムローンの話が深刻か解かる。2006 年8月には100あったサブプライムモーゲージボンドの価格インデックスが先週は75ポイントまで下げているではないか!!

サブプライムモーゲージボンドとはサブプライムという比較的信用度が低い消費者層に対し、少し危険だけど金利が高いので・・・という理由で銀行がこの数年、積極的に貸し出していたローン。そのモーゲージ(住宅ローン債券)を証券化した債券の価格である。
100円のものが75円になった。(実際は2月27日に73まで下げた。)100兆円残高があれば25兆円が損した事になる。今年、住宅ローン関係の借換えが1兆ドル(120兆円)はあるという。だとしたらサブプライムローン債券からの損失は膨大なものであろう…。(松藤民輔の部屋 2007年03月07日

債権の大幅な下落というのは、債権保有者にとって非常に大きな痛手となります。それは、最近、日本の消費者金融の大幅赤字を見れば分かります。利息を高く取っていたとしても、元本の毀損による特損が発生すると利息を吹っ飛ばすくらいの会計上の赤字が出てしまうのです。


以前、何かの本でHSBCのレバレッジ率が世界的に高いのを見ていたことがあります。これが何を意味するのかというと、HSBCがクシャミをすると世界経済に与える影響は大きいという事です。それを踏まえて、松藤民輔氏のBlogを読んでいるとHSBCの動向には気をつけていく必要がありそうです。

HSBCという世界3位の銀行がサブプライムローンの件で100億ドルの貸倒引当金を積んだとの事。2月20日に、フォークロージャー100件と書いたが…。

今週末、トールブラザーズという高級住宅販売会社の前期の売上が67%減と発表された。明らかに米国不動産販売は減速というより急ブレーキがかかってしまった。フォークロージャーとは物件差し押さえの事。ニューヨークで前年同期比18%増のフォークロージャー。ブルックリンとクィーンズで毎週100件のフォークロージャーが起きている。(松藤民輔の部屋 2007年03月02日


チャイナショックは起きた。1日で9%下落の上海株インデックスはシニアな米国市場を416ドルも暴落させた。しかし、本質はHSBC(香港上海銀行)のサブプライムローンの事件に端を発している。(松藤民輔の部屋 2007年03月01日

今後もアメリカの不動産市場が悪化すると、どこかの市場の下落を発端とした連鎖下落が起きる可能性がありますね。アメリカの事だからといって自国には関係無いと思わないことです。

とはいえ、世界的な株安に見舞われたときには優良株の買い時でもあります。滅多に無いチャンス到来の可能性が高まったと捉えるべきでしょう。(これは、日本のプチバブルにも当てはまりますが…)

投稿者 cazper : 22:35 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 8日

panda01.gif Scribdは良いかも

@ITでも百式でも取り上げられているScribd

ドキュメントをUPして共有するしたり、種々のファイル形式でダウンロードしたり、MP3で読み上げてもらえたりするので、今後面白いサービスが出てくる予感がします。

直ぐに出てくるだろうなぁと思うのが、学生の過去問の共有。読み上げ機能を利用した「空耳文章」のUP。違法だけど漫画・歌詞のUP。著作権切れた文学のUP(青空文庫的)。内部告発的な文章のUP。

YouTubeからrimo.tvニコニコ動画が派生したように、Scribdから何が出てくるのかを想像するのは面白そう。


P.S.
百式にも書いてあるけど、このサービスを利用すれば論文保管費用は劇的に下がるんじゃないですかね? 各学会が論文データベースを個別に抱える時代は終わりですよ。(てか、終わりにすべき)

投稿者 cazper : 21:54 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif ネットとテレビの融合

ついに、国が主導してインターネット放送をテレビで見るための規格作りが始まる模様です。

ネットTV規格統一へ・総務省

 総務省は今夏にもインターネット経由でハイビジョン並みの高画質の番組を視聴できる、ネットテレビの規格を統一する。現在は松下電器産業など家電系企業と、NTTグループなど通信系企業が別々に規格を開発している。著作権の扱いなど課題も残るが、規格統一で普及への技術基盤を固め、早ければ2008年に実用化する。(NIKKEI.NET 20070308)

以前から何回か指摘していますが、「パソコンがテレビに近づく」形で放送を楽しめるようになりそうです。

総務省が主導して、標準規格を定めたいようですが…懸念材料があります。

 総務省は4月に有識者による評価委員会を設置。標準規格を固め、9月に実証実験をする。年内に国際標準の技術を決める国際電気通信連合(ITU)に日本案として提出する考え。

それは、テレビ放送がインターネット放送に置き換わるという発想で、有識者を集めて標準規格を策定しては駄目だという事です。日本は独占的なテレビ事業者が多いのですが、彼らの意見が多く含まれた標準規格を国際標準にしようとしても世界で受け入れられないでしょう。

国際標準を勝ち取りたいのならば、インターネット放送が主力の企業の意見を多く取り入れないといけません。当然、インターネット放送が主力の企業と従来のテレビ放送が主力の企業では著作権等の考え方が全く違うため意見の対立が生じるでしょう。しかし、インターネット時代の放送規格で日本が主導権を握りたければ、インターネットの利点・楽しさを十分理解している企業の意見が反映されなければなりません。

インターネット放送の一部にテレビ放送があるという位置付けで規格策定をすべきだと思います。(詳しく書けば、放送の媒体にネットがあり電波があり、ネットは世界を問わず、電波は地域性を問うという感じです。)


実際のところ、YouTubeappleTVTiVoと、インターネットでの放送は海外勢が進んでいます。日本だけの映像を見て満足する時代は終わったのです。

米アマゾン、テレビ向け映像配信本格始動

 【ニューヨーク=清水石珠実】米アマゾン・ドット・コムとテレビ録画サービスのティーボは7日、テレビ向けの動画配信サービスに本格的に乗り出すと発表した。インターネットを通じてアマゾンの動画配信サービスから映画やテレビ番組を購入、テレビに接続してあるティーボの録画機に保存してテレビ画面で視聴する仕組み。インターネット配信を利用するが、パソコン画面ではなく、画面の大きいテレビで映像を楽しめるのが特徴。

 今回の正式なサービス開始に伴い、ブロードバンド(大容量)接続可能なティーボ利用者約150万人が、アマゾンを通じて動画を購入できるようになる。アマゾンとティーボは、2月から一部の利用者を対象に試験サービスを開始していた。 (NIKKEI.NET 20070308

投稿者 cazper : 12:04 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 7日

panda01.gif 【ベトナム株式】現在のベトナム市場の過熱感はタイの2倍?

昨日のガイアの夜明けでは「成長を買う! ~沸騰する新興国投資ブーム~」が放映されていました。

その中で「テンプルトン・アセットマネージメント」代表のマーク・モビアス氏(70歳)が「ベトナム株を私は持っていない。高すぎる」と言っていましたが、全くその通りだと思います。

私の感覚で言えば、ベトナム株式市場の過熱感はタイの過熱感の2倍です。逆に言えば、ベトナム市場の株価が今の半分になれば詳しく割安株を探し始めるべきだと思います。(もしくは、今の株価のままで企業規模が2倍になったとき・・・)

とはいえ、このゴールデンウィークを利用して日程の都合が合えばBSC証券で口座を開こうと考えているので、今↓の本を読んでいたりします。
ベトナム株

さて、何故割高感があるのかと言いますと、まず、主要企業のPBR(株価純資産倍率)が軒並み7倍~8倍つけているからです。もちろん、PBRが7倍~8倍ついていても、ROEが軒並み20%を超えているので割安だと主張する人も居るかもしれません。

しかし、20%のROEで4年半位でBPSが2倍になるくらいですから、それでもPBRは3.5倍~4倍なわけです。ということは、5年後に万が一ROEが10%に落ちるとその時点で割高感が露呈してしまうわけです。それよりは、安全性を考えて5年以内に株式市場が冷え込む事を祈って待った方が得策です。安全圏で購入した株式は、企業体が良ければ株価に振り回されずに安心して持っていられますから。

PERで見てみると、軒並み25倍以上となっています。成長企業のPERが25倍というのは必ずしも高くは無いのですが、PERというのは収益が基準となります。当然ながら、収益が少なくなればPERは高くなるし、収益が高くなればPERは小さくなります。毎年の収益が安定している業種であればPERで企業を見てもある程度は良いのですが、今後の業績がどうなるのかわからない企業の割安度をPERで判断するのは若干信頼性に欠けます。


市場が若干過熱気味なのですが、今後も企業は成長していくとは思うので「企業価値>株価」となるチャンスを気長に待ちましょ~


P.S.
余談になりますが、以前「ネットワンシステムズ(7518)は買いか?」という記事の中で「株価が10万円台をつけた段階から注目するのが良いのかなぁ」と書きましたが、今じゃ14万円台。
現段階で私がネットワンシステムズ社の株価が割安かどうかを判断すると、正直割安とは言えないですね。売り上げキャッシュフローに貢献すべき売上げの減少は痛いでしょう。たぶん、受注単価(仕事の単位時間当り)が安くなり、人件費という固定費は変わりにくいので、今まで高利益率だったものがどんどん利益率が下がってしまうという感じではないでしょうか? 売上債権の減少によって、手元のキャッシュが溜まっているのでこれを利用して次の利益率の高い事業に手を出せるかどうかが今後の鍵でしょうね。

投稿者 cazper : 12:25 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 6日

panda01.gif 対等なパートナーといえども平等にはならない

対等な合併、対等な夫婦、対等な同盟等々…対等な関係は多々あるのですが本当に対等な関係ってあるのでしょうか?

対等と謳っている以上は表面上は対等なのだと思います。でも、対等であるという事は逆に優柔不断になりやすいと感じてしまうわけです。

例えば、旅行計画を立てている対等な関係の夫婦がいるとします。夫は北海道旅行に行きたいと考え、妻は沖縄でダイビングしたいと考えています。この場合、本当に対等であるならば何も決まりません。でも、実際には、沖縄旅行か北海道旅行のどちらかに決まってしまいます。その場合、どちらかの主張が強いわけです。(じゃんけんで決まる事もあるかもしれませんが…)

こっくりさんでも同様の現象が起きます。こっくりさんをやるプレーヤーは対等な関係に見えて、実は誰かが動かしているわけです。(その誰かが霊によって操られている可能性は否定しませんが…)

対等な関係を結んだり、対等な関係を分析する場合には真の支配者が誰であるかを見抜く事が大切ですね。


グローバル企業の成功戦略

ネットワークは企業間の平等をもたらすか?
 生産が細分化した結果、発注企業がいちばん上にいて、いちばん下に供給業者がいるというヒエラルキーは、相互依存という関係にとって代わられた。どの企業に主導権があるかは、ビジネスサイクルの局面に応じて、もしくは製品構成の変化によってしばしば変わるようだ。半導体チップの需要が高いときはファウンドリの天下で、顧客は苦労して、生産計画の割当をもらわなくてはいけない。ファッションの神がレースに微笑むときは、コードリーのレースメーカーが支配権を持つ。しかし状況が変われば、ほかの業者にもチャンスがめぐってくる。持ち回りのように変化する力関係からは、ヒエラルキーに代わるネットワークとして世界という展望が開かれる。企業間の平等やパートナーシップに、新しい形が生まれている。
 しかし、パ-トナー企業同士は本当に平等だろうか? 実際には、ネットワークの中のある企業がネットワークの中の他の企業より、強い立場にたつという関係が頻繁に見られる。強い立場にある企業は、他の企業に指示を出す権利を持っていないにもかかわらず、生産工程の分割や統合を決めたり、ネットワークの中のどの企業がどの業務を担うかを決めたりできる。生産プロセスの再編成をどうするか、誰がいつ何を作るかを決められるのは、一部の企業であって、すべての企業ではない。核となる企業がシステムデザイナーとしての役割を果たす。ネットワーク経済に関する著作のあるスタンフォード大学の青木昌彦の言葉を借りれば、"舵取り"役の企業がいる。(p.232)

投稿者 cazper : 06:22 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 5日

panda01.gif 師弟関係で結ばれるチームが必要

新潟まで出張していたので、新幹線の中で某氏に渡された「下流志向」なる本を読んでいました。
下流志向

最近、私が書いた事と大分被さるというか…私と同じような事を考えている人が居るようですね。例えば、ちょっと前に「目指すべきは教師たる存在」と書いた事があったのですが、ビジネスカフェジャパンの平川克己氏が次のように語っていました。

ビジネスでいい仕事をしたケースには師弟関係が確かに多く見られるんです。優れたリーダーがいて、そのリーダーを皆が尊敬して、求心力が生まれる。尊敬される師がいて、そこへみんなが集まって一つのチームになるというのが、日本的組織としてはたしかにいちばん効率が高い。先ほど、個性と自我についてのお話がありましたが、私も自我を殺すことの不快と共同ですることの喜びを比べれば、共同で行動することの喜びが大きいと思います。日本的な経営には今の学校教育、師弟関係についてのお話と会い通じる物が多くあると思いました。(p.185)
戦後の小さな企業が大きくなる段階では、多くの人が生きるのに必死で「年齢=経験の差」となっていたため、若い人が年上の人を立てて動く事は合理的だったのだと思います。

しかし、年功序列という制度が固定化し始めると、「年齢が高い=偉い」と思い込む人が多くなってきたんですね。年々何かを学び続けている人ならば年功序列制度があろうと無かろうと若い世代にとって目指すべき存在となるのかもしれません。しかし、どうも世の中を見ていると「年齢が高い=無能」という事が多くなってきたような気がします。というのも、世の中の変化が激しくなったために昔のスキルは通用しなくなり、情報という面でも若者の方が多く保有する事の方が多くなったからです。

「それじゃ、年齢が高い人の存在価値は何か?」といえば、時代が変わっても変わることの無い思想・考え方・魅力を身に付けて若い人々を良き方向に導く事だと思います。(とはいえ、世間一般ではこんな人ってそんな多く見かけないですが…)

 ちょっと技量があがってくると、もうこの先生に教わることはないと思って勝手に独立して流派を名乗るようになるからです。でも、それは当たり前のことで、人間というのは年を取ると体力が衰えますから、スピードやパワーで弟子の方が上になることは珍しくない。
 ところが、きちんと武道をやっている人の場合には、そういうことが起こらない。師は絶対なのです。例えば、私が技術上のことで質問しても、師は「これこれこうだ、と私は思う」とは言わない。そうではなくて、「私は師からこう聞いた」としか言わない。私見を述べない。師は断言しない人なのです。(pp.185-186)

投稿者 cazper : 23:47 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 2日

panda01.gif 目指すべきは教師たる存在

今の世の中、年をとった人が良く「若者はなっとらん」と言うのですが、その若者を育てたのは親達です。親達がしっかりしなかったからこそ、子供達がしっかりしなかったんだと思います。今の団塊の世代は、工業化社会で組み込まれ、核家族化した世界で生きてきました。そのため、本来は家庭で教えるべき道徳・思想といった部分の教育も放棄してきたんですね。放棄したというよりも、教えられないんですね。なぜならば、彼らも工業化社会で生き抜くのに必死で親から道徳・思想といったものを伝授されなかったわけですから。

逆に考えれば、年を取るにつれてやらなければいけない事は他人に教える事の出来る何かを身に付ける事なのだと思います。そして、教えることを意識するからこそ、常に自分を高めようとするわけですし、周りに教えていくからこそ、周りの人々も立派に育つわけですから。

あなたの悩みが世界を救う! 神田昌典
 上司とは管理職ではない。上司とは、ティーチャー、つまり教師なのだ。
 上司を管理職と定義づけていると、必然的に、上司は部下を管理する事になる。部下に指示を与え、進捗状況をチェックし、期日までに終わらせる事が仕事になる。ところが上司は現場が見えなくなっているから、ピンとはずれの指示をしてしまう。それでも仕事をさせないことには管理欲としての立場がなくなるから、強制することで自分の地位を安定させる。そこで社内はピントが外れた、無駄な仕事であふれかえることになる。
 一方、上司は教師であると定義づけると、どうなる?
 その仕事は、生徒が学びやすい環境を整えることになる。自らが仕事に没頭するのではなく、仕事全体を鳥瞰して改善するのが仕事。----どうすれば社員が休んだときでも、滞りなく仕事がまわるようになるのか?どうすれば社員が業務マニュアルをまとめて、仕事を教えあう環境が出来るか?新入社員にどんなステップで仕事をさせれば、喜んで顧客対応出来るようになるのか?このように部下が学ぶことを第一に考え、部下が自分を追い越していくことに無情の喜びを感じるのだ。(p.20)

投稿者 cazper : 22:42 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 1日

panda01.gif 良いオブジェクトよりも良いシステムを作る大切さ

技術屋に限らない話なのですが、特に技術屋に多い発想は、「この製品をキチンと仕上げれば売れる(だろう)」とか「このサービスを立ち上げれば、使う人はいる(だろう)」とか「誰もやっていない事なのだから、作れば売れる可能性がある」とかです。

もしかしたら、たまたま開発した製品が売れることはある事はあるかも知れません。ベンチャー企業ならば一製品が売れれば良いかもしれません、しかし、一製品が売れたからといってビジネスとして成功したわけではないのです。企業活動というのは永続的におこなう必要があります。たまたま製品が売れたからといって、その企業の永続性は保証されないのです。

重要なのは、一つの製品・一つのサービスを作る事ではなく、製品やサービスを作っていく事で自分達が社会においてどのような役割を担えるかです。製品群やサービス群に特徴を持たせられれば、顧客が自分達に対して特定のイメージを抱くようになり、それがブランドとなって企業の永続性に貢献してくれるのです。

良いオブジェクトを作る事よりも、個々のオブジェクトを組み合わせたシステムを良く作る事の方が大切でしょう。

グローバル企業の成功戦略
 先進国ではどの産業、どの製品、どの業務が生き残り、栄えるか?何が姿を消すか?それらの問いに答えるため、わたしたちの調査は始まった。速テク(ファストテク)業界や遅テク(スローテク)業界の企業幹部数百人に話を聞く中でわかったのは、革新的な成功企業の強さは、製品そのものより、機能を担う能力に由来するということだ。(p.182)

 パソコンや眼鏡業界の調査からわかったのは、機能の連鎖の中のどこに身を置いても、価値の高い商品やサービスを創出できるということだ。ある企業とある企業との決定的な違いは、業種より、機能の違いによって生まれることもわかった。コモディティかどうかは、商品の種類で決まるわけではない。実際、どんな種類の商品でもたいていは、他社にまねのできない特徴を加えられるなら、コモディティではなくなる。そういう価値のある商品やサービスを作ろうとするなかで、企業は自社の担う機能を選ぶ。つまり自社の能力を商品に結びつけるための戦略的な判断を下す。その判断がどうおこなわれているかを把握するためには、機能に着目して、企業を分類しなくてはいけない。最終商品(デルが売っているのはパソコンか、サービスかとか、ルクソティカやサフィロが売っているのはファッションか、眼鏡かとか)ではなく、どういう活動に特化しているかによって、企業を分類するということだ。(p.202)

R25を読んでいたら、ソフト・オン・デマンド元社長の高橋がなり氏もシステム(仕組み)に言及していますね。

 「同じことをやっても、勝てるわけ無いんだよ。生産農家が評価されていばれる仕組みをつくるのが俺の仕事なんです。いまは、10年後の自分が農業をやりやすい環境をつくるために、河口から川上に向かって流通の水路を掘っている最中かな」(R25 p.13)

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2007年2月28日

panda01.gif 少品種多量生産が減ったんじゃない、逃げただけだ

最近、多品種少量生産が増えてきたと言います。確かに、物余りの時代になったため「物より思い出」な人々に物を売るためには個々人の感性に合った商品を作る必要性があります。しかし、だからといって多品種少量生産の形態は無くなってしまったのでしょうか?

そうは思いません。百円ショップに行けば同じ形をしたプラスチック製品を多数見かけますし、建設現場に行けば同じ形をしたH鋼を多量に見ることが出来ます。ある所には少品種多量生産のビジネスは残っているのです。

ただし、少品種多量生産をするわけですから、生産コストは出来るだけ最小にする必要があります。製鉄業の場合は、人件費よりも設備の費用の方が大きいので海外生産をするメリットが小さいのですが、汎用的なプラスチック加工業のような人件費率の割合の大きい事業になればなる程海外へ逃げやすくなります。

一方、多品種少量生産となると、消費者の動向に即座に対応する必要が出てきます。そのため、コスト削減のために海外や地方へ生産拠点を構えるよりも、人件費が高くても消費地に近い場所で生産する必要が出てきます。

そのため、先進国になればなるほど、多品種少量生産の業務が国内に残る事となります。「最近、多品種少量生産の注文が増えてきているので、対応が大変になった」と現場の人々は思うのでしょうが、少品種多量生産が減ったのではなく海外・地方へ逃げただけなんですね。

グローバル企業の成功戦略
 企業が卵を別々の器に入れたい場合、最も可能性が高い選択肢は、世界じゅうに散らばるその他の低賃金国だろう。しかし、繊維・衣料産業で栄える国は、おそらく、将来的には現在より数を減らしていく。(中略) ここで一つの疑問が浮かぶ。中国以外で繊維・衣料製品を生産するとしたら、いったいどこの国が第一候補となるだろうか? まず名前が挙がるのは、インドやトルコなど、大規模な最新の生産施設を持ちながら比較的賃金の安い国々だ。また、賃金が低く、労働者の技能が比較的高く、台湾・香港の投資家との関係が深いベトナムも、この動乱を生き残る有力な候補と言えるだろう。

(中略)

衣料品生産の中国独占がないと思われる理由が、さらにもうひとつ存在する。富裕諸国において、商品の迅速な配送・補充サービスに、現在でも高価格が設定できている点だ。最新かつ最良の製品を一ヶ月先ではなく、"今"手に入れられるなら、先進国の人々は喜んで財布の紐を緩める。(pp.164-166)


P.S.
そう考えると、国内に残った多品種少量生産ビジネスを助けるための試作ビジネスが盛り上がっているのも良く分かります。

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panda01.gif 交通の要衝は人が集まる、人が集まる所は栄える

一昨日(2月26日)の新聞の1面は「中国の高速鉄道網 日本に技術支援打診」という記事でした。

どうやら、黒龍江省ハルビンと大連の路線についてマイナス40度下でも高速安定走行が出来る車両の運行技術の支援を日本に依頼してきたようです。これはこれで、東北端に住む人が大連へ手軽に出てこれるようになるので有意義な事業になると思います。

ただ、この鉄道が完成したことによって大連が栄えるのか?というとそうでも無いような気がします。といいますのも、大連は哈爾賓(ハルビン)方面からの産物の窓口にしかならなず、ハルビンへ進出している企業の数も他の南の地域に比べると少ないからです。

それでは、次の日経新聞の切り抜きの図を見てください。
deepchina
これは、中国における鉄道網を示しています。鉄道網というのは、基本的には栄えた街同士を結ぶように構築されていきます。首都である北京と工業の中心地である広州が南北のラインで結ばれています。また、昔のシルクロードの出発点であり鉱物の集積場所となる西安と経済の中心地である上海が東西のラインで結ばれています。そして、南北のラインと東西のラインでぶつかるところに鄭州があります。また、首都となる北京へ物資を供給するために便利な天津へも鉄道網が延びております。

昔の交通の要衝で代表的な街は西安です。ここはシルクロードの終着点となっていたため行商の通る街だったわけです。当然人が通るところでは彼らを相手にした商売が発達します。つまり、交通の要衝になるところは自然と栄えるわけです。

それでは、現代の交通の要衝はどこかといえば、陸と海を繋ぐ街と鉄道網の交わる地域となります。上海、広州(珠海デルタ)、天津、そして鄭州は黙っていても人が集まり発達する事が予想できるわけです。


P.S.
是非とも行きたい中国の町は、「鄭州」です。鄭州といえば世間的には嵩山少林寺がある事で有名なんですが、個人的には鄭州ガス 8099に興味有り。

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2007年2月27日

panda01.gif 昔は皆パラサイトだった

パラサイトといえば、パラサイト・シングルに代表されるように、自立した生活を送らない駄目な人々を思い浮かべるのではないでしょうか?

でも、よくよく考えてみると日本も昔はパラサイトの人が多かったんじゃないかと思うわけです。パラサイト状態が減ったのは工業化社会が到来して、集団就職が起こり、次いで核家族化が生じた結果なのではないでしょうか。

その証拠に日本の昔の状況と同じような経済状態にある東南アジア諸国で見かける光景は、昼間から寝てる親父たち、平日の昼間っから道路で中国将棋を指している人々…です。彼らの家庭は、一人一人の収入は非常に少ないのですが、お互いが協力し合う事で生きています。親戚一同の中で、大きく稼げる人がいれば、いつの間にか親戚が増え…稼ぎ頭を中心としたコミュニティーが形成されます。

経済が成長すると人々はお金の儲かる場所に移動し始めますから、どんどん都心に人が集中し始めます。そうした人口集中が起きる段階では核家族化が起きるし、そもそも都会へ憧れて出てくる人は家族の制止を振り払ってでも出てくるのですからパラサイトする人は減ります。しかし、都会に住み着いた人々も子供を産みますし、彼らの子供は田舎に行きたくないのですから、都会に留まろうと考えるわけです。

すると、都会に留まろうとする人の中には親元にパラサイトする人が出てくるのはある種当たり前なんですね。それじゃ、経済発展が一段落しているイギリス等を見てみると…やっぱりパラサイトな人々はいるわけです。


さて、現代において世間的にはパラサイトとは見なされないけれども、実体はパラサイトしている人も居ます。それはどういう人達かといえば、親元と近い場所に住居を構える人達です。結婚している場合には、両方・片方の親元と近い場所に住居を構える人達です。

住居を別にする事で世間的には自立しているように思わるけども、親元が近いので利用する際には利用する。このようなパラサイトを利用できる夫婦と、地方から出身してきた人同士の夫婦では生活の余裕度に大きな差があるように思います。


パラサイトも使いようですね。


と、こんな事を語っていたら、世の中に起きている現象を根本から説明した本を紹介されたので今度読んでみようと思います。某編集者Y氏もお勧めだそうです。↓
下流志向 (内田樹 著)

投稿者 cazper : 07:03 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月26日

panda01.gif 原則的に消費に借金はしない

最近でこそ消費者金融の金利が高すぎると国でも議論されるようになり、灰色金利撤廃の動きとなっておりますが、消費者金融が倒産しないところを見ると10%20%といった高い金利でお金を借りたがる人は沢山居ることが分かります。

本来、お買い物をするにしてもお金が無いのならば我慢するのが筋なのですが、給料日までの間の1週間くらいならば1万円借りたとしても利子は50円程しかかからないし微々たるものだと思って借りてしまうのです。

しかし、消費者金融とは良く言った物でして、借り入れた元金の1万円も直ぐに消費してしまうのですから、次の月給日前になるとまた1万円が足りない状態となります。すると、また1万円を借りてしまうんですね。

本来ならば借りたその次の月は1万円分節約すべきなのですが、借り入れを続ける内に借りる事自体に慣れて行ってしまい、1万円しか借り入れていなかったものが2万円の借り入れになり、3万円の借り入れになり…どんどん雪だるま式に増えていってしまうのです。

こうした事が当たり前であると感じている人は消費者金融には近寄らないのですが、近寄らない人の中にも消費者金融と自動車ローンや住宅ローンは別物であると思っている人が少なくありません。

例えば、大学生が就職してしばらくすると自動車を購入するための頭金を確保できるようになります。すると、自動車ローンを組んで自動車を購入する人が出てくるわけです。当然ですが、借り入れた元金とそれに応じた利子を返していかなければなりません。

自動車ローンの場合は消費者金融と違い利息率が高くありませんので、毎月給料を貰っている人であれば数年もあれば返してしまえます。しかし、ここに罠があるわけです。自動車を新車で購入した瞬間に中古市場で売ろうとしても買値で買ってくれることは無く、10%、20%安くしなければなりません。つまり、自動車を購入した人は「購入した車の価値の下落分」と「利子分」を毎月支払っているという事になります。

住宅ローンを利用して住居を購入する際も同様です。

節約家族を取り上げた番組を見ていると、それらの家族は住居を購入するための頭金を確保するために節約していたり、住宅ローン返済のために節約していたりしています。しかし、そのような状況を見ていると消費者金融で目一杯借金をしてしまい、返済に四苦八苦している人々とそれ程違わないように思えてならない訳です。

神さまの視点で見れば、人並みな生活を送る人の生涯賃金は決まってしまっているのです。それにも関わらず、ローンを組んでしまえば利子を支払った分だけ生涯賃金の中で自由に使えるお金が減ってしまうのは自明なのです。

したがって、出来るだけ消費をするのに借金をしないようにしなければなりませんね。

投稿者 cazper : 02:12 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月25日

panda01.gif 【住宅ローン】たかが金利、されど金利 (日銀の利上げの影響)

先日、日銀が利上げを行いました。

普通預金金利、週明けから引き上げ続々 ローンも負担増

 日本銀行の利上げ決定を受け大手銀行各行は21日、週明けから普通預金金利を引き上げると発表した。預金金利の受け取り額は増えるが、「超低金利が低金利になっただけ」(ファイナンシャルプランナー)との指摘もある。一方で住宅ローンなど借入金利にも上昇圧力がかかり、誰もが金利アップの恩恵を実感できるわけではなさそうだ。

 三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、りそななど各行は同日、普通預金金利を現在の年0.10%から0.20%に、住友信託は0.20%を0.25%に、それぞれ引き上げると発表した。いずれも26日から実施する。(asahi.com 2007年2月21日(水)22:53

第一生命経済研究所主席エコノミスト、熊野英生氏の試算では家計全体では差し引き約4866億円の恩恵がある、らしいです。

まぁ、恩恵のある人は問題無いのですが、金利上昇を一番気にしているのは変動金利で住宅ローンを抱えている人と、これから住宅ローンを借りようとしている人だと思います。

住宅ローン金利上げ=固定1~20年全期間-三菱東京UFJ
 三菱東京UFJ銀行は23日、固定型住宅ローン金利を3月1日から引き上げると発表した。1年物から20年物までの全期間で、0.05~0.10%引き上げ年2.90~4.70%とする。日銀の追加利上げを受けた措置で、今月末に発表する他行にも影響を与えそうだ。住宅購入を予定している人は、金利負担のアップを強いられる。
 また、三菱東京UFJ、みずほ、三井住友など大手銀行は、3月中にも短期プライムレート(優遇貸出金利)を現行の年1.625%から最大で0.25%引き上げる方向で検討。このため、変動型住宅ローン金利も、現行の年2.625%から最大0.25%上昇する見通し。既に借り入れている人は7月返済分から、新規に借り入れる人は10月から新金利が適用されるもようだ。 ( 時事ドットコム 2007/02/23-20:09 )


ファイナンシャルプランナーの三輪鉄郎氏は「多くの人は、預金額に比べ住宅ローン借入額の方が2000万~3000万円とボリュームがある。ローンの負担増の影響の方が大きいかもしれない」と話す。(asahi.com 2007年2月21日(水)22:53

試しに、2500万円の変動金利型の住宅ローンを35年掛けて返済する人が0.25%の金利上昇に出会った場合、どれくらい返済負担が増えるのかを計算してみました

金利が2.625%の場合は次のようになります
●元金:25,000,000円
●利息:13,244,159円
●合計:38,244,159円
月払いで換算すると、月91,058円の支払いとなります。

一方、金利が2.875%の場合は
●元金:25,000,000円
●利息:14,680,356円
●合計:39,680,356円
月払いで換算すると、月94,477円の支払いとなります。

(ただし、上記の計算はボーナス払い無しで、元利均等返済払いをした場合を想定しています)

その差額は、144万円程。つまり、0.25%の上昇で可処分所得が人生を通じて144万円減るわけです。月に直すと3500円の負担増となります。月に3000円程度の負担が増すくらいならばちょっと節約してなんとかなるんじゃないかと人間は思うのですが、人生で稼げる金額は限られているのに金利が上昇しただけで小型自動車1台分が買えなくなると考えると、今回の金利上昇による負担が如何に大きいのかが分かると思います。

ちなみに、今後1%金利が上昇すると592万円が人生の中の可処分所得から減り、毎月10万5141円支払わなければならず月に直して1万4000円の負担増になります。月で1万円の負担増になると困ってしまう家庭って案外多いんじゃないですかね?

藤巻建史氏が今から金利が6%上がるというのは想定外ではない、と書いていますが、ここ10年が低金利だったからといって今後10年も低金利のままだろうと考える事自体が甘いと思います。金利が6%上昇してもローン支払いに支障がないような行動をとっていくべきでしょうね。

株式の売買に限らず、ローンの借り入れも長期的な視点が必要なんですね~~。


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【参考】金利のプラスの威力を知りたい方は、下の記事へどうぞ
足し算ワールドと掛け算ワールド

投稿者 cazper : 06:30 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月24日

panda01.gif ブログパーツへの一考

最近、ブログパーツに注目が浴びているみたいなのですが、案外ヒットするブログパーツって少ないんじゃないのかなぁと思いちょっと考えてみました。

ブログパーツに関わる人物は次の3種類に分かれます。
●ブログパーツ提供者
●ブログ運営者
●ブログ訪問者
ブログパーツをブログに貼ってもらうためには、少なくともブログ運営者にとってメリットが無ければなりません。

楽天Amazon等のアフィリエイト系のパーツは、運営者に対し金銭的なメリットを提供します。パーツ提供者も物販の売上げを伸ばすことが出来ます。

また、Feed meterBlogRankingバナーならば、ブログ運営者に対してブログ人気度といった情報を提供します。パーツ提供者は自社サイトへ人を誘導する事で広告費を稼いだり、ブログのトラフィックを解析することでSEO対策ビジネス等に必要なデータを取得する事が出来ます。

ところが、ブログパーツのポータルサイトを見ていると、運営者にメリットを感じさせないパーツが沢山あります。アフィリエイトを伴わない広告パーツが良い例です。ゲームが出来るパーツも同様です。ブログにゲームパーツを貼っても、わざわざゲームをするために利用者が増えるわけではないわけです。

たかがブログパーツなのですが、されどブログパーツでして…ちゃんと運営者へのメリットを考えたパーツを提供しないといけないんでしょうね。

投稿者 cazper : 21:07 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月23日

panda01.gif GoogleやAppleでみる今後のブランド

ブランドとは何でしょうか?

用語集を調べると、次のように書いてあります。

 一般的な意味は「競合他社と区別させることを意図して設計された『商標、銘柄』」ですが、私たちの定義は、企業と生活者の共通認知としてのブランドということになります。
 詳しくは「ブランドとは企業と生活者の共通認知である。それは、売り手である企業の理念にもとづく商品化と買い手である生活者の文化によって形成される」というものです。ブランドは、ネーミングと商標登録の問題だけではないし、広告で差異を創り出せるものでもないのです。(J-Marketing)

ブランドで一番有名な例はコカコーラでしょう。ジュースの缶で赤い色の物といえばコカコーラが連想されてしまいます。こうなってしまうと、他のメーカーは赤い色を使いにくくなってしまいます。赤い色のラベルを使ってしまうと、それはコカコーラの販売促進も兼ねてしまうからです。

ブランドは消費者に対して、「選択の手間が省ける」「選択の時間が省ける」「安心感が得られる」 といったメリットを提供する事で商品・サービスの売上げ・価格維持に貢献します(引用元)。しかし今後は、それらに加えて「この企業ならやってくれる」という期待感の向上が重要になってくるでしょう。

Appleは、多くのMp3携帯プレイヤーがメモリーで提供されていた時代にHDDを積んだiPodを発表し、その後メモリープレイヤーでは極薄のiPod nano、さらに動画を見れるタイプのiPodを次々と発売していきました。一方、箱物を売るだけではなくiTunesストアで数多くの音楽を99セントで購入できるようにした事で、Appleの利用者になれば良い事があるという期待感を大きくしたのです。

一方、Googleも高い期待感を利用したビジネスを展開しています。

 グーグルは2月23日、オフィスソフト、メール、チャット、カレンダーなどをオンラインで利用する法人向けサービス「Google Apps Premier Edition」の正式サービスを開始した。サービスはオンラインでSaaSとして提供。利用料は1ユーザーアカウントあたり年額6300円。

(中略)

 当面は50~1000人規模の組織を想定ターゲットとする。大須賀氏は、大企業では内部統制やコンプライアンス、セキュリティへの懸念からSaaS型のサービスを受け入れる素地はまだ整っていないのではないかとしながらも、「銀行にお金を預けるように、メールデータを外部に委託するという考え方もあると思う。セキュリティ面などでSaaSに技術的な課題はない」と話した。(@IT 2007年2月23日)


ゼネラル・エレクトリック(GE)などのアメリカ大手企業が利用を検討しているという。(2007年2月23日 日経新聞夕刊)

Googleにブランド力が無ければ、こんなサービスはセキュリティーの観点から受け入れられないと一蹴されると思います。(特に日本の大企業はこう考えるでしょう) しかし、グーグルは今までのサービス展開で高い期待感を利用者に抱かさせているために、従来なら社内情報は社内で保存するべきという常識も変えてしまうのでしょう。


大衆の期待感が高ければ、大衆は企業の行動を支持し、企業は今までは変える事が不可能だったルールを変えてしまう…そんな時代なのかもしれません。

投稿者 cazper : 21:00 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif ウコンって身体に良いの?

最近、あるある大辞典の納豆大事件が記憶に新しいのですが、大豆といえば身体に良いと言われています。

大豆にはイソフラボンが含まれており、これは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするらしいのです。これにより更年期障害・骨粗鬆症・乳がん等の予防に役立つと言われています。しかし一方で、過剰摂取をすると逆に癌を発症する危険性があるとも言われています。(たまにはこぼれ話)


そして、昨日は飲み会の席で今大流行中だという↓を貰いました。
琉球酒豪伝説
これ、ウコンとアガリクス等の菌類の2種類の錠剤が入っています。

ウコンにはどうやら肝機能が強化されたり胆汁酸の分泌の効能があるらしいのです。でも、一方で次のような話も聞いたことがあるわけです。胆汁が増加すると癌になると…。(具体的には、胆汁酸が胆汁酸腸内細菌によって二次胆汁酸に変換されます。この二次胆汁酸の毒性によって腸粘膜の炎症がもたらされたり癌細胞が増殖するようです。)

うーむ、ウコンで肝機能を強化し過ぎると、逆に大腸癌のリスクがあるという事でしょうか? やはり過ぎたるは及ばざるが如しという感じでしょうか。


P.S.
ちなみに、二次胆汁酸を除去するには食物繊維と善玉菌が鍵だそうです。

投稿者 cazper : 18:01 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 悪くなる企業の兆候

業績が悪くなる企業というのは必ずといって良い程分かります。例えば以下のような感じです。

●売上げ予想の根拠が無い(下方修正が習慣化している)
戦略とロジックが無かったり甘かったりします。あとは根性で何とかなると思っています。

●売上げを如何に伸ばすかよりも、コスト削減ばかりに目がいく
売上げが伸びないので、コスト削減ばかりに努力してしまいます。(でも一番大事なのは、売上げを伸ばすこと。ただし利益を犠牲にしては駄目です。)

●業績が芳しく無くなっても、具体的な対策を打てないマネジメントが多い
対策を自ら打ち出せないマネジメントは、誰でも出来るわけです。

●活気が無い、覇気が無い人が多い
元気のあるベンチャー企業と元気の無い大企業を見ていると雰囲気に天と地の違いがあります。

●優秀な人ほど抜けてく
優秀な人は他に移っても十分働けるので、業績が悪くなる企業からはどんどん逃げていきます。


以上はインサイダーの視点です。もちろん悪くなる企業の特徴はアウトサイダーでも捉える事が出来ます。それが、以下のような項目です。


●変なファイナンスを繰り返し始める
エタイの知れない人への第三者割り当て増資や(MS)CBの発行を繰り返すということは、まともな金融機関に相手にされていないという事を意味します。

●売上げの伸びが悪くなってもキャッシュアウトが減らない
特損する直前はだいたいこんな感じです。

●業績の踊り場で、株主対策をする
業績の伸びが悪くなってきたときに株主対策をするということは、逆に言えばそろそろ業績が横ばい・下降するのが予想つきます。

●会計方針が合わないから監査法人を変える
そのままの監査法人を利用していると、計上できない特損・売上げを計上している事を意味します。


悪い兆候が摘み取れるならば摘み取る必要があるし、摘み取れなさそうなら近寄らないか逃げるが一番ですね。

投稿者 cazper : 12:39 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月21日

panda01.gif ベンチャーキャピタルや投資信託の運営者はプロか?

ここ5年くらいの間にベンチャーキャピタルや投資信託の運用本数が伸びています。しかし、顧客本位にたった行為をしている事業者は少ないような気がします。

それもそのはずで…彼らの収益は運用資金の手数料によってもたらされるからです。

上場株式への投資信託であれば、手数料を増やす方法は顧客から如何に金を預けてもらえるかに掛かっているため、営業をしまくります。また、ベンチャーキャピタルの場合にはファンドの手数料に加えて、投資先の企業にコンサルをしてそこから収益を得ようとします。

つまり、彼らのモチベーションは手数料を如何に増やすかであって、顧客から預かった資金を如何に増やすかではありません。

某ベンチャーキャピタルを見ていると1号ファンドを立ち上げたのは良いのですが結局担当者レベルで運用実績が出るまでには時間が掛かると言い始め、1号ファンドとは別の切り口の2号ファンドを立ち上げています。ファンドの本数を増やすことで手数料を増やしたいという事がありありと見えます。(当然担当者は同じわけですから、ベンチャーキャピタルとしてのファンド運営ポリシーに一貫性がありません)

また、上場企業への投資信託の運営者は、社内規定で自らが株式を運用してはいけないことになっています。もちろん、自らの資金を投資信託へ預けることはできるのですが、自分の資金を自らの判断で投資するという経験にはなりません。

私が聞いただけでも次のように発言する人がいるわけです。
●某銀行系投資信託運営者
「私は数年前まで、投資という世界を全く知りませんでした。ワハハハ」

・・・こんな人に自分の資金を託したくはありませんね。


●某ベンチャーキャピタル経営者
「コンサルだけだと儲からなかった、だからベンチャーキャピタル経営の話に加わったんだ。」

・・・コンサルで儲けられないのに、ベンチャーキャピタルで成功するのでしょうか?


そうかんがえると、バークシャーハサウェイの経営者であり株主のウォーレンバフェットは顧客(投資家)を非常に大事にしていますね。何せ、バークシャーハサウェイが損をすれば、最大なる被害を被るのは本人なのですから。やはり、バフェットは投資家としてもプロなのでしょうね。


P.S.
ベンチャーキャピタルでもプリンシパルインベストメント部門で稼ぎだしている企業もありまして、これらの企業の方がファンド一本の企業よりもプロである可能性が高いでしょうね。

投稿者 cazper : 06:08 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月20日

panda01.gif M&A時代の投資戦略 その2

先日は「規模の経済」という視点からM&Aが生じ易い業界を絞り投資に値する企業を探していく事について書いたわけですが、今日は財務面からM&Aが起きやすい企業を見ていきます。

財務面からM&Aの起きやすい企業を探し出すのは比較的簡単です。何故ならば、相手の企業を買収した際に財務面でプラスに働くような企業を探せば良いからです。つまり、「株価 < 企業価値」である企業を探し出せば良いからです。

バリュー投資の手法に似ています。

企業価値を評価するに当り、注目すべきは次の二つです。
資産の価値:キャッシュ、土地、設備、在庫などといった、所有する資産の価値
事業価値:事業が生み出す将来キャッシュフローの現在価値の総和

バランスシート上では「資本 = 資産 - 負債」で表現されるわけで、「資産>時価総額」の状態であれば買収され易くなります。ただし注意しなければならないのは、負債は現金で返さなければならないのに、資産は必ずしも現金の形で存在していない事です。また、資産の中でも土地や在庫になってくると市場で売却するときに買い叩かれる可能性が高くなってきます。

例えば10年前のビデオデッキを在庫で保有している企業が倒産しても、誰もビデオデッキなんて買おうなんて思う人はいないわけです。つまり、企業が倒産する前はバランスシート上に資産と計上されていても、倒産してみたら「ただのゴミ」となる可能性だってあります。

ということは、資産の中身が出来るだけ現金性の高いものである一方で負債の割合が低い株価低迷企業は買収されやすい企業と言えるでしょう。
賢明なる投資家
ベンジャミングレアム↑もネットネット株と称してこのような状態の株式を買っていたみたいですし、一時期名を馳せた村上ファンドも比較的この手の企業に狙いをつけて株式を買い上げていました。


一方、企業価値を評価するには、資産面だけではなく利益面も評価する必要があります。損益計算表上の利益と言うのは企業にお金が入らなくても計上できる性質がありますので、真の利益を表しません。

バフェットは真の株主利益について次のように述べています。真の株主利益とは、営業キャッシュフローから、「その企業が長期にわたり競争力と生産高を維持するために必要な平均的な年間設備投資費用」を引いて、考えるべきである。(引用元:株初心者からのバリュー銘柄スクリーニング研究会)

つまり、事業価値は将来に渡る真の株主利益の現在価値の総和であるといえます。この手の話はビジネス書に書いてあります。…しかし、会社四季報を読めば分かると思うのですが、企業の利益というのは毎年揺らぎます。更に言えば、今年利益が出ていたとしても、来年には赤字になる企業も少なくありません。これでは、DCF法を利用して企業の現在価値予測の信頼性が損なわれます。

当然ながら、買収に動く企業やファンドは買収先の企業価値を評価する上で事業価値も推測しますので、事業価値の推測しやすい企業の方が推測しにくい企業よりも買収される可能性が高くなります。つまり、安定したキャッシュフローを稼ぎ出しているにも関わらず、株価が低迷している企業が買収されやすい企業という事になります。(食品企業と不動産デベロッパーを比べれば、食品企業の方が買収リスクが高いと予測されます。)


P.S.
先日はM&Aが起こる代表的な業界例として医薬・製薬を書きましたが、今思いつくだけでも医療検査受託、給食系はM&Aが起こるでしょう。ちなみに、私は○○(な行)業界もM&Aが起きるのではないかと考えています。(今中国の成長で延びている船舶業界も需要が一巡すれば、M&Aが起きるような気がしますね。)

投稿者 cazper : 06:41 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月19日

panda01.gif あるものだけでやるか、他の助けを借りるか

世の中を見ていると二通りの人がいます。

●自分がもっているもの(時間・お金・交友関係・地位・信用等々)で何とかやりくりしようと心がける人
●自分がもっているものと他の人がもっているものを組み合わせて何かをやろうと考える人

前者の例で言うと、例えば毎月の給料の中で生活費・住宅ローン費用を捻出し、余ったお金で娯楽をしようとしている人が当てはまります。給料の中でやり繰りしようと考えるわけですから、より贅沢な生活をしたいと思うと給料を上げるしかありません。(今だと外資系金融機関に就職したり転職したりする人はこうした考えをもっているのではないでしょうか?)

一方、後者は、自分が持っている能力等は限られていると最初から考えます。そこで、自分の能力と何か外部の力を組み合わせてより大きなパワーを手に入れようとします。例えば、数年前位から「実践サラリーマン大家さん!」といった類の本が増えているのにも代表されるように、自分の保有資金に銀行からの融資を加える事で自己資金だけでは手に入れられないものを手に入れるような行動をとる人がいるわけです。

前者の人達は後者のような行動をとる人達を見ると次のように言います。「自分の持てる範囲内でやらないと危ない。失敗したときに痛い目に会う」と…。確かにその通りで、後者の人達は他人の力を借りるわけですから失敗すれば大きな痛手を負います。

しかし面白いことに、そうは言うものの前者の人達も"特定の消費"をする際には他人の力を借ります。その代表が「住宅ローン」です。減価償却も効かない自宅に関しては35年ローンを組んででも手に入れようとするわけです。また、ギャンブルや女好きな人の一部には、消費者ローンを組んででも娯楽しようとするのです。

つまり、前者の人は「特定の消費」に関しては他人の助けを借りる事に対して抵抗が無いのに対し、投資・事業等をする際に他人の助けを借りる事に関しては抵抗を示すのです。私からしてみたら、消費するのに他人の力を借りる事程リスクが高い事は無いと思うのですが…。

投稿者 cazper : 06:12 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 繰り返しには麻薬性がある

経済的な話題から離れたことも時には書きますぉ。

人間に限らないですが神経とは使えば使うほど強化されていき、使わないところはどんどん弱くなっていきます。当然ながら、人間は好き嫌いが存在するので自分が好きな事は自然と繰り返していき、好きな事は比較的短時間で上達していきます。その一方で、嫌いな事は他からの強制力が働かない限り繰り返さないので全然上達しません。

ところが、嫌な事でも繰り返しやらされていると好きになる事ってありますよね。どうしてそうなるのかと言うと、最初は嫌だったとしても、繰り返す内に慣れてきてしまい、慣れによって上手にこなす事が出来るようになるので最終的に好きになってしまうんですね。仕事が嫌いな人に対して「今やっていることを続けていれば好きになれる」と言う人々がいる事からしても、このような現象がある事は間違いはないでしょう。

「繰り返し」というのは「繰り返す事自体」への心地良さを生じさせる麻薬性が存在していると言っても良いんじゃないですかね。

実際のところ、こうした「繰り返し」の力を悪用している人達もいまして、某宗教団体なんてのは音楽に色々な言葉を載せて何回も何回も信者に吹き込んでいたりするんですね。そうすることで何時の間にか深い洗脳状態を作れてしまったりするわけです。もちろん、良い事に対して「繰り返し」の力を用いる事もできるのは言うまでもないです。

てなわけで…!?・・・繰り返しの魔力を体験する映像を3つほど集めてみました(笑

投稿者 cazper : 03:12 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月17日

panda01.gif 予想通りの展開だ

色々と予想通りの展開が来ている。


NOVAの英会話学校問題
これは、ブログに上げたことはないが周りの人には話していたことだ。財務面からいうと株主資本比率が低い。その上授業料が安い=教員の給料も安い。教員の質への懸念もあるし、英会話学校に行く人も気軽さで入るので辞める人も多いはずである。それをカバーするためにCMを多く打っている。この値段でサービスが出来ているのもCMによる知名度効果なので、ブランドイメージが大きく毀損すると…(ry。


●M&Aの話
今日の日経新聞で「大丸と松坂屋、統合」が報じられていた。数日前に書いた内容そのまんまである。中堅が二つくっついて業界で上位に食い込む模様。


●プライバシー問題
ZAKZAKで「NHKディレクター、エロ日記流出…アナのメルアドも 」なるニュース。既に2chではNHKディレクターと付き合っていた5名の女性の名前が書かれ、数人の顔写真が特定されている。また、教員は働く職場も特定されている。

別にプライベートな事が流出しただけの事だが、プライベートな事が社会生活に与える影響は常に考えていた方が良い。そうじゃないならば、どこぞの芸能人のようにプライベートな事が晒された時にネタに出来るような状況にすること。その一つが「オープンプライバシー」(笑


●ガス
中国の今まで出遅れていたガス銘柄がようやく浮上する兆しが見えている。これには大きくポジションをとっているので見守りたいところ。


●インターネット時代のテレビ
ネット時代のテレビが動き始めている。ギャオはテレビでネット放送が見える機器を発売。2006年初頭に「ネットとテレビの融合化が見える年」と予想した通りの展開になりそう。

はてなはYouTubeを利用した「rimo.tv」を展開する模様だ。これは単にYouTubeの映像をジャンル毎に自動で繋げているようだが、今後は"手動"で放送内容を選別した方が良いという事を認知するだろう。

こうしたネットテレビの流れは発展していくばかりなのに対し、テレビ会社は著作権問題ばかりで従来のビジネスモデルから脱却したくないようだ。しかし、こうしたネットへの流れに勝ちたければ寧ろ「共同でネット配信会社を作るべき」なのだ。早く気付いた方が良い。

ちなみに、Rimo.tvはYouTubeにどのような利を提供できるのかを考えておかないと、永続的なwin-winは続かないだろう。


●研究開発型なのに…
予想ではないが、世の中の企業を見渡すとおかしな将来的に続かないと思う企業も少なくない。例えば上場企業の某社の研究所は都内一等地にあるという。資金的余裕があるからといっても研究部門はコスト部門である。少なくとも都内郊外等の土地の安い場所に研究所を構えるべきである。こうしたオペレーションをする企業は余裕資金が無くなったとたんに変なファイナンスをするし、投資家からの資金を大切に思ってもいない。このような企業に投資をしてはいけない。
(企業名は伏せているが、将来的に経営的問題が現れてきたら企業名を明かすかもももも)


もうちょっと書きたいけど、今日はSMIPS VOS分科会と友人の結婚式2次会に呼ばれているのでこの辺で終わり。

P.S.
モダン・シンタックス」様、当ブログの紹介ありがとうございました。

投稿者 cazper : 11:39 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月16日

panda01.gif 時間価値と金銭価値

人間は皆平等に時間を持っていると言いますが、平等の時間価値を持っているわけではないようです。

どこぞのSEのように徹夜状況で働いて月給30万円そこそこしか貰っていない人もいれば、日々数時間働くだけで月給500万円を得ているような人もいます。平等な時間を生きているのに時間当たりの価値がこれほどまで違うんですね。


上記の話は、ある種当たり前なのですが…我々が気付きにくいのは、我々が持っている金銭の価値も平等ではないという事です。

んんん??? 自分の持っている10円と他人の持っている10円の価値が違うなんてバカな事はないと思う人もいるでしょう。しかし、実際に自分の持っている10円と他人が持っている10円の価値は違うのです。

具体例をあげましょう、ここに1000万円を持っているAさんとBさんがいるとします。Aさんは1000万円の貯蓄を年利1%の国債で運用しています。一方、Bさんは1000万円の貯蓄で年20%成長する企業の株式を適切な価格で購入しています。すると、1年後にAさんは利子10万円を得るのに対し、Bさんは200万円を得ているのです。

Aさんの感覚では例えばBさんから1万円を借りたら1年後に1万100円にして返せば良いや~、100円ぐらいまけてよ♪と思っているのかもしれませんが、Bさんにしてみれば自分が1万円をAさんに貸さなければ2000円稼ぐことが出来たわけです。当然、Aさんが1年後に1万100円にして返してもBさんは1900円を稼ぎ損ねたとしか思わないわけですね。


時間と金銭の価値感は他人と自分では大きく違う事に注意しないといけないですね。


P.S.1
お金を貸し付けた方はお金を上げたと思えと良く言いますが、個人個人の金銭価値は違うわけですから個人間で借りたお金は出来るだけ早く返しましょう。

ちなみに、私は次のように感じます。
●お金を借りたら(どうにかして)早く返そうとする人 = お金の管理がしっかりしている人
●請求されるまで自主的に返さない人 = お金にルーズだし、あればあっただけ使う人


P.S.2
時間価値を金銭で説明しましたが、余命の少ない若者と余命の長い若者の時間価値の違いのようにお金で換算できない価値も忘れてはいけませんね。

投稿者 cazper : 22:02 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月15日

panda01.gif バランスの悪さこそが成長を促す

オリコの最終赤字が2000億円になったというニュースがありましたが、最近CMで良く見かけるのが消費者金融モビット。このCMでは『借入と返済のバランスを考えてご利用ください。』と注意を促しています。

バランスを考える人は消費者ローンを借りないと思うのですが、そもそもバランスってそんなに大事なものなのかなぁとも思うわけです。と言いますのも、世の中見ているとアンバランスな人ほど興味深い人が多いからです。

体育だけは人に負けない体育バカとか、国語は出来ないけど数学だけは天才的な数学バカとか、オタク的だけどプログラミングは神級の人とか・・・大概、天才的な人はアンバランスだったりするのです。(個人的な偏見が入っています(^_^.) )

さて、話は変わって中国の話。中国の成長率は高いのですが、その反面で為替が異常に安いという指摘を受けたり、公害を野放しにしていると批判されたりしています。先進国からみたら、中国の急激な成長はアンバランスであるとしか見えないわけです。

しかし、このアンバランスさには訳があるようです。


中国が世界をメチャクチャにする
中国の製造力は、国が支援する精力的な偏った投資に大きく依存しているから。組織的に優位性を保っているのは、中国の最も根本的な問題の解決、すなわち雇用の創出のためである。政府は、製造部門が世界のトップに君臨するようにしている。だから、電力コストを無理に低く抑え、見ずに実際のかちより格安の値をつけ、石英の一部の価格に上限を設け、産業および輸送用の原油を安く出来るように助成している。労働者に賃上げ交渉する力を与えないために、独立した組合を認めず、産業に余分なコストをかけないよう環境法はほとんど発行せず、銀行はつねに輸出業者への融資や税の払い戻し用の資金が豊富であるよう預金パターンを調整している。
 これらの手立ては、たしかに世界を揺るがす製造部門を作り出した。だが、…(後略) (p.148)
つまり、中国は世界の製造工場になるために他の分野を犠牲にしているようなのです。逆に言えば、何かを犠牲にしている間は、何かの急激な成長があると見て良いのではないでしょうか?

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2007年2月13日

panda01.gif M&A時代の投資戦略 その1

HIQで邱永漢氏が"「お金でお金を儲ける」ビジネスの全盛時代へ"と書いてあります。それじゃ物・サービスを提供してる企業が儲けていないのかというと、そうでもありません。しかしながら、今儲かっている企業を見ると海外との取引があるメーカーばかりになってしまいます。

その恩恵を受けて国内の企業も比較的収益を回復してきています。しかしながら、海外の国々も国力をつけてきますので外需便りをいつまでも続けられるわけではありません。それじゃ、内需を強くしなければならないのですが物余りの時代ですので、物を作っても中々売れません。これは、新製品として発売された家電の価格の下落スピードを見ても明らかです。

物を売っても売り上げを簡単に上げられないし、無理やり上げようとすると利益が犠牲になったりしてしまいます。すると、最後にいきつくのはコスト削減となります。コスト削減をするには海外等の安い人件費を利用する方法が簡単に思いつくのですが、簡単に思いつくことは皆やるわけです。

皆がやれば企業間で差別化されなくなり、競争が激化していきます。こうなると、最後には規模の経済を生かそうという事になります。つまり、2つ以上の企業が合併する事で業界内の売り上げ規模を伸ばし、生産コスト・間接コストを相対的に減らすのです。

この手法は、先日あったエディオンとビックカメラの資本・業務提携に見ることができます。今後は、2010年問題を抱える医薬品業界でも起きていくでしょう。

規模の経済を狙ったM&Aが行われる業界は、業界全体のパイが大きくならず消耗戦が展開されている(もしくは、今後そうなっていく)のが特徴だったりします。経営統合する企業は業界1位ではなく、2位以下の企業です。2位以下の企業が経営統合することで業界No. 1に踊り出たり、業界上位に食い込むのです。(もちろん、規模の経済を効かせるためには、合併後の適切なリストラが必要なのですが…)

したがって、全体のパイが広がっておらず、規模の経済による合併が生やすい業界を見つけ、2位以下の企業に予め投資していれば合併が生じる際に企業価値上昇の恩恵に預かれる可能性がありますね。とはいえ、いつ起こるかわからない合併を期待した株式投資というのはちょっと違う気がします。


P.S.1
ちなみに、どーでも良い事ですが、人口動態で考えると日本は2015年前後に向かって内需が強い可能性があります。その後はこのままだとジリ貧でしょう。

明日気力があったら「その2」を書きます…最近エネルギー切れなので無理かも(^_^.)

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2007年2月12日

panda01.gif メイクスマイルではなくビースマイル

今日は↓の本を読んだのですが、これまた面白い本でした。
デビルパワーエンジェルパワー
人を管理する立場にある人を見ていると、単に他人への要求・叱咤ばかりをしている人は裏で陰口を叩かれていたり、その部下はどこかで不満を爆発させていたりします。一方、他人の事を思いやるがあまり強くは要求しない人は、甘く見られたり、いつも結果が出ていなかったりします。本の中では前者の人間の力をデビルパワー、後者の人間の力をエンジェルパワーと読んでいます。

当然ですが、デビルパワーとエンジェルパワーをバランス良く行使する事が大切なわけです。

「ああ、デビルパワーというのは、悪魔のような細心さ、悪魔のような執着性、悪魔のような徹底性、悪魔のような厳しさ・・・そういう力を指して言う言葉じゃ」
(中略)
「確かに、聞こえは良くないかもしれない。しかし、何事かを成功させようと思ったら、このデビルパワーがなければ不可能じゃ。デビルパワーなくして現実は前にすすまない」

(中略)

「エンジェルパワーとは、他人を認めること、つまり認知じゃな。それから愛情。そして、相手の気持ちを考えるといった、人の心に対する力を指して言う言葉じゃ」
「結局、経営というのは人が財産じゃ。経営者がいくら一人で頑張ったところで、できることなどたかが知れている。社員が自分の会社や商品を愛してくれて、ここで働くのが楽しいと感じてくれて、そして動いてくれて、はじめてやりたいことができる。そう感じてくれる社員がたくさんいればいるほど、大きなことができるというものじゃ。」(pp.26-29)

殆どの人間はどちらかに偏ったパワーしかもっていないわけなので、不足してるパワーを強化しなければならないんでしょうね。

さて、この本で自分も日々心掛けなければならないと思うのが「ビー・スマイル」です。

「ありがとうございます。そうおっしゃっていただけますと、本当に光栄です。メイク・スマイルではなく、ビー・スマイル。これが私が目指している、当ホテルの姿なのです」
(中略)
「そう、Be Smileです。作りものの笑顔ではなく、スタッフの心から出る自然な笑顔のことです。それは、常にお客様に何かをして差し上げたい、喜んでいただきたい、そういう思いから自然とこぼれる笑顔ですね。
 私は、お客様が本当にホットされるのは、スタッフの本物の笑顔だと信じているのです」(p.125)
世の中は、笑顔の周りには笑顔が集まるものです。そのために世の中にもっともっと貢献していこうと感じました。


P.S.
この本の寓話にはホテルが出てくるのですが、そのモデルになったのが「ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ」です。北海道旅行した際にはここに泊まるぞ~!!

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2007年2月 6日

panda01.gif 長老型マネジメントで燃える集団を作る

前から読みかけてる↓の本を今日一気に読んでしまおうとしています…この本はマネジメントに対する内容が書かれているのですが、MBA等で言われているような一般的なマネジメントの本では有りません。寧ろ、そういう理論的なマネジメントでは人々の才能を120%発揮させる事は出来ないと書いています。
マネジメント革命 (天外伺朗著)

著者の天外伺朗氏は人の心理が良くわかっているかと思います。他人を管理する割には他人の心理状況を管理できない人って意外と多いのではないでしょうか? 人の心理を上手に操る能力こそマネジメントに必須の条件だと思います。これはリンクアンドモチベーションの小笹芳央氏の著書からも感じる事が出来ます。
モチベーションマネジメント
この手のマネジメントの本を読んでいると、そもそも人徳が無かったり、人の和を作る事やコミュニケーションが好きでは無い人がマネジメントをやる事自体がおかしいように思えてなりません。(意外とこのようにおかしい状況は多い気がしますけどね~)

マネジメント革命 (天外伺朗著)
「フロー」というのは、「流れ」という意味だ。前章では「無我夢中で何かに取り組んでいるときの精神状態」と表現した。「脇目もふらずに没頭している状態」ともいえる。チクセントミハイ自身は、「全人的に行為に没頭しているときに人が感じる包括的感覚」と定義している。(p.72)

フロー状態の特徴
●行為の集中、没頭している。
●浮き浮きとした高揚感
●雑念がほとんどわかない。
●時間感覚の喪失
●自分自身の感覚を喪失している。
●その場を支配している感覚。
●周囲との調和感、一体感(-.73)


フロー状態ってある種ゲームに熱中している状態と似ているような気がするんですね」。という事は、仕事や学業に熱中させたいのならば、それをやる事で目に見える報酬以外の何か面白さがあってワクワクできなければならないと思います。
 とても面白いパズルを、被験者に解いてもらうと、当然休憩時間も熱中して取り組むのが普通だ。ところが、一問とけるごとに一ドルずつ与えるようにすると、全員が休憩時間には休むようになる。つまり、わずか一ドルの報酬でも、パズルを解く喜びを奪ってしまうのだ。[E・デシの実験](p.81)

↑みたいな事を書くと、普通の人は「[ゲーム]と[仕事]は違うだろ。ゲームは失敗しても責任が発生しないが、仕事は他人がいるから責任が発生するのだ。面白くなくてもやるのが仕事というものだ」と言う人もいるでしょう。しかし、こんな事をいう人は仕事(価値創出)に熱中する事は出来ないんでしょうね。
 組織が「フロー」に入り、「燃える集団」を実現するためには、担当者たちがすべてを自分たちで決定できなくてはいけない。つまりマネジメントは支持・命令を控えることがポイントだ。全てが現場にまかされ、マネジメントは黙ってそれをサポートする、という姿勢が要求されるのだ。
 それが容易でないことは、すぐにわかるだろう。…後略(p.78)

「長老型マネジメント」では、指示・命令・管理といった、通常の常識的なマネジメント・オペレーションは御法度だ。しかしながら、だからといってマネジメントは何もしなくて良いかというと、そうはいかない。それでは「放任型マネジメント」になり、チームはバラバラになってしまうだろう。
 「長老型マネジメント」というのは、マネジメントが絶対的な求心力を維持していない限り成立しない。また、チーム全体として明快なビジョンや目標とその意味づけを共有していなければいけない。(p.120)

投稿者 cazper : 12:30 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月 5日

panda01.gif 情報を出せば、新しい情報が入ってくる

レアメタルには前々から興味を持っているので↓の本を今日読み終えたのですが、色々と新たな発見しました。
レアメタル・パニック

中国稀土控股有限公司 チャイナレアアース(0769)といえば、日本人が購入できるレアアース銘柄なわけですが…邱永漢氏は次のように指摘しています。

山を掘る仕事は政府関係の事業が多いですから、官僚的な経営でこちらがイライラさせられるのも結構ございます。そういうことを覚悟の上でよく調べて投資をして下さい。(邱永漢)

しかしながら、今回読んだレアメタル・パニックには次のように書いてあります。

 この鉱山は中国のものだが、葉さんという中国人が政府との間にパイプを持ち、そこに工場を作ろうとしていた。
 イットリウムはゼノタイムという鉱石に含まれている。ゼノタイムからイットリウムを取り出すためには炉が必要だ。その炉を作る天才がジャン・チェンロンである。そこで葉さんはジャン・チェンロンの技術を使おうと考えた。(p.123)
このジャン・チェンロン氏こそがチャイナ・レアアースの現在の社長なのです。職人的な業種なのでこういう方が経営者に就いているのは非常に良い気がします。

とはいえ、邱氏が指摘するように、今の中国は鉱物そのものを輸出するのではなく、鉱物を国内で加工して高付加価値商品にした後で輸出しようと躍起になっているところですので、鉱山業がこれ以上の盛り上がりを見せるのかは微妙なところではないでしょうか。(もちろん、鉱物に対する需要は伸びるのですが…)


さてさて、以上の話は私にとってはどうでも良い事だったりします。レアメタル・パニックから学ぶべきは次の文章です。

 「一級情報を出したらだめだ」と友人から言われたが、何もしないで放っておくより、情報を積極的に提供した方がましだと思い、公開してしまった。
 自分が持っている情報を出せば、必ず新しい情報が入ってくるからだ。一つの情報を出せば、二つ入ってくる。そして、その二つの情報を持って他のお客さんのところに行けば、四つになる。四つの情報を持っていけば八つになるのだ。私は一日にだいたい五件くらいのお客さんをまわっていたから、最初一つしかなかった情報が一日が終わる頃には三十個にもなる。そういう発想は、何かを新しく開発するときにとても大切だ。(pp.134-135)
自分が持っていてもどうにもならない物は積極的に利用できる人にあげたり、一般に公開した方が良いに決まっています。 情報はそれ自体が活用されてこそ価値を生むわけですからね。

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月30日

panda01.gif ブログマーケティングについて小さく考える

以前、百式主催の『ブログマーケティング勉強会議 sponsored by Sony』に参加したのですが、その際に以下の商品を頂き、モニター記事を自分のブログで書く事になりました。
VGF-WA1

その際にモニター記事を書く人の記事タイトルが掲載されるブログパーツも配られました。そのブログパーツを見ていていると、「Wi-Fiオーディオ」等の製品に関する記事が多い事に気付きます。そんな中、私のモニター記事ではない「カナダの院生と久々の再会」もブログパーツに掲載されてしまいました。

モニターの立場からすると掲載されたこと自体は誤算でしたが、ブログマーケティングの観点からすると、こうしたタイトルが掲載された方がマーケティング効果がある気がします。と言いますのも、「Wi-Fiオーディオ」に関するタイトルが並ぶ中で皆が同じキーワードを入れてしまえば、埋もれてしまい何も興味を惹きません。キーワードのダイリュージョン(希釈化)が起きたからです。そうした場合には何が効果的かといえば、全然関連性の無いのキーワードをタイトルに持ってくるに限ります。(←あくまでも個人的な予想ですが...)

例えば、「みんなのうた」へのリンクを集めたサイトを見てみてください。そのトラックバックリストを見ると殆どが「みんなの歌」に関連したキーワードになっています。が...一つだけ「新世紀ミスター味っ子」という別次元のタイトルが含まれています。こうなると人間ってクリックしちゃうんですよね...。

今やGoogleAdsenseに代表されるように、記事のキーワードとの相関性を利用した広告プロモーション手法が全盛ですけれども、キーワード相関性広告が全盛になればなるほどブログ記事のキーワードと相関性の無い広告を埋め込む手法の有効性が高くなると思うのですが。(って、1年前位にこのアイデアは書いてるんですけども...)

P.S.
ブログマーケティングというよりもWeb広告戦略に近いかもも...

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2007年1月29日

panda01.gif 知本主義

自己啓発系の本はもう読むまいと思いながらも、本田健氏の本なので読んでしまいました。
一瞬で自分を変える法
まぁ、書いてある内容はどこも同じだったりするわけですが、日々自分が感じている文章が書いてあったので紹介しときます。

 歴史を振り返ると、先史時代であれば、肉体的に最強、最速の人間だけが自分と他人の生活を支配する力を持っていた。文明が発達してくると、力は継承されるようになった。王は、自らの王国を象徴するシンボルに取り囲まれ、絶対的な権力によって王国を支配し、周囲の人間は王とのつながりによって力を得た。
 さらに産業時代になると、資本こそが力となった。資本を手に入れられる人間だけが生産・加工の工程に携わることができた。これは現在でも同じである。資本はないよりもあったほうがいいに決まっている。物理的優位も、ないよりあったほうがいい。
 しかし、現代の最大の力の源は専門知識だ。
 私達は今、情報化社会に生きている。すでに工業を中心とした文化の時代を通り越し、コミュニケーション中心の文化が全盛である。
 現代という時代を象徴するものがあるとすれば、それは大量かつ想像を絶する情報の流れと、それに伴う変化だと言える。雨霰と降り注ぐ情報に私たちはさらされている。
 ジョン・ケネス・ガルブレイスは、かつてこう言った。
 「工業社会の原動力となっていたのは貨幣である。だが、情報社会の原動力となり、力となるのは知識である。今や情報を持った階級と、無知なまま行動せざるを得ない階級という新しい構造がうまれてきた。この新しい階級の力は貨幣の力でも、土地の力でもなく、知識による力だ」(pp. 23-24)
良く赤字体質の企業があるが、これらの企業は知識の力を利用していないとしか思えなのです。例えば、古くからやってきた事業領域が儲からなくなってきたのに、知識が無いがためにその事業がそもそも儲からない物なのか、改善の余地があるのかの判断が出来なかったりするのです。判断が出来ないわけですから、撤退の判断もできず赤字を垂れ流し続けるのです。

大体赤字体質になると、誰かが「赤字事業は撤退すべきです」と言ったとしても、「撤退する代わりに魅力的な事業はあるのか?」と切替されて堂々巡りしているケースって多いんじゃないですかね? 切替している暇があるならば新たな事業を考える事が重要なんでしょうけども。 これこそ知力が必要となる場面だったりするわけです。

ちなみに、今読んでるのは↓
経営者になる経営者を育てる

投稿者 cazper : 23:09 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 最近増えているアフィリエイト目的のみのブログ

ここ最近、情報提供を目的としないアフィリエイトで稼ぐ事しか考えていないブログによるトラックバックが増えてきています。

前々から多く打ち込まれていたのは以下のような金稼ぎ情報を提供するように見せかけたサイトからのトラックバックでした。

例文:
●「為替で資産10倍は簡単です。信じられないかも知れませんが、まったくの実話です。FXで1000%を達成したいならこちら!」


しかし、ここ最近多くなってきたのは、明らかにSEO対策が施された特定商品・サービスに関するブログからのトラックバックです。

例文:
「元ファッションモデル・●●●●が語る、カリスマモデルのスーパーダイエット!必見!元ファッションモデルがこれまで業界のシークレットとされてきたモデルのダイエット...」

トラックバックで打ち込まれた文章内にでさえ二回も「ダイエット」と「モデル」というキーワードが出てきていますし、このホームページのタイトルも同一キーワードが使われています。これらのサイトは、以下のような共通した特徴を備えています。

●SEO対策のため、同じキーワードが何度もページ内に使われている。
●ブログがトラックバックが打ち込めるようにはなっていない。
●ブログのトップ画面にGoogle Adsenseの広告が3つ貼ってある
●GoogleAdsense系ではない場合は、最後に商品購入のページが直結している

ジャンルとしては「ダイエット」「健康食品」「美容整形」「Webサービスの使い方」系が多いです。アフィリで稼ぐ事は問題ないですが、明らかなるスパムトラックバックは止めて欲しいですね。


というわけで、アフィリエイト返し~~(ワラ

投稿者 cazper : 06:11 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月28日

panda01.gif 旅したくなった…

ひろゆき日記を見ていたら…VIPPERが日本全国でBoonをやってる映像を紹介していました…朝っぱらから感心です。全国に旅もしたくなります。


こういう映像を楽しめるという事は、やはりテレビ(映像事業)の在り方は今後急速に変わっていく事は間違いないでしょう。放送法で守られている既存テレビ・ラジオメディアの影響力は確実に減っていくでしょう。


(…こんな物ばかり見てないで、今日はちゃんとプログラミングしようっと。)

P.S.
ちなみに、映像で使われていた音楽はライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」のアニメ主題歌「ハレ晴レユカイみたいです。曲は悪くないなぁ

後半の曲の元歌は「旅立ちの日に」という合唱曲

投稿者 cazper : 09:00 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 2007年のバレンタインの義理チョコは不二家で決まり~(笑


バレンタインデイが近付いてきて、デパートのお菓子売り場では美味しそうなチョコが売っていて思わず買いたくなります。

さて、いつも不思議なのが義理チョコの存在です。義理チョコの是非がアンケート項目になる位なので、「義理チョコの存在はウザいけど、習慣だから職場の人にあげるかなぁ」と思っている人もいるのではないでしょうか?

そんな人は不二家のチョコレートを義理チョコにしてみたらどうかなぁ~と、不謹慎とは知りつつも思いついちゃった今日この頃…
ハートチョコレート(ピーナッツ)


P.S.
繁華街では普通に不二家のレストランは人が入ってるみたいですね。

投稿者 cazper : 00:24 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月27日

panda01.gif 世の中的には招商銀行ですが、個人的には人生銀行

最近は、日本の人も利益を求めて中国株式へ関心を持つ人が増えてきているようです。それを後押しするかのように証券会社が続々と中国株セミナーを開いています。

そんなセミナーで、最近勧められているのが「3968 招商銀行(マーチャント・バンク)」らしいです。

確かに売り上げ成長率もそこそこあって企業体としては理想なのかもしれません。しかし、企業が優れていても株価として魅力的なのかは別次元だと思います。ちなみに、近々上場する企業は若干評価されすぎているようです。

中国の興業銀行、新規株式公開応募額18兆円と過去最高に

 【上海=川瀬憲司】中国の中堅行、興業銀行は26日、2月5日に予定している上海証券取引所での新規株式公開(IPO)に対する応募が1兆1633億元(約18兆1700億円)あったと発表した。人民元建てA株のIPOへの応募額では過去最高。中堅の同行に対する異常な人気は、中国の株式相場の過熱を示しているとの見方もある。

 従来の最高は今月9日に上海に上場した生命保険最大手の中国人寿保険の8325億元。銀行では昨年上場した最大手の中国工商銀行(7810億元)、同2 位の中国銀行(6770億元)を大きく上回った。不動産規制の強化などから過剰流動性の矛先が株式に向かい、上海総合株価指数は06年初から2.5倍に跳ね上がっておりバブルの兆候もみせている。(NIKKEI.NET 2007/01/26)

もちろん、バリュエーションしてみると魅力的な銀行は残ってはいます。しかし、そういうのは人々が注目していない銀行に決まっているのです。

人々が注目してしまった銀行に投資するよりは、注目すれば確実に資金が増える人生銀行に資金投下する方が個人的に好きです。
人生銀行

投稿者 cazper : 22:51 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月26日

panda01.gif インテルの社訓に共感

今読み進めている本に「世界最強の社訓」があります。
世界最強の社訓
その中で優れた企業は良く考えてるもんだなぁと思ったのが以下の文章。

インテルは新しいスタイルの会社であり、昔ながらの伝統的な手法にはこだわらない。そのひとつのあらわれが、配置転換に対する考え方だろう。「目標」のなかにもそれがはっきりとうたわれている。絶えず人材や資源を、より付加価値の高いプロジェクトに配置転換する。言い換えれば、もしどこか別の部署で必要とされたら、明日からはそっちで仕事をする、ということだ。
「私は、しょっちゅう人事異動を繰り返しています。動く本人にとっては、楽ではありませんが・・・」とディーエスは言う。「たとえば、私は労務管理のプロですが、もし人事にそれほど人数が必要ではないということになれば、明日からは証券アナリストとして仕事をすることになるかもしれないし、あるいはウエハー(半導体基板)製作部門のスーパーバイザーになるかもしれないわけです。大変ですが、その人の持つ専門知識が一箇所にとどまらずにいろんな部署で生かされることを考えると、会社にとっては大きなメリットがあります。」(p.104)
優秀な人になればなるほど、無難な事務作業は当然こなす能力があったりします。プログラミング能力がある人は、当然ながらエクセルのデータ打ちに使うことも出来ます。(大概、プログラマーの打ち込み速度は劇的に速い…)

当然、使う側(使用人)は融通の利く優秀な人を使いたがります。自分がやらせたい仕事レベルで優秀な人を使う場合、優秀な人の60%の力しか利用しない仕事を与えたとしても、仕事自体は無難にこなされます。

このような使い方は使う側にとっては便利なのですが、一方で人材力を無駄使いをしている事に他なりません。本来は、各自の能力が最大に発揮されるような使い方(人材の配置)をしなければならないわけです。

昨今における女性の社会進出を見ていると、日本が如何に人材の無駄遣いをしてきたのかという事が良く分かります。

投稿者 cazper : 01:28 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月25日

panda01.gif 2chネラーの能力って凄いな…(人力検索 地図編)

2chといえば、マスコミからは叩かれる存在なのですが、私は一目置いていたりします。

特に、凄いと思うのは変な事に対しての検索・解決能力の秀逸さです。

今日見ていて感心したのは、次の記事に対する人力検索です。(2chスレはこちら)

米国の検索エンジンであるグーグル(google)の衛星写真サービスに、ソウルと首都圏の対北朝鮮防空網である空軍の防空砲陣地を精密撮影した衛星写真が掲載され、安保上の問題が提起されている。

同防空砲陣地に配置された地対空ミサイルは、有事の際、ソウルと首都圏を奇襲する北朝鮮軍の飛行機を阻止するための防空戦力だ。

24日、グーグルの衛星写真サービス「グーグル・アース」(earth.google.com)を検索した結果、ソウルのある地域に配置された空軍の防空砲陣地の鮮明な衛星写真が確認された。 (東亜日報 JANUARY 25, 2007)


この記事に対し、誰かが韓国の東亜日報に添付の写真を紹介しました。すると、また誰かが書き込みの9分後にはGoogleマップ上での場所を特定しているわけです。

自分もそうですが、どうして人間って一般的には無駄な事だと熱中できるんでしょうね~ 不思議です。


P.S.
人間の能力の凄さを感じられる映像…

投稿者 cazper : 12:18 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 勘を身につける事が大事

事務所やら研究室やらでは書類が多いために棚があります。かつて某先生が業務用スチールラックを見て次のように言いました。

某先生:「これ、どれくらいの耐荷重あるかわかる?」

サカエ 軽量棚

周りの人は適当に応えていたわけですが、某先生は次のように続けて言いました。

某先生:「こういうのを見て直感的に判るかどうかが、エンジニアのセンスなんだよ」

つまり、直感的に判断できるまでの勘を身につけているかどうかがエンジニアとしての素質に関わってくると言いたかったのでしょう。この「勘」というのは、どの分野であろうが何気に必要だと思います。

勘が無いとどうなるかというと、何かやるにしても自分で判断が出来ないし、他人から助言を言われると他人の言った事に直ぐに乗せられてしまいます。

株式投資なんてのも良い例じゃないでしょうか?例えば、投資信託を買っていたら運が良ければ上がるかもしれないのですが、いつまで経っても株式市場・世の中の流れに対する勘が芽生えません。

それじゃ、どうすれば良いかといえば、自分で痛い目に会いながら小さい所から初めて、勘が付きはじめたら次第に大きくしていくしか無いと思います。


P.S.
勘を付けるのを放棄するならば、勘のある人を近くに置かないといけないみたいです。

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2007年1月24日

panda01.gif 理念に合わないならば手を出さない

「自分が所属する組織の理念は何ですか?」

と質問した時に答えられる人って何人くらい居るのでしょうか? 京セラやGEのように理念の共有が大切であると認識している企業では、組織の上位に居る人から下位に居る人まで理念の共有が比較的されていることでしょう。しかし、一般的には組織が大きくなればなるほど理念の共有が出来ていないような気がします。

というのも、組織が大きくなるほど創業者からの距離が遠ざかるばかりではなく、他社の洗礼を受けてきた中途採用の人が増えるからです。本来ならば、組織が大きくなればなるほど理念の共有に時間とお金を掛けるべきなのですが、実際には逆の方が多かったりします。

たかが理念と思う人も居るのですが、されど理念だったりします。

例えば理念の中で例えば「オンリーワン技術」や「ナンバーワン技術」の創出を謳っているとします。それならば、誰もやっていない技術の創出に人と時間を割き、誰でもが出来る事は外注しなければなりません。しかし、理念が何かを知らない人が事業に携わると、誰かが成功した技術を真似するだけだったり、部材の組立て等の低付加価値作業を行う部隊をどんどん補強していったりします。

こうなると、資本の投下にしたって分散してしまい、組織が一定の方向に動いていく事が出来なくなってしまいます。理念があるからこそ方向性を持った事業運営が出来るのです。

理念に合わない事業(営業・研究・開発)には手を出すべきではないし、理念を軽んじていたり覚えてもいない人を運営側に携わらせてはいけないのです。

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2007年1月23日

panda01.gif もう一つの2007年問題【中小企業編】

2007年問題と言えば、団塊の世代の中で最も多い1947年生まれの労働者たちが、2007年に60歳を迎え、定年退職することにより、企業活動に大きなダメージを与えるという問題をさします。(引用元)

定年問題は退職するサラリーマンにも大変なのですが、雇用する側の企業も労働力・ノウハウの損失という面で深刻だったりします。

しかし、何気にもっと深刻なのは中小企業の社長兼オーナーだったりするのではないでしょうか? 邱氏の本に書いてあるのですが、単に後継者不足の問題が発生するのではなく、相続税にからんだ資金繰りの問題も発生してしまうようです。

不動産が一番」邱永漢著
 地方都市で資本金一億円の会社は、かなり大きな会社であろう。そういう会社で社長が死んで世代交代が起こったとき、相続税が俄然問題になってくる。なまじ借金経営を嫌い、無借金で経営をしていたりすると、一株あたりの含みが額面の20倍、30倍といった評価になる。20倍としても、社長の持ち株は14億円になり、配偶者が生きておれば、半分は免税で奥さんの手に渡るが、うっかり奥さんに先立たれて子供しかいないということになると、最高75%の税率で税金が掛かってくる。上場企業なら社長の持ち株を関係会社か取引銀行に引き取ってもらえばよいが、中堅以下の同族会社では経営権に関わることだから、それもできない。このことがいま日本全国の事業家たちの悩みのタネになっているのである。(p.177)
つまり、下手に息子に引き継がせたところで、親父が亡くなった際に相続税の問題が絡んでオーナーシップを手放さなければならなくなる事態も発生するのです。そのような問題が発生するのであれば、下手に息子に相続するよりも事業を続けてくれる人に売却したいと考える人が現れてもおかしくありません。

当然、事業会社やM&Aを手がける会社がこのチャンスを見逃すはずは無く、今後は中小企業が絡んだM&Aが増えていくでしょう。

 廃業の瀬戸際にある中小企業を、銀行などの仲介で別の企業にM&A(企業合併・買収)してもらう取り組みが広がっている。高度成長期に創業した中小企業の経営者が高齢になり、後継者不足で廃業を余儀なくされる中小企業は年間約7万社にのぼる。M&Aを利用すれば、外部の人材を後継者に登用できる利点がある。ただ、「会社を売るのは恥」と考える中小企業トップもまだ多いという。

 社員約60人、資本金3500万円の都内のある中小製薬会社は05年春、大手化学メーカーに買収された。ヒット商品も抱えて経営は健全だったが、80歳を超えた創業経営者の後継が見つからず、存続の危機に立たされたからだ。(asahi.com 2007年1月14日(日))


P.S.
2007年問題と書いたけど、中小企業のオーナーは定年退職があるわけではないので、中小企業のM&Aが活発になるのは2007年から5年~10年のタイムラグがあるでしょうね。

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2007年1月22日

panda01.gif 斜陽化産業では何をやっても駄目

私は以前、とある赤字を出しているメーカーの人に「機械が売れないのならば、機械を売るのを止めてソフトとかサービスを売れば良いんじゃない?」と話したことが有ります。

そしたら、その人から「我々は機械メーカーですよ。機械を売らないのならば機械メーカーの意味が無い」と言われました。

上のように考える人って今でも多いのではないでしょうか?IBMがThinkPadのハードウェア部門をLenovoに売却して、ソフトウェア・サービス部門に集中するような考え方や決断・行動を取れる個人・企業は少ないのではないでしょうか。

赤字から脱却する見込みが無いならば、自分達のポジションを変える必要があります。それが出来ないのならば、産業の斜陽化の流れと共に沈むしか無いのです。

先日SONYの方が仰っていましたが、ダーウィンは次のように言っているのです。「最も強いものや賢いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る。」と・・・。

不動産が一番
 とりわけ生産手段が急速に進歩し、さして人手を要せずに、食料品でも、日用品でも、たやすくつくれるようになると、物をつくることの有難さは次第に失われるようになってきた。
 「物をつくることをバカにしたら罰があたる」というが、物をつくることの重要性が相対的に後退すれば、その職業に従事して得られる報酬は少なくなるし、それに従事して得られる報酬は少なくなるし、それに従事しようと志望する者もだんだん少なくなる。かりにあったとしても、求人そのものが減るから、業界全体の人口は減らざるを得ないのである。
 つまり財テクに走る人が多いから、メーカー業が沈没して行くのではなくて、メーカー業の斜陽化が著しく、そこで金儲けをチャンスが減りつつあるから、その分だけ財テクに人々の関心が移り、財テクにお金を投じられる人がふえるのである。アメリカ人がまともに物をつくることをやめて、物をうることや株の買占めに夢中になったから、アメリカの産業界がおかしくなったのではなくて、アメリカの産業界がおかしくなって物をつくってもお金が儲からなくなったから、財テクに走る人がふえたのである。(pp.192-199)

P.S.
とは言うものの、最新のテクノロジーを斜陽化産業に導入できると違った次元で陽が当たるようになります。ただし、斜陽化産業に腰を据えて居座っている人が斜陽化産業に陽を当てるようにするのは不可能でしょうね。
使える弁証法

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2007年1月20日

panda01.gif なまけもののすすめ

なまけものの私なのですが、そんな私に似ていると言って「ほぼ日刊イトイ新聞」の記事を送ってきた人がいます。読んでみたら以下のように書いてありました。

ほんとにぼくの本来の性質は「なまけもの」なんですが、
 毎日、実は、仕事がおもしろいんだよなぁ。
 たぶん、なのですが、
 以下のようなしくみになっているのではないでしょうか。

 1.前提は、なまけものである。
 2.しかし、なまけていては生きていけない。
 3.なまけものでもやりたくなるような仕事を考える。
 4.なまけものでも、やりたい仕事だから、やっちゃう。
 ‥‥そういうことなのかなぁ、と思うんです。

 逆にぼくが「働き者」であった場合には、
 以下のようになるんじゃないでしょうか。

 1.まず、「働き者」である。
 2.働くことは、ごはんを食べるのと同じ。
 3.今日も元気だ仕事が楽しい。
 ‥‥ってことじゃ、工夫もしようがないですよねぇ。

創造力となまけ力は相関関係があるのではないかと思います。なまけたいからこそ、なまけられるような何かを考える。なまけようとする人は何気に多いから、皆に受け入れられる。そうすると創造する事が楽しくなる。この繰り返しになるんでしょうね。

さて、なまけものにとって気をつけなければ成らないのは「働き者」だと思うのです。糸井氏が書いているように、なまけ者と働き者は思考回路がまったく違います。世で言う働き者は、目の前の作業をこなしていく事で満足感を得ているので、なまけ者に必要とされる創造の時間(ぼ~っとしたりする時間)を無駄であると考える傾向にあります。

本来、理想的な世の中は、なまけ者によって創造され、働き者によって支えられる事なのだと思います。しかし、現実には働き者が標準とされて、その標準になまけ者が組み込まれてしまいやすい社会システムが構築されています。

当然、この社会システムが定着化すると、なまけ者はなまける事が出来ないため本来もっている創造力が発揮されず、創造力が発揮されない働き者が支配する世の中は徐々に衰退していくのです。


なまけものだと、↓のようなあからさまな事をやってみたくもなるんだけど…違うかな(汗 (^_^.)

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2007年1月18日

panda01.gif 土地はそれ自身では価値を生まない

今読み進めている本に不動産が一番があります。先日戸田ゼミに参加した際に頂いた本です。

この本の中に土地に関しての本質的な事が書かれていました。

アダム・スミスも言っているように、土地はそれ自身が価値を生み出すものではない。土地の上で労働と資本とによって生み出された余剰の部分が大きくなれば、地主の取り分が増えるが、その部分がなくなってしまえば、地主の取り分はゼロになってしまうものなのである。耕しても何の収入ももたらさない荒地から地主は何ももらうことはできないのを見てもわかる通りである。(p.136)
土地そのものが価値を生み出さないという事は他の人も指摘しています。しかし、都会であれば土地には(所有する)価値があります。その価値の源泉は何かといえば利用価値です。

土地が畑ならば、利用価値は目で見えます。したがって、畑として土地を利用するのならば、土地の価値は肥沃度合いとか消費地への距離等で決まってきます。

それじゃ、マンションの場合はどうかというと、マンションの住人が自宅で働かない限り、マンションの上で価値が生まれることはありません。殆どの人はマンションの外で働いているわけですから、利用価値というのは職場への距離や買い物への利便性等で決まってきます。

したがって、土地の価格というのは土地を利用する人・企業がどれ位稼ぐのかによって上下するんでしょうね。


P.S.
ここ連日深夜帰宅なのでネットに触れられない~(涙

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2007年1月16日

panda01.gif 社会の富が集まる方向を読む

貧しからず富に溺れず」を読み終わったのだけど、邱永漢氏は時代時代で変えていかなければならない生きる知恵を提供しているだけではなく、いつの時代にでも有効な知恵・考え方を書いているので非常に参考になる。

その中で一文を取り上げておきます。

 全体として社会的な富はまだ増えつづける方向にあるとすれば、その分け前にいくらかでもあずかる方法はある筈である。つまり不動産にかわる次の物がある筈であり、それに関与しようと思えば、40歳になるずっと前からそういうことに関心を持ち、耳目を働かせ、上手い方法があると思ったら、すぐにも実行に移すことである。多分、それはベンチャーの株を買うとかベンチャーでなくとも、今後、継続的にお金を儲けて事業の膨らんで行く成長企業の株を買ったりする事の中にあるだろう。社会の富がどの方向に集まるか、そういう動きを遠望して、そこへお金を投ずれば、土地に起こったとおなじことがもう一度起こるだろう。(p.167)
良く株をやっている人の話を聞くと、「株価が上がって含み益が増えている。」とか「株価が下がった、損きりだ」という話が多くあります。

しかし、株価の動きだけの情報で売買をしている人は、株の売買によって金銭面以外の何を得ているのかが疑問です。売買スキルを得ていると言うのならば、トレーダーへの道を歩めばよいと思います。しかし、トレーダーを本業としている人は少ないわけです。

それならば、株価の長期的な上下に関係する、将来の富がどうなるのかを予測して行動すべきだと思うのです。富が集まるところが自分の守備範囲ならば自分でビジネスを起こしたり企業で事業開拓をすれば良いですし、守備範囲外であるならば株式投資をすれば良いのですから。


P.S.
今日は、百式のBlogマーケティング勉強会に参加です。ちと会議で残業気味になるのだけど間に合うように行きたいぞ

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2007年1月15日

panda01.gif 所得が上がったらB2BよりB2C側へ

B2Bとは、電子商取引(EC)の形態の一つで、企業(business)間の取り引きのことを指します。一方、企業と一般消費者の取り引きはB to Cと言います。

このように区別するようになったのは電子商取引が盛んになってからのようです。売り上げベースで見た場合にはB2Bが大半を占めます。これは何故かと言えば、例えば消費者(C)向けのオーディオ機器を作るにしても、原料から部品、部品から製品、加工するエネルギーの供給等、様々な場面でB2Bが絡んでいるからです。

しかし、最終的にはB2Bが何故存在するのかと言えば、B2Cをするために必要だからに過ぎません。B2Bの利益の源泉はB2Cに掛かっているわけです。当然ながらB2Cというと小売が多く、小売は利益の源泉かというとそういう事にはならないので、実際には利益の源泉はB2Bの中でもB2Cサイドに近い部分という事になります。

物不足の時代は、B2C側で稼ぐためにはB2Bの役割が非常に大切でした。例えば、生産性を上げる為のロボットを作ればB2C側はより多く稼げるようになるため、産業用機械を作る企業にも大きくお金が入りました。

しかし、物余りになると、B2C側は作れば売れるという事にならないので、如何に高付加価値のものを作るかが重要に成ってきました。高付加を作り出す方法が技術的高度さを要求されるのであれば、そのような技術を提供できるB2Bも伸びるわけですが、デザインの良さを要求された場合には必ずしもB2Bが必要ではなくなってきたわけです。

当然、物が売れなくなると、人間はコストカットに目が向き易くなります。そのため、人件費の安い国に生産拠点を移すようになり、人件費の高い国でB2Bを展開している企業はますます不利な環境に置かれるようになります。

したがって、所得が上がれば上がるほどB2BよりもB2C側の方が儲かる可能性があるという事になるんでしょうね。(貿易を考えると少々状況は変わりますが…。)

2010年のアジア
所得が上がると価格に対する敏感度を示す価格弾性値は下がり、質や安全性、ライフスタイルとのマッチングなど購買に当たっての決定要素が多様化していく。(p.99)

P.S.1
ちなみに、Webサービスで提供するならばB2CよりもB2B2Cが儲かるビジネスになりやすいでしょうね。

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2007年1月10日

panda01.gif プロダクトアウトで失敗すると、価格の話が出る

プロダクトアウトとは、企業が製品や商品、サービスの調達・開発・提供・販売を行うに際して、企業の有する技術や優位性などを基本にそれらの事業活動に取り込んでいく考え方です。

一方、プロダクトアウトの反意語に当たるのが、マーケットインです。マーケットインとは、企業が製品や商品、サービスの調達・開発・提供・販売を行うに際して、市場や顧客のニーズを汲み取った上でそれらの事業活動に取り込んでいく考え方です。

 “工業”の歴史において、産業革命以来、20世紀の大量生産方式の登場まで「作れば売れる」時代が続いておりまして、その時代にはプロダクトアウトの発想は非常に上手くいきました。しかし、1970年代ごろになると資本主義社会に成熟化・飽和感が見られるようになり、次第に作り手・売り手の独り善がりな商品・サービスは受け入れられなくなってきました。そうなると、そこで購買者の視点、ニーズを重視しようというマーケットインの発想が大切になってきました。(引用元)

需要が旺盛なマーケットが変化したのが売れなくなった原因ですから、特長の無い品を作れば価格競争に巻き込まれます。かといって単に技術開発をしても開発コストが掛かる割りに市場がそこまで高機能を求めていないので高値では売れません。すると営業は製造原価が高いのが売れない原因だと考え、開発・製造は売れる見込みが例え無かったとしても製造原価を下げるには数を作るしかないと只管働き続け在庫を増やし続けるのです。

プロダクトアウト系の企業で、「高機能・低価格の開発をすれば売れる」という話ばかりが出てきたら、一日も早く、勝負するマーケットを変える事に注力した方が良いかと思います。


P.S.
プロダクトアウトとかマーケットインとか切り分けてるけども、どちらにしろ製品・サービス作りが「顧客思考」になっているかどうかが重要なんですよね。

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2007年1月 9日

panda01.gif 経営コンサルタントは必要か?

経営コンサルタントといえばマッキンゼーボスコンが有名です。経営コンサルタントは顧客(企業)の経営に対して、問題を発見し、解決の支援をするアドバイザー的な仕事をします(参照)。

経営コンサルタントは優秀な人が多いのも事実なのですが、アドバイス先の人々から見ればやはり外部の人間です。また、コンサルタントは現場に携ってきた人間ではないので、現場の人間からは"素人に何ができるのか"と思われてしまいます。

とはいえ、現場に拘る人々の多くは自分の経験からしか物事を判断しないので、自分の周りの環境が変わっても古い環境でしか通用しない意思決定しか出来なかったりします。そのため、古い人間の意識で固められた組織は、新しい世の中についていけなくなります。

だからこそ、経営コンサルタントが必要になるのでしょう。

これは、個人が良きメンターに導かれる事と同じような感じなのでしょう。ただ、自分の人生は自分で決めないといけないのと同じで、コンサルがついたとしても組織のトップが明確な意思を持っていなければ駄目なんでしょうね。当然ながら、メンターが居なくても良き人生を送っている人もいるのと同じで、コンサルがいなくても良い経営が行われる組織もあるのでしょう。少ないとは思いますが…。

V字回復の経営 三枝匡
 企業が大金を払って外部のプロに戦略立案を任せたら、プレゼンテーションはきれいにできているが、中身は現実の事業展開に使えないという事態はよく聞く話だ。
 逆に、さして勉強もしていない経営幹部が「これは自分たちの内部の問題だ」と言って、社外の知恵を借りることを否定するまではいいが、結局自分できちんとした立案ができず、問題解決を先延ばしにしたり、お粗末な計画を実行して問題を解決できないケースも日常的に発生している。(p.279)

投稿者 cazper : 06:58 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月 7日

panda01.gif より多く売れる事よりもより多く儲ける事が重要

「より多く売れること」と「より多く儲けること」の違いは何でしょうか? より多く売れれば多く儲けられると思うかもしれませんが、それは違います。より多く売れたとしてもより多くのコスト・時間が掛かってしまうのならば儲けることはできません。

経営の判断をする際には、「より多く儲けられるかどうかの指標」を重視しなければいけないのは言うまでもありません。


例えば10億円で4億円の赤字部門があったとしましょう。(この部門は売り上げ20億円になればトントンになると仮定します)

有能な経営陣ならば、例えば3年以内に黒字化できなければ部門の廃止の決定を下すことでしょう。そうだとしても、黒字化するまでに累積損失は10億円を超える可能性が高いわけですから、投下資本利益を上げるまでには売り上げを30億円にした状態で数年を要すると推測されます。どっちにしても、相等有望なビジネスじゃない限りは撤退を考えるべきでしょう。

一方で、現場の人間や経営マインドを持たない経営陣は有能な経営陣とは違った感覚を持っています。例えば、去年の売り上げが10億円で赤字が4億円だったのに対し、今年が売り上げ12億円で赤字が3億円になったとします。現場の人間は時間軸(累積)の感覚を持っていないので、去年よりも赤字が減ったことに安堵するわけです。2期の間に累積赤字は7億円になったにも関わらず、現場の人間は去年との比較で改善された事にしか目が行かないのです。

慢性的な赤字企業・部門でも危機感が生まれないのは、ここにあるのです。そのためには、現場に対して「より多く儲けるためにはどうすれば良いか?」という事を考えさせなければならないのです。多く儲けるためには、より多く売れる事も一つの解ではありますが、それが全てではありません。より高く売ることも一つの解ですし、安く生産することも一つの解ですし、早く生産することも一つの解なのです。(安易に、値段を安くして多く売れば良いという考えに落ち着かせない事が重要です)

V字回復の経営 三枝匡

P.S.
全然関係ないですが、久々にミュージックファンドで大きな利益を残しそうな歌手(mimika)が出てた。当然だけど、既にファンドの募集は終了。(まぁ、私は手を出しませんが…。)

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2007年1月 6日

panda01.gif 企業価値が分かっているかどうかの質問

企業その物は必ずしも(価値)成長しなくても良いと思います…と書くと一部の方々から怒られそうなのですが…(^_^.) その一方で他人から資本を調達してる以上は成長を期待されてしまいますので、成長しなければなりません。

特に、上場企業は他人から必ず資本を調達していますから企業価値を高める事はある種の使命となります。

したがって、上場企業の経営者は少なくとも企業価値が何をする事によって高まり、現在の企業価値がどれくらいあるのかを把握する必要があります。ところが、実際には企業価値が分からない人が経営を行っている企業が少なくなかったりします。このような経営者が君臨すると、高値で他社を買収したり、経営資源を分散させすぎて企業の体力をどんどん削ってしまいます。

それでは、企業価値が分かっている経営者なのか企業価値が分かっていない経営者なのかを見分けるにはどうしたらよいでしょうか?

それには以下の4つの質問を経営陣や執行役員(はたまた事業部長)にしてみると良いでしょう。
当社の事業の中核はどこだとお考えですか?
  →事業の中核が分かっていない場合には、全然関係の無い新規事業に手を出して痛い目に合う可能性があります。

何が当社の強みで何が当社の弱みだとお考えですか?
  →強みと弱みが分からないと、何を徹底的に強化して、何を外部に委託するかの線引きが出来なく、最適な予算配分が出来ません。

当社の企業価値は本来いくらくらいあるとお考えですか?
  →企業価値を数字で算出していないという事は、予算の決定がざる勘定になってる可能性がある。数字で把握しない組織は物事を精神論で片付ける傾向があります。

当社の企業価値を向上させるにはどうしたら良いとお考えですか?
  →企業価値を向上させる具体的な戦略を経営陣が持っていません。こうなると現場が一所懸命に働いてもキャッシュを生めない体質になる可能性があります。(≒従業員は早く辞めたほうが良いかもしれません。)

ちなみに質問項目は岩崎日出俊氏の本から抜粋しています。これらの質問は本来良い投資銀行か役に立たない投資銀行かを見分けるために投資銀行の担当の方にする事項です。
投資銀行 (p.207)

P.S.
岩崎日出俊氏の↑の本は今日読み終わったのだけど、岩崎氏のホームページから簡易型の企業評価シート(バリュエーションシート)がゲット出来るので、企業価値を算定したい人は利用すると良いかも。

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2007年1月 5日

panda01.gif インターネット時代の頭脳の在り方

私は記憶力が悪い方である。自分でも前方性健忘症なのではないかと思うくらい直ぐに忘れる。

先日も飲み会の席で東京23区位常識として知っているべきだと言われた。しかし、今の時代に物事を記憶する事は無駄な行為であると私は思う。何故ならば、知識というのはインターネットで調べれば直ぐに出てくるからである。

鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの墓には「自分より賢い人びとを周囲に集める術を知っていた、一人の男が横たわる」という墓碑銘が刻み込まれているという。カーネギーは知識を持っているのではなく、知識へのアクセサビリティーを持っていたのである。知識は持つのではなく、必要な時に利用できればそれで十分なのだ。

現代でも同じであろう。知識というのは持つ必要性は無い。知識へのアクセスの仕方さえ知っていれば良いのである。そして、現代では殆どの知識がネット上に存在する。という事は、googleの検索法とかを知っている事の方が知識を持っている事よりも重要なのである。

一方で、それらの知識を利用して新たな創造をする事の価値が大きくなってくる。そうなると人間が蓄えるべきは、発明や発想をするための知恵となってくる。田坂広志氏も本でそのように言っている。
これから何が起こるのか

インターネット時代の頭脳の理想的な役割を図で書き表してみると以下のような感じになるのではないだろうか?


P.S.
ちなみに、ネット上にある知識の獲得法が不得意な人と発想力が貧弱な人は知識社会では不利な戦いを強いられるでしょうね。

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2007年1月 2日

panda01.gif 優秀な戦術家と優秀な戦略家は別

組織の中の一員として業績を上げられるからといって、組織のトップになって業績を上げる能力があるかどうかは別次元です。

バブル前の銀行を見てみましょう。その頃は、融資を如何に多く出来たかどうかが個人の成績に反映され、多くの融資が出来た人間ほど出世しました。しかし、そうした人々は融資を多くする事が更なる組織の発展に繋がると信じていたので、組織のトップに立っても如何に多くの融資を部下にさせるのかしか考えていませんでした。その後バブルが崩壊しました。その際に、銀行そのものに大きく傷をつけたのは、多くの融資をする能力のある人だったわけです。

融資を如何に多くできるのかは戦術的な能力です。戦術的な能力を持っている人を戦略的な事をするポジションに引き上げてしまったのが昔の銀行の過ちだったのです。

世の中を見ていると戦術的に優れている人は沢山見かけます。そして、彼らは戦術的な実績を認められて組織の中で昇進し、下位・中間マネジャーの地位を獲得しています。まだ、下位であれば戦術的な能力で組織力を発揮させることは可能となるでしょう。しかし、組織の上位になればなるほど戦略的な能力がなければ組織を良い方向へ導くことは出来なくなります。


以前、テレビで将棋の羽生善治さんが「最近は、大局観を大切にしている」と話していました。大局観とは「細部にとらわれず、全体の情勢を判断する考え方」です。抽象的に書けば、風の流れを読む能力です。

将棋でいえば、「とにかく攻めよう」「いまは我慢しよう」といった、もう一段上の方向性だけを決めるというもので、打ち手の選択に迷った時の意思決定基準になるものです。ビジネスの現場では、企業の直面する様々な問題群が形成する「循環構造」を把握する能力となります。

実績を評価する際には、実績が戦術からくるのか戦略からきているのかの違いを把握する事が組織運営では大切ですね。


P.S.1
大体、疲弊している組織(企業体)は戦略が描けない人が上位の管理職に就いているケースが多いように思います。そして、性質が悪いのは戦術家は(戦略が何たるかを認識できないので)自分は間違っていないと信じている事です。そのため、組織全体が沈没する方向に走っていても、自分は頑張っていると思っているのです。
それじゃ、彼らをどうすべきかというと…かつて松井証券等の企業がどうしたのかを見れば分かりますよね…。

P.S.2

投資銀行
 多くの日本の企業経営者は、組織の中で重宝がられて上に上がってきた人たちである。
 しかしながら、組織の中で「上の人に重宝がられる人」と「上に立つ人」とでは、本来、求められる資質が決定的に違う。

(中略)

 もっと極端な失敗例、たとえばカネボウ、長銀、山一證券などの場合はどうだろうか。事業分野を絞りきれず総花主義に終始したカネボウ、いたずらに融資規模を拡大した長銀。これらの企業を破綻においやった経営者を見ていくと、たとえ課長や部長として実績を上げた人であっても「本来はトップになるべきでない人」が「トップになってしまった」ことから悲劇が始まったことに気付かされる。
 「上の人に重宝がられる人」と「上に立つべき人」とでは求められる資質が根本的に違う。(pp.29-30)

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2006年12月26日

panda01.gif 芸術面・文化面のマッシュアップが加速してくる

マッシュアップとは、IT用語としては、複数の異なる提供元の技術やコンテンツを複合させて新しいサービスを形作ることです。複数のAPIを組み合わせて形成された、あたかもひとつのWebサービスであるかのような機能が、マッシュアップと呼ばれています。(引用元:IT用語辞典バイナリ)

今はWebサービスのマッシュアップばかりが注目されているのですが、よくよく考えてみると音楽・映像・絵といった芸術・文化面のマッシュアップの方が加速されているし、注目していくべきだと思うんです。

まだまだ、他人の映像を利用したパロディーをやると直ぐに著作権を問題視する業界団体が多いのですが…マッシュアップにより発展した芸術・文化を尊重した方が人類のためになるような気もします。

↓はマッシュアップでは無いけどギャグ玩具として多くの人にうけています。

Web2.0的発想で芸術面・文化面の発展を加速させるサービスを立ち上げると面白いかもしれませんね。

P.S.
ちなみに、テレビを流し見ている私ではありますが、最近は流し見る時間が少なくなってきています。というのも、YouTube等をダラダラと見ているからです。↓次の映像なんかは普通に見ていても面白すぎますねぇ。

普通に可愛い人の映像が見れたりするのも技術の進化のおかげだろうか・・・。

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2006年12月25日

panda01.gif マネジメント(管理)すべきは顧客価値

以前車のテレビCMで「モノより思い出」というキャッチコピーがありました。このCMは、幾らモノを持っていたって価値が無い思い出を作ってこそ価値が出ると主張していたのです。(まぁ、思い出を作るためにはモノ[車]を買わなければならないのですが…)

人間は簡単に目に見えるモノ・サービスに対して価値をおく傾向にあります。

例えば、株式であれば株価。競馬であれば倍率等…。これらの数字はわかりやすいのですが、物事の本質を表してはいません。本質というのは、株式であれば企業価値であったり、競馬であれば期待値なのです。更に深く考えていくと、企業価値というのはその企業の社会的な貢献度合いであったり、競馬の期待値(=マイナス)というのは興行事業というサービスへの対価を支払っている事になるのです。

しかし、本質を見るには頭を一捻り、二捻りしていかなければなりません。

さて、マネジメントの本質とは何でしょうか? 管理という(表面的な)言葉に踊らされる人が多いので、人を管理する・仕事を管理すると応える方は多いでしょう。 それでは、何のために人を管理・仕事を管理するのでしょうか? 

この質問に答えているのが宋さんの本です。

ここが変だよ日本の管理職
 管理職のマネジメントの対象、つまり「管理」すべきものは、部下の行動ではありません。
 では何かというと、それは「価値」「バリュー」に他なりません。今の流行の言葉で言うと、「顧客価値」というやつです。
 「自分たちのやっていることが、お客さんにとって価値のあることかどうか」「自分たちは善かれと思ってやっていることが、本当にお客さんに喜んでもらえているのかどうか」
---経営者もそして管理職も、常にこのことに最大の注意を払うべきなのです。(p.94)

 繰り返しになりますが、管理職がやるべき仕事は、部下たちつまり人間を管理することではありません。管理すべきことは顧客価値であり、それを実現するためのプロセスです。(p.96)

 顧客価値に応えるためには、プロセスマネジメントが行われます。顧客価値を創造できるプロセスをつくるために、業務分析をきちんと行い、どんな仕事をどうやって進めるかが決められます。
 その上で、部下には仕事の指示をするのですが、管理職が部下に指示する時は、企業間の取引と同様に"発注する"という感覚が必要だと思います。
 この仕事をこれだけしてくれた場合は、これだけの給料を払うという形です。資本主義的な原理方見た場合は、仕事を指示することは発注しているのと一緒です。
 ムダな発注をした場合は、ムダな納品が行われます。ムダが出る責任は管理職にあるのです。つまり、管理職と部下のやり取りで、指示を間違えてよくない結果が出れば、その責任は指示した側にあります。(p.98)

マネジメントすべきは顧客価値なのです。

当然ながら、目の前の仕事、目の前の部下を見る事に必死の人には顧客価値という本質を見抜くことは出来ません。見抜けないのならば、先人の知恵を拝借するべきなのですけどもね・・・。

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2006年12月24日

panda01.gif 同時並行の罠[優先順位付けが必要]

 企画した製品を開発する際、一人が同時に複数の開発に携わる事があります。当然ながら、同時に複数の仕事を勧めることが出来ません。そこで重要になるのが、何を優先して終わらせるのかです。

当然ながら、重要度が高い案件を優先して終わらせようとスケジュールを組みます。それでは、何を基準に重要度を決めるべきなのでしょうか?

それは、その案件を"完遂"したらどれくらいのリターンが見込めるのか? という事です。

「完遂」というのがキーです。まず、完遂するまでの期間が長くなれば費用は大きくなります。当然ですが、完遂しなければリターンが来始める事はありません。ということは、一つの案件に全力を投入した際の費用対効果が一番大きな案件を最優先にしなければなりません。

大事なのは、最優先にやるべき事に集中させる事です。しかし、空いた時間は無駄であると考えるマネージャーは過ちを犯します。空いた時間に優先順位が若干劣る仕事を組み入れてしまうのです。

空いた時間で優先順位が劣る仕事が完璧にこなせれば問題ないのですが、空いた時間のみで終わる仕事というのは存在しません。つまり、最優先すべき仕事のみ行う場合と最優先すべき仕事の合間に別の仕事を組み入れる場合では、前者の方が早くリターンを享受できるのです。

開発期間に余裕がある場合は、同時並行して仕事をこなしても問題は無いのですが、直ぐに売り上げを上げたいのならば出来るだけ一つの仕事のみ行うようにしていかなければならないと思います。

ここが変だよ日本の管理職
 ホワイトカラーの科学的なマネジメントとは、どんなふうに行ったらよいのでしょう。それは、一言で言えば、見えないことをいかに見えるようにするかがポイントです。
 そのためにはまず、業務を全部分析して、お客さんのためになっている意味のある部分と、やってもまったく意味の無い部分とに分けなければ無りません。言ってみれば、自分たちの仕事をきちんと棚卸ししてみるのです。
 次に、意味のある部分でも、効率を考えて、その人がやるべきかどうかを判断する必要があります。たとえば、ある自給の人が担当したのでは効率が悪いならば、その人ではなくもっと時給の低い人へ仕事を割り振りし直すという事です。
 この、わずか二つのことがなぜできないのでしょう。とても不思議です。管理職の人たちが、そのための訓練を受けていないということが大きいのではないでしょうか。
 こんなことを口にすると、「宋さんは日本人の悪口を言っていれば商売になるのだから…」という、みなさんのキツい視線をイヤでも感じざるを得ません。
 でも、あえて憎まれ役を買って出ても、この自分たちに欠けている部分について、日本の管理職の皆さんにぜひじっくりと考えて欲しいのです。(pp.34-35)

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2006年12月21日

panda01.gif マネジメント2.0(環境に応じて役割を変える)

以前、日経新聞に環境に応じて脳の役割が変わっていくという記事が載っていました。どういう事かというと、漢字ドリルのような事をやる際には脳は記憶媒体として機能するのだけれども、記憶できないほどの情報を浴びせ続けると記憶しきれないので、何が良い情報なのかを判断する能力が強化されるのです。

このように、環境が変わると役割が変わるのは脳だけにおこる現象ではありません。例えば、重たい物を持っていれば肉刺が出来て次第に肌が硬くなるのも環境に応じて肌が適応した現象なわけです。このような現象は生命だけではなく社会システムにも生じます。


↓の本は一昨日読み終わったものですが。著者の田坂広志氏は情報化社会におけるマネジメントの仕事の変化について言及しています。

これから何が起こるのか
 例えば、月曜日の営業課の定例会議。朝の管理職会議での打ち合わせを終えた営業課長がメンバー全員に伝達事項を伝える。しかし、その中身は、しばしば、社内行事の日程や、先期の業績数値、根気の売上目標などであり、これも、単なるデータのレベルの情報の伝達に過ぎなかったわけです。そして、「ネット革命」が到来し、いまでは、その情報は、社内のイントラネットで瞬時に共有できるようになりました。
 では、その結果、何が起こったか。

 マネジメントの仕事が、一段、高度な仕事になったのです。

 すなわち、マネジメントの仕事が、単なる「データ」のレベルのマネジメントから「ナレッジ」(高度な知識)や「ノウハウ」(深い知恵)のレベルのマネジメントになったのです。例えば、先ほどの経理課長は、財務諸表の作成ではなく、経理情報の分析や財務分析などに時間が割けるようになり、営業課長は、重要な顧客への対応や販売戦略の立案に時間を使えるようになったのです。

 しかし、それにもかかわらず、このことを誤解している企業は少なくありません。
 例えば、「情報システム導入」の目的を「省力化」や「人件費削減」と思い込んでいる企業です。
 たしかに、情報システムの導入に寄って「省力化」や「コスト削減」できることはおおいのですが、我々が、一つ理解しておくべきことが有ります。

 情報システムを導入することの真の目的は、決して、社員を減らすことではありません。
 その真の目的は、社員を低付加価値の仕事から解放し、より高度な仕事に取り込めるようにすることなのです。
 
 言葉を変えれば、「情報革命」には、明確な一つの「思想」があるのです。

 情報革命とは、人間を不要にするための革命ではない。
 情報革命とは、人間が、より高度な能力を発揮するための革命である。

 この「思想」を我々は、深く理解しておくべきでしょう。(pp.197-198)

今、上手く行っていない会社はマネジメントの仕方が古いんですね。高度な判断を下していくのがマネジメントの仕事になってきているのに、従来的な人の管理しか出来ていないのです。

従来的な人の管理というのは、部下の時間配分の管理だったりとかモチベーションの管理だったりといった事です。こんな事は、IT技術で楽になってきたのです。楽になったのですから、余った時間を高度な仕事をするために当てれば良いのですが…殆どのマネージャは不勉強ですから無駄に部下だけ参加すればよい会議に口を出してみたり、発言する気もない会議に出てみたりして時間を潰しているのです。

つまり、今の時代は「考えて判断する」仕事がより求められているのに、凡庸なマネージャはこれらの仕事を放棄しているのです。

当然ですが、生物界では適応能力が無い生命体は淘汰されていくのと同じように、マネジメント2.0が主流になってくるとマネジメント1.0から進化できないマネージャは淘汰されていくのはないでしょうか。


P.S.
ちなみに、赤字で示しましたが、仕事を管理・こなす事しか考えず、部下を低付加価値の仕事から解放し、より高度な仕事に取り込めるようにすることに真剣に取り組んでいないマネジメントはマネジメントの仕事を放棄しています。(こういう人は多いですけどね。)

以前、㈱ゴンゾーに勤める吉冨さんが話していたのですが「リーダーを育てるリーダー」を育てる事が組織としては重要であり、そうできない組織は早かれ遅かれ衰退するしかないのでしょう…。

投稿者 cazper : 23:07 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月20日

panda01.gif 「やってみなければ分からない」は、やる理由にはならない

私の身近に非常に賢い人がいます。その人の一言で印象深いのが「やってみなければ分からないというのは、やる理由にはならない」という一句です。

良く世の中では、考えてばかりで行動を起こさないのは結果的にはやっていない事と一緒と言われています。しかし、だからといって、何も考えないで行動すればよいという意味ではありません。

「やってみなければ分からない」という言葉には次の二つの意味合いがあると思います。
●未来なんて不確定なのだ、やってみなければどうなるかなんてわからない。
●実行すれば○○という結果が期待できる、だけど実際にやってみなければわからない。

前者は期待値が0だという事を意味します。対して、後者は期待値が少なくともプラスである事を意味します。期待値がプラスであれば、失敗しようが何回かやっていけば最終的にはプラスの結果が得られます。

それでは、前者と後者の違いはなんなのでしょうか??

前者には確信が無く、後者には確信があるのです。しかし、この確信を得るためには「調査・熟考・気付き」をしなければなりません。調査や熟考をするにはエネルギーが必要だし、気付きを得るには知識・知恵の蓄積と思考の柔軟性が必要になります。

当然、人間は面倒な事は嫌いなので、ある種の確信を得ていなくても実行したがります。そして、無駄に多く失敗していくんですね。

「やってみなければ分からない」からやるという態度ではなく、「どうすればやった結果に対して確信が持てるようになるのか」を考えて行動する事が必要なのではないでしょうか。

広告でいちばん大切なこと
 広告や販売促進を手がける際は、この点を忘れないようにしよう。何らかの方法で競合企業より優位に立つ必要がある。競合商品より優れた品質、サービス、あるいは条件を提示するか、競合他社がまだ指摘していない事実を指摘し、自社の商品の法が優れているという印象を与える。名前やブランドを叫ぶだけでは十分ではない。他社ではなく、うちの商品を買えと消費者に迫るのは広告人の本分ではない。競合企業はどこか、どんな商品を提供しているのか、消費者は何を求めているのかを把握する必要がある。こちらに大きな分があると確信できないうちに戦いを挑むのはばかげている。(p.88)


P.S.
アカデミックな研究でもそうである。実験によって得られる結果を仮定しているからこそ、実際に実験するのです。とはいえ、予測も出来なかった結果が凄い価値を持っている場合も少なからずあったりするのですが…。

投稿者 cazper : 23:06 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月19日

panda01.gif オープンプライバシー

身近な人には語っているのですが、「オープンソース」ならぬ「オープンプライバシー」の考え方が今後は重要になってくると思っています。

プライバシーとは、三省堂 新明解国語辞典によれば「個人的な日常生活や社会行動を他人に興味本位に見られたり干渉されたりすること無く、安心して過ごすことが出来る自由」を意味します。プライバシーが保たれるからこそ、安心して生活できるわけです。

しかし、他人に見られたくなかったり干渉されたくなかったりするからこそ、プライバシー情報は価値ある情報になってしまうわけです。ダイアナ妃をパパラッチが追いかけたり、芸能人のスクープ報道がお茶の間の人気を集めるのも、他人のプライバシー情報がクローズドな性質を持っているからこそなわけです。

クローズドにするからこそプライバシー情報の価値が高くなるのであれば、逆にある程度のプライバシー情報をオープンにしてしまえば情報の価値が下がるでしょ!というのが「オープンプライバシー」の考え方です。

芸能人の中には恋人との関係を直ぐに公に晒す人がいますが、そうなると誰も彼らの関係を追いません。また、例えは悪いですが、裸を常に晒すアフリカの民族の間では、裸である事が当たり前となっているので盗撮文化が流行るとは思えないわけです。

というわけで、隠すよりも晒すという「オープンプライバシー」の考え方はこれからの時代において重要だと思います。

ウェブ人間論
梅田 たとえば「膨大=ゼロ」と考えてみることから出発します。全部オープンになっていると、逆に誰も全部は読めないんだと。つまり、ある事柄について情報がオープンになっていて、それを全部読めるとなったら、十万件、百万件の情報全部を読む人はいないですよね。だからその中に紛れてしまえば消えてしまうと考えるんですよ。(p.101)

投稿者 cazper : 06:07 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月18日

panda01.gif リベラリズム V.S. コミュニタリアン

梅田望夫氏・平野啓一郎氏の本を日曜日に読み終えました。その中で非常に共感を得た部分がネット時代は「リベラリズム」が主流になっていくという事。

ウェブ人間論
 平野: ちょっと思い出したんですが、70年代から80年代にかけて、リベラル=コミュニタリアン論争というのが政治哲学の世界であったんですね。これは、アメリカでいうと、民主党の支持者と共和党の支持者との考え方の違いに対応するんでしょうけど、大雑把に言えば、リベラリズムは、人間の理性や合理的に善意を判断しうる能力というものを信じていて、結果として社会には一定のルールが形成されると考えるわけで、ネット社会の秩序観は、梅田さんのお話を伺っていても、基本的にはリベラルだと思います。人間そんなにバカじゃないから、規則でギュウギュウ縛らなくっても、それなりのふるまいをするよっていう。
 他方で、コミュニタリアニズムは、人間の合理性というようなものをあまり信じていなくて、共同体の構成員であるからこそ、人間は秩序の中で生活することが出来るんだという立場を採る。それで、伝統や習慣といったものに大きな価値を置くんですね。
 日本でも、主に教育問題を巡って、右からも左からも、最近、コミュニタリアン的な見解が語られる事が多いですけど、ただ、今梅田さんが指摘された通り、彼らがよって立つ、そうした古い、閉ざされた共同体のイメージは、もう通じなくなっている気がします。(pp.67-68)
人・モノ・金の流れの変化ががゆっくりしていた時代であれば、その社会を維持する組織も変更する必要が無かったので伝統や常識で物事を推進するほうが合理的な時代でした。

しかし、インターネットの普及とグローバリズムの拡大によって人・モノ・金の流れが激しくなりました。すると、今までの伝統や常識が通用しない事が多くなってきました。こうなると有利なのは、旧来的な伝統や常識に染まっていない若者なわけで、ITを利用した分野において若い起業家が多いのは当たり前なのだと思います。

だからといって、永遠にネットの世界ではリベラリズムが適合しやすいのかというとそうでも無いように感じます。何れは、ネットの世界に適合した新たな伝統や常識が作られてきて、新たなコミュニタリアニズムが芽生えて来るんだと思います。


これから何が起こるのか 田坂広志
 これから、「ウェブ2.0革命」が、政治、経済、社会、文化の在り方を変え、資本主義の全てを変え、企業や市場や社会の姿を変えていく。その結果、そこで働き、生活する、我々の働くスタイルも、生活のスタイルも、すべて変えていくのです。
 そして、これまで我々が、仕事や生活において「常識」と思っていたことが古くなり、世の中に数々の「新たな常識」が生まれてくる。(p.29)

投稿者 cazper : 01:27 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif やらない事を決める

最近、全ての事が滞っている。メールの連絡もそうだが、ブログもそう…ブログの更新はある種どうでも良いのだが、他人が関わるメールの遅延は問題である。更に言えば、発想するために必要な余裕が持てていないだけではなく、健康を害さない程度の睡眠を取ろうとすると活動時間を減らさざるを得ない状態であり迷惑を掛ける状況が生じている。

何が悪いのかというと…自分の目的に合った活動以外の活動に時間を取られているからである。

人間は、ある活動をしていると必ず自分自身は成長(or変化)していく。また、自分を取り巻く環境も時々刻々と変化していく。という事は、ある時点で"やるべき事"だったものが、やらざるべき事に変化する事もあるのだ。

つまり、成長するためには惰性で何かを続けていては駄目なのである。成長するためには定期的に「やらない事を決める」必要がある。

投稿者 cazper : 00:38 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月15日

panda01.gif 何事にも利他の精神が必要

商品・サービスを開発する上で大事なのは、開発した商品・サービスが相手に対してどれ位の価値を持つのかを考える事です。

相手が認めてくれる価値以上の価格をつければ、商品・サービスは売れません。かといって、価格を安くしすぎてしまえば、原価割れを起こしてしまいます。

通常、多くの商品・サービスは競合するものが出てきます。価格は当然下げざる得なくなるので、利益が取れなくなってきます。そうなると、コスト削減に躍起になります。しかし、コストを削減する事自体は利他の精神ではなく、自己の利益を追求する行為なのです。したがって、コスト削減ばかり追及すると製品の質が落ちていき、競争力その物が無くなったりします。

そんな事当たり前じゃんと思えるのですが、現実の世の中ではコスト競争に突入して体力を削られている企業が沢山あるんですね。そう考えると、当たり前の事を当たり前のようにやれるだけでも世の中では競争力のある人・企業になれるわけですね。(とか言いながらも、競争そのものが私は嫌いですが)


広告でいちばん大切なこと

 わずか一週間で、わたしは六人のセールスマンが六週間で売ったよりも多くのコトスエット(料理用油脂)を売った。価格に文句をつけた客はひとりもいなかった。スウィフト氏からボストン営業所のメンバーを全員解雇しろという電報が届いたが、私は本社に戻り、わたしが使った方法を説明するまで待って欲しいと頼んだ。
 スウィフト氏に会うと、私はこう言った。「わたしはコトスエットを売ったわけではありません。コトスエットの話もしませんでした。私が売ったのはパイの広告であり、戦略です。コトスエットは単なるおまけでした」
 「それなら、君のやり方を他の連中にも教えてやってくれ」
 「これは教えられるものではありません」と私は答えた。この考えは今でも変わらない。違いは販売に対する基本的な考え方にある。普通のセールスマンはあからさまに相手の歓心を買おうとする。自分の利益を追求しようとする。こうしたセールスマンは、「他社ではなく、うちの商品を買え」と言っているに過ぎない。利己的な消費者に利己的な頼み方をしているのだから、抵抗にあうのは当然だ。
 わたしが提供したのはサービスだった。私は常にパンの事業を支援した。わたし自身の利益はパン屋の意に沿うための努力に隠されていた。
 どの広告を作成する時もわたしはこの原則を適用した。わたしは決して人々に購入を迫らない。通常はその商品が販売店で売られていることすら書かない。価格を記載することもまれだ。わたしは常にサービスを提供する。それはサンプル提供かもしれないし、現品の無料進呈かもしれない。これは利他的な行動に見えるだろう。しかし、このような広告は利他的な消費者の注目を引きつけ、行動を促す。これは利己的な主張ではできないことだ。(pp.79-80)

当然ながら、企画・開発・研究はたまた管理部門であろうと利他の精神で物事を決定していく事が大切でしょうね。

投稿者 cazper : 06:33 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月14日

panda01.gif 薄膜で破壊を防ぐ

超久々に技術的な事も書くかなぁ

今日、光ファイバーの話を聞きました。(石英)光ファイバーは普通は折れ易い代物であるが、表面をコーティングしてあげる事で折れにくくする事が出来るそうです。

何故、折れにくくなるのかというと、材料というのは表面積が大きくなればなるほど微小欠陥(切込み)が生じやすくなります。すると、材料に応力が加わった際に欠陥に応力が集中し、そこから破壊が進展するからです。

そこで、脆性が低い素材でコーティングして表面の微小欠陥を埋めて上げれば強度が増すようです。

石英の光ファイバーで言えばピアノ線の強度よりも強くなるそうです。ただし、石英ガラスにそのままポリマーを付着させても剥がれてしまうので、ガラス表面を化学処理してポリマーと化学的に結合させるのがミソとの事。

この薄膜で表面欠陥を埋める技術は他の分野にも応用されていて、例えばジオマテックという会社では、液晶ガラスの薄膜コーティング技術を応用してセラミックといった機械部材の強度を増すためのコーティング技術を開発しています。


世の中には強化ガラスが存在するけど、(化学的)表面コーティング技術で強強度の強化ガラスって出きるんじゃないかなぁ~。今の防犯ガラスは、強化ガラスの表面にポリカーボネードを張り合わせているだけなのでガラスその物の強度はそれ程上がってないわけだし…。


ちなみに、炭素等の素材で極めて細いウィスカー状繊維を作成すると表面積が小さくなるため表面欠陥が生じにくく強度も劇的に高くなります。

投稿者 cazper : 21:35 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月13日

panda01.gif 大人数参加型の会議は意味が無い

20名とまではいかないが、10名以上が参加する会議というのは良くある。

そういう場で他の人々の行動を観察していると、会議に出席しているだけの人が多い事に気がつく。会議に出席する人数が増えれば増えるほど、自分と関係ない議題も増えてくる。すると、何も発言せずに聞くだけだったり、配布された資料を読んでいる(フリをしている)だけだったりする人の割合が増えてくる。

その癖して、会議に出席した人たちは「自分の貴重な時間を、くだらない会議に消費してしまった」と感じているので出席しただけでも(嫌な)仕事をしたと思っているのである。

くだらないと思うのであれば出席しなければ良いのである。もちろん、発言をしないのならば出席するべきではないのは言うまでも無い。

どうも会議というのは、参加者が多くなるにつれて個々人の緊張感や参加意識が薄れるようである。

これは学校教育でも感じる部分である。日本の大学では、授業中は黒板を写す人は居るが質問をする人は少ない。しかしながら、少人数制の塾や家庭教師の前では質問をするのである。[一方、カナダの大学(SFU)にいたときには、普通の授業でさえ質問が飛び交い参加者全員が思考回路をフル回転させているのが見受けられた。]

もし、大人数の前で質問をしない習性が日本人にあるのであれば、少人数で行う会議を多数開いた方が効率的なのではないだろうか。


P.S.
そういや、久々にSFUのRAやってるロブのホムペ見たけど、マイクロフューズの研究をまだやってるのね。焼き切るアイデアはロブが出して、T字型にする部分は何気に私がアイデア出してて、A先生によって交流の利用が考案されて、今に至るんだねぇ。

この問題はエレクトロマイグレーションや表面張力・毛細管現象の問題を考えないといけないので何気に厄介だと思う。

自分の設計した回路が届いて実験をやり始めた段階で帰国したのが心残りだ。


ちなみに、これを見ていて思いついたのだけど、マイクロウェーブのエネルギーをごく小さい領域に導く導波路系が作れたら何気に需要があるぞ…。(まぁ、私自身のナノテク分野への興味は失われつつあるわけですが…)

投稿者 cazper : 22:33 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月12日

panda01.gif ストックをみるか、フローをみるか

ここで書いても大丈夫か心配だけど友人から聞いた話

三十路を過ぎた友人の友人の彼女は、友人の友人に対し都内の良い場所に持ち家を持たなければ嫌だと言っているらしい。

他人の事をとやかく言う必要は無いのだが、自分の願望を他人に実現してもらおうと求めるのはお門違いのような気がしなくも無い。

それよりも気になるのは、この彼女が友人の友人のもつ蓄え(ストック)に対してしか興味が無いことだ。


蓄えというのは、過去から現在までのインフローの累積である。友人の友人でいえば、自分の給与による蓄えと親が蓄えた資産という所だろうか。

蓄えというのは、生活の安定には必要不可欠のものである。しかし、蓄えその物を維持するには、それなりの費用(お金・時間・知恵)が発生する。つまり、蓄えその物は将来を保障するものではないのだ。

こういう観点を彼女が持っているのかは甚だ疑問である。(余計なお世話なわけだが・・・)


蓄えが過去から現在の累積であるならば、現在から未来を作るのはフローという事になる。フローには、将来にわたり貰う給与・報酬所得と、資産によって生み出す所得がある。

フローは、生活を発展させていくのには非常に大切なものである。インフローを大きくすれば、大きな消費もできるようになるからだ。しかし、フローというのは常に一定では無い。そのため、インフローを当てにして大きな消費ばかりしていると、インフローが少なくなったときに悲惨な思いをする。こんな状況に陥った人は少なくは無いだろう。


他人のストック、フローを当てにするのもよいが、それらの性質を知る事の方が大切だと思う。

投稿者 cazper : 23:01 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月10日

panda01.gif コストを削って失敗するタイプとそうでないタイプ

良くテレビとかで、節約主婦をやっていたりするのですが、あんなに節約する事に躍起になる位ならば、別の事に労力を使ったほうが良いんじゃないかと思える事があります。

節約するがために夫のお小遣いを減らせば、夫の人付き合いが当然悪くなります。そうなると、来るべきチャンスが来なくなることが有り得ます。また、食費を削れば、家族の健康が犠牲となり、お金を貯めたとしてもお金を使える体じゃなくなる可能性が出てきます。


こんな事は家庭だけの話ではありません、事業でも同じです。


例えば、あるプロジェクトがあるとします。お客を満足させるための仕様にするには多くの投資が必要になるので、投資額の損失を最小にするための仕様に変更してしまったりします。

しかし、失敗した際の損失を抑えようとすれば、お客さんを満足させる仕様で製品・サービスを提供できなくなってくる可能性が出てきます。


何故このような事が起きるのでしょうか?


これは、殆どの人が何らかのサービスや製品に投じたお金をコストであると勘違いしているからです。

お金を投じれば、その行為が消費だろうが投資だろうが何らかの対価を受け取っています。コストというのは、お金を投じてから対価を受け取るまでの間で対価を減らそうとする要因の事を指します。

当然のことながら、投じるお金を小さくすれば受け取る対価も小さくなり、コストが少しでも多く掛かれば受け取る対価は吹っ飛びやすくなります。


こんな事は当たり前の事なのですが、主婦のための節約番組が組まれたり、管理者の多くが真っ先にコスト削減に取り組むのを見ていると、コストを削るのに精を出して失敗する人は意外と多いのではないのでしょうか?


P.S.1
ひろゆきの「消費し続ける人とそうでない人」にも同様な洞察がなされてますね。

P.S.2
広告の世界でも同様に金を惜しんで失敗する人が多いようです。

広告マーケティング21の原則
 多くの広告主がわずかな金を惜しんで利益を失っている。企業は負担を恐れているのかもしれないし、1セントでも節約しようとしているのかもしれない。サンプルに10セントを請求したり、1、2枚の切手を要求したりするのはそのためだ。しかし、その10セントを得るためのコストは40セントから1ドルに達するかもしれない。つまり、こうした態度は反応の獲得コストを高める可能性がある。それにもかかわらず、サンプルを無料で提供したくないばかりに、追加コストを支払う企業は驚くほど多い。(p.90)

P.S.3
"適切な人"に対して気前の良い人とそうで無い人をみれば、コストで失敗する人生を歩む人なのかどうかを見分けられそうですね。
香港大富豪のお金儲け
↑の本にも、香港の大富豪がチップを多くあげる人とあげない人の違いの理由を説明している部分があります。

投稿者 cazper : 22:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月 8日

panda01.gif 不動産は上昇しても市場はある…

最近、不動産価格も上昇し、REIT運用者も適切な投資物件を見つけることができないという情報もちらほらと聞きます。

そんな中、本屋の中で久々に不動産運用関連の書棚に行って売れている本を見つけました。それが↓
戸建賃貸運用法  ←読み終えましたよ~

なんと、アパートマンション経営ではなく一戸建てを賃貸経営していくべきだと書いてある本です。

多くの人にとって戸建で賃貸市場なんて無いと思うはずです。なにしろ、一戸建てを賃貸するくらいなら自分の家を購入した方が良いという人の方が多いと考えるからです。

しかし、この本を読んで認識が変わりました。

多くのサラリーマンにとって自宅を購入するという事は、会社から住宅手当が貰えなくなる事を意味します。その上、銀行からは住宅ローンを背負うので負担が(予想以上に)大きくなるのです。その点、一戸建てを賃貸すれば、住宅手当を貰いながら近隣住民への騒音を気にせずに伸び伸び生活できるんですね~。

アパート・マンションと一戸建ては別マーケットだから、今起きている地価上昇も回避出来ますし~。これは狙うべきマーケットかもしれません。


P.S.1
夜な夜な市場調査しとるとBlogは書く暇が無いや…。ちなみに、タイ市場は値上がってるね。まだまだ、中国市場の方が良いです。

P.S.2
最近また韓国のウォン高傾向が強くなっています。そして、「ウォン高」でググルと…1位に過去に書いた私のサイトが出てきてビックリです。

投稿者 cazper : 20:12 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月 5日

panda01.gif キャッチーなタイトルをつける

某S氏と先日会っていた際に、若干過激な表現になったとしてもキャッチーなタイトルで人を引きつけるのが重要であると言っていました。

アカデミックな世界で言えば、論文なんてのが良い例でしょう。幾ら良い内容の論文を書いたとしても、タイトルが適切でなければ人々の興味を誘わずに論文の内容を読まれる事は無いのです。

ここ1週間位ダラダラと広告に関する本を読んでいるのですが、如何に見出しが重要であるかが記載されています。

広告マーケティング21の原則
 わたしは本分よりも見出しの部分にはるかに長い時間を割いている。ひとつの見出しを考えるのに、何時間もかかることはざらだ。たくさんの失敗作の後に、ようやくこれという見出しが決まることも覆い。広告に対する反応の総量は、しかるべき読者の関心を引くことができたかどうかで決まる。どんなに優秀なセールスマンでも、話を聞いてもらわなければ商品を売ることはできない。(p.35)
上記の文章の最後の1文が何気に重要だと思います。

ある種の技術者に多いのですが、彼らは良い商品・サービスを作りさえすれば売れるだろうと考えます。しかし売れるためには、まずその商品・サービスの存在をお客様が認知しなければいけません。

キャッチーなタイトルをつける事って大切ですね。

P.S.
ブログもそう…。友人のブログのタイトルで「彼氏できました」と書いてあったのでツイツイ見ちゃったし。

<余談>
今日は、国分寺にある酒蔵 月海で会食。関わっているプロジェクトは上手くいきそうな予感。ただ、別件が足を引っ張る予感。自由な発想をするには適当な性格の方が良いとC先生は言っていたが、その通りだと思う。

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2006年12月 3日

panda01.gif 貯蓄・投資へは収入の10%を最初に確保

先週の木曜日に↓の本を読み終えました。
バビロンの大富豪
こんな本ばかり読んでいないで下の本でも読んで教養を高めろ…という声が聞こえてくるわけですが、資本主義社会で生きる事を素直に認めた上で、その社会で上手に生きた人の本というのも教養として読まなければならないとも思うわけです。
三次元有限要素法―磁界解析技術の基礎


さて、以前「キャッシュフローで考える生活」と題して、家庭を(あらゆる面で)豊かにするための投資・消費配分について述べました。

理想的な配分法を簡単にまとめれと、娯楽に使ってよい金額は全収入の10%で、自己投資には25%となります。

残りの65%のうち必要経費を取り除いた残りを貯蓄し、投資へ回していくべきなのですが…人間というのはあればあっただけ使う性質があるので、収入が多くなればそれだけ必要経費も多くなり貯蓄・投資へ回すお金が無くなります。

それでは、貯蓄・投資へどれくらい回すべきなのかというと最低でも10%だそうです。ただし、貯蓄・投資へ回す10%は収入があり次第最初に確保しなければなりません。(参考:バビロンの大富豪


P.S.
ちなみに、企業活動にもこれが言えそうです。企業成長を考えるのならば、利益の10%は現預金の形で常に確保していき、ある程度貯まった所で設備投資等に回していくべきなんでしょうね。

投稿者 cazper : 07:30 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月28日

panda01.gif 起業家・マネジャー・職人は油と水のようなもの

大連に旅行中に、人生を考え直すため(笑 に本を読んでいました。スモールビジネスを成功させるために助言をしてきたマイケル・E・バーガー氏の本です。
はじめの一歩を踏み出そう
これは非常に良い本です。人々の中には3種類の人格が住んでおり、そのバランスがとれるとスモールビジネスが順調にいくというのです。もちろん、事業が大きくなったときは事業体が抱える3種類の人種のバランスが重要になっていくという事でもあります。


起業家(変化を好む理想主義者)
 起業家とは、ささいなことにも大きなチャンスを見つける才能をもった人である。ときには理想主義者と呼ばれながらも、将来のビジョンをもち、周囲の人たちを巻き込みながら、変化を引き起こそうとする人物こそが起業家である。
 起業家とは未来の世界に住む人でもある。決して過去や現在にとらわれることはない。起業家は「次に何が起きるだろうか?」「どうすれば実現できるだろうか?」といった問題を考えるときに幸福を感じる。
 起業家は革新者であり、偉大な戦略家である。そして新しい市場を創り出すための方法を発明する。

 起業家にとっての課題は、いかにして足を引っ張る人達から逃れ、チャンスをものにできるかである。起業家にとって、周りの人たちは夢を邪魔しようとする障害物なのである。

マネジャー(管理が得意な現実主義者)
 マネジャーとは管理が得意な実務家である。マネジャーがいなければ、計画さえ立てられずに、事業はたちまち大混乱に陥ってしまう。
 
 起業家が未来に住む人であれば、マネジャーは過去に住む人である。起業家が変化を好むのに対して、マネジャーは変化を嫌う。目の前の出来事に対しても、起業家はチャンスを探そうとする一方で、マネジャーは問題を探そうとする。
 マネジャーは家を建てればその家に住み続けようとするが、起業家は家を建てるとすぐに次の家を建てる計画を始める。
 マネジャーがいなければ事業も社会も成り立たないが、起業家がいなければ革新も起こらない。

職人(手に職をもった個人主義者)
 職人とは、自分で手を動かすことが大好きな人間である。
 「きちんとやりたければ、人に任せず自分でやりなさい」これが職人の信条である。職人にとって、仕事の目的は重要ではない。手を動かして、モノをつくり、その結果として目的が達成されれば満足なのだ。
 起業家が未来を生き、マネジャーが過去を生きているとすれば、職人は現在を生きる人である。モノに触れて、つくりあげることが大好きで、決められた手順にしたがって仕事をしているときに、幸せを感じるのである。
 職人にとっては、考えるという作業は生産的ではない。(もちろん、目の前の仕事について考えることは大切だが)。そのため職人は、難解な理論や抽象的な概念に対して懐疑的である。考えることは役に立たないどころか、仕事の邪魔にすぎず、「どうすればいいか」さえわかればそれで十分なのである。


 マネジャーから見れば、職人は管理すべき対象である。職人から見れば、マネジャーはできればかかわりをもちたくない人物である。たいていの場所、二人の意見は一致しないのだが、起業家がトラブルの原因であるということだけは、二人の共通認識となっている。(pp.37-42)

上記の3つの人格で、自分の中でどれが強いのかを見てみると良いでしょう。何らかのスキルに注目して行動しているならば自分の中で職人気質が8割あるといっても良いでしょう。職人気質の割合が大きい人が8割程いると思います。 自分を見つめてみると…8割程の人間には入ってないような気がしてなりません(^_^;;)

人格のバランスが他の人と違うと、物事を見る視点が違くなってきます。


 起業家は、事業を商品だと見なしている。つまり、自分の会社は競合商品と一緒の棚に並べられているので、隣の商品よりも顧客の目を引きつけなければならない。
 起業家にとって大切なことは、その事業で何を提供するか(What)ではなく、どのようにして提供するか(How)である。商品よりも、それを提供する方法が重要なのだ(p.94)

 起業家の視点は、まず顧客像を明らかにするところからスタートする。はっきりとした顧客像をもたないかぎりは、どんな事業でも成功しないのである。
 反対に職人は、自分に出来ることを決めたうえで、その売り方を考える。結果として、誰にどのようにして売るかという問題は深く考えられないままになってしまう。(p.94)

●起業家にとっては、事業そのものが商品である。
●職人にとっては、商品とは顧客に手渡すものである。(p.95)

「職人タイプの経営者にも、起業家の視点はもてないのか?」と思っていないだろうか?残念なことに、その答えはノーである。職人は顧客のニーズなどに興味をもたないだろうし、ほかにもやるべき仕事は多いのである。(pp.95-96)

つまり、起業家思考の強い人が職人や職人気質のマネジャーに何かを語っても全く理解できないわけです。

年老いた人ばかりが蔓延って活力が失われたり立ち行かなくなった企業というのは、年功序列の影響で権力だけもった職人や職人気質のマネジャーによって支配された状態なんだろうと思います。だからこそ、最近になって若者への抜擢人事が叫ばれるのもわかる気がします。

あるべき姿を持っていない経営陣・マネジャーが支配する会社は、現実とあるべき姿のギャップを埋める事がいつまで経ってもできず、予算未達と下方修正を連続させるだけなのです。

P.S.1
自社の理念が言えない人がマネジャーや経営陣にいたとしたらヤバいですね。そして、理念にそぐわない事業を走らせているとしたら、その企業が消え行くのは時間の問題でしょう。(試しに、自分が従業員ならば上司に聞いてみると良いでしょう。・・・京セラの人なら問題なく理念を言えそうですが。)

P.S.2
ちなみに、職人や職人気質のマネジャーほど経営コンサルタントを大概嫌います。実務をした事のないコンサルタントに自分が関わる事業の意見を言われるのを嫌うのもわかるのですが、経営の基礎も学ばずに嫌っているとしたら食わず嫌いの子供と同じです。

投稿者 cazper : 01:43 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月23日

panda01.gif プロジェクトのリスクは外部よりも内部

事業計画書には、思いつくだけのリスクを書く事が必要であると説かれています。

しかし、思いつくリスクというのは当然ながら回避していくので、リスクが発生するのは想定外な事が殆どです。

工場が放火されて燃えてしまったり、隕石が落ちて建屋が壊れたり・・・(と書くと大げさですが…)

以上は外的なリスク要因なわけですが、何気に気をつけなければならないのが内的なリスクだと思います。

例えば、病欠や離反によって突然人が居なくなるような類です。ただし、内的なリスクに関しては想定した対応を取っておけば回避する事は不可能ではありません。

ところが、多くの人は外部要因ばかり気にする一方で、内部要因に対する対策を行わなかったり後手に回したりしがちです。

それもそのはずで、内部要因であればあるほど自分でリスクコントロールしきれてると思いこんでしまうからです。


昨今の情報漏洩問題にしてもそうですが、外的なリスクよりも内的なリスクに対する回避策をより深く考えてないといけないでしょうね。

投稿者 cazper : 00:34 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月20日

panda01.gif アメーバ経営とアメマ経営

今読んでいる本は、稲盛和夫氏の本です。最近でこそ色々な経営書が出てたりしてるわけですが、稲盛氏が経験の中でキャッシュフローベースの経営手法や売上主義を自然ととってきた事に驚いきます。

さて、企業は部署で分割されており、部署毎に役割が振られています。

アメーバ経営
京セラでは、製造、営業、研究開発、管理のそれぞれの基礎的な役割を次のように位置付けている
●製造…お客様を満足させるものづくりを通して付加価値を創出する
●営業…販売活動(受注から入金まで)を通して付加価値を創出し、同時にお客様の満足度を高める
●研究開発…市場ニーズにもとづいた新製品、新技術を開発する
●管理…各アメーバの事業活動を支援し、会社全体の円滑な運営を促進する(p.101)

しかし、過ちが生じている企業では次のようになってたりします
●製造…在庫が多くなろうと、入庫量を多くする事で部門利益を伸ばす
●営業…付加価値を創出するのではなく、採算を度外視した受注を通して売上だけを伸ばそうとする
●研究開発…研究開発は必ずしも市場ニーズと合わなくても良いと考えてるうちに、その考えが蔓延する
●管理…管理部が一番管理しやすい方法ばかり考える。その結果、会社全体の円滑さが損なわれる。

一度過ちが生じてしまうと、「過ち」が「当たり前の常識」となる事が厄介だったりするわけです。この現象は世の中のいたる所で見受けられるのですが、「誤った常識」を身につけた人達は自分達が誤っている事自体が分からなかったりするのが性質が悪かったりします。

現象論でいえば、ある種の認識障害なんでしょうね。


P.S.
ちなみに、アメーバ経営の祖である稲盛和夫氏も好きですが、アメマ経営で失敗しても挫けない間寛平も好きですぉ(謎

投稿者 cazper : 07:10 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月19日

panda01.gif 重要なのは、使う思考プロセスと言葉

日々使う言葉というのは気をつけている。これは、何も暴言を吐くとか敬語を使うとかいった次元の話ではない。

目的を達成するための語彙という事である。

例えば、幾ら重積分の話をしようとしても、積分の概念を知らない人には全く通じない。逆に言えば、重積分の問題を解きたいのであれば、積分の概念を知らなければならないのだ。

他に、土地取引をしたいのであれば、土地取引に必要な最低限の言葉を知る必要がある。そうでなければ、変な業者に騙される確率が上がるのだ。

今日読み終えた本で「金持ち父さん貧乏父さん」の著者が語った文が載っていたのだが、資本主義社会下で生きていくには次の4種類の言葉の違いには特に気をつけなければならないと思う。

史上最高のセミナー
 クワドラントの左側は、EかSとしての経済的安定を示しているの。違いは使う言葉の中にある。Eはこんなふうに言う。「わたしの給料はいくらだろうか?福利厚生は?有給休暇は?」
 Sはこんなふうに言う。「報酬は一時間につき150ドルだ。手数料は6パーセントだ」
 これがEとSが使う"言葉"なの。
 Bはこんなふうに言う。「わたしの会社に新しい社長を見つけなければならない。優秀なアドバイザーを見つけなければならない。協力が必要だ。チーム一丸となった努力が必要だ」
 クワドラントの右側の人々は"チーム志向"であって、単独志向ではないの。
 Iはこんなふうに言う。「わたしの投資収益率は?このプロジェクトからどのくらい早く利益が得られるのだろう?売り時はいつだろう?」
 重要なのは、使う思考プロセスと言葉なのよ。(p.242-253)

余談になるが、本来プロジェクトマネージャに居る人はBの言葉を使いこなさなければならないと思う。プロジェクトに必要な人をまず揃える事が重要だし、プロジェクトを成功させるために必要な情報を集め、チームのベクトルを一致させる必要がある。

しかし、残念ながらB思考を持ったマネージャーは少ないような気もする。殆どはE思考のマネージャである。それもそのはずで、E思考を持ってやってきた一般職の人が、マネージャーの職を与えられたからといってもB思考を持てるはずがないからである。

というわけで、B思考やI思考をするようにしていかないと真のBやIにはなれないという事なんだろぅ。

投稿者 cazper : 21:51 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月 9日

panda01.gif コンピュータだろうと宇宙だろうとシステムは共通

昔は、○○施設の太いブロードバンドを利用してナローバンドな(他国の)他人にPING攻撃したり、○○施設内のコンピュータの起動時にautoexe.batを書き換えてウィルスっぽく見せかけた自作のプログラムを走らせたり、ソーシャル・エンジニアリングを利用してIRCチャンネルを一時的に乗っ取ったり、バトルポング[BattlePong]やPortFuckで他人のPCを攻撃したと思いきや実行ファイルにウィルスがくっついていて自爆したりとしてたわけですが・・・。

そんな無益な事を全然やらなくなった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(←きっこの日記風)

今読んでいる↓の本に共感を覚えたので紹介

ハッカーズその侵入の手口
「コンピュータだろうと宇宙だろうと、複雑なシステムの間には、必ず共通の性質があるはずなんだ。わたしたち自身も、システムを構成する一要素として、そういう共通の性質を内包してる。そのパターンを潜在意識レベルで捉えられれば、自分に有利な状況を作り出すこともできるし、ひょっとすると、違う世界を体験できるかもしれない。
 私にとってハッキングは、常に技術の問題というより宗教の問題だった」

最近、世の中を見れば見るほど、物理現象も化学現象も経済活動にも共通の性質があるように感じてしまうのですが、有名なハッカーの中にもこういう感覚を持った人がいるものなんですね。

私が注目すべきだと思うのは、青字で引用した部分です。

殆どの人は「周囲の状況」が「現実の自分」を生み出すと考えます。しかし!!!ある種の人々は「現実の自分」が「周囲の状況」を生み出すと考えます。正確に言えば、現実の自分の状態を潜在意識レベルで変えていくと周囲の状況を自分の思った方向に動かすことが出来る、と考えるわけです。

そして、私は後者を信じるし、最近はジワジワと感じていたりします。(って…こんな事書くと"基地外"扱いなんですけどね(www )

P.S.
どーでもよい話だけども、「ハッカーズその侵入の手口」の題名を見てると、「ショッカーズその人生の顛末」なる本を書いてみたくなるぉ(謎
■ 仮面ライダー/ショッカー ■【悪戯軍団ブラックジョーカー】

投稿者 cazper : 23:23 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月 5日

panda01.gif 財務面からどう投資判断していくか?

誰でもそうだと思うのですが…面倒な計算は好きじゃないはずです。

でも、投資をしていく際には財務的な部分は最低限みていかなければなりません。それじゃ、何を見ていくのか?

まず、見るべきはお金を稼いでいるのかです。 お金を稼げなければ事業拡大するにも借金や増資をしなければなりませんから。

でも、事業を拡大している間は投資キャッシュが増えるため営業キャッシュだけでは足りず、財務キャッシュを増やさなければなりません。

事業が拡大しているのならば、キャッシュフローに目をつぶった上でP/S上の利益を見ていきます。重要なのはROEです。ROEが高くなければ将来的な企業価値向上は見込めません。

でも、企業を支えているのは人間ですからROEが一時的に低い会社だって沢山あるわけです。

そこで見るのが流動資産です。特にキャッシュです。なぜならば、例え営業利益が小さかったとしてもキャッシュがあれば事業拡大や事業転換を行なうことが出来るからです。

P.S.
ちなみに、自分が会社内部の人間で事業プロジェクトを考えていくときにもこの観点が重要となります。
金持ち父さん貧乏父さん
「金持ち父さん貧乏父さん」では、E・S・B・Iの4つのクワドラントに分けて「E・S」と「B・I」の世界の考え方は全く違うと書いてあるわけですが、IをやるのならばB的思考は絶対に必要なわけで、逆に言えば社内で新規ビジネスをやる場合にもB的思考は当然だしI的思考が無ければ上手くいかないと思うんですよね。

参考
キャッシュフロークワドラントとは?
E・・・従業員(employee) 他人の所有する会社やビジネスから給料をもらっている人

S・・・自営業者(self-employed)またはスモールビジネスのオーナー(small business owner)手数料や一時間いくらで給料をもらっている人。不動産屋、弁護士、医者、などの専門家

B・・・ビジネス・オーナー(business owner) ビジネスから収入があって、しかも自分がそのビジネスで働かなくてもすむ。

I・・・投資家(investor) 投資からの収入がある人

投稿者 cazper : 19:14 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月 4日

panda01.gif 徳をもって人に勝つ者は栄える

天籟をきく
徳をもって人に勝つ者は栄え、力をもって人に勝つ者は亡ぶ(p.127) [元:源平盛衰記]

村上ファンドが様々な会社の大株主となって暴れまくった事は記憶に新しいと思います。多くの人はこのような行為は許されることではないと思ったはずです。

幾ら株式のルール上株主に一番の力があるとはいえ、力だけでは人々を押さえつける事は出来ません。

さて、村上ファンドを批判していた人の中にも、自分のことになると人々を力で押さえつけようとしている人は少なからずいます。

例えば、家庭で子供を育てていく際に「俺が家の主なのだから、俺の言う事を聞け」と言ってみたり、会社で部下を従える際に「会社でお金を貰っている以上は