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2014年12月27日
仮想通貨は如何に使われるかに関わっている
仮想通貨についてのニュースを見ていると、Bitcoin以外に様々な仮想通貨が発行されてきております。オープンソースでできていることもあり、プログラムの得意な人が独自コインのスキームを作って配布しようとしております。
Ripple、Stella以外のBitcoinのような仮想通貨は採掘というプロセスを設けているので、マイナーと呼ばれるプログラムを用いてセコセコと通貨を発掘しようと多くの人が日々頑張っているわけです。
しかし、Bitcoinのような有名な通貨になると多くの人が発掘しようと日々努力しているし、コインの発掘の難易度も徐々に上がっていくので、一般家庭のパソコンでやろうものなら、発掘に掛ける電気代に対して発掘できるコインの価格が低すぎて、やればやるほど赤字になる状態であったりします。
プログラムの得意な人ほど、それならば、オープンソースのプログラムをちょこちょこっと書き換えて、独自通貨を発行し、それを発掘していけば良いと考えて、どんどん独自通貨を作っていきますので、通貨のインフレが起きております。当然ながら通貨のインフレが起きると仮想通貨自体の価値が無くなるわけです。
それじゃ、全部の仮想通貨が仮想通貨インフレにより無価値に向かうのか? という疑問が湧いてくるわけです。
実際の所は、全部の仮想通貨が無価値に向かうことは無いように思います。Bitcoinを筆頭にしてメジャーな通貨は大きな価値を持ち続け、他の通貨はBitcoinとは比較にならないほど無価値に向かう事になります。
仮想通貨で価値を持ち続けるためには、現在の信用あるドル・ユーロ・円等との交換が容易にできる事、さらに言うならば、お金で買えることが出来る物やサービスとの交換が容易に出来る事が期待・担保されてこそ一定の価値が保たれます。
そう考えるとBitcoinがある程度の価格を維持しているのは説明ができ、世界各国にBitcoin ATMが出来たり、Bitcoinで支払いを受け付けてくれる場所が徐々に増えているという点でBitcoinそのものに内存価値があります。
一方で、他のマイナーな仮想通貨はどうかといえば、「マイナーな仮想通貨」を取引所やリップル・ゲートウェイに持っていき「メジャーな仮想通貨」に交換すること位しか今の所期待されていないし、マイナーな仮想通貨はそもそもオンライン・ショッピング決済で使われるためのプラットフォームを作る業者も少ないので、「マイナーな仮想通貨」から「メジャーな仮想通貨」への交換を望む人は居ても、「メジャーな仮想通貨」から「マイナーな仮想通貨」へ交換する人は圧倒的に少なくなり、両者の間の価値は大きな差が生まれます。
もちろん、将来、優秀なプログラマが現れて、どんなマイナーな仮想通貨でも決済できるプラットフォームを開発するかもしれませんが、その場合には世界中で使うことのできる「色々な仮想通貨」の総量がどんどん増えていくことになりますので、仮想通貨のインフレが起きて、仮想通貨そのものが無価値になります。
仮想通貨のインフレは誰も望まないでしょうから、結局の所、生き残るのは数種類の仮想通貨位になっていくのではないかと予想されるし、生き残れる仮想通貨は実際の生活の中で如何に使われるかに関わってきます。(独自のSNSを作って、その中で利用できる仮想通貨を発行するビジネスも出てきておりますが、これなんかは、独自発行の仮想通貨の利用率を上げるための取り組みと見ることが出来ます。もっとも、この場合は仮想通貨に拘る必要は無いんですが。)
投稿者 cazper : 2014年12月27日 17:08
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