2016年7月のアーカイブ
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2016年7月11日
オーナーシップと当事者意識は違う
まだまだ経験は薄いのだが、徐々に分かってきたのが「オーナーシップ」とは「逃げられない」という事。オーナーシップというと「当事者意識」と訳されたりするが、オーナーシップは当事者意識よりも深い意味があり、なけなしの自己資金と自分の時間を投入して、失敗が許されない情況に追い込まれないかぎり真のオーナーシップというのが出てくるのは不可能なんだろうなぁと思ったりする今日此の頃。
これは、日本電産創業者の永守氏も同じような事を言っているようなので間違いないんだろう。
ちなみに、上場企業に対する株式投資というのは、回転している資金に対して、現在の市場価格が将来の回転力を見込んだ現在価値よりも安い場合に於いて株式を買う行為であり、創業投資というのは回転が始まっていないビジネスに対して資本というガソリンを注いでビジネスを回転させる行為である。
創業に焦点を当てると、最初は回転も遅く、回転が遅いコマのように安定感が無いし、ブランコのように大きな動きを生ませたくても徐々にしか動きを大きく出来ないし、マーケットの風を読んでいなければ浮上すらできないので、創業投資というのは上場企業への株式投資よりも困難が伴う。
一度、ビジネスが回転し始めると、そこには売掛金や買掛金が発生し、信用関係が発生。更に、資金もそこそこなのに従業員も拡充させなければならないし、在庫も厚くしていかなければならない。優先にするべきは企業の客への信用に加え、経営者本人の従業員・客への信用も厚みを増していき、どんどんと逃げられない情況へ追い込まれていく。この柵の中で皆を引っ張れるかどうかが真のオーナーシップなんだろうなぁと。
幾ら「当事者意識を持て」と言われても、もし、そのビジネスが失敗した場合に逃げられるのであれば、それは真のオーナーシップでは無いんだなぁと。
以上のような事を考えていくと、軽々しく「オーナーシップを持て」なんてことを他の人には言えないんだなと思うと同時に、身近なステークホルダーへの責任を感じて行動する意識は持っていないと、どんな時にでも駄目だなとも思う次第。
投稿者 cazper : 12:12
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2016年7月 1日
車載には非冷却赤外線カメラが爆発的に使われるだろう
今自動車の自動運転化において、様々なセンサー・カメラが利用されているのですが、株式マーケット的に注目を浴びているのは、ADAS(先進運転システム:高級運転補助システム)のコアチップを開発している企業でして、Mobileye、テキサス・インスツルメンツTI、ルネサス エレクトロニクス、Freescaleがメインプレイヤーです。全志科技やら大唐電信やらが追っかけで研究開発しようとしているようです。
その周辺のADASシステムを作っているのは、WABCO、Autoliv、Continental AG、Robert Bosch、Delphi、デンソー、MAGNA、Valeo、TWRてな感じのようです。中国勢を見てみると、 苏州智华汽车电子有限公司、锦州锦恒汽车安全系统有限公司、北京经纬恒润科技有限公司、纵目科技、輝創電子股份有限公司、前向启创数码技术有限公司となるようです。
また、ADAS周辺のセンサー系で注目を浴びているのはNXP Semiconductorsです。
コアチップを開発している企業は既に株価も火がついて結構上がってきてしまっております。一方、自動車の自動運転で必要なのはビジョンでして、一般的に思いつくところでは可視光のカメラセンサモジュールを制作しているSONYや超ワイドダイナミックレンジでSONYの牙城を崩そうとしているchronocamだったりします。レンズに関しては舜宇光学科技(集团)有限公司(サニーオプティカル)。当然、市場は見ておりまして、サニーオプティカルも携帯電話向けに加え車載用レンズが売れて株価も右肩上がりを続けております。
ただ、私が注目をしているし、まだ伸びが無いのが赤外線の分野です。自動車の自動運転を考えるに当たり、人間の目よりも優秀なシステムを作ろうとしたら、どのような天候でもある程度の視界を確保してくれる近赤外(SWIR)や遠赤外の照明やカメラ・レンズは外せません(所謂
車載用カメラの需要予測を見ても、自分で将来の自動運転を推測しても、非冷却赤外線カメラに搭載される赤外線センサーは必須だと思われるのに、どうも需要にも火が付いていないし、これらの企業の株価にも大きく影響を与えていないようです。