Cazperのつれづれ日記: オーナーシップと当事者意識は違う

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2016年7月11日

panda01.gif オーナーシップと当事者意識は違う

まだまだ経験は薄いのだが、徐々に分かってきたのが「オーナーシップ」とは「逃げられない」という事。オーナーシップというと「当事者意識」と訳されたりするが、オーナーシップは当事者意識よりも深い意味があり、なけなしの自己資金と自分の時間を投入して、失敗が許されない情況に追い込まれないかぎり真のオーナーシップというのが出てくるのは不可能なんだろうなぁと思ったりする今日此の頃。

これは、日本電産創業者の永守氏も同じような事を言っているようなので間違いないんだろう。

ちなみに、上場企業に対する株式投資というのは、回転している資金に対して、現在の市場価格が将来の回転力を見込んだ現在価値よりも安い場合に於いて株式を買う行為であり、創業投資というのは回転が始まっていないビジネスに対して資本というガソリンを注いでビジネスを回転させる行為である。

創業に焦点を当てると、最初は回転も遅く、回転が遅いコマのように安定感が無いし、ブランコのように大きな動きを生ませたくても徐々にしか動きを大きく出来ないし、マーケットの風を読んでいなければ浮上すらできないので、創業投資というのは上場企業への株式投資よりも困難が伴う。

一度、ビジネスが回転し始めると、そこには売掛金や買掛金が発生し、信用関係が発生。更に、資金もそこそこなのに従業員も拡充させなければならないし、在庫も厚くしていかなければならない。優先にするべきは企業の客への信用に加え、経営者本人の従業員・客への信用も厚みを増していき、どんどんと逃げられない情況へ追い込まれていく。この柵の中で皆を引っ張れるかどうかが真のオーナーシップなんだろうなぁと。

幾ら「当事者意識を持て」と言われても、もし、そのビジネスが失敗した場合に逃げられるのであれば、それは真のオーナーシップでは無いんだなぁと。


以上のような事を考えていくと、軽々しく「オーナーシップを持て」なんてことを他の人には言えないんだなと思うと同時に、身近なステークホルダーへの責任を感じて行動する意識は持っていないと、どんな時にでも駄目だなとも思う次第。

投稿者 cazper : 2016年7月11日 12:12 | b_entry.gif
     

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