Cazperのつれづれ日記: 細胞と社会組織の進化の共通点

« 修士論文発表会の日 | メイン | 修士論文発表会2 »

2005年2月15日

panda01.gif 細胞と社会組織の進化の共通点

細胞には、ミトコンドリアの存在しない原核細胞 と ミトコンドリアの存在する真核細胞がある。原核細胞は細菌である。真核細胞は、キノコ菌からはじまり動物細胞までありとあらゆるところにある。

細胞の進化の過程は、もちろんのことながら、原始的な原核細胞が真核細胞に進化していったというところでしょう。

余談ですが、ミトコンドリアは原核細胞に住み着いたものらしい。

そんでそんで、真核細胞には、単細胞生物のゾウリムシのように一つの細胞で色んなことまでしてしまう細胞がある。一方で、人間の細胞のように、成長の過程で個々の細胞の役割が分化していく細胞もある。

人間が社会において形成する組織というのも同じような側面があるように思える。最初組織が小さいときは、一人で何でもかんでもしなければならないけど、大きな組織になると個々の役割分担がなされていく。

役割分担ができている大きな組織というのは、役割分担のできていない小さな組織に比べて圧倒的に効率的である。しかし、一つだけ欠点がある。それは、柔軟性が無いことだ。

人間の細胞は、肝臓や胃のように個々の細胞が役割分担しているわけだが、胃の細胞は肝臓の役割を果たすことが出来ない。唯一、色々な細胞の役割を代行できるのは、受精直後の卵の細胞位である。これを組織の話に置き換えると、組織が大きくなるのには役割分担が必要なのだが、役割分担された個体は役割の違う個体の代わりにはなりえないのである。
つまり個体は、効率的な組織を支えるという目的で個々の役割に特化する代わりに、柔軟性というものを犠牲にしているのであろう。

所詮、細胞や人間も物理法則の呪縛からは逃れられないのであろう。

投稿者 cazper : 2005年2月15日 01:31 | b_entry.gif
     

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.cazoo.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/68

コメント