Cazperのつれづれ日記: 補助金は臨機応変さを奪う

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2005年6月 1日

panda01.gif 補助金は臨機応変さを奪う

先進的な研究や未開拓な領域の研究は、お金に成るかや将来的に社会に役にたつようになるのか分らないので、民間機関や公的機関が研究補助金を出して、研究者や民間企業の開発意欲を後押ししています。

これらの補助金の良い面は、国や民間財団が研究者や民間企業の研究開発費を一部または全額負担するため、申請書が通りさえすれば、後はリスクを負わずに研究開発できる点にあります。

そのため、申請者は必死になって申請書が通るように努力をします。そして、複数年で予算がつく補助金の場合には、補助金が途切れないように計画通りに研究開発が進むように努力をしていきます。

とても、すばらしい制度だと思います。

ただ、問題が無いわけではないです。補助金がついた研究開発計画というのは、あくまでも申請時に審査されただけの話です。今の時代、数ヵ月も経てば別の技術の方が申請した方法よりも優れていると言うことが判明することも少くありません。

しかし、現場の並みの研究者達の考えは違うようです。別の良い技術が別のところで開発されたとしても、補助金がついた以上は、申請時の研究開発を行なっていくしかないと考えます。

これは、補助金制度の欠点です。本当は優れた技術を開発するための支援金であるはずの補助金が、技術開発に必要な臨機応変さを奪っている面があるからです。

ただ、これは補助金の問題と言うよりは、現場の研究者や企業・研究所の思考の固さの問題かも知れません。 見通しが悪くなったときは、速やかに撤退するというのは兵法の鉄則なのですから。

投稿者 cazper : 2005年6月 1日 00:01 | b_entry.gif
     

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コメント

補助金、確かに問題ですね・・・。大手のシンクタンクさんとか、補助金で食っていくことが半ばビジネスモデル化してしまっているようなところもありますからね。

企業に支給される補助金は業績がいまいちなところの延命に利用されることも多くて、一度、補助金をアテにする体質になってしまうと、なかなかそこから抜けられないという問題もありますね。もちろん、有用に利用されているところもあるでしょうから、一概に全否定はできないとは思うのですが・・・。

投稿者 Uジロー : 2005年6月 1日 11:17

制度って難しいですよね。善意で制度が作られても、悪用というか、上手に活用出来ない面が必ず出てしまいますから。

投稿者 Cazper : 2005年6月 1日 23:14