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2005年7月16日
投資クラブはLLPで
LLPとは、Limited Liability Partnershipの略で個人でもなく法人でもなく、会社と組合の良いとこ取りした新たな組織形態。
そのメリットは
1. LLP自体は課税されない。出資者が利益分配を受けたときに限り各出資者に対して課税が行われるため、二重課税を回避できる。
2. すべての出資者が出資範囲内の責任負担で済む。
3. 利益や権限の分配が出資比率によって拘束されない。
4. 構成員課税より、赤字の場合は損益通算が可能。
(参考文献:R25 No52 p13)
以上考えると、ちょっとした大きな投資クラブや投資組合を作るときにはLLPが圧倒的に有利であると言うことがわかります。(といっても、法律の詳細を見たわけではないので推測に過ぎません!)
現在個人で株式投資をするときに、損切りをして赤字になったとしても、株の譲渡益との相殺しか認められておりません。そこで条件4に着目して下さい。
LLPを利用することで、株式譲渡損失が発生したとしても他の給与所得等と相殺が可能になります。
条件2に着目すると、信用取引を行ってヘッジファンド的な行為を行って万が一破産する羽目にあったとしても有限の責任を負えば済む。(もっとも、信用の無いLLPに信用取引を許してくれる証券会社は無いでしょうけれども。あるとすれば、個人債務も同時に設定されちゃうでしょうね)
条件1に着目すると、株式譲渡益が給与所得等と合算できるようになる半面デメリットもあります。それは、譲渡益に対する課税方式が株式譲渡課税ではなく、給与所得等と合算した上で累進課税を取られるようになるという事でしょう。 まぁ、投資クラブ程度だったら一人一人の出資総額が低いから給与所得と合算しても税金はそんなに変わらないと思うけども。
というわけで、投資クラブや個人投資家からお金を集めて運用するSPCのような会社は、今後はLLPで運用して行くと言う選択肢を視野に入れるべきでしょう。
投稿者 cazper : 2005年7月16日 08:29
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日本版LLP/LLCまるわかり