Cazperのつれづれ日記: M&Aが市場を正常化する

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2005年8月 5日

panda01.gif M&Aが市場を正常化する

2005年8月5日金曜日の日経新聞夕刊より 「大企業子会社上場ブレーキ」 大手企業の間で子会社などグループ企業を新規上場させる動きにブレーキがかかっている。(中略)。M&Aの拡大も上場への慎重な姿勢につながっているようだ。(中略)。ただ、大手と対照的にベンチャー系の上場企業が参加の会社を上場する傾向は続いている。

大手企業がM&Aの拡大を懸念してグループ企業の上場計画を取り止めるというのはどういうことなのでしょうか?

親会社の資金調達の手段として子会社の新規上場を行っていたのに、M&Aが行われやすくなったから上場を取り止める…。ということは、そもそも親会社としてもあまり資金需要が無いにも関わらず子会社を新規上場させていたと言うことなのではないでしょうか。

さらにいえば、今まで大企業にとっては子会社の上場が安易な資金調達手段として認識されていたと言うことにもなります。

そもそも、欧米の基準に比べて日本は子会社の上場への制約が少ないのです。そのため、株価が高くなるであろうときに新規上場させておいて、市場が冷めて来たときに株を買い戻していくような安易な儲け手段を取ることができるわけです。実際に、そういう事が起きてますし。


一方、ベンチャー企業はM&Aの増加にも関わらず子会社の上場を行っているようですね。それもそのはずで、ベンチャー企業は自身が資金を欲していますし、子会社とてベンチャーキャピタルが出資しておりVCも資金回収をしたがっているわけです。そうなると、子会社がM&Aでバラバラにされるリスクよりも資金を回収する方が重要になって来るわけです。

したがいまして、M&Aが増えて来たことで大企業の子会社の安易な新規上場にブレーキがかかるのは市場にとっては正常化するという面で良いことだと思うわけです。何せ本当に親会社が資金を欲しているのならば、M&Aのリスクがあっても子会社を新規上場させちゃうわけですしね。

でもそもそも…ウォーレンバフェットの考え方からすると大企業の行動にしろベンチャー企業の行動にしろおかしいと思わざる得ません。何せ、優良な子会社の株を保有していたら、その株を売ろうなんて考えないのが普通ですから…。

投稿者 cazper : 2005年8月 5日 22:27 | b_entry.gif
     

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