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2005年8月17日
急成長企業で起きうる事
株式市場をのぞいていると、急成長企業が突然、大赤字を計上して倒産してしまったり、買収されたり、資本注入や債権の株式化により救済されたりする事がときたま起きます。
躓いてしまう幾どの企業のパターンは、企業が急成長し始めると、損益計算表上の利益が大きく計上されます。そして、その利益が新聞等で取り上げられます。それにより、注目を浴びて企業の株価が急激に上昇していきます。
経営者としては、高い株価を維持しなければならないので、前年よりも利益を計上しようと努力します。大概は供給力強化を行い前年よりも利益増化を狙います。
しかし、需要というのは無尽蔵なわけではなく有限です。そして、一般的には同業他社との競争が激しくなるので、粗利益は減っていきます。この変化を察知して戦略を変えれば問題は小さくて済みますが、見掛け上の利益を追求して戦略を変えないと悲劇が生まれます。
メーカーであれば、在庫が大量に溢れてしまい。ある日、在庫の一括償却を迫らせる事になります。また、飲食店であれば、不採算店が増化してしまい、店舗規模の縮小に迫らせます。
大企業と違い急成長企業は懐具合や信用力が比較的小さいことが多く、この経営縮小(ダウンサイジング)に耐えられずに倒産してしまったりしてしまうんですねぇ。
経営で躓くのは経営者の責任ではあるものの、よ〜く考えると、株式市場の責任が無いわけでもないのです。
というのも、未だに人々がPL表(損益計算表)上での(見掛け上の)利益を重視して企業を評価しているからですね。その証拠に、経済新聞で「前年比50%増益」というのは見掛けますが、「前年比50%営業キャッシュ増」と書かれているのを見たことが有りません。
経営者は市場の圧力に屈して、(見掛け上の)利益を最後まで追求してしまい、キャッシュの回転を疎かにしちゃうんですねぇ〜。
ちなみに、M&Aが多くなって来る今日では、PL表での利益が大幅に伸びることが少なくないので、キャッシュの動きにも注意をしていかないといけないと思います。
まぁ、あたりまえの話なんですが…。(当り前なのに歴史は繰り返しているわけです。)
投稿者 cazper : 2005年8月17日 06:36
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