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2005年9月21日
損切りの基準
株式投資をしていて値段が一定以下に落ちたら「損きり」をしなさいと言われます。
前に述べてもいるのですが、「損きり」のタイミングって株価で決めるべきなのでしょうか?
私は、株価で損切りの基準を決めるのはおかしいと思います。
ここで思考実験。
永遠に腐らない米があります。毎年の生産量も毎年の需要量も変わらないと仮定します。
普段は1kg1000円の定価がついており、自由競争は有りません。この定価を特別に変えることが出来るのは王様だけだとします。
ある日、王様は1kg1000円の米を1週間だけ500円にすると気まぐれな発言をしました。
そのとき国民はどういう行動をとると思いますか?
手元にある米の値段が1週間で半減したと嘆いて、市場で売ろうとしますか?
そうではないでしょう、むしろ、今がチャンスだとばかりに、持てる資金で多くのお米を買おうとするはずです。
何故でしょうか???
これは、国民が米の本来の価値が1kg1000円だとわかっているからです。言い換えれば、1000円の価値の米が、たまたま500円の値段が付いただけだとわかってるからです。
米本来の価値が分かっているので値段が下落しても誰も損きりはしないのです。
それじゃ、株式の世界をのぞいて見ましょう。株価は日々変動していきます。
企業は日々ビジネスをしていきます。たぶん、会社の設立記念日で特別休暇になっていたとしても、その会社の株価は市場で動いているでしょう。
つまり、何が言いたいのかというと、株式市場の株価とは必ずしも企業の価値を表してはいないのという事です。
それなのに、株価がある一定以上値下がると損切りをするというルールは合理的ではありません。
むしろ、企業価値よりも下がった値段で買っているという確信があれば、値段が下がる段階で買い増していくはずなのです。
合理的な損きりの基準とは何かといえば、長期的にその企業の価値が下落していく事が判明して、株価よりもその企業価値が下がってしまった時だけです。
もし、盲目的に損きりをしているのであれば、それは株価だけを見ていて企業の価値を考えていないということでしょう。
投稿者 cazper : 2005年9月21日 06:59
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コメント
たとえの使い方が間違っている。
あなたの王様の米の話は正しい。1000円で買ってるから。
しかし 株式はもともと企業の本来の価値より高い目に買ってるでしょ? たとえば株価が1株1000円で、企業の価値が1株「分」500円だったとしよう。株価が999円から501円までの間で動けばあなたの言うことは正しいように思える。(500円以下だと清算分の価値もない)しかしあなたは1000円で買っているのである。600円に下がれば400円の損だし、王様の米と違って値段が元にも戻る保証はない。あなたは株価が下がれば無茶なナンピンをして損を増やすタイプなのでしょう?
投稿者 かい : 2005年12月20日 14:14
コメント有難う御座います。
一点だけ反論をさせて頂くと
「株式はもともと企業の本来の価値より高い目に買ってるでしょ?」とは、かいさん自身の意見です。
ウォーレンバフェットやフィッシャー的な思考の人は、企業価値以上の価格で買う事はありません。
王様の話は、バフェットの言葉で言うならばミスターマーケットの話を指しています。
私の例えが悪く理解できないようでしたら、板倉雄一郎氏のBlogのDeepKissやKissを全部読まれる事をお勧め致します。
http://www.yuichiro-itakura.com/
最近板倉氏が書いた「おりこうさんおばかさんのお金の使い方」もお勧めです。
投稿者 Cazper : 2005年12月20日 17:53