Cazperのつれづれ日記: 資金過剰な世界[メモ]

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2005年10月 7日

panda01.gif 資金過剰な世界[メモ]

昨日はフィリップ・フィッシャー氏の話を取り上げて、不況の後にはインフレがくるという事を書きました。

しかし、インフレ(orスタグフレーション)だろうが嘆く必要性は無いようです。

コトラーの資金調達マーケティング 起家、ベンチャー、中小企業のための投資家獲得戦略(森谷博之氏のあとがきより)
一般に、経済が成熟する前の段階ではいかに資金を有効活用するかが経済の発展度合に大きな影響を与える。そのため資金不足の経済では国家を挙げて、経済を発展させ、国を豊かにすると考えられる産業に重点的に資金が供給される。その結果として、それぞれの国のそれぞれの産業で世界的な競争力のある企業が生まれ、大きな経済発展を遂げ、企業も家計も十分過ぎる程の資金を保有するようになるのである。

資金が余剰になると、競争力のある資金の借り手が有利な立場となり、融資を受ける際の金利は低くなる傾向にある。また、余った資金が株式市場に流れ込とバブルが発生し、バブル崩壊と同時に多大な損害を被ったりもする。さらに、経済そのものに大きな影響を与えることもある。資金余剰による運営難が発生する所以である。

ただし、資金が余っていると言うことは決して悪いことではないのである。今まで資金を必要としていたが借りることの出来なかった人にも借りるチャンスが到来したということである。

もちろん、フィリップフィッシャー氏も↓のように考えています。

フィッシャーの「超」成長株投資—普通株で普通でない利益を得るために(p.36)
1年や2年であれば困難な時期を乗り越えられるだけの財務力や資金調達力を備えた成長企業に投資していれさえいれば、その会社の業績が落ち込んだとしても、1932年以前のように株券が紙屑同然となるような事態を恐れる必要は無く、単に持ち株の市場価値が一時的に低下することを覚悟しているだけでよいのです。

以上の事は貨幣についてだけの話なのですが、本質的には貨幣だけの話に限られないでしょう。

自分(もしくは企業体)のお金だろうが時間だろうが教養だろうが、世の中が回るようにそれら提供している限り、状況が不利になってもその事自体を気にする必要は無いようですね。

投稿者 cazper : 2005年10月 7日 07:30 | b_entry.gif
     

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コメント

コトラーの新刊、いい本でしたね。最終章だけ彼が書いているのがみえみえでしたが、共著した方の文章も良かったですね。

資金が世の中に溢れてきてるのは確実です。そんなときこそマネーゲームに巻き込まれずにバリューを追い求めたいものです。

投稿者 akeytoexit : 2005年10月 7日 23:53

インスパイアの成毛真氏はコトラーの本を辞書代わりに使っているそうです。

投稿者 Cazper : 2005年10月 8日 02:19