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2005年11月29日
結局はニーズ
世の中、景気が良くなると余剰資金を利用して多角経営に乗り出すのですが、不景気になると資産を集約してコアコンピタンス経営をやっていくんですね。
不景気の場合、確かにコアビジネスに資本を集約していくのですが、それだけでは将来性が無いので自社のビジネススキームやコア技術の多分野への展開を考えていくことになります。
ここで、話をメーカー等の技術系会社に絞ります。技術系会社の場合、コアとなるのは「技術」と直ぐに考えます。技術屋さん的な思考だと、自分達が培ってきた技術に基づくシーズにばかり目が行くため、自社のシーズを利用してくれる分野を探すことになります。(シーズオリエンテッド)
もちろん、シーズが(消費者に対しての)ニーズに直結すると莫大な価値が生じるのですが、シーズそのものが莫大な価値を生む事は少ないと思います。
というのも、特許を考えると分かりやすいと思います。どれくらいの数の特許が、特許自身でお金を稼ぎ出しているのでしょうか? 世の中の特許の大半は、それ自身が莫大な価値を持つことは少なく、複数の特許が組み合わさる事で価値が生じたり、ただ単に他社の追随を逃れるための防衛的な価値しか生じません。
つまり、シーズというのは、利用される市場によって形を色々変えるわけです。自社技術を横方向展開できる市場はあるにはあるのだけども、その市場にける自分達の技術は付加価値を莫大に生むのではなくて、付加価値をさほど生じないサポート役的になっている可能性もあるわけです。
その道一筋の技術屋は自分の技術から物事を考えやすいので、自分達の技術の価値というのがターゲットとする市場によって変化する事に気付きにくいのです。
本来やらなければならないのは、魅力的なニーズを見つけ出してきて、そのニーズを満たす「サービスや技術」の何処に付加価値の源泉があるのかを見つけ出し、付加価値をつけるのに必要な「技術やサービス」の内で、どこが自分達で提供できる「サービスや技術」なのかを明確にする事です。そして、足りない分をアライアンスすべきなのです。
本質的に重要なのは、シーズを闇雲に生むことではなく、魅力的なニーズを見つける目を養う事だと思うわけです。
こういう事かいてると「ニーズは創造する物」だという反論も来そうだけど、創造されたニーズは、結局は企画者の(消費者市場に対しての)感の良さによって創造されているわけで、あくまでもニーズ思考なんですよね。
あと、魅力的なニーズを見つけたときに、アライアンスをすること無く出来る限り自社だけで開発する目的で、新しい技術というのは常に研究・開発されていかなければならないとは思います。
投稿者 cazper : 2005年11月29日 06:10
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