2005年12月15日
非上場の方が経営は効率的?
| アパレル大手、ワールドや飲料メーカー、ポッカコーポレーションなど、次第に非上場かが広がり始め、ほとんどが「非上場化で経営スピードを速め、大胆に事業を再構築する」と言っているようです。 そして、株主と市場の監視を受け、成長と株主配分の重荷を負いながらの経営よりも「非上場に転じた方が経営効率を上げることが可能かもと見始めた」という意見があります。(日経ビジネス2005.12.5) |
むむむ、「それじゃ、非上場化すると経営スピードを速める事が出来ると思ってたんなら、なんで上場したんだろう?」と思うわけです。なぜなら、逆説的に捉えれば、彼らは「上場すると経営スピードが遅くなる」と宣言しているようなものだからです。更に深読みすれば、「資本を調達するために経営スピードが犠牲になっても構わないと考えて上場した」んだと考えられるわけです。
こういう上場に対する考え方って…ちょっとオカシイですよね。
なぜなら、上場したら経営スピードが遅くなると感じているのならば、金融機関等に融資や出資を依頼して、非上場状態で経営を続ければ良い訳ですから。 だけど、非上場化した後で再上場する企業が少なくない。
経営スピードが落ちると思っているのならば、再上場しなければ良いのに・・・。
ここ数年の低株価の時の市場を見ていると、上場時に株価が跳ね上がるのを見込んで、有利に資金を調達し、暫く経つと株価が落ちてくるので、その時にTOB等で非公開にする企業がポツポツと見られます。
これらの企業に感じるのは、「株式市場を単なる資本調達の場」 としか考えていないんじゃないかという事。
資本を調達するということは、それなりの責任が発生するのです。それが小賢しいから、資本を調達して株価が低迷したら非上場化しようと企むのはどうかと思います。
まぁねぇ、株式市場に対して「単なる資本調達の場」としか考えていない企業がある一方で、「単なる儲けの場」としてしか考えない投機家が多いのでどっこいどっこいなのでしょうけど…。なんだかなぁ。
投稿者 cazper : 2005年12月15日 08:56
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