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2006年1月11日
どうすれば予算の肥大化を防げるか
予算というのは何で肥大化するのでしょうかね・・・
大きな理由は、「年度末に予算を消化しきれないと、次年度の予算が削られるのが慣例だから」です。
そのため年度末になると、予算消化調整を目的とした無駄な備品購入が横行し始めます。しかし、その一方で、予算を貰えずに苦しんでいる部署や研究所も存在しています。
慣例になるくらいですから、昔はそれなりに予算を削られないようにする事には合理的な意味がありました。戦後から高度経済成長をする過程では、資金不足が価値創造においてボトルネックとなっており、資金があればある程価値創造を行う事ができました。(丁度、銀行が国民に貯金してもらう事に躍起になっていた時代です。)
しかし、経済成長が緩やかになり始めると資金不足がボトルネックでは無くなりました。つまり、予算を立てても年度末で余るようになってきたのです。しかし、人間というのは思考も行動も直ぐには変えられないんでね。次年度の予算が削られても何も問題無いにも関らず、削られないように毎年予算を余す事無く消化しようと試みるわけです。
どうすれば予算の肥大化を防げるのでしょうか。それには、人々の行動規範を根本から変えさせるように仕向けなければなりません。
具体的には、まず各プロジェクト毎に対して不足気味の予算を立てます。そして、各プロジェクトを束ねた全プロジェクトの予算バッファーを作っておきます。予算以内でプロジェクトが完了してしまったからといって次年度の予算を削るような罰は与えません。あくまでも各プロジェクトの内容と全プロジェクトで使える予算額のバランスから各プロジェクト毎の予算を立てます。
一方、各プロジェクト毎の予算は少な目に立てているので、不足した分は申請すればその都度バッファーから支払われるようにします。バッファーを過度に利用するプロジェクトが現れたら、そのプロジェクトに対して詳しく審査を行いアドバイスを行います。
そして、少なめに立てた予算内でプロジェクトを終わらせることが出来た所には、何らかの報酬が関係者に支払われるようにします。
このようにすれば、予算の肥大化と年度末の予算消化が生じにくくなると思います。(参考:TOC理論)
投稿者 cazper : 2006年1月11日 22:59
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