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2006年2月12日
何のためのIPOか(銀行編)
別に特定の銀行の批判をする気ではないのですが、今月と来月に(地方)銀行が2行程上場するみたいなので雑感を…。
何のためにIPOするのでしょうか?
数年前、多くの銀行は不良債権処理に悩まされ国からお金を注入されました。さらに、日銀による量的緩和政策とゼロ金利政策が行われ、都市銀行は最高益を上げたところさえあります。
一方で、日銀が資金をジャブジャブ供給したために、地方銀行を中心として金余り現象が生じました。都市銀行でさえ金余り現象が生じ、これに対処するために「当初3年間金利1%住宅ローン」といった商品を開発し、何とか資金を運用しようと努力していました。
地方銀行は都市より景気回復が遅れるため資金運用難に陥りました。行き場を失った地方銀行の資金が何処に向かったのかといえば、ヘッジファンドだったり、投資信託だったりと、別の資金運用者に向かったわけです。
(お金の運用プロ(と一般的に思われている人)が、自らの資金を他の運用プロ(と一般的に思われている人)に託しているという不可思議な現象がおきています。)
つまり、銀行は資金を集めるのが大変なのではなくて、資金をどう上手く運用していくのかに喘いでいるわけです。
そうした中、最近の新規上場ブームにのかってか(地方)銀行が上場してきているのですよね。金余り時代に銀行が上場するというのは不思議です。
「銀行に対する資金需要が大きいから新規上場する」というのならば、正当な理由なわけですが、「金余り時代だけど株式市場も絶好調だしIPOしたら多くの資金が獲得できる」という考えで上場するというのであれば、若干問題があるのではないでしょうか。
(一方、資金の需要と供給の観点からすると、中国のように資金需要が旺盛な国の銀行が新規上場する事自体は当たり前の事だと思います。)
投稿者 cazper : 2006年2月12日 10:40
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