Cazperのつれづれ日記: 目に見えない物を利用する

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2006年3月 7日

panda01.gif 目に見えない物を利用する

突然ですが、一つ質問します。

「あなたは砂漠の集落に住まなければならなくなりました。今居るテントから1km先にオアシスがあります。テントの中にはバケツがあります。水は毎日取りに行かなければなりません。さて、どのようにして"効率的"に水を取りに行きますか?」

大抵の人は、バケツを利用して1km先に水を取りに行こうとします。答えとしては間違いではありません。しかし、生活必需品である水をバケツで取りに行っていたら、水を欲する分だけ労力が掛かる事になります。

一方、ある人は次のように考えるわけです、「他人にお金を払って水を取りに行かせて、その水を他の人に高値で売り、その利益で水を得よう」と…。水を取りに行く人は水を取るだけに集中する事になります。この仕組みを考えた人は、水を欲する人に水を売ることに集中するようになります。 つまり、上記の手法よりも分業化が進んで効率的になっているわけです。

さらに、ある人は次のように考えるわけです、「オアシスから集落までパイプラインを引こう!そのために必要な資金を集めよう。パイプラインの利用者からお金を頂き、そのお金で借金を返済しよう」と…。これは、一度パイプラインを引いてしまえば人件費が掛からないという点で上記二つの手法に比べると より効率的に水を取ることができます。


殆どの人は何かを解決しようとするときに「身の回りにある物を利用しようとしか考えない」のに対し、効率的な手法を考える人達は「目的を達するために必要な物ならば、目に見えない物や身の回りに無い物さえも最大限活用しようと考えている」のです。現代で言うならば、前者の考え方が従業員的な考え方で、後者の考え方が経営者的な考え方と言えるのでしょうね。


P.S.
ちなみに、投資家という立場になると、「オアシスから集落にパイプラインを引くという事業」と「砂漠で油田を掘り当てる事業」のどちらが投資対費用効果があるのか? という考え方になるのでしょうね。

投稿者 cazper : 2006年3月 7日 23:30 | b_entry.gif
     

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