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2006年5月14日
撤退にもスピードが必要
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何事をやるにもスピードが大切であると言われています。「早くやれ」だ「早く終わらせろ」だ…そういう事を聞く事はあるかとは思います。
(まぁ、スピードは大切ではあるけど、スピードを追求しないで良い分野がある事は気にしておく必要性はあります。)
しかし、前進するスピードにばかり注目が浴びている一方で、撤退するときのスピードはあんまり注目されません。
例えば、年間1億円を売り上げ、1000万円の赤字を出している事業があるとしましょう。この事業部長の使命は、売り上げを伸ばし、垂れ流されている赤字を食い止める事です。事業部長は、部下たちに対し「出来るだけ早く売り上げを伸ばし、事業の黒字化を目指すように」と指示を出します。例え、毎年売り上げが伸びなかったとしても同様の指示を出し続けます。
一方、本部長に対して事業部長は「我々は早期黒字化を目指して頑張っております。来年には黒字化できるように推進していきます。」と報告するはずです。決して、事業部長からは「この事業の黒字化の見込みは非常に難しいです。撤退をするならば早めの決断を」といった発言はなされません。何故ならば、事業が清算されれば、事業部長の首が飛ぶからです。 また、本部長も「もしかしたら、来年には黒字化するかも・・・」という淡い期待を抱いてしまいがちです。
したがって、事業からの撤退は、事業化決定の判断よりも遅くなりがちです。そのためにも、事業の撤退にもスピードが必要であるという事を常に気にかけていないと駄目でしょう。
P.S.
この事は何も事業部レベルの話ではなく、1プロジェクトレベルでも生じます。例えば期の途中で、プロジェクトの見通しが悪い事が判明したとします。でも、プロジェクトリーダーにはプロジェクトを自ら終了させようとするインセンティブが働きません。
何故ならば、プロジェクトリーダーがプロジェクトを終了させるように上長に進言したとすれば、終了させるプロジェクトの代わりに何を行えば良いのかわからないからです。(←本当に能力のあるプロジェクトリーダーならば代わりのプロジェクトを引っ張ってこれるんですけどね。)
投稿者 cazper : 2006年5月14日 20:58
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一勝九敗