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2006年7月27日
貯蓄するために、支出を絞り過ぎない
世の中を見ていると…支出に対して必要以上に嫌悪感を抱いている人が居るように感じます。
これらの人の頭の中は次のようになっているのでしょうか?

つまり、「貯蓄を最大化するためには、日常出て行く支出を絞る事が重要である」と考えるわけです。
しかし、この考え方が行き過ぎると危なくなります。というのも、支出を抑えるという事は、人間そのものの活動を低下させる事を意味するからです。そうなると、経済的に縮小均衡な人生を送る可能性が高くなってきます。
ただ、厄介な事に、縮小均衡の傾向がある人は自分自身の行動が縮小均衡に向かっている事には中々気が付きません。何故ならば、彼らが注目しているのは「貯蓄の増分」だからです。貯蓄が(例え少しであろうとも)増えている状態が続く限り、自分の考え方は間違っていないと感じるのです。
一方、ある種の人々の頭の中は次のようになっています。

つまり、「収入を最大化するためには、支出の中の一部を利用する事が重要である」と考えるわけです。
当然ですが、ある種の人々も支出を絞りはします。しかし、収入を太くするための支出を惜しむ事はありません。何故ならば、今の貯蓄を犠牲にして支出を増やしたとしても、将来の収入が増えることがわかっているからです。
収入が増えれば、貯蓄の増えるスピードが増していきます。ただし、ある種の人々は貯蓄の増分には興味が無いので、支出を太くしていきます。特に、収入を太くするための支出をどんどん大きくしていくわけです。そうなると、加速度的に収入が増えていきます。
したがいまして、貯蓄を大きくしようして支出を絞る事に注力するのではなく、収入の太さを支出の太さよりも太くする事に注力する事が大切なのだと思います。
P.S.1
収入と書きましたが、これは別にお金だけを表しているわけではなく、人間の営みに必要なエネルギーを表しています。流入エネルギーを増やすには、流出エネルギーの一部を流入エネルギーを太くするために使っていかなければいけないのです。
この現象は、化学では当たり前です。マッチが10本の束になっていたとして、そのうちの1本に火を点けると、次々と隣のマッチに引火していきます。この時、次のマッチが燃えるためには、既に火のついているマッチからエネルギーを分けてもらっているわけです。
P.S.2
ふと思ったのですが、知識の循環サイクルにも当てはまりますね。知識を蓄える事自体には意味が無いわけです。知識を利用することで、新たな気付きを作り出し、より多くの知識が流入してくるようにする事こそが、知識を加速度的に増やしていくコツな気がします。
投稿者 cazper : 2006年7月27日 00:28
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コメント
確かに一般人の場合、お金って実際に使ってみないと、それがどういうものなのか見えてこない面がたくさんありますよね。それもいろんな使い方をしてみないと・・・。
浪費はもちろん良くないですが、結果的に無駄金になってしまうことを恐れてはいけないんだろうな、と思います。
投稿者 Uジロー : 2006年7月27日 02:38
>Uジローさん
使うときにドンと使う度胸も必要ですよね。
「キューブ体験機」にもドンと…(笑
投稿者 Cazper : 2006年7月28日 23:04