Cazperのつれづれ日記: 恵まれていない事が強さを生む事もある

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2006年8月15日

panda01.gif 恵まれていない事が強さを生む事もある

以下の文を読んで、日本というのは戦後何もなくなり、また鉱物資源も少なかったからこそ此処までの発展を遂げたのだと感じました。

石油をめぐる世界紛争地図
石油国家は、他の国々とは違う。確かに、発展途上国全般、とりわけ鉱物資源輸出国と国家開発において共通点が多いが、オイルマネーの流入によって経済や政治が、急速かつ絶え間なく形作られていく点で、一線を画している。石油収入は国家開発の専門家の想像を絶するほど、あるいは彼らの理解を超えているとさえ思えるほど、諸制度を劇的に形作っている。これは石油採掘が現代的国家建設と期を同じくして始まったときに特に当てはまり、この点では多くの石油輸出国家がそうである。こうした歴史的偶然が起きると、石油国家は政治的・社会的構造にゆがみを抱え込むという特徴を帯びる。新たに見つかった資源の確保に逸る外国企業と権力の足場固めに逸る現地の現地の支配者の間で行われた初期の交渉は、相互にどんな恩恵があったにせよ、過度に中央集権的な政治権力、官民の強い癒着、石油レントに支えられた鉱物資源偏重型の開発国家投資、国内税収や石油収入源の多様化をないがしろにして石油レントに頼ること、などの負の遺産を残した。(p.59)
あまりに環境に恵まれすぎていると、何もしなくなります。なぜならば、労せずして衣食住が満たされるならば、長期的な生活設計を考えることなくその日暮らしで生きていけてしまうからです。

その恵まれた環境とは何か?と言えば、「安定」という事になります。安定しているから、敢えて何かする理由が生じません。何もしないから発展がないのです。逆に、安定が無い状況というのは、安定を作り出すために何か策を講じていかなければなりません。その行為が、自分自身・自国を強くしていっているのでしょう。

P.S.1
この現象は何も国レベルだけの話ではありません。人だって細菌だってウィルスだって、恵まれていないからこそ進化して強くなっていく事もありますから。

P.S.2
でも、恵まれ無さ過ぎると浮上できないんですよね。例えば、人間も重力があるからこそ骨が強くなるわけですが、重力が孫悟空の宇宙船のように100Gも掛かると…幾ら骨が強くても人間を支えきれないですし。

P.S.3
ちなみに、投資という観点から見ると、一次産品不足になるからといって一次産品を生産する企業に投資をするのは得策ではなかったりします。というのも、先に書いたとおり、一次産品を生産する企業は政府との関係が強くビジネスに慣れない人が経営に携わる事が少なくないからです。(←投資に適格な一次産品企業はもちろんあります)

したがって、もし一次産品が不足気味になると思うのであれば、直接一次産品を保有する権利を購入した方が得策であると思います。(←ジム・ロジャーズが言ってるわけですが…)

一次産品の先高観がある中で企業に投資していくというのであれば、高付加価値を作り出す加工技術力のある企業に投資していくべきであるという事になります。例えば、大豆の先高観があるとしても、技術力・ブランド力のある大豆加工食品を作り出す企業があれば、そこに投資すべきなのです。
風に吹かれて豆腐屋ジョニー

投稿者 cazper : 2006年8月15日 19:44 | b_entry.gif
     

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