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2006年10月22日
単にコスト削減するのではなく、コスト削減技術を開発する
メーカーで製品が売れなくなってくると、利益率を上げるために製造現場では「コスト削減」が叫ばれるようになります。
①購買部門の統合や部品の共有化、購入品の一括購入によって購入コストを削減する
②製造工程における失損を出来るだけ減らす
③不良品・クレームを減らす
④人件費削減
確かに、既存製品が売れなくなると真っ先にコスト削減に手をつけます。コスト削減をすれば、売値を下げることが出来、値下げ競争の激しい環境でも生き残れると考えるわけです。
当然ながら、①~④に書いたことは誰でも思いつきます。つまり、他社も簡単に同様の行動を取れるし、既に取っているでしょう。したがって、幾らコスト削減を掲げても、他社との値下げ競争に巻き込まれると一向に利益が出ません。
コスト削減にも技術がいるのです。
トヨタで言えば、一つ一つの部品が無駄にならない上に、工員の動きに無駄が出ないようなJIT等の生産技術を開発したからこそ莫大なる利益を稼ぐ体質になりました。これは、キヤノンもしかりです。
生産量が増えれば、それだけコスト削減技術が効果的に働いてきます。そのコスト削減技術に特化して大量に安い製品を供給するのが製造アウトソーシング企業となります。
なぜ、あの会社は儲かるのか?(←今日読み終えた)
毎年、コスト削減に注目しても一向に利益が上がらない企業は、単にコスト高が問題なのではありません。コスト削減も技術である事を認識していなかったり、現在の業務形態が売れる製品を作る体質になっていない事を認識していなかったりする事が問題なのです。
(注目すべきは、目の前で起きている現象ではなく、目の前で起きている現象を引き起こしているシステムです)
投稿者 cazper : 2006年10月22日 20:33
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