Cazperのつれづれ日記: 何事にも利他の精神が必要

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2006年12月15日

panda01.gif 何事にも利他の精神が必要

商品・サービスを開発する上で大事なのは、開発した商品・サービスが相手に対してどれ位の価値を持つのかを考える事です。

相手が認めてくれる価値以上の価格をつければ、商品・サービスは売れません。かといって、価格を安くしすぎてしまえば、原価割れを起こしてしまいます。

通常、多くの商品・サービスは競合するものが出てきます。価格は当然下げざる得なくなるので、利益が取れなくなってきます。そうなると、コスト削減に躍起になります。しかし、コストを削減する事自体は利他の精神ではなく、自己の利益を追求する行為なのです。したがって、コスト削減ばかり追及すると製品の質が落ちていき、競争力その物が無くなったりします。

そんな事当たり前じゃんと思えるのですが、現実の世の中ではコスト競争に突入して体力を削られている企業が沢山あるんですね。そう考えると、当たり前の事を当たり前のようにやれるだけでも世の中では競争力のある人・企業になれるわけですね。(とか言いながらも、競争そのものが私は嫌いですが)


広告でいちばん大切なこと

 わずか一週間で、わたしは六人のセールスマンが六週間で売ったよりも多くのコトスエット(料理用油脂)を売った。価格に文句をつけた客はひとりもいなかった。スウィフト氏からボストン営業所のメンバーを全員解雇しろという電報が届いたが、私は本社に戻り、わたしが使った方法を説明するまで待って欲しいと頼んだ。
 スウィフト氏に会うと、私はこう言った。「わたしはコトスエットを売ったわけではありません。コトスエットの話もしませんでした。私が売ったのはパイの広告であり、戦略です。コトスエットは単なるおまけでした」
 「それなら、君のやり方を他の連中にも教えてやってくれ」
 「これは教えられるものではありません」と私は答えた。この考えは今でも変わらない。違いは販売に対する基本的な考え方にある。普通のセールスマンはあからさまに相手の歓心を買おうとする。自分の利益を追求しようとする。こうしたセールスマンは、「他社ではなく、うちの商品を買え」と言っているに過ぎない。利己的な消費者に利己的な頼み方をしているのだから、抵抗にあうのは当然だ。
 わたしが提供したのはサービスだった。私は常にパンの事業を支援した。わたし自身の利益はパン屋の意に沿うための努力に隠されていた。
 どの広告を作成する時もわたしはこの原則を適用した。わたしは決して人々に購入を迫らない。通常はその商品が販売店で売られていることすら書かない。価格を記載することもまれだ。わたしは常にサービスを提供する。それはサンプル提供かもしれないし、現品の無料進呈かもしれない。これは利他的な行動に見えるだろう。しかし、このような広告は利他的な消費者の注目を引きつけ、行動を促す。これは利己的な主張ではできないことだ。(pp.79-80)

当然ながら、企画・開発・研究はたまた管理部門であろうと利他の精神で物事を決定していく事が大切でしょうね。

投稿者 cazper : 2006年12月15日 06:33 | b_entry.gif
     

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