Cazperのつれづれ日記: 【裁定取引】バフェットの株式アービトラージ

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2007年3月23日

panda01.gif 【裁定取引】バフェットの株式アービトラージ

ここに二つの金融商品があるとしたら、どちらの商品を買うでしょうか

①100万円預けると10万円増えて返ってくる商品
②100万円預けると1万円増えて返ってくる商品

普通の考えなら①の商品を選ぶでしょう。でも、ちょっと待ってください。上の問題には時間という概念が足りません。それでは、次の質問

①100万円預けると1年で10万円増えて返ってくる商品
②100万円預けると1ヶ月で1万円増えて返ってくる商品

この場合①だと1年で10%の利子が付くのに対し、②だと1年で約12.7%の複利を得る事が出来ます。つまり、ある収益機会がたかが1%の利益しか得られないとしても、その収益機会に必要となる時間が短ければ短いほど年利換算した場合に莫大な利益になる可能性があるわけです。

それでは次の質問
①100万円預けると50%の確率で1ヶ月で100万円増えて返ってくるが、残り50%の確率で元本が無くなる商品
②100万円預けると100%の確率で1ヶ月で1万円増えて返ってくる商品

①の商品はカジノのルーレットのようなものです。1回で100万円を得られる可能性があるからといって、この手の商品に手を出してはいけません。掛け金が増える確率と掛け金が減る確率が同等に存在しているわけですから永続的に①の商品を買い続けると結局元本が増えない事になります。一方、②の商品は確実に1ヶ月で1万円増えるわけですから即買いすべきです。


さて、ウォーレンバフェットは株式アービトラージ(企業売却・再編・合併・スピンオフ・敵対的買収などを利用した投資)を利用してローリスクで年平均20%のリターンを上げてきたそうです。
麗しのバフェット銘柄(p.209)

具体的にどのようにやるのかといえば、代表的な例はM&Aに伴う株式の買収価格と現在の株価との差を抜くという事です。鞘が例え小さかったとしても年換算にすると大きくなるようなら資本をどんどん投下していきます。この手法は簡単な反面、皆がやるので(私設取引市場)PTS市場等の市場の偏在性と噂による市場の捻じれを使用しないと鞘が小さくなりすぎるので魅力が無くなります。

もう一つは、会社清算が行われる企業の財務諸表を確認し、清算価値よりも株価が安いならば買い進めるという方法です。清算自体が行われる機会は少ないですし、財務諸表と睨めっこしないといけないですが、その反面、多くの人が手を出し難く大きな鞘を抜ける可能性が出てきます。

過去には、次のような事がありました。

東証 2 部に上場していた繊維商社の立川(株)が,昨年 1999.09,臨時株主総会で解散決議をし,上場廃止となりました.1999.10.12 に東証で最後についた株価は 130 円/株だったのですが,会社清算で今年 2000.08 下旬以降に株主へ支払われる残余財産分配金は 202.4 円/株.最後に東証で立川を買った人は「56% も儲かったぜ」状態なのれす.(引用元)

確実に儲けられる機会は確実に利用する、そうした姿勢が大切なのでしょうね。

投稿者 cazper : 2007年3月23日 01:14 | b_entry.gif
     

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