Cazperのつれづれ日記: 限界利益になるまで売り切れ

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2007年6月 4日

panda01.gif 限界利益になるまで売り切れ

製造業の現場を見ていると、(製造)原価の○倍で定価をつけないと基本的には商売にならないという思考を教え込まれます。

確かに、商習慣として原価の○倍をつけないと商売が成り立たないというのは分かるのですが・・・そう思い込んでいる人々は得てして会計に疎かったりします。

つまり、○倍をつけなければならないという思い込みは・・・根拠が無いわけです。

一方、会計に強い人はビジネスの内容を見極めた上で、最低限の販売価格は○円にしなければならないとズバズバ言い当ててきます。(元BLSメンバーのU社のTさんなんかがそうでした。)


そんな簡単な事が、もうそろそろ読み終える本に書いてあったので紹介。

イン・ザ・ブラック
 利益は大きく「限界利益」「営業利益」「経常利益」の3つに分けられる。
 ちなみに、「粗利」と「限界利益」は少し違う。粗利は、売上から仕入原価を引いた値をさす場合が多い。
 「限界利益」は、売上から仕入原価のほか、売上に伴う変動的な費用を全て引いた残りの額である。「営業利益」は、さらに会社の家賃や事務方の給与広告宣伝費など、一般販売管理費を引いた残りの額である。そこから営業害収益や費用を±して残ったのが、「経常利益」である。
 まずは「限界利益」について、しっかり理解しておく必要がある。
 具体例を示そう。あなたがオフィス街でお弁当屋さんを始めたとする。
 自分ではつくらずに、1個500円の弁当を100個仕入れて1個750円で売るとする。お店を始めるに当たって準備したものは、弁当を並べる台とその上に敷くおしゃれなカバー。合わせて2万円である。
 弁当をすべて売ると、売上は7万5000円。仕入れには5万円かかり儲けは2万5000円だが、そこから台とカバー代の2万円を引くと、5000円になる。台とカバーは明日もつかえるが、今日だけの売上と利益では、弁当ひとつ当たり50円の儲けという計算になる。
 さて、ここからが問題である。ランチの時間が過ぎても、弁当が7つ余った。返品もできないので、値引きして売ろうと思う。では、いくらまで値引きできるか。
 正解は、限界利益ぎりぎりまでねびきしてでも、機会損失をなくすべきである。7個余っている=93個売れたということは、6万9750円の売上で限界利益には250円足りない。ということは、あと250円以上売上が上がれば、7個の弁当はいくらで売っても良いと言う事になる。

(中略)

仕入れの際、営業利益にこだわりすぎると、せっかくの顧客を逃してしまうのである。

(中略)

利益が出ていない事業だからといって、その部門をなくしてしまえば経営危機に陥る場合も往々にしてあるのだ。(pp.151-153)

投稿者 cazper : 2007年6月 4日 12:23 | b_entry.gif
     

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