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2007年12月 8日
企業価値評価勉強会に参加
[晴のち夜一時小雨]
朝は今日行われる勉強会の予習をやってました。今までは上場企業を対象としていたので有価証券報告書を読んだりしていたのですが…今回は立ち上げ3年目の居酒屋です。当然有価証券報告書なんてものは無いし、月次の売上げ報告書と今後のプランが配られているだけです。
居酒屋のような箱物商売は客の回転数を上げるか、平均売上げ単価を上げるかしか店舗当たりの売上げを伸ばす方法はありません。今回対象とする居酒屋さんは、立地が悪いこともあり、客層を絞って売上げ単価を上げる作戦を実行することで、業績をまずまずの所まで伸ばしてきたようです。
午後から行われた勉強会の参加者は11名。最初は居酒屋オーナーのIさんから、経歴と今後の事業ビジョンが話され、その後ファシリテーター役のYさんから数字に関しての説明が行われました。
大企業のように財務諸表がきっちり出ている企業であればROICやら何やらの指標で企業の状態を調べる事ができるのですが、小さな企業を分析するのにはそんな大まかな指標を使ったところで詳細を見ていくことは出来ないようです。
と、そこで説明されたのが限界利益率です。限界利益率は(売上げ-変動費)/(売上げ)となります。限界利益率を上げるには限界利益を上げる必要性があるのですが、そのためには売上げに対する変動費率を低くする必要性が出てきます。そのためには、売上げを上げる方策と変動費を下げる方策を見ていかないといけません。
今回の勉強会では、財務諸表を俯瞰して物事を考えるのではなく、売上げの構成や変動費の構成を分解し、それを組み立てていくボトムアップ的アプローチの大切さが説かれました。(ちなみに、予算の組み立てには、トップダウン的なアプローチもボトムアップ的なアプローチもどちらも必要だそうです。)
ちなみに、今日読んでいた本に飲食業における標準的な諸費用比率の内容が書いてあったので紹介しておきます。
日本の飲食業では、家賃の売上げに占める比率は1割以下で、フード・例バーコストといって、食材原価と人件費を合わせた数字が全体の約6割(うち食材原価が25~35%、人件費が30~40%)というのが、標準モデルだ。しかし、一般的に人件費の安い上海では、人件費比率が売上げのおおよそ10%、食材原価が30%、家賃の比率は日本よりも高い30%というのが標準モデルである。(pp.62-63) |
さて、この本には他に、投資をする上で大切な事が書いてあったので紹介しておきます。
| 「さて、まず投資というものを考えるときに、『集中投資』と『分散投資』というものがあるが、あなたはどちらが、より安全で効率的な方法だと思うかね」 「一般的には、『卵を一つのバスケットだけに入れるな』といわれるようんい、分散投資を行うほうが、より安全な方法だと考えられていますが、私はそれは必ずしも正しくないと思います。 なぜなら、投資とは何かということを考えれば、予測を立て、その予測が正しいことを前提にお金を賭けるわけですから、『将来何がおこるのかわからない』ということで、あちこちに分散投資するというのは、われわれのようなプロフェッショナルなディーラーから見れば、勝負を始める前から負けを認めるようなものです。 ですから、投資を始める前にあらゆる角度から研究し尽くした対象に『集中投資』をすることこそが、実は安全で確実な方法だと思います。」(p.55) |
勉強会の後は、皆さんで忘年会を兼ねた軽飲食。それにしても、この勉強会には濃い人しかいないなぁ~。
懇親会の後は、伊勢丹やらアパレルショップやらを眺めつつ帰宅~。今日の「世界ふしぎ発見!」は面白かったなぁ~。内容は青海チベット鉄道でラサまで行く旅。私もチベット鉄道には乗りましたが…鉄道の旅は何気に期待しない方が良いかもwww。(あの鉄道を北京や上海から48時間かけて乗るのは勘弁ですね~。) ん、でも車窓から眺める景色は素晴らしいのでもう一度乗りたかったりします♪
P.S.
実験においても最近感じるのが、(来客数×見込み率)が(売上げ)に比例するという点。小売で売上げを上げたければ来客者数を上げる努力をするか、来客者の中における見込み客数を増やすかのどちらかの努力をしなければならないって事ですね。
投稿者 cazper : 2007年12月 8日 23:59
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