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2008年4月26日
「IR情報のウラを読み解くセミナー」のち「バイオガス・ビジネスのセミナー」
[小雨のち曇]
朝、長野で行われているオリンピックの聖火リレーをちょっとだけ見ました。以前の聖火リレーってここまでテレビで生放送されてたっけ? チベット問題にかこつけてテレビ局が視聴率を取れるから生放送をしてるとしか思えないわけですよ。もちろん視聴した人が多いかと思うのですけど、この人たちとて本当に聖火リレーそのものを見たかったのか疑問だったりします。
つまりは、チベット問題で聖火リレーへの関心が別の意味で高まり、それに便乗してテレビ局が生放送しまくったというのが事の真相なんだと思います。Wikipediaを見る限り、「現在の聖火リレーは、1936年に開催されたベルリンオリンピックで、ナチスによって導入された。」とあるわけでして、歴史的な背景を考慮しても聖火リレーそのものを無くしてしまえば良いのに~と思うのは私だけではないでしょう。(皆でお祭りしたい気分は分かるんですけどねw)
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昼過ぎには出かけました。まず参加してきたのは岩崎かおるさんが主催しているセミナーです。セミナーの講師はIR系の情報をブログ(Grande's Journal)で公開しているGrandeさんでした。
タイトルは「IRにダマサレナイ。IR情報のウラを読み解くセミナー」です。
IRの中で特に注意すべき項目が説明されました。例えば、有価証券報告書を読み解く際にも、小さい注意書きが一番重要だったりするのですが、それと同じようにIR情報の中にも特定の種類の情報には注意すべき項目があるようです。
他にも、会計士(事務所)の世界についての話があったりと興味深い内容ではありました。ちなみに、銀行畑出身の某CFOの方に伺ったところ、同じような世界観を持ってたりたり…。こういう基本的な世界観はガッチリと押さえていきたいですね。
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その後は、SMIPSで開いているベンチャービジネス分科会(+今日はアグリビジネス分科会共同)によるセミナーに出てきました。今日は合同会社バイオガス・ネット・ジャパンの赤石さんに講師を務めて頂きました。
セミナーの内容はバイオガスに関連した話しだったのですが、セミナーの間にちょっと気付いた事がありました。それは、私の予想に反して高騰し続ける石油の先の世の中で何が起こるのかという事です。
何かと言うと…必然的に食糧価格の高騰が生じるだろうという事です。より詳しく言えば、石油価格が高騰しつづける捩れを解消するために食糧が上昇してしまうという事です。
簡単な思考実験をしてみます。モデルを簡単にするために石油産出国(A国:通貨リヤル)と食糧生産国(B国:通貨ドル)の2国のみが存在する世界を考えて見ます。A国はB国から食糧を輸入しています。B国はA国から石油を輸入しています。
B国の経済が急速に発展すると多くのエネルギー需要を賄うためにA国からより多くの石油を輸入しようとします。石油需要が多くなるわけですからA国は石油価格を上げようとします。それでもA国は石油を買わなければならないのでドルを支払って石油を購入します。管理通貨制度下ではとりあえずドルを発行して石油を買うことになるわけですから、ドルのダイリューションが生じてドルが下落傾向になります。
ドルを発行するためには国債を発行するわけですが、B国内のドルの流通を確保するためにB国はA国に国債を買ってもらおうとします。更に、A国は政府系ファンドを組成してB国内の株式を買い漁ります。ここで重要なのは、A国がB国から何らかの金融資産を買っているという事です。
B国にとって買いたいと思うものがあれば良いわけですが、永遠に金融資産が魅力的になる事はありません。そうなると、B国は国債も発行できなくなるのでA国からドルで石油を購入する事が困難になります。となると、B国がやる事というのはA国が必要とする食糧の価格を高騰させれば良いのです。最初は輸出関税によるコントロールから始まり、時間を稼ぎつつ国内の食糧価格のインフレが徐々に生じるように思います。
さて、現実の世界を見渡すと…オイル・ダラーの国で作れないのは食糧です。そして、世界の工場となっている日本・中国も食糧輸入国です。一方で、アメリカは食糧輸出国です。あまりにも大きく流出してしまったドルがアメリカの持ち物として還流されるためには食糧価格が高騰する必要があります。
ちなみに、食糧価格の高騰と共にドルがアメリカの持ち物として還流されるための方法は、アメリカによる経済成長国への投資です。しかも、その資金源は低利の国つまり日本からの借金で…。となると、アメリカによる投資がどこへ向かっているのかにも注意する必要がありそうです。
ん~具体的な銘柄で言えばグローバルに展開するか、アメリカから世界へ食糧を輸出している業者が今後利を得ていくでしょうね。そういや…バフェットはクラフトフーズを買ってましたっけ…。
P.S.
韓国のファッショングループ最大手E-Landの中国業務、衣恋中国が香港上場を計画しているようです。ここのファッションを昔見たときにピンときて気になった会社だけに気になります。
最近の日本のファッションは地味に中華圏・東南アジアの(流行の)影響を受けてると感じるのは私だけでしょうか。(もちろんファッションセンス自体はまだ日本の方がアジアの中で洗練されてると思いますけど)
投稿者 cazper : 2008年4月26日 23:59
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