« 株主総会への一考 | メイン | 飛行機・電車等の公共交通機関にこそ空気清浄機を! »
2009年4月29日
【植物工場】野菜工場は農業の救世主とはならない!?
本日の日経新聞を見ていると・・・
| 地方の中小、「野菜工場」で相次ぎ増産 栽培を厳格管理
コンピューターで温湿度や養分を管理する「野菜工場」を手掛ける地方の中小企業が、相次ぎ増産する。消費者の食の安全に対する意識が高まり、食品業界からの需要が拡大。製造業が軒並み設備投資を抑制するなか、10億円を超す大型投資に踏み切る企業もある。新規参入を検討する大手も増えており、今後は競争激化に備えコスト削減などの取り組みも加速しそうだ。 発芽野菜大手の村上農園(広島市、村上清貴社長)は15億円を投じ、山梨県北杜市に床面積2万平方メートルの大規模栽培施設を建設する。2013年に稼働予定で、成長に合わせて室温や湿度、養液濃度などをコンピューターで自動管理する。 (NIKKEI.NET) |
記憶に新しいところでは、三菱化学やLED機器製造メーカのCCSが株式会社フェアリーエンジェルの株式を保有して野菜製造に乗り出したことでしょうか。
色々な企業が野菜工場に参入する理由は、「野菜の安定供給が出来ること」や「野菜の栄養価を高めることが出来ること」や「完全無農薬にできること」であったりします。
たしかに、水耕栽培であったり、栄養素や光の管理が行われているので無農薬で栄養価の高い野菜を安定供給することは可能だと思います・・・しかし、気に掛かる事があります。自然の中で育たないで甘やかされて育った野菜に全く問題が無いのか?と・・・何せ植物工場はかの有名な「永田農法」と真反対の事を行っているわけですから・・・。
栄養面で見た場合、問題はさほど無いように思います。甘やかされて育とうが厳しい環境で育とうが野菜は全て食べられてしまうので、野菜の遺伝云々という問題は生じません。どんな農法だろうが栄養価を管理・コントロールできれば良いのです。(とはいえ、歯ごたえといった部分では差が生まれると思いますが・・・)
しかし・・・エネルギーという面では野菜工場は一般的な農法に比べてエネルギーを多く必要としているように思います。スプラウト系はまだ良いと思うのですが、工場内で効率的に成長させようとすれば光や熱が余計に必要になりますし、更に人工的に製造された栄養が必要になります。更に更に、水や空気も管理しなければなりません。
したがいまして、トレーサビリティ等の面から野菜工場は一部でもてはやされる気がしないでもないのですが、エネルギーが余計にかかるこの農法は既存の農法を置き換えるほどの影響力は持たないような気がします。
PS
人としての良さを通信簿(人間が定めた評価軸だけ)で評価出来ないと同じで、(人間が気にする)栄養価の面でどんだけ良い野菜を作れたとしても、それが本当に良い野菜なのかというのは別次元だという事を注意しなければならないでしょう。
投稿者 cazper : 2009年4月29日 10:58
|
Tweet
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.cazoo.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/2537