Cazperのつれづれ日記: 中国に進出する際には材料から設計変更が必要

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2009年12月17日

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一時期不況の影響で広東省から撤退する企業が増えましたが、日系メーカは円高の影響で再度中国や東南アジア諸国に工場を設立する企業が増えております。

メーカーの場合、安い人件費がメリットなのは当たり前ですけれども、わざわざ日本から材料を送っていたのでは輸送コストが高くついてしまうことも多々あります。そのため、現地で材料を調達することでコスト削減を実現しようと考えるのは自然の流れとなります。

しかし、ここで注意しなければならないことがあります。それは、中国で入手しやすい素材と日本や欧米で入手しやすい素材がまったく別であるということ。そのため、工場を中国に出しても、材料は結局日本や欧米から輸出しなければならず、納期も材料コストも想定していたよりも良くならない状況がしばしば存在します。

どうすれば材料コストを下げられるのでしょうか??

それは、中国で調達しやすい材料を使った製品を作ればよいのです。調達しやすい材料であれば納期の問題も生じにくいですし安く購入する事ができるからです。そのためには、材料の観点から設計を見直す必要があります。

たとえば、筐体をアルミで作ることを考えます。同じアルミ素材でも建材用の材料は中国で入手しやすいのですが、ある種の高強度素材は日本で入手しやすいものの中国で入手しにくかったりします。そこで、筐体の厚みを若干増やして強度を高め、建材用の材料で代用するように設計を変更すれば中国のメリットを大きく引き出すことが出来ます。


というわけで、低賃金の国々に進出する際には、その国で流通量が多くて調達しやすい材料を予め調査しておく必要があると思います。

投稿者 cazper : 2009年12月17日 01:35 | b_entry.gif
     

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