Cazperのつれづれ日記: 中国での採用で職歴詐称を見分ける方法

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2010年9月 7日

panda01.gif 中国での採用で職歴詐称を見分ける方法

[晴]
今日は昼間何も食べる暇が無いほど忙しかったなぁ。


さて、昨日「職歴詐称者がどうもいるようだ」という話を書いたりしたわけですが、どのようにして中国において職歴詐称をしているかどうかを見分けるかの方法について書いてみたいと思います。

中国には、すべての単位(企業)と個人(外国籍人員を除く)が参加する義務を負う国家の規定する社会保険である養老保険があります。これは、日本でいう年金みたいなものでして、企業と個人がそれぞれ負担します。


この保険は企業がWEBから支払い(登録)処理を出来ます。一方で、個人は企業から保険の掛け金が振り込まれているのかを確認することができます。さらに、どの企業から保険の掛け金が今までに振り込まれているのかも確認することができます。

もちろん、これらの情報は個人情報ですので、個人の場合は自分の「身份证号」とパスワードが無ければ自分のデータを見ることは出来ません。一方、企業の場合には、一度ログインしてしまえば、調べたい人の「身份证号」を用いて、今までの保険支払い情報を調べることが出来ます。

この方法で調べる事が出来るのは、「誰が何年何月にどの企業に勤めていて、その企業からどのぐらいの保険算出基準となる給料をもらっていたのか」という情報です。ただし、保険算出基準となる給料は上限価格が決まっているので、上限価格が1万元の地域だったら、実際の給料が2万元でも1万元となります。(上限価格よりも実際の給料が少ない場合には、実際の給与額が登録されます。)


例えば、深圳市社会保险基金管理局(深セン市社会保険基金管理局)の場合です。
社会保険基金管理局

企业网上申报非CA认证安全登录」をクリックして企業が保険を申告するページに飛びます。
社会保険基金管理局
このページでは、その企業に勤める人の現在の保険算出給料と個人の身分証明書の「身份证号」の番号が取得できます。もちろん、企業に応募してくる人に対しては、本人から身分証明書を見せてもらえば「身分証号」は取得できます。

その後は、そのまま企業のログインページから「 个人网上申报」のページを見ると、「身份证号」を入力するページが出てきて、そこに調べたい人の「身份证号」を入力すると、その人の過去に勤めた会社の履歴と保険算出基準となる給料が月毎に出てきます。


このデータから過去に勤めた会社がどこだったのかも一発で分かりますし、給与がそこまで高くない人については実際に幾らの給与を過去にもらっていたのかも一発で分かります。これを会社に提出された履歴書と照合することで履歴書が偽造されているかどうかが分かります。


PS
学歴詐称については、「中国高等教育学生信息網」が使えるようです。←全国の公立大学や短大を2004年以降に卒業した学生を照会するWebサイト

北京大学については、「本科卒業証書験証系統」があるようです。←1981年以降の卒業生を検索できるようです。
参考サイト

投稿者 cazper : 2010年9月 7日 23:59 | b_entry.gif
     

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