Cazperのつれづれ日記: 時代はホリスティック・グリッドへ(コーポレート・アイデンティティからの脱却)

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2011年8月18日

panda01.gif 時代はホリスティック・グリッドへ(コーポレート・アイデンティティからの脱却)

[晴]
部屋が暑過ぎで客先で途中眠りかけました。ああいう時に眠くならない方法は無いものでしょうか? というか、睡眠を十分にとらなきゃいけないのは分かってるんですが、今はがむしゃらにやる次期で睡眠時間は削らなきゃいけないですし・・・難しいところです。(とはいっても、健康は最優先ですが)


さて、今日読み終えたのは株式会社コムセル代表の飯塚幹雄氏の本です。

CI(Corporate Identity)を軽くではあるけど目の前で見たことのある私には、この本で紹介されていたホリスティック・グリッドこそコーポレート・アイデンティティに代わって普及しても良い思想・手法であると感じました。
 日本の広告代理店は、よくIMC(インテグレーテッド・マーケティング・コミュニケーション Integrated marketing communication)という言葉を使う。これは『統一化されたコミュニケーション』としての意味が大きい。平たく言えば「全ての広告メディアで共通のタレントを使い、共通のキャッチフレーズでコミュニケーションの分散化を防ごう」というものだ。
 しかし、グローバル・マーケティングでは前述のとおり世界を統一化できるアイドルなど存在しない。まして、言語も文化も違う世界で、キャッチフレーズも統一化することなどできはしない。
 そこで編み出されたのが『ホリスティック=包括化』という概念である。我々はIMCに対して、それをHMC(ホリスティック・マーケティング・コミュニケーション Holistic Marketing Communication)と読んでいる。タレントも、キャッチフレーズも色すらも統一できない世界という市場では、あなたが扱う商品こそが、市場を包括化するスターなのだ。

(中略)

どの商品ジャンルに於いても、広告表現には次ページのグラフィック・グリッド(グラフィック・デザインによる囲み)が使用される。包括化と言えば難しそうに聞こえるが、規制はたったこれだけ。色も、グリッドの罫も、商品の位置も、全くの自由。ここがCI(コーポレート・アイデンティティ)と最も異なる点だ。

(中略)

このホリスティック・グリッドは、5年ほどで新グリッドに替わる。時代の変化や陳腐化を防止するためである。(pp.129-131)

CIというと分厚いマニュアルがあって、外部発表向けの資料にしろ、あぁやれだ、こぉやれだって事が本社で決められていたりします。でも、今の時代はグローバルな時代なので、ある一国で決められたアイデンティティが他の国で通用するはずもなく...やはり「郷に入れば郷に従え」だし、先進国と発展途上国の感性の変化スピードも違うわけですから、出来る限り現地の柔軟性は増さないといけないんですね。

ただ・・・柔軟性を増すということは、それなりに会社の方向を理解した人がいないといけないわけで...そういう人を作るには時間も掛かれば、お金もかかるわけでして...CIの方が本社的にはやり易く感じるかもしれません。(間接部門がやりやすい事と企業価値を作る事はイコールじゃないのが悩ましい)

投稿者 cazper : 2011年8月18日 23:38 | b_entry.gif
     

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