Cazperのつれづれ日記: 日本を脱出しなければならないのか?

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2012年5月 6日

panda01.gif 日本を脱出しなければならないのか?

[晴@上海]
今日午前中に読み終えたのは↓。「日本脱出のすすめ―アジア的スケールでものを考えよう (PHP文庫)」

20年前の作品です。日本が貿易黒字を出しまくって、バブルがはじけ始めた際に書かれた本です。

日本が貿易黒字を出しまくっているから、アメリカは色々と日本政府に脅しをかけて、結果として日本の自動車メーカ等がアメリカに現地工場を持つようになったと書かれております。

一方、90年代初頭から深センの開発が急ピッチで進んだと書かれております。自分自身は恥ずかしながら90年代頭にそんな世界を見る目を持っておらず、今でこそ深センといえば世界の工場だと実感できるわけですが、何にもない土埃舞う大地を見ながら、その後の経済を占い、そこに切り込んでいった氏は素晴らしい人だと改めて感じるわけです。


さて、2010年代、そして今後の日本を見ていると、アジアで唯一、日本だけが経済政策の舵取りを取れなくなってきているように思います。台湾も所得税率を切り下げておりますし、何とかしてアジアにおける競争に勝ち抜こうという意志を感じるわけです。一方の日本は、アジアの競争という現実を直視せず、国内の産業保護という観点から、競争力のない産業に資金援助をして、結果として財政が悪化して、増税へ向かおうとしております。

増税とは経済のブレーキにも関わらず、ブレーキを踏もうとしているわけです。国民は国籍を変えない限り日本の法律に縛られますが、企業はいくらでも本店を変えることは出来ます。もし、日本政府がブレーキを踏めば、今後本店を外国に移す企業が増えてくると思います。 もちろん、政府もそうなっては困るので対策を打ち出すでしょう、しかし、その対策が本店を外国に移す企業に対する罰則であったりすると・・・一時的な対策とはなっても、長期的に見た時に日本の国力が落ちていくと思います。


とはいえ、今後50年の間に経済的に見れば過去50年にはなかった混乱が起きるのは目に見えているので、混乱には巻き込まれないような心構えは必要でしょうね。

投稿者 cazper : 2012年5月 6日 18:17 | b_entry.gif
     

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