Cazperのつれづれ日記: 一所懸命に働く事と儲かる事は別なのです。

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2005年1月30日

panda01.gif 一所懸命に働く事と儲かる事は別なのです。

最近、家電業界、システム業界の一部に景気の陰りが見えてきてますね。S社、H社、M社等など。CFで見ていないのでわからないのですが、CFベースでみたら、他の企業も業績が悪くなっているのではないかと思われます。

でも、現場で働いてる人にとってみれば、こんなに忙しいのに何で景気が悪くなるんだ?と思う人も少なからず居るのではないでしょうか?

現場で働いている人から見れば何の事だかわからないかもしれません。目の前にやる事があれば、こんな景気の悪い時にありがたいじゃないか?と。

しかし、経営者サイドから見たら、不採算の仕事を大量に抱えても一生懸命従業員にやらせても赤字になるだけなので、不採算事業からの撤退を考えるのが常です。

つまり、「一所懸命に働かなければならない仕事がある」という事と「儲かる」という事は別物です。この認識は、木も見て森もみる経営者にとっては当たり前の事です。しかし、木しかみれない従業員は中々認識できません。

しかも、企業規模が大きくなればなるほど、木しか見えない人が増えてきますので、営業は不採算事業だろうが獲得してくるし、製造は不採算事業かどうかもわからないので盲目的に納期に間に合うよう一所懸命になるのです。

確かに、高度経済成長のようにパイが広がっている時は、一所懸命に働けば儲かる図式は正しかったわけです。しかし、パイを奪い合うようになると、この図式は成り立たなくなります。

特に近年のように、発展途上国の工業化に伴う供給力の発達により、需要が直ぐ満たされるようになると、投資回収が行われる前に価格競争に巻き込まれてしまいます。そうなると、一所懸命に働いても利益が上がらなくなる事態が置きやすくなります。

今後の企業にもとめられるのは、仕事自体の質(広義の収益性)の高い仕事を一所懸命にやっていくことになるでしょう。

この認識は経営者サイドのみならず現場サイドでも常に認識すべき事ですが、人は誰でも居の中の蛙になりやすいので、意識して行動しないと難しいでしょう。

自分への十戒を込めて書きますが、
人の思考は環境によって形作られるということに注意しないと、「木を見て森を見ず」の精神が育ってしまいます。そうならないためにも、常に違う環境に触れる機会を作らないといけないでしょう。

投稿者 cazper : 2005年1月30日 03:48 | b_entry.gif
     

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コメント

激しく同感です。SIベンダー系の企業にも同様の傾向はあるのではないでしょうか?競争が激しい業界で、さらに付加価値となる技術がない企業は顧客を得るためには、もう値段下げるしかない。必然的に無茶なコストカットが現場へ負担を押しつける。仕事は多いのに、儲けが出ない、給料が上がらない。

値段下げることでしか生き残れない企業は、人件費の安いインドや中国に食われていきますね。

これも、私自身への戒めですが、労働時間≠アウトプットじゃなくて、あくまで頭使い続けないと効率的にアウトプットは出せないでしょう。あとは、価値を生み出せるかどうか。

投稿者 シミス : 2005年2月 4日 05:14