Cazperのつれづれ日記: 民による公営事業に動き出した日本

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2005年3月21日

panda01.gif 民による公営事業に動き出した日本

今日の日経でフィリピンの上下水道会社(マニラウォーター)が17日に新規公開したことが載っていました。公営事業の会社が上場したわけです。

それでは、日本で公営事業の会社で上場している企業は?と見渡しても電車・電気・ガス関連しか無いように思えます。そもそも、日本では上下水道の管理・運営は各自治体により行われてきました。しかし、地方財政の悪化に伴い、管理・運営を民間に任せた方が効率的になると期待されて、ようやく民間の力を幅広く活用しようと言う動きが出てきました(PPP「パブリック・プライベート・パートナーシップ」PFI「プライベート・ファイナンス・イニシャチブ」)

一方、比較的初期の段階から、民の力を借りて公共サービスを行ってきた国もあります。その代表的な国が中国ではないでしょうか?

中国の地鉄(例:MTR)、高速道路(例:広東省高速公路発展股フェン有限公司)、上下水道(例:上海実業)等は公共サービスですがいずれも上場企業が運営を行っています。もちろん、これらの企業も立ち上げ段階では日本の国鉄と同じように官傘下の企業でしたが、上場することで民間資本を取り入れ、事業の拡大を行っています。

中国は官主導でありながら、民の資本を取り込みながら効率的な公共サービスを行ってきているわけです。この手法の良いところは、官と民が手を組みながら、収益の拡大と効率的な経営を同時に行えることです。

対する日本のPPPを見てみると、自治体から運営委託された企業は、委託契約の下で運営を行うので、収益の拡大は見込めません。よって、収益を上げるには経費を節約しなければならないわけです。

それならば、PPPという枠組みではなくて、自治体が運営している事業を官の下で株式会社化してしまい、そこに民の資本を導入して、収益の拡大と経営の効率化を行っていけば良いのではないでしょうか?
(まぁ、道路公団の民営化が難航しているのを見ると、難しい側面も多いでしょうが…人間変らなきゃいけない時もありますからねぇ)

(参考文献:2005年3月21日、日経新聞:駆け込みレクチ)

投稿者 cazper : 2005年3月21日 09:54 | b_entry.gif
     

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