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2005年3月10日
規制緩和とアニーリング法の共通点
アニーリング法とは、局所最適解に陥りることを避けようとする大局的最適化法である。
一般的に、関数は多数の局所解をもつ。よって、微分を利用するニュートン法やシンプレックス法を利用して関数の解を求めようとすると、初期値に依存した局所解が求められてしまう。この点を改善するために物質の温度を一度上げてゆっくり下げると安定な結晶が出来る現象を数値シミュレーションに応用した方法がアニーリング法である。
このアニーリング法は、規制緩和による経済活性策と共通点がある。
アニーリング法でいう局所解は、今の日本の経済停滞状態の点に対応する。そして、物質の温度を上げる部分が、規制緩和に対応する。つまり、規制緩和とは、ある規制によって局所解に陥った経済状態から、更なる最適な値をもった経済状態に遷移させるための政策と考えることが出来る。
アニーリング法の肝は、物質の温度をある一定以上まで上げて、状態を遷移しやすくすることである。これは、規制緩和をある一定以上までする必要があることを意味する。
しかしながら、今の日本は、アニーリング法で別の状態に遷移しようとすると反発をして、元の解に戻そうとする方が多いようである。
地震による都市の破壊も、アニーリング法による説明がつくと思われる。
都市が破壊された状態が温度を上げて物質が無秩序になる状態。
都市が作られる事が、温度が下がった状態と言うことである。
人々は地震や天変地異を嫌う傾向にあるが、自然現象は人間を新たな局所解(生活環境)に遷移させる事を手助けしていると見ることもできるのである。
投稿者 cazper : 2005年3月10日 01:18
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