Cazperのつれづれ日記: 製法特許だけなら、特許申請されていない国で作るに限る

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2005年5月14日

panda01.gif 製法特許だけなら、特許申請されていない国で作るに限る

以前から、ちょっとは触れて来たけど、このアイデアはプロパテントの波とグローバル経済の波をうまく利用する方法なので、詳細に記述しておきます。

特許というのは、物質そのものに対する特許(物質特許)と製造方法に対する特許(製法特許)の二つが大まかに有ります。

物質特許を取られた物質に関しては、如何なる製法を利用しようが同じ物質を製造・販売することは出来ません。

それに対し、製法特許というのは製造方法に関してだけですので、別の製造方法を考えつけば、装置で製造される物質は作れるわけです。具体的に言うと、一般的なAという物質を作るための機械Bに関して製法特許が取られていようが、別の製造方法で物質Aを作っても特許侵害にはなりません。

今までの経済下では、機械Bという製法特許が取られていたら、別の製造方法を一生懸命考える必要性が有りました。

しかし、グローバル経済が支配する経済下では、特許申請されていない発展途上国で既に先進国で特許申請されている機械Bをコピーして製造し、それを利用して物質Aを製造し、先進国に輸出してしまえば良いわけです。

特に、物質Aに当るものが小さくて軽くて高付加価値であれば有るほど、この特許戦略が生きて来ます。また、既に特許申請されている機械Bの独占率が高ければ高いほど衝撃力が増して来ます。

具体的に私が思いつく物質Aは、製薬、高級ブランドの服(無縫製洋服)です。この他にもたくさん有ると思います。企業の知財部門の人もこの戦略を考えてみると良いかも知れません。

投稿者 cazper : 2005年5月14日 01:41 | b_entry.gif
     

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