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2005年5月24日
ペイオフ解禁だから高リスクを取るのは意味不明
最近ペイオフ解禁となったために、高リスクをとってもいいから高リターンを求める動きが出て来ているようです。
それにしても不思議な物です、幾らペイオフ解禁したからといっても預金は銀行が倒産しない限り元本割れはしないにもかかわらず、銀行預金にしておくよりは元本割れするかもしれない投資信託等に資金を預けるわけですから。銀行の倒産リスクは国の公的資金注入で良くなったわけですから、ペイオフ解禁という理由だけで、元本割れする投信に資金を移動する動機が良く分りません。
まぁ、そんな事はどうでも良いのです。それよりも、僕が更なる疑問を持つのが、新興国の国債運用型投信と毎月分配型投信が流行っている事です。
新興国の国債で運用する投信は、信託資金を新興国の国債で運用していくわけですが、新興国というのはデフォルトのリスクが元々高いわけです。逆に、デフォルトのリスクが少いならば新興国は(コスト)インフレのリスクが高いわけです。つまり、新興国の債券を買う場合には、デフォルトリスクとインフレリスクの二つを抱えてしまいます。
それならば、新興国の株式を買うのが鉄則だと思うんですがね〜。
一方で、毎月分配型投信というのは、投じた資金に応じて毎月配当がくる方式の投信です。年金を受け取る感覚で配当が来るので年輩の方に人気があるようです。しかし、私から見れば、毎月分配型の投信を買っている人はビジネスの基本(価値創造)を全く理解していないんだと思います。
お金というのは、移動すればする程手数料が掛かるわけです。毎月分配をするということは、お金が毎月動いているわけです。ということは、1年毎に分配をするタイプの投信に比べて諸手数料が多くかかってしまいます。それだけ、利益を追求するチャンスを逃してしまっているわけです。
というわけで、毎月配当型の信託よりは1年毎に分配される型の投資信託の方がまだベターだと思うんです。
こういう状況を見ていると、人々の行動って合理的じゃないなぁと感じてしまいますね。そんでもって、そう遠くない将来、通貨危機のような事態がまたおこるんだろうなぁと感じてます。(通貨危機じゃないとしても、特定の投信が大幅に棄損されることがあるだろうなぁと感じています)
投稿者 cazper : 2005年5月24日 06:58
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