Cazperのつれづれ日記: 次に来るのはファンドバブルと通貨危機

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2005年5月26日

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米の買収ファンドが1兆円規模の資金調達をするようですね。

一方、日本でも駐車場料金が上昇しているようです。これも、不動産ファンドによるマネーが地価を吊り上げた影響があるようです。

どうも、世界的に金余りの現象が起きているようですね。そして、それらのお金はファンドに流れ、ファンドによる市場への影響力が増しているようです。

大規模なファンドが増えて来ると言うことは、一度に動くお金の量が莫大になってくることを意味します。

化学でいうならば、今までは原子がブラウン運動をしていたのに対し、原子同士がたがいにくっつき始めて大規模な分子を構成して運動をし始めたのと同じようになってきます。

この例で言えば、まんべんなく原子がブラウン運動をしていれば原子の遍在というのは起き難いことを意味します。しかし、同じ量の原子が大規模な分子を構成すると、空間に分子が遍在するようになります。

お金でみるならば、ファンドが沢山作られるようになると、お金が遍在するようになるわけです。つまり、ある場所(国・会社)にお金が集まる一方、お金が集まらない場所が産まれるわけです。

したがって、大規模な戦略的ファンドが増えれば増える程、実体経済とかけ離れた投資が行なわれる可能性があり、バブルが人為的に起きる可能性があります。

しかし、実体経済からかけ離れた状態はバブルであり、それが万が一崩壊すれば大規模ファンドは大幅に棄損し、バブルが弾けた国は通貨危機に見まわれる可能性が出て来るわけです。

そう考えると、ファンド資本主義になり始めると少々危険な気がします。

米買収ファンドのブラックストーン、1兆円強調達へ
【ニューヨーク=藤田和明】米投資会社ブラックストーン・グループは、総額100億ドル強(1兆円強)の資金を調達する。買収ファンドとしては過去最大の資金調達になる。米欧アジアなど世界の機関投資家から集めた資金で不振企業を買収、経営改革を進めて売却益を得るのが狙い。米投資会社は相次いで巨額の資金調達に動いており、買収ファンドが主導する企業再編が世界規模で加速しそうだ。

 週内に年金基金や金融機関など大手機関投資家から資金の募集を本格的に始める。最終的な調達額は110億ドルに達し、同社が2002年に集めた65億ドルの2倍近い規模になる可能性がある。ファンドとしては4月にゴールドマン・サックスが85億ドルを集めたのがこれまでの最高だった。 (Nikkei.net May 27/05)

投稿者 cazper : 2005年5月26日 23:01 | b_entry.gif
     

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