Cazperのつれづれ日記: ストックオプションの有るべき姿

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2005年7月23日

panda01.gif ストックオプションの有るべき姿

ストックオプションといえば、会社が役員や従業員に株を安く買う権利を与えて、働く人のモチベーションをあげる物という事で利用されています。

しかし、ストックオプションを与えたから従業員等のモチベーションがあがるというのは妄想にすぎません。(と、以前にも書きましたが…。)

今日の日経新聞のコラム(「会社とは何か」)にもサイバーエージェントの藤田晋氏の悩みとして、ストックオプションを与えても従業員の流出を止めれなかった事が記述されています。

それじゃ、ストックオプションはどういう状況において有効な手段なのでしょうか?

それは、経営に完全にコミットし、オーナーとして会社を保有し続ける意志はあるのだけれども、手元資金が現在無い人に対して発行するならば有効な手段だと思います。

つまり、個人事業を創業するときの「労務出資」みたいな物として、ストックオプションを発行するならば有効に機能すると思うわけです。

会社が大きくなってから、サラリーマンやサラリーマン社長にいくらストックオプションをバラまいても本質的な業績なんかあがるはずがありません。(バラまきは、既存株主の保有資産を毀損させているだけです。)

この理由はいくつかあります。
まず、株価が高くなれば売ってやろうという人に対してストックオプションを発行したとしても、会社の業務に永続的な反映がなされないからです。なにせ、ストックオプションで株式を取得した後で、株を売ってしまえばその人は会社の業績がどうなろうと(自分の地位・給与以外の事には)関心が無くなるわけですし。

次の理由は、議決権ベースで微々たる程度のストックオプションを貰ったとしても、その人の業務へのモチベーションがあがるはずが無いからです。

この事に反論する人がいるようでしたら、あなたの部下に対して「今後30日分の昼食は俺が払ってやる。そして、1ヵ月後の営業成績が良かったら、さらに30日分の昼食を俺が払ってやる」と言って見れば良いでしょう。結果は見えています。
営業成績を上げたいのならば、営業に必要な術を部下に教育した方が当然ながら効果的です。


オーナーになる気が無く・経営にコミットする気も無い人にストックオプションを配っても無駄ですよ。

投稿者 cazper : 2005年7月23日 20:05 | b_entry.gif
     

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