Cazperのつれづれ日記: 良いだけじゃ売れない

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2005年11月20日

panda01.gif 良いだけじゃ売れない

技術者は良い品は売れるって考えやすいんですね。

技術者的に売れる商品に対する考え方は、
「品が良い」→「顧客が理解してくれる」→「買ってくれる」
なわけです。

でも実際に利益がとれる考え方は
「多くの顧客が不満に思っている事がある」→「それを解決してあげる」
なわけです。

技術というのは、顧客の不満解消法の一手段に過ぎません。それを理解していない技術者が多過ぎます。

その典型例として本日の新聞で大リストラを発表したパイオニアを挙げることが出来るのではないでしょうか? LDの血を持つパイオニアはDVDレコーダー・DVDプレーヤーで先行していたはずなんです。それが、いつの間にかパナソニックに追い抜かれ…。パイオニアが技術では負けてるとは考えれませんし。

私はこの原因を販売手法と生産技術なんだろうなぁと考えています。当初から、パイオニアのTVCMが少ないなぁと思っていました。その少なくなっている所に、PNASONICのDIGAがCMを打ちまくっていたのが印象に残っています。しかもパナソニックは、宣伝時に、HDDの大容量を謳って、その後、他社よりも値ごろ感を出していったんですね。他社よりも値ごろ感を出せたのは製品開発技術ではなくて生産技術のたまものでしょう。

あ、そうそう、E社のP製品なんてのは、そういう意味で注目してます。幾らテレビで若干宣伝しても、買える場所が限定されていれば、認知力が低いわけで…。私の予想では、粗利を削っても店頭販売に切替える手段をとるか、製品の撤退になるんじゃないかと思ってるわけです。今後どうなるのか・・・。


ついでに言えば、技術者が陥りやすいもう1つの欠点は、顧客を過剰に満足させているにも関わらず、今までと同じ技術を開発しようとする事ですね。(デジカメなんかが、その典型例だし、薄型テレビもその状態に突入しつつあります)

その証拠に、ある特定技術への費用対効果が薄れているにも関わらず、戦略を変えること無く、特定の技術への開発投資を続けている企業がそこら中に見受けられますし。これらの企業が開発方針を転換するのは、商品が売れなくなった時なんですね。大体、売れなくなってくると棚卸評価損が発生しますからねぇ。ダメージが深い状態での戦略転換になりやすいんですね。

投稿者 cazper : 2005年11月20日 11:39 | b_entry.gif
     

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