Cazperのつれづれ日記: 投信への資金集中は経済の波を荒くする

« スキー2日目(@苗場) | メイン | SNSで一本取られた(ToT) »

2006年1月10日

panda01.gif 投信への資金集中は経済の波を荒くする

どうやら投資信託への資金流入が多くなって来ているらしいです。しかし、金余りの現代において、投資信託へ資金が集まれば集まるほど経済の波は荒く変動するようになると思います。

何故でしょうか。

経済の話をする前に、政治の世界を考えてみます。

本来、国の政策に関する議案全てを国民一人一人が審議して投票していけば理想的な民主主義が築けます。しかし、物事が決まるのに時間が掛かりすぎるために、世の中の変化についていけないばかりでなく、世の中の変化を遅らせてしまいます。

そこで、考え出されたのが間接民主主義です。国民が議員を選出し、議員が国策を決めていくのです。しかし、それでも各々の議員が自分を主張してしまえば収集がつかなくなり、世の中の変化に対応できなくなります。ちなみに、インドは民主主義が行き過ぎていているために物事が決まるのが遅いそうです。

この欠点を解消するために、日本においては政党政治が生まれました。当然の事ながら多くの議員が所属する政党が力を持ちます。すると、世の中の変化に政治が追いつく速度が速くなります。しかし、一方で慎重に議論をしていかなければならない議案も強行した採決が行われるようになり、世の中に不合理な政策が行われる危険も多くなります。


では、話を経済に戻します。

本来、理想的には、国民一人一人がファイナンシャルリテラシーを身に付けて、個々の企業に投資をしたり、融資をしたりするべきです。しかし、全員がファイナンスの知識を身に付けようという意思を持っているわけではないわけです。

そこで、そういう人は投資信託を利用する事になります。投資信託に資金を投ずる行為は、政治において、ある政党を支持している事と同じです。資金が集まれば集まるほど、その投信関係者の経済に対する力は増してきます。力が増してくれば、資本の力を利用して非生産的な産業にメスを投じる事ができるようになり、業界の再編成を促すという良い面が生まれてきます。その反面、巨額の資金を利用した投機的な行為により実体経済にダメージを与える事も可能になります。

投信のマネージャ全員が投機的行為をしないなんて事は考えられないし、マネージャの中にはDQNな方も居るわけです。したがって、投信への資金が集中すればする程、資本の力によって経済の波が大きくなるように思います。(その分、チャンスも生まれるわけですが…)

投稿者 cazper : 2006年1月10日 12:50 | b_entry.gif
     

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.cazoo.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/767

コメント