Cazperのつれづれ日記: インフレの足音とアジア諸国の混乱

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2006年2月28日

panda01.gif インフレの足音とアジア諸国の混乱

ちょっと書く暇が取れないのでメモ代わりに記録を残しておきます。

 財務省は大学生などに貸し出す奨学金の金利上限(現行年3%)を撤廃するか大幅に引き上げる方向で検討に入った。金利の引き上げ余地が小さいままだと、市場金利が上昇して資金調達コストが膨らんだ場合に、国からの補助金が必要になりかねないためだ。

 奨学金は国債を中心に調達した財政融資資金などを原資に独立行政法人日本学生支援機構が学生に長期の固定金利で貸し出す制度。在学中は元利の支払いが猶予され、社会人になると返済義務が生じる。2006年度末の利用者は63万人、貸出残高は約5300億円になる見込み。(NIKKEI.NET 2006/02/28)

これは、長期金利上昇を国が見越している事になります。現行の金利上限3%を撤廃したいと言うことは…将来的に3%以上の金利が生じることを意味しています。

去年辺りまで、「当初3年は1%、その後は自由金利」という最長35年の住宅ローンがありましたが、今後35年の間に自由金利は3%以上行く事は覚悟した方が良いでしょうね。

ちなみに、奨学金の満期貸付期間は20年程。それに対し、住宅ローンの最長貸付期間は35年。家計がギリギリの状態で35年の住宅ローンを借りた人の多くは、近い将来苦しむ事になると私は予想しています。

あと、「消費者物価指数はデフレ傾向なんじゃない?」みたいな報道がなされたりしていますが、資産インフレは既に始まっているので、消費者物価指数が上昇し始めるのは時間の問題です。


世界を見渡すと、アジア諸国は株高になっているのですが、どうも政情が安定しないようです。しかも、何気に混乱の原因は貧富の差。タイは解散総選挙だし、フィリピンは非常事態宣言が出されています。そんでもって、インドネシアは大きなインフレを抱えてますし(←日本が経済安定に貢献したようです)、韓国は貿易赤字になる水準までウォンが急騰しています。

そこへ、イラン問題やイラク周辺の混乱が追い討ちを掛けてきてますし…去年の好調とは一転、今年は何かがあるような気がしてならないですね。

投稿者 cazper : 2006年2月28日 17:57 | b_entry.gif
     

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