Cazperのつれづれ日記: 凍結?氷感?冷凍戦争になるんじゃ?

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2006年3月28日

panda01.gif 凍結?氷感?冷凍戦争になるんじゃ?

今日のWBSでフィールテクノロジー株式会社(feel technology)が、冷凍時に電場をかける事で食品の鮮度を保つ保冷庫が紹介されていました。

ん、でもね、何か引っかかるぞ・・・というわけで、記憶を辿ると・・・

この技術って・・・株式会社アビー(ABI)のCASフリージング・チルド・システムと思いっきり被ってるじゃん。

余計なお世話なのだけど、特許庁のデータベースで調べさせてもらいましたよ。

結果は・・・・
【氏名又は名称】株式会社アビー
【国際出願日】平成12年9月29日(2000.9.29)
【発明の名称】超急速冷凍方法およびその装置

【氏名又は名称】株式会社アビー
【公開日】平成16年3月18日(2004.3.18)
【発明の名称】高鮮度凍結生野菜の製造方法

【氏名又は名称】メビックス株式会社
【氏名又は名称】株式会社フィールテクノロジー
【公開日】平成17年6月16日(2005.6.16)
【発明の名称】食品商品供給用保管庫

特許の出願日を比べれば・・・明らかにアビー工業の特許出願の方が先なわけです。また、アビー工業が冷凍温度を-30℃~-100℃と明記してあるのに対し、フィールテクノロジーは0℃~-20℃と明記してあり、フィールテクノロジー側がアビー工業の特許を参考に特許明細を書いたような気がしないでもないわけです。

冷凍技術で被っている両社が今後どのように展開していくのかが気になりますね。(~_~;)

P.S.
以前、アビー工業の過冷却冷凍の技術を利用したアイデアを今勤めている会社に提案したら…「それが出来たらノーベル賞ものだよ」と言われ・・・そのまま放置プレー・・・まじめに取り扱ってもくれなかったなぁ。

P.S.2
更に、電磁場掛けた冷凍法の特許を調べていくと・・・
【公開番号】特開2000-325062(請)
【氏名又は名称】日本エアーテック株式会社
【発明の名称】核磁気共鳴現象を利用した冷凍方法及び冷凍
特許取得済!

【公開番号】特開2001-086967(請)
【氏名又は名称】日本エアーテック株式会社
【発明の名称】磁場,電場の変動を利用した冷凍方法及び冷凍庫
で拒絶査定
となっているわけです・・・。冷凍戦争何気に熱いですぞ。特許騒動にはならないのかね?

投稿者 cazper : 2006年3月28日 23:59 | b_entry.gif
     

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コメント

冷凍温度が異なるようなパラメータを代えた特許出願の場合、後願でも権利化される可能性は大いにあります。新規性はありますし、冷凍温度が異なることで進歩性が認められれば問題はありません。先願は請求の範囲が狭く、その特許を出願した企業の特許戦略の誤りということでしょう。

投稿者 akeytoexit : 2006年4月 2日 23:00

コメントありがとうです。一番気になるのが、日本エアーテックの取得済み特許ですね。

良くわからないのが、温度指定が無い特許が取得されていたとして、その後別の人が温度指定をして権利範囲を狭めて申請した場合…温度指定をした事で効果さえあれば、進歩性が認めらて特許になるのか?という事です。


それにしても、明細書くのになれた弁理士の書き方には頭が上がりません…。自分の文章をあそこまで上手に表現できるなんて…驚くばかりですよ。

投稿者 Cazper : 2006年4月 3日 00:21

特許請求の範囲を狭めたその場合は後願の特許は先願の特許に対して利用関係ってやつになりますね。その後願の特許を実施すると、先願の特許を実施したことになり侵害になります。

進歩性についてちょっと説明が悪かったようで。冷凍温度が異なることで当業者が容易に想到しない効果が出た場合、進歩性が認められます。

特許の表現は特に独特ですよね。法律用語ってそういうもののようで。

投稿者 akeytoexit : 2006年4月 3日 23:14

日本エアーテック社と話し合いがついているんじゃないですか、そのほかにもいろんな会社が磁場の冷凍機を出していますよ、私も使ってます。
私のブログに詳しく書いてあります。
http://55smallhaccp.at.webry.info/200605/article_9.html

投稿者 長谷府 進 : 2006年5月13日 09:13

生体、臓器の保存に利用できるはず。
臓器移植の臓器の凍結搬送,脱落した乳歯の保存と自家再利用,等など。
遠洋漁業での現地電磁波冷却で,細胞破壊の無い魚介類の運搬が可能。
夢は拡がります。

投稿者 岡崎求平 : 2006年11月 4日 20:37

>岡崎様
おっしゃるとおりです。私が勤めていた会社に提案したのも、まさしく生体・臓器の冷凍です。

もし、生体・臓器の過冷却が実現できれば、臓器の移動時間を長く取れるようになり、移植時間の制約が無くなると思うんですよね。

これは、医者にとっても患者にとっても朗報になると思います。


仰るとおりで、魚・肉・野菜等々 過冷却冷凍は夢が広がりますね。


その他に、過冷却冷凍は結晶が大きくならないので、アイスクリーム等の食感も考えなければならない食品開発にも応用が出来ると思います。

投稿者 Cazper : 2006年11月 5日 15:39