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2006年5月21日
四半期配当にもの申す!
四半期配当を行えるように定款を変える上場企業が120社程あるそうです。
四半期配当政策を決めるのは別に良いのですが…四半期配当は本当に投資家のためになっているのでしょうか?
株式を購入した大抵の人は、配当利回りを気にしています。したがって、年に4回も配当が来るならば買いたいと思うのでしょう。そこで会社は、四半期配当を行えば個人投資家の割合が増えて、高い株価を維持できるだけでなく、敵対的な買収が起き難くなるだろうと考えているのだと思います。
私から見れば、姑息な手段としか思えません。
投資家が本当に望むべきは「企業の収益力の拡大」であるべきです。配当を行うという事は、収益の拡大に使われるはずの資金を流出させる事に繋がり、企業収益力の拡大速度が遅くなることを意味します。
また、会社から投資家へ配当金が支払われるということは、「資金の流れに関わっている銀行に支払う振り込み手数料」や「配当通知書を送付するための手数料」が増える事を意味します。
つまり、四半期配当が行われるという事は、投資家が本来享受できるはずだった利益が減るのです。
享受できる利益が減ってしまっても、1年に4回配当を受け取る事を多くの投資家が望んでいるのですかね?…ファイナンスの原理が分かっていない人が多過ぎですね。
P.S.
四半期配当をする企業のIRに電話掛けてみて、四半期配当する意義を聞いてみると面白いかと思います。大体、企業の財務担当やIRとて、配当の意義を知っている人は少ないですから、頓珍漢な回答をする人が多いでしょうね。
収益を本当に求めている企業は、普通株への配当を極力してこなかった企業なんですよね。マイクロソフトしかりバークシャーハサウェイしかり…。(まぁ、収益の拡大をそこまで求めなくなると配当し始めるわけですが…)
P.S.2
四半期配当をしようとしている企業があったら、その企業の株式は売るべきでしょうね。何せ、その企業のファイナンシャルリテラシーは根本的には低いですから。(根本的にと書いたのは、大企業ともなればMBA取得者とかが財務政策に関わっているので一応は頭は良いわけです。しかし、それは、勉強が出来るだけであって、世の中の根本的な仕組みが分かっているわけではありませんから。)
これは、幾ら勉強が出来るからといって、その人が優秀な論文を書けるわけではないという事象と同じです。
投稿者 cazper : 2006年5月21日 06:42
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