Cazperのつれづれ日記: 大切なのは利益ではなく利益率

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2006年6月 2日

panda01.gif 大切なのは利益ではなく利益率

利益と利益率 どちらを重視すべきなのでしょうか?

明らかに利益率です。単純な理屈なのに、現実ではそうならない状況が多かったりします。

例えば、次の2個の案件があるとしましょう。
①1000万円の投資額に対して、1年で400万円の利益が見込める案件
②100万円の投資額に対して、1年で200万円の利益が見込める案件

もし、1000万円持っている人が、どちらかを選べといわれたら、利益の大きさを見て①の400万円の案件に飛びつきます。そして、400万円という額で喜ぶわけです。

この投資案件に関わる人数が1人だとすると、①の案件に飛びついた人は次のように言うでしょう。
「一人頭で400万円も利益を稼ぎ出した」

たしかに、頭数で考えれば利益額が大きい方が評価されるかもしれません。しかし、投下資本に対しての利益率では明らかに②の方が大きいので、資本効率でみれば②の方が評価が高くなります。

もし投資案件の両方が失敗したとしたらどうでしょうか…①の場合には持ち金が0円になり、②の場合にはまだ900万円手元に残るわけです。前者の場合は一人頭1000万円も損失を計上してしまうわけです。損失のリスクを考えれば、常に利益率の高い案件を取り扱う方がメリットが有ります。

つまり、利益"率"の高い事業を出来るだけ保有する事の方が大切なわけです。


P.S.
営業活動や事業を決定する上で、
「どのくらい利益がみこめるの?」という質問をしても駄目だということです。
「投下資本に対して、どれくらいの利益率がみこめるのか?」と質問しなければならないわけです。

P.S.2
株式投資をする場合には、投資先企業の真の利益率が高いか低いかで判断するべきでしょう。

P.S.3
これは、前々から板倉雄一郎氏も強調してたりもするのですが、当たり前の理屈なのに、現実の世界では中々実行されていない部分だったりします。

市場を見渡せば・・・利益額が大きくても利益率が低い事業を抱え続けている企業が容易に発見できます。

投稿者 cazper : 2006年6月 2日 07:17 | b_entry.gif
     

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