Cazperのつれづれ日記: 良い経営者よりも良い市場

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2006年6月 5日

panda01.gif 良い経営者よりも良い市場

良い経営者がいれば会社は良くなると言われています。これは、ある種正しく、ある種間違いでもあると思います。(VCや投資部門での常識は、経営者の人となりを見て投資するの事が一番重要となっていますけども…)

何故でしょうか…

それは、いくら経営者が優秀だとしても、その会社が主力で行っているビジネスが斜陽化していれば努力の割りには儲からないからです。 同じ努力をするならば、儲かるビジネスをやった方が良いに決まっています。

しかしながら、多くの経営者は…今までのビジネス領域から別のビジネス領域へ移行する事は出来ません。例えば機械メーカーならば、「我々は機械メーカーとして何か儲かる事をやらなければならない」と自分自身の行動を決め付けているからです。(これは、経営者に限らず…機械メーカーの従業員でも同じなんですけどね)

この「決め付け」という心の壁があるからこそ、新規参入者が伸し上がるチャンスが生まれます。というわけで、良い経営者が居るかどうかよりも、まずは、良い市場でビジネスを行っているかどうかを判断して、その後で、ビジネスを行っている経営者の人柄を見る事が重要だと思います。

ビジネスは人なり 投資は価値なり (ウォーレン・バフェット)
(繊維部門トップの)チェースは、(家具会社社長の)ミセスBに劣らず、相変わらず精力的に働いていた。彼は新製品を出し、設備を更新していた。労働組合(オマハのオーナーはケチだと理解していた)との関係も改善した。しかし他社との競争にはなかなか勝利を収めることができなかった。バフェットは、「よい経営者でも弱いビジネスを立て直すことができないことが多い」という結論を導き、「小手先の改革では何もできない」というビジネスの格言に行き着いた。

P.S.
そう考えると、最初は電球から始まり、家電で成長し、今では家電部門を大幅に縮小し、売り上げの半分を金融で稼ぎ、その他をメディカルと航空機エンジンで稼いでいるGEの経営者は凄いんですよね。メーカーという枠を飛び越えて、ビジネス形態を時代にあわせて大幅に変えてきてるわけですから…。(まぁ、その裏で家電部門の関係者が犠牲になってきてたりするんでしょうけども…)

投稿者 cazper : 2006年6月 5日 07:24 | b_entry.gif
     

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