Cazperのつれづれ日記: 経済のクラッシュは次の時代を生む

« 地図で見る、アジア経済圏の重要都市 | メイン | 認識によって変わる世界 »

2006年8月18日

panda01.gif 経済のクラッシュは次の時代を生む

昨日は、地の利の関係でタイがアジア経済成長で何気に重要な地になると書きました。ここでは、違う観点からでもタイが今後がの経済で可能性がある事を追記します。。

タイはアジア通貨危機の発祥の地です。それによって、アジア各国が経済的にダメージを受けました。当然、通貨危機になる前にはタイへの投資が過熱したわけです。その過程では2次産業を栄えさせるためのインフラ構築が付随して増えていきます。

しかし、一気に成長すると経済は行き詰る事があります。それは、森の成長をみるとわかります。森も一度に沢山の木が生長してしまうと、成長に必要な栄養素を奪い合い、結局立派な成長をしない木で溢れてしまいます。そこで、人間は間引きという行為を行い、その結果、立派に森が成長します。これと同じように、加熱した経済下で一度に企業が成長すると、非効率な企業がそこ彼処と成長し、経済全体に行き詰まりが生じてしまいます。

そんな中で経済が一度急激に落ち込むと、非効率な企業が統廃合し、元気な企業がどんどんのびるようになります。そして、成長下の経済を支えるためのインフラ作りがどんどん行われるために、元気な企業が大いにそれらの恩恵を受けることになります。

バブル再来
まったく新しい技術から利益を生むために必要な共通のインフラを構築するだけの誘引がどの投資家層にも存在しないときには、バブルによってそうしたインフラが構築される。経済的な見返りが得られるようになるのは、暴落のどん底で企業家たちがそうした技術やインフラを利用し、自社の生産性を何十倍にも高め始めたときだ。(p.64-65)

(中略)

一方、暴落によって倒産した企業が、生き残った企業に吸収合併されるケースも多い。その結果、吸収した側の企業は、インフラや、生産能力、技術を低コストで獲得できる。つまり、こうした企業は実績のあるビジネスモデルの枠内にとどまりながら、革命の第一段階では新しい技術やサービスを購入する経済的余裕がなかったより多くの消費者や企業顧客に、ぐっと低い価格でよりよい選択肢を提供できるのだ。(p.66)

とはいえ、バブル崩壊後の日本の第二次産業の飛躍は今後無いでしょう。バブル期の日本は新技術に必要となるインフラ投資をしていたわけではなく、既存技術を利用した増産設備投資をしていただけですから。第三次産業は別でしょうが…。

投稿者 cazper : 2006年8月18日 06:55 | b_entry.gif
     

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.cazoo.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1118

コメント