Cazperのつれづれ日記: コストを削って失敗するタイプとそうでないタイプ

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2006年12月10日

panda01.gif コストを削って失敗するタイプとそうでないタイプ

良くテレビとかで、節約主婦をやっていたりするのですが、あんなに節約する事に躍起になる位ならば、別の事に労力を使ったほうが良いんじゃないかと思える事があります。

節約するがために夫のお小遣いを減らせば、夫の人付き合いが当然悪くなります。そうなると、来るべきチャンスが来なくなることが有り得ます。また、食費を削れば、家族の健康が犠牲となり、お金を貯めたとしてもお金を使える体じゃなくなる可能性が出てきます。


こんな事は家庭だけの話ではありません、事業でも同じです。


例えば、あるプロジェクトがあるとします。お客を満足させるための仕様にするには多くの投資が必要になるので、投資額の損失を最小にするための仕様に変更してしまったりします。

しかし、失敗した際の損失を抑えようとすれば、お客さんを満足させる仕様で製品・サービスを提供できなくなってくる可能性が出てきます。


何故このような事が起きるのでしょうか?


これは、殆どの人が何らかのサービスや製品に投じたお金をコストであると勘違いしているからです。

お金を投じれば、その行為が消費だろうが投資だろうが何らかの対価を受け取っています。コストというのは、お金を投じてから対価を受け取るまでの間で対価を減らそうとする要因の事を指します。

当然のことながら、投じるお金を小さくすれば受け取る対価も小さくなり、コストが少しでも多く掛かれば受け取る対価は吹っ飛びやすくなります。


こんな事は当たり前の事なのですが、主婦のための節約番組が組まれたり、管理者の多くが真っ先にコスト削減に取り組むのを見ていると、コストを削るのに精を出して失敗する人は意外と多いのではないのでしょうか?


P.S.1
ひろゆきの「消費し続ける人とそうでない人」にも同様な洞察がなされてますね。

P.S.2
広告の世界でも同様に金を惜しんで失敗する人が多いようです。

広告マーケティング21の原則
 多くの広告主がわずかな金を惜しんで利益を失っている。企業は負担を恐れているのかもしれないし、1セントでも節約しようとしているのかもしれない。サンプルに10セントを請求したり、1、2枚の切手を要求したりするのはそのためだ。しかし、その10セントを得るためのコストは40セントから1ドルに達するかもしれない。つまり、こうした態度は反応の獲得コストを高める可能性がある。それにもかかわらず、サンプルを無料で提供したくないばかりに、追加コストを支払う企業は驚くほど多い。(p.90)

P.S.3
"適切な人"に対して気前の良い人とそうで無い人をみれば、コストで失敗する人生を歩む人なのかどうかを見分けられそうですね。
香港大富豪のお金儲け
↑の本にも、香港の大富豪がチップを多くあげる人とあげない人の違いの理由を説明している部分があります。

投稿者 cazper : 2006年12月10日 22:59 | b_entry.gif
     

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