Cazperのつれづれ日記: 所得が上がったらB2BよりB2C側へ

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2007年1月15日

panda01.gif 所得が上がったらB2BよりB2C側へ

B2Bとは、電子商取引(EC)の形態の一つで、企業(business)間の取り引きのことを指します。一方、企業と一般消費者の取り引きはB to Cと言います。

このように区別するようになったのは電子商取引が盛んになってからのようです。売り上げベースで見た場合にはB2Bが大半を占めます。これは何故かと言えば、例えば消費者(C)向けのオーディオ機器を作るにしても、原料から部品、部品から製品、加工するエネルギーの供給等、様々な場面でB2Bが絡んでいるからです。

しかし、最終的にはB2Bが何故存在するのかと言えば、B2Cをするために必要だからに過ぎません。B2Bの利益の源泉はB2Cに掛かっているわけです。当然ながらB2Cというと小売が多く、小売は利益の源泉かというとそういう事にはならないので、実際には利益の源泉はB2Bの中でもB2Cサイドに近い部分という事になります。

物不足の時代は、B2C側で稼ぐためにはB2Bの役割が非常に大切でした。例えば、生産性を上げる為のロボットを作ればB2C側はより多く稼げるようになるため、産業用機械を作る企業にも大きくお金が入りました。

しかし、物余りになると、B2C側は作れば売れるという事にならないので、如何に高付加価値のものを作るかが重要に成ってきました。高付加を作り出す方法が技術的高度さを要求されるのであれば、そのような技術を提供できるB2Bも伸びるわけですが、デザインの良さを要求された場合には必ずしもB2Bが必要ではなくなってきたわけです。

当然、物が売れなくなると、人間はコストカットに目が向き易くなります。そのため、人件費の安い国に生産拠点を移すようになり、人件費の高い国でB2Bを展開している企業はますます不利な環境に置かれるようになります。

したがって、所得が上がれば上がるほどB2BよりもB2C側の方が儲かる可能性があるという事になるんでしょうね。(貿易を考えると少々状況は変わりますが…。)

2010年のアジア
所得が上がると価格に対する敏感度を示す価格弾性値は下がり、質や安全性、ライフスタイルとのマッチングなど購買に当たっての決定要素が多様化していく。(p.99)

P.S.1
ちなみに、Webサービスで提供するならばB2CよりもB2B2Cが儲かるビジネスになりやすいでしょうね。

投稿者 cazper : 2007年1月15日 23:09 | b_entry.gif
     

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