Cazperのつれづれ日記: 特許戦略(競合の動きをどう封じ込めるか)

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2007年1月 4日

panda01.gif 特許戦略(競合の動きをどう封じ込めるか)

大手企業であれば、知財戦略まで考えられる知財部門を設けている場合もあるのですが、中小企業になればなるほど特許申請するのにも一苦労で、戦略まで考える余裕が無いのが実情じゃないでしょうか?

そのため、特許を取る事が(研究・技術開発部門の)目標になってしまっている企業も少なくありません。しかし、現場は気付くわけです。幾ら特許を取ったとしても、それがお金を生まないならば特許を取る時間が無駄である。それならば、その時間で研究・開発・製造を行った方がマシであると。

しかし、だからといって特許を軽視する事は出来ません。普通に製品・技術開発しただけでは競合企業に簡単に真似されます。それだけならまだしも、競合企業が基礎的な部分を特許申請している場合には、迂闊に製品・技術開発が出来ません。最悪の場合には、製品・技術開発そのものを中止せざるえません。

まだ、開発そのものを中止するのはマシかもしれません。技術色が強い職場になると、競合企業の特許そのものを回避しようとするばかりに顧客メリットの無い形の製品を作り上げようとしてしまいます。そうなると、売れない製品を製造する事になり、競合企業にシェアを食われるばかりではなく、不良在庫を抱えて資金繰り面でも不利な状況に追い込まれてしまいます。

こうなってしまうのは、技術屋(特に管理職)が知財戦略に無知なのが原因としか言いようが無いのですが、無知・無能な人間の相手をしている間にも競合企業は次々と手を打ってくるので、無知・無能な人間は放置して、競合企業に手を打たなければなりません。


さて、「競合企業に手を打たなければならない」と書きましたが、どのように手を打つべきなのでしょうか?

これには二つ有ります。

①開発したい技術・製品分野で既に登録・公開されている競合企業の特許に対し、同一技術分野で穴を見つけ出して特許を出願する。

②競合企業が製品を改良してくる段階で、取ってくるであろう特許を先回りして出願する。

具体的には次のようにやります。

①の場合には、競合企業の特許書類を読み、特許が主張する技術よりも使い易くなる方法を考えます。競合企業が原理的な特許を出願している場合であっても、応用特許として申請をします。こうすれば、競合企業が製品を作る際に、我々の応用特許に引っかからないようにしなければならなくなります。

②の場合には、競合企業の製品の使い勝手や技術内容・特許資料を調査し、その製品を改良していく上でどんな技術開発が必要になるのかを想像し特許申請をしてしまうのです。


パテントマップで言えば、①の場合は競合企業の原理特許と同一分類内に被さっても良いので特許出願をします。②の場合は競合企業の原理特許と別分類であっても良いので製品を改良する際に協業企業が出願してくるであろう特許を出願してしまうのです。

P.S.1
パテントマップ書いて説明したかったけど、面倒臭いので気が向いたら書きます。

P.S.2
企業によっては、競合企業の製品を購入して、その中で使われている技術を特許申請しているところもあるみたいですね。

投稿者 cazper : 2007年1月 4日 02:46 | b_entry.gif
     

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