Cazperのつれづれ日記: 企業価値が分かっているかどうかの質問

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2007年1月 6日

panda01.gif 企業価値が分かっているかどうかの質問

企業その物は必ずしも(価値)成長しなくても良いと思います…と書くと一部の方々から怒られそうなのですが…(^_^.) その一方で他人から資本を調達してる以上は成長を期待されてしまいますので、成長しなければなりません。

特に、上場企業は他人から必ず資本を調達していますから企業価値を高める事はある種の使命となります。

したがって、上場企業の経営者は少なくとも企業価値が何をする事によって高まり、現在の企業価値がどれくらいあるのかを把握する必要があります。ところが、実際には企業価値が分からない人が経営を行っている企業が少なくなかったりします。このような経営者が君臨すると、高値で他社を買収したり、経営資源を分散させすぎて企業の体力をどんどん削ってしまいます。

それでは、企業価値が分かっている経営者なのか企業価値が分かっていない経営者なのかを見分けるにはどうしたらよいでしょうか?

それには以下の4つの質問を経営陣や執行役員(はたまた事業部長)にしてみると良いでしょう。
当社の事業の中核はどこだとお考えですか?
  →事業の中核が分かっていない場合には、全然関係の無い新規事業に手を出して痛い目に合う可能性があります。

何が当社の強みで何が当社の弱みだとお考えですか?
  →強みと弱みが分からないと、何を徹底的に強化して、何を外部に委託するかの線引きが出来なく、最適な予算配分が出来ません。

当社の企業価値は本来いくらくらいあるとお考えですか?
  →企業価値を数字で算出していないという事は、予算の決定がざる勘定になってる可能性がある。数字で把握しない組織は物事を精神論で片付ける傾向があります。

当社の企業価値を向上させるにはどうしたら良いとお考えですか?
  →企業価値を向上させる具体的な戦略を経営陣が持っていません。こうなると現場が一所懸命に働いてもキャッシュを生めない体質になる可能性があります。(≒従業員は早く辞めたほうが良いかもしれません。)

ちなみに質問項目は岩崎日出俊氏の本から抜粋しています。これらの質問は本来良い投資銀行か役に立たない投資銀行かを見分けるために投資銀行の担当の方にする事項です。
投資銀行 (p.207)

P.S.
岩崎日出俊氏の↑の本は今日読み終わったのだけど、岩崎氏のホームページから簡易型の企業評価シート(バリュエーションシート)がゲット出来るので、企業価値を算定したい人は利用すると良いかも。

投稿者 cazper : 2007年1月 6日 00:15 | b_entry.gif
     

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